雨上がりのローカル線を気動車でゆく 北条鉄道を完乗!
地方鉄道の運転士氏は忙しい。折り返しの発車までは7分、少ないとはいえ降車客の精算を行い、運転台を切り替え、お年寄りに乗換案内をしていたら、時間はあっという間に過ぎてしまうのだ。それでもたった1両の627列車は定刻の15:09、身震いひとつ北条町に向けて粟生駅を出発する。法華口という駅名に釣られて途中下車、駅名は「法華山一乗寺」から来たもので、三重塔は国宝になっている。とはいえ駅から5km、この旅で往復2時間は捻出できない。駅で借りれるはずのレンタサイクルはお休み、国道端のバス停まで行ったけど、気まぐれな旅人に都合良いダイヤでは走っている訳もない。こりゃ無理だ。「紫電改」を展示した旧⽇本海軍練習航空隊の鶉野⾶⾏場の資料館は第1・3日曜日のみ開館。これも残念。そこで片道30分をトコトコと富久錦の蔵をめざす。こ...雨上がりのローカル線を気動車でゆく北条鉄道を完乗!
2023/03/25 18:11