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  • 異なる意見には価値がある~ヘーゲルの弁証法

    推論をする際の論理展開としては一般に帰納法と演繹法があります。他にもいくつかありますが代表的なものはこの2つです。 帰納法と演繹法 帰納法は各種の事例やデータから結論を推論する方法です。「あそこで見たカラスは黒かった」「こっちで見たカラスも黒かった」「あの日見たカラスも黒かった」「だからカラスは黒い」というように導きます。元のデータソースが明確で複数経路になっているほど推論の正確性が担保されることとなります。 演繹法は帰納法とは対になるもので、「カラスは黒い」「だから次に見るカラスも黒い」というように、元の論理を正としてそこから導き出されるものを推論する方法です。 シンプルに分けるのであれば、…

  • 子どもは寒さに強いことへの疑問

    寒いです ここ最近めっきり冷え込んできてとにかく寒く、もうすっかり冬気分です。冬は好きですが寒いのは別に好きじゃないです。でも暑いよりはマシなのでやっぱり冬が好きです。でもゾウさんのほうがもっと好きです。松本引越センターの全国CMって2002年に終わってるんですね、歳を取ったものです。小中学生の頃に見たCMってなんであんなに記憶に残るんでしょう。 子どもは風の子 寒さに話を戻して。「子どもは風の子」と言うように大人よりも子供のほうが寒さに強いというのが定説だと思います。実際私も小学生の頃はロクな上着も着ずに外を駆けずり回っていました。ランドセルを家に投げ込んで母の声を背中で聞き流しながら友達と…

  • 若者は政治活動をした方が良いと思う理由

    すみません、昨日の記事は私の言葉が不足していたため補足の記事を書きます。 日本は若者が政治活動をしなくても生きていける国ではありますが、だからといって若者が政治活動に参加する必要はないとは思いません。若者の投票率・政治活動への参加率が低いことは若者の責任では無いと考えますが、むしろ積極的に政治活動へ参加したほうが良いと考えています。その理由についていくつか挙げてみます。 政治活動は中長期的な未来のため 投票行動や政治活動は貯蓄や投資、スキンケアと同じように、若いうちから関心を持って行動をしておかないと歳を取ってから大変なことになる危険があります。 確かに政治的な変化が即座に目に見える形で起きる…

  • 若者の投票率が低いことは悪い、とは言い切れない

    第49回衆議院議員総選挙の投票日が近付いており、各所で選挙について語られています。日本の投票率はIDEAの調査によると196か国中158位であり諸外国に比べて元々低いのですが、特に話題となるのは若者の投票率の低さです。 若者の投票率が話題となる理由は人によって様々でしょうが、候補者にとって若者に働きかけるのが合理的だというのが理由の一つでしょう。強固な支持母体を持たない候補者からすれば、特定の支持対象を持っている団体や元々投票行動に行く層に働きかけて考えを変えさせるよりも、棄権によって捨てられている票を拾いに行く方が簡単です。捨てるくらいならそれをくれよ!というのは極当然の考えだと思います。だ…

  • 脆弱国家ランキングから学ぶ【スーダン】

    2021年10月25日、アフリカのスーダンで軍事クーデターが発生しました。クーデターの詳細や政治的背景については報道を待つのみですが、事前知識の学習としてアメリカのシンクタンク平和基金会(The Fund for Peace:FFP)が毎年発表している脆弱国家ランキングのデータからスーダンが元々どの程度不安定だったかを見てみます。 今回は私の勉強記録としての意味合いが強い記事のため、不正確な情報があるかもしれません。スーダンの詳細については追って報道されるであろうジャーナリストの情報や専門家の見解をご確認願います。 データ元:FFPの脆弱国家ランキング(Fragile States Index…

  • 石炭の代わりに木質ペレット?

    もうすぐCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)が始まります。今回の議長国はイギリスです。イギリスはここ数年で石炭火力発電を急速に縮小させており、2024年には全廃することを目指しています。またイギリスを含む欧州では石炭の代替として木質ペレット等によるバイオマス発電を推し進めており、木質ペレットの輸入量が急増しています。 そのような背景から、今回のCOP26では石炭火力を将来的にも2割以上残す日本のエネルギー政策に批判が集中する可能性があります。 木質ペレットの問題 日本でも木質ペレットによる発電はFITの対象となることから年々規模が増加しています。今後も増加は続く見込みです。 しかし…

  • 好きな【連載中の漫画】10選、10選は少ないって!

    はてなブログの特別お題「好きな◯◯10選」に挑戦したいと思います。私はなんでもかんでも好きな雑食人間ではありますが、何かを10選で選ぶとなればゲームか漫画、本、映画、ドラマ、webサイト、ブログ、歴史上の人物あたりを紹介したいです。うーん、全然絞れてないし、超インドア派だし。さりとてアウトドアの趣味で10選は相当詳しくないと難しくないですか?あ、スキー場10選とかならいけるかも。 さて、ほどほどに悩んだ結果、一番気楽な気がしたので漫画を10選選んでみることにしました。とはいえ漫画は星の数ほどあり、古典を含めれば10選じゃとてもとても。100選あってやっとメジャー処が紹介できるかなというレベルで…

  • 技術屋から見た工場の仕事と人々

    私は工場の隅っこの事務所で働くしがない技術屋です。ふと、もっと現場の具体的なことも書いてみようと思い至ったため、技術屋から見た工場について語ってみます。 工場と言っても作るものや規模によって中身は千差万別、まったく異なるものです。そのため同じ製造業内でも認識は異なりますし他業種の人からしたらさっぱりかもしれませんが、まあちょっとした例ということで。また、私のところは機械・電子系のため、医療や建築、化学や食品などでは様相が異なるかと思います。 工場ってそもそも何? 工場の目的は工業製品を作ることです。基本機能は【仕入れ】【生産】【検査】【出荷】、つまり原材料を何処かしらから買ってきて、加工や組み…

  • 海外の芝生は青い?

    「海外では○○○○○、だから日本は遅れている/ダメだ」という文章は一種のテンプレとして構文化していると考えます。このテンプレを用いる人のことを海外出羽守と揶揄するようなこともありますが、実際のところはどうなのか考えてみましょう。 情報の流通は少ない 日本は島国であり、さらには主要な欧米の先進国とは距離が離れています。そのため人の移動による交流は他国と比べて明確に少ないです。如何に情報化社会でインターネット上に情報が溢れているとは言えどもその情報をアップロードしているのはそこに居る人々です。そのような人々の生の一次情報・二次情報に触れる機会が少ないことは間違いありません。 また日本語はマイナー言…

  • 悟りと価値観の関係~宗教観に関する私的な見解

    物事の善悪・好悪に関する価値観について考えていると悟りとは何かという考えに辿り着きます。悟りたいと考えている仏教ガチ勢というわけではないのですが、少し悟りについて考えてみます。もっとも、具体的な話はお坊さんの説法や書籍を読んだほうが良いです。 悟りに関する情報 悟りとは何かを一言で言い表すことは到底不可能です。それは体験的なものでもあり、認知的なものでもあり、概念的なものでもあるからです。 原始仏教における悟りは釈迦の至った境地であり、四諦によって体系化されています。大変に大雑把な理解ではありますが、この世は一切皆苦であり、苦の原因は煩悩や妄執によるものだとして、それらからの執着を捨てて苦しみ…

  • 多様性とはどのような概念か~アライメントで考えてみる

    大変ありがたいことに多様性に関する問題提起をいただいたため、個人的なアンサーを考えていました。もちろん私の意見が絶対的に正しいものではなく、人それぞれ多様性に関する意見はあると思います。しかしそのように多種多様な見解があることこそがダイバーシティを担保するものだと考えるため、私としてはそれが好ましくあります。 価値観の多様性の定義 多様性は自然科学的な概念と社会科学的な概念では若干異なるものですが、今回は生物多様性や地域多様性ではなく価値観の多様性を対象とします。 価値観とは何に価値(善悪・好き嫌い)があると認めるかに関する考え方です。親の教育や生育環境、書物からの吸収や所属する共同体からの継…

