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「幼年期の終り」は、アーサー・C・クラークの長編SF小説である。SF好きなら、一度は耳にした事があるのではないだろうか。内容を説明する必要もないぐらいであるが、中盤までの概要は以下のようである。 冷戦時代のとある日、大都市上空に、巨大な宇宙船が飛来する。来訪者の代表は、カレルレンと名乗り、ラジオ電波で地球を管理下に置くことを宣言する。この事態に地球は上を下への大騒ぎとなる。しかし、その後、来訪者たちは、支配したり、武力介入を行うというわけでもなく、逆に、母星由来の優れた技術を伝授し、地球文明の発展を誘導していくこととなる。 その結果、紛争の元になっていた地球上の諸問題は解決され、ある意味、理想…
『幼年期の終り』が面白かったので、今年はSF小説をもっと読もうと思います
『幼年期の終り』 「日本の経営者はSFを読まないから日本でイノベーションが起こらない」みたいなことを、岡田斗司夫さんがYouTubeで話しているのを見かけて、「それはあるかも」と思ったので、何冊かSF小説を買いました。 かくいう私も、SFはほとんど読んでいなかったので。 買ったうちの1冊がこちら。『幼年期の終り』。 異星人の宇宙船が地球の主要都市上空に停滞してから五十年。その間、異星人は人類にその姿を見せることなく、見事に地球管理を行なった。だが、多くの謎があった。宇宙人の真の目的は? 人類の未来は? 巨匠が異星人とのファースト・コンタクトによって新たな道を歩みはじめる人類の姿を描きあげた傑作…