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京都にある直指庵というお寺には悩みなどを自由に綴ってよいノートが置いてあって寺を訪れる多くの人がそこに文章を書いて自分を見つめるそうです、これまで書かれたノートの冊数は5千冊ほど。誰が読むかわからないし、書いたからといってリアクションがあるわけでもない、それでも、それぞれの人が思いを言葉にして書いていく、書いた人には誰かに読んで欲しい、誰かに伝えたいという気持ちもあるのだろうと思います。これは作家の星野智幸氏が「言葉の力」と言うテーマで講演したときの内容である、私が共感できたのは私自身、自分の本心を探りながらブログを通じて自分の人生観を伝える、それは誰かに読んで欲しい、誰かに伝えたいという思いがあるからで、お寺にあるノートに書く人と同じ気持ちで誰の心にもあるような気がする。誰かに読んで欲しい、誰かに伝えたい
早くも師走、12月1日に京都の北嵯峨野にある直指庵(じきしあん)、帰りに大覚寺、宝篋院(ほうきょういん)を訪れました。 直指庵の一般拝観は11月25日~12月3日のため平日拝観の最後のチャンスだったのです。開門が朝10時なので、阪急大阪梅田9時18分発の特急も余裕で座れ嵐山駅までは順調です。電車を降りると嵐山は快晴、無風で全く寒くありません。駅前の貸し自転車屋でママチャリを借りて激混みの渡月橋を渡り、天龍寺前を通り、JRの踏切を超えると観光客もガタッと減ってきました。清凉寺に突き当たると左が宝篋院ですが、右折し左折して北上し直指庵に到着です。ここまで来ると観光客もまばらです。初めての直指庵、拝…