  • キーボードを買い換えましたという日記

    話の掴み なんだか急に寒くなって驚きます。え、秋君はどこに行ったの?旅行?いいじゃん、でも事前に連絡はしておいてね、報連相って大事だからさ。 ということで、ワクチンの副反応による不調も収まりさあ元気になったぞというところで季節の変わり目、一撃で体調を崩すレベルの寒暖差が頼んでもいないのに訪れている今日この頃。この程度の寒暖差なんてこの駄ブログの記事間の温度差に比べれば大したことないさと強がりたくなるところです。 しかし衣替えもまだやっておらずこのままでは間違いなく風邪を引くという恐れがあることから、今のうちにふざけた記事を書いておこうと思います。元気な時じゃないとふざける余裕が無いですからね。…

  • 歳を取ってからのほうが勉強は楽しい

    若い頃に勉強が好きだった人は少数派だと思います。居ないことは無いでしょうが、「学校の勉強楽しいぜー!宿題大好き!授業最高!」というのはなかなかにレアケースでしょう。 反面、歳を取ってから勉強が楽しくなる人はそこそこの人数がいるように見受けられます。また、勉強の楽しさや重要性を説いているのは概ね歳を取った大人です。これはいかなる理由でしょうか。少し考察してみましょう。 やりたい勉強をできる 生徒や学生にとって勉強とは親や教師から「与えられるもの」であり、悪い言い方をしてしまえば強制されるものです。主体的な意思を伴った行動ではないことから、多少の苦痛を覚えるのは致し方ないことと言えます。もちろんの…

  • お題というものに初めて挑戦【はてなブロガーに10の質問】

    半年近くはてなブログで駄文を書き散らかしているというのに今までお題にチャレンジしたことがありませんでした。多分天邪鬼だからですね、子供の頃からそうでした。やれと言われたらやりたくなくなるのです。やるなと言われたら?そりゃあやるに決まってるじゃないですか! しかし何かをもらえるとなれば話は別です、なんでもやります。あ、いや、さすがになんでもはやらないです。 さっぱり知りませんでしたが、レッドスターなるものがもらえると他の方のブログを読んで知りました。タダより安いものはありません。もらえるものは病気以外はもらっとけ精神です。レッドスターの価値がいくらかは知りませんが、天邪鬼たるプライドをかなぐり捨…

  • 男は見栄を張らなければ死ぬ生き物である

    男にとっての面子 今回は真面目な話ではないので、断言調に書きますが統計的なデータはありません。たまには根拠の無い大雑把な話をしましょう。 世の男性の大半は見栄っ張りで面子を気にします。プライドが高く、時に面子を傷つけられることを恐れて攻撃的な態度を取ることもあるでしょう。 傍目から見れば馬鹿っぽいのですが、男が見栄を張るのを馬鹿にすべきではありません。これは立派な生存本能であり、男は見栄を張らなければ生きていけない弱い生き物なのです。優しく憐れむような視線で大目に見てあげてください。大目に見てくださいお願いします。 孔雀が立派な尾羽を見せびらかすのを馬鹿にはしないでしょう?そういうことです、そ…

  • 苛立ちは自らの期待が原因のことが多い

    若手に対する期待値 全然怒らない事ということで後輩からは定評のある私です。ごめんね、怒るほど期待してないだけなんだ。怪我しないように気を付けて、悪い報告だけはすぐにあげてくれれば後はまあ、ほどほどでいいよ。 期待値を低めにしているのはなるべく褒めるためです。やっぱり人間怒られるよりも褒められるほうが嬉しいじゃないですか。なので、「お、思ったよりもやるじゃないか」と褒めるトリガーを軽くするため、期待をしないことにしています。 とはいえ今時の若い子はなんだかんだ言われますが優秀ですよ、飲み込みは早いし素直ですし。そりゃちょっと指示待ちなところはあるかもしれませんが、そんなのは成功体験を積めば改善さ…

  • 真面目である、という悪癖

    最近真面目風な記事ばっかり書いてしまっている気がします。ダメダメですね、もっともっとふざけないと! どうにも疲れて弱っていると真面目風になってしまいます、その方が楽なので。楽に逃げてしまっているのです。いや、もちろん真面目が悪いと言っているわけではないですよ?タイトルで悪癖とかほざいてますけど。 真面目って簡単 真面目って画一的で簡単なんですよね。ここ抑えときゃええんやろ?っていうのがはっきりしているので、まったく頭を使わないで済むのです。なので惰性で文章を書くと真面目風になってしまいます。 逆にふざけたりボケた文章を書くときはもの凄ーく頭を使って何度も何度も書き直して面白くなるように努力しな…

  • 勉強はなぜ必要か~面白おかしく生きるために

    「勉強ってなんの役に立つの?」 誰もが子供の頃に考える疑問です。大人になっても疑問に思うかもしれません。「え、勉強って面白いじゃん?」というのが私個人の答えではありますが、万人に適用できる汎用的な答えは見当たらない、なかなか難しい疑問だと思います。 そもそも役に立つとはなんでしょう。金銭を稼げるかどうかで言えば職業によります。勉強が必要無い仕事もあれば勉強しないとどうにもならない仕事もあります。よって稼ぎの役に立つかと言われれば必ずしもそうとは言えません。 生きる上で役に立つかと言われれば明確に役立ちます。法律や各種サービスの存在や活用方法を勉強して知っておけば得することができますし、科学的・…

  • なぜ続けているのか、ふと我に返る

    先日、ワクチンの副反応による高熱にうなされながら記事を書いていましたが、さすがに途中でふと我に返った時間がありました。なぜ私はこんな状態で文章を書いているのだろう、寝ればいいのに。その時は寝るのが嫌いなことが原因だろうと思って書き続けましたが、今思い返せば異なる理由があるように思ったので少し考えを整理してみます。 熱意を火に例える 物事を始めたり継続するには熱意が必要です。合理性論理性を貴ぶロクデナシ理系の私でも、おっしゃやったるでー!という気持ちや熱意が無ければどれだけ理屈が付いても人は動けないということは分かっています。 この熱意を心に灯る火に例えて考えてみましょう。 まず火を付けるのが上…

  • 欧米と日本における同調圧力の違いに関する考察~同質化と強制の違い

    日本は同調圧力(ピアプレッシャー)が強いという言説を度々聞くことがあります。実際のところはアメリカや日本の心理学者による研究から、個人主義的な欧米人と集団主義的な日本人の間では同調圧力に有意差が無いことが分かっています。 『ウチ』への同調 日本人もアメリカ人と変わらず 東京大学 それでもなお根強く同調圧力の言説があることを疑問に思っていたのですが、今回ノーベル賞を受賞されました真鍋さんの会見によって少し疑問が晴れた気がします。 同調圧力の種類が違う 語義的な意味での同調圧力は、ある特定のピアグループにおける意思決定や合意形成を行う際に多数派に従うよう少数派を誘導することを指します。 この誘…

  • 【書くことメモ】を一気に消化する【第2弾】

    ワクチンの副反応による発熱は収まりましたが、頭痛がどうにも取れず何かを考えられる状態では無い感じです。 書きたいことはたくさんあるので記事ストックなんてそんなに用意しなくても毎日投稿できるだろーと緩く思っていましたが、身体的な都合で書けなくなることを考えていませんでした。自らのリスクマネジメントがさっぱり出来ていないことに赤面するばかりです、仕事では散々リスクについて語っているのに。 そんなわけで、頭を使わなくても書ける記事として【書くことメモ】の消化、第2弾をやってみます。1行メモを膨らませることなくコメントするだけなので、ほぼ脳死で書けることが強みです。何も強くないのです。 差別と多様性の…

  • 人間関係を円滑にするには相手の嫌いなものを知ること

    記事タイトルだけで終わっている気がしますが、もう少し書いてみます。 地雷を避ける 人間関係を円滑にするには相手の嫌いなものを知ることが手っ取り早いです。人間関係が円滑であるということは、阿吽の呼吸で物事を協業できるというレベルである必要は無く、軋轢が無ければいいというレベルの話だからです。 軋轢は相手の感情を逆立ててしまったり触れて欲しくないところに触れてしまったり、土足で相手の感情に踏み入ったり嫌がることをやったりというような場合に発生するものであり、すなわち相手の持っている感情の地雷を踏み抜いた場合に起きます。 人というのは多種多様なものですので、個々人がどんな地雷を持っているかはパッと見…

  • 反出生主義のロジックと公理

    親ガチャという言葉がバズって以降、少し勢いが衰えていた反出生主義も再び話題に挙がるようになりました。今回は少しヘビーなテーマとして反出生主義を取り上げてみます。反出生主義は”主義”であり、つまりは考え方の話である以上良い悪いや優劣は水掛け論となって意味がありませんので、そのロジックについてのみ考えてみます。 ただ前提として、私自身は反出生主義にあまり同意していない立場です。そのため反出生主義を好む方にとってはあまり心地の良いことは語れないかもしれませんがご了承願います。 反出生主義に関して 反出生主義の詳細について語るには相当な紙面が必要になること、そして私のようなものが語りつくせるほど簡単な…

  • 楽観主義は時にどうにもならないという雑談

    今日の記事は10月7日の午後に書いています。いつもの通り記事公開とは時差がありますことを了承願います。 私は基本的に楽観で生きていこうと考えています。頭が悪いので物事が上手く運ばなかった時のことまで考えていられないというのが理由です。なんてろくでもない理由。 思ったよりもワクチン2回目が辛い そんなわけで、どんなわけでしょうね、まあ世間が言ってるほど2回目の副反応なんて大したことないでしょ、拙者なら大丈夫大丈夫どうせ余裕だって、と武士的な男らしさを発揮した謎の楽観思考で今日の朝起きましたが、ちょっと体が痛くて微熱がある程度でしたので余裕ぶっこいて出社しました。どの面下げて男らしさとかほざいてい…

  • 感性の連鎖~刺激は他者があってこそ

    刺激というと身体的なイメージが強いですが、今回は心の刺激についてです。 他者のおかげ ワクチン接種のために会社から有給休暇をもらいましたが、薬局やスーパーに行って準備が終わってしまうと注射の時間まで暇です。そのため記事を書いてみます。まあ投稿するまでに時差があるので書いている私にしかリアルタイム感は無いのですが。 過去にも書いたのですが私は休日には記事を書いていません、大体平日の午前中に書いています。今日は有給休暇で休日ですが平日でもあるため書き始めたものの、実のところ筆が進む気はしません。なぜ休日に書かないのかというと、休日はブログ以外の趣味に時間を使いたいから・・・というのもありますが、ど…

  • 権力の監視はジャーナリズムの本業ではない

    ジャーナリズムとは、誰かが報じられたくないものを報じることであり、それ以外はすべて広報である。 Journalism is printing what someone else does not want printed; everything else is public relations. ジョージ・オーウェルが言ったとされる言葉です。実際に言ったのは別人らしいですが、まあオーウェルが言いそうな言葉ではあります。 報道・ジャーナリズムとは 報道とはニュースや事件・事故といった出来事を取材・調査してそれを公表する行為です。ジャーナリズムはもう少し広い概念で、解説や批評も含みます。そういった…

  • タマゴが先か、ニワトリが先か~新製品の開発における課題

    ヒヨコが先でしょうか、それともニワトリが先でしょうか。 もちろんヒヨコです。 ・・・開幕ボケてますが、新製品の開発について一応真面目な話をします。 新製品開発におけるタマゴとニワトリ問題 昨今のグローバル化による市場激化と競合の増加、不安定な景気や世論変動の高速化といった状況から、企業にはかつてのように下手な鉄砲も数打ちゃ当たるといった戦略を取れるほど体力が残っていません。よって多くの経営者は新製品を開発する部門に「確実に売れる製品を作れ」と命令をするような状況になっています。 しかし当たり前の話ですが、何を作れば売れるかを確実に当てることなんてできません。そんな預言者や予知能力者が世の中には…

  • 個性は保護するものではなく、現実と戦う武器である

    「みんな並んでゴールしよう」 今でもやっているのかは分かりませんが、以前に学校教育がそういう流れになったことを覚えています。櫻木ゆめのさんにいただいたコメントで思い出しました。コメントに対して返信させてもらったことについて、少し深堀りしてみます。 今回は少し厳しめの表現が多くなるかもしれません。 個性とは本来守るものではない 個性は守らなければいけないという表現をされることがありますが、本来個性とは勝手に滲み出てくるもので守るまでもないものです。同じような環境で育った兄弟姉妹でも別々の個性を持ちます。 文章が特に分かりやすいでしょう。日本語の文法は曖昧ですがある程度は決まっており、仮名文字は5…

  • 格差が騒がれているが、実際どの程度の数値なのか?

    格差だ格差だと煽るような記事の見出しが世の中に溢れています。毎日のようにそういった情報を目にしていれば若者が不安や怒りを覚えるのも仕方の無いことです。 確かに格差はあります、しかしそれはどんな時代どんな文明どんな社会体制であってもです。人それぞれに違いがある以上、地球に人類が1人にならない限り格差を完全に無くすことは不可能です。重要なのはどの程度の格差があるかを理解し、どこまで格差を許容するかです。格差ゼロは現実的に有り得ない夢想であり、それを目指すと格差がある社会よりも弊害が大きくなることはソ連やカンボジアを代表例として残念ながら歴史が証明しています。例えば「若者と高齢者で富に差があるのはお…

  • 残業は無能の証と言われる悲しみ

    しょうもない技術屋の言い訳をば少し。 職種によって残業の概念は異なる 所定の勤務時間内に仕事を終わらせるのが有能で、残業するのは無能である。 という言説は社会人であれば聞いたことがあるかもしれません。 いや、まあ強く否定するつもりはないです。同じ仕事量を渡してもさらっと終わらせてちゃちゃっと帰る人と、でろーんと仕事をしてだらーんと残業する人がいるのは事実です。 ただ、ただですね。職種や仕事内容によって「そもそもの仕事」が違う以上、単純に残業をする人は無能だという烙印を押すのは如何なものかと、毎日残業している無能な技術屋の私は言い訳をしたいわけです。 仕事には大きく分けて定型業務と非定型業務があ…

  • やりたいことを”やりたいように”やるのは難しい

    私のように趣味で文章を書いているような人にとって、書きたいことを書くというのは当たり前のことだと思います。ですが、書きたいことを"書きたいように"書くというのは少し難しいことです。やりたいようにやっていいというのは型にとらわれない自由を感じる言葉ですが、案外そうでもなかったりします。 思った通りにやれるかどうか 「書きたいこと」というのは欲求です。誰かにこんなことを伝えたい、気持ちを説明したい、文章に書いて考えを整理したいなど、内から溢れてきた願望を文字に起こすことが書くことであり「書きたいこと」です。行動それ自体が目的であり、これを叶えるのは簡単です。ただ書けばいいだけです。 対して「書きた…

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