ヴォークリューズ ルージュ(シャトー デ トゥール)気がつけばこんなワインも本数制限で簡単には買えなくなってしまいましたね。 今回で2本目でしょうか。香りは熟した苺、苺キャンディ、甘草、シナモン、くどさはないもののやや甘みのある香りが広がります。味わいは甘味のある赤系果実、赤茶の土、ローヌらしい温かみのある酸味。熟成感はそれほど感じないでしょうか。比較的シンプルな構成です。 2日目も特に落ちる様子はなし。上は素晴らしいと思いますが当然上も簡単には買えないのが現状です。苦笑
Chorey-Les-Beaune 2022(Tollot-Beaut)
ショレイレボーヌ(トロボー)毎年書いていますが、人それぞれ味わいの好みはあるのを前提にこの銘柄の素晴らしさを教えてくれたのは中野の中華の名伯楽と仙台のワイン屋の親父さんが19年のショレイにぶっ飛んで発信した事がことの発端です。それを見てそこまでいうならと思って買ってみたらまぁーこの土地でこのワインと思うような品質で驚きを持った人も多々。そこから毎年買っていますが果たして今年はどうでしょうか。香りはベリー、ラズベリー、ピンクの薔薇、灰色の岩、ナチュールのそれとは違う紫蘇、フワリと黒土。芳香は現状おとなしめながらスタイルはシャンボール。味わいは均整の取れたミネラル感に冷涼感のある酸味、濡れ感のある…
Bourgogne Pinot Noir2012(Bachelet)
ブルゴーニュ ピノノワール(バシュレ)半年に一度くらい飲んでいるこの銘柄。 定点観測で開けてみました。香りは湿った土、朝の森、マッシュルームにタバコの葉、そこから赤系果実、少しの鉄分が混ざってくる何度飲んでも変わらない香り。 味わいも酸味とミネラルと透明感のある赤いエキス系果実で、飲ませていくもので甘みは全くなしのクラシックスタイル。 何度飲んでも香り味わいに振れ幅が全くない安定した味わいです。笑というわけでこの銘柄もラスト1かな? まだまだ持ちそうなので最後はしばらくほったらかしておこうと思います。
ブルゴーニュ ルージュ(ギーヤール)もう何本も飲んでいますが久々に開けてみました。 香りは透明感のある赤系果実が鼻に飛び込んできて、そこから干し肉、黒胡椒、クロスグリ、など全域にわたってバランスの良い香りが香ります。顔日だけで言ったら村名位はあるかもしれません。 味わいは流石に濃度や複雑性はないものの、酸味とミネラルとシンプルな赤系果実で飲ませる感じで、ワイン飲まない人が飲んだら酸っぱいとぃれそうですが、冷涼感のある液体であり宅飲みには最適と感じます。 3日目でも変に落ちることはなく参加体制もしっかりありそうです。 個人的に近年の好きなVTの一つですがやはり、17年は裏切らないですね。
Meulsault2020(Foure-Roumier-de fosses)
ムルソー(フーレ ルーミエ ド フォセ)さて、前回はエントリーラインん飲んだのでVTは、違うものの今回は格上の村名ですがどうでしょうか。香りは蜜、バタースコッチ、麦わら、黄色い果実、少しの時間経過で凝縮されたレモン、白い岩のようなミネラル。 味わいはまずは酸味がしっかり飛び込んできてそこから黄色い果実を感じるのですがそれが拡がらない様に更に酸味が締め上げ、黄色い果実の果皮の苦味をふんだんに引き連れながらのフィニッシュ。 強烈な凝縮感などはないですがよくまとまっています。ただ個人的には21年のACブルはいいように感じます。まぁ、お得意の安舌が炸裂していることは否めないのですが。笑 価格と質、まだ…
Bourgogne Cote D'OR Chardonnay2021 (Foure-Roumier-de fosses)
ブルゴーニュ コートドール ブラン(フーレ ルーミエ ド フォセ)競馬を見ていると生命の連続性という事が意識されることがあります。この世界も生きるスピードの流れは早くなってきているようで、競走馬としての期間は通常長くて3年位。そうなると油断しているうちに応援していた馬が引退からの繁殖入りですぐその産駒の馬が次々に生まれ、またその馬が繁殖入りしてとなっていきます。これが所謂競馬のロマンの一つの血統というやつでしょうか。またもう一方で、とんでもない駄馬からとてつもないスターが生まれることもあるもので、ダンシングキャップ産駒のオグリキャップがまさにそれでこれも一つのロマンの形。ここには100年時代の…
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ヴォークリューズ ルージュ(シャトー デ トゥール)気がつけばこんなワインも本数制限で簡単には買えなくなってしまいましたね。 今回で2本目でしょうか。香りは熟した苺、苺キャンディ、甘草、シナモン、くどさはないもののやや甘みのある香りが広がります。味わいは甘味のある赤系果実、赤茶の土、ローヌらしい温かみのある酸味。熟成感はそれほど感じないでしょうか。比較的シンプルな構成です。 2日目も特に落ちる様子はなし。上は素晴らしいと思いますが当然上も簡単には買えないのが現状です。苦笑
コトー ブルギニョン(ロウシーン カーリー)インポーターによるブルゴーニュの新規取扱や若手の取り扱いの場合、往々にしてライジングスターなる言葉を使ってプロモーションされる事が多いのですが、ある程度飲んでいけばそんなたくさん超新星が生まれない事はわかるわけで、少し距離をとって生暖かく見守るわけですが、笑 時に突き抜けた猛者もいて、初動で遅れて永久に買えない作り手もいます。最近ではギルベール ジレなどがそうでしょうか。ジレの場合は更に転売で中国へウンタラカンタラ、と本人が言ってきたという事で日本への割り当てが更に減った模様。それとは別に伴侶が大陸の方でウンタラカンタラみたいなのも本当かどうか小耳に…
トゥーレーヌ ソーヴィニョン ブラン アン シャピトル(レ キャトルピリエ)さて、初めて飲む生産者のロワールのソーヴニョンブラン。若手が推してきたということでまずは飲んでみることにします。香りは若く白いグレープフルーツ、白い石、少し煙、時間経過でレモンなどの柑橘。 味わいはミネラルと酸味が主体、若い果実は後追いでついてくる印象です。ミネラルもそこまでパキッと張り詰め感じではなく受け手を拒む感じはないですが、もう少しピシッとしていても個人的には文句はないです。酸もあるものの余韻は少し弱い印象です。液体の比重が重すぎずそう言う意味では悪くはないです。 2日目は液体に粘性が出て味わいがる垢抜けて明る…
前回飲んだ作り手のシャルドネになります。香りは若いレモン、ライムなどの柑橘、白い石、時間経過でマスカット、樽の馴染んだ香り。 味わいはブルゴーニュよりも液体の比重は重くなく、トップからフィニッシュまで軽やかさがあります。やや薄いと感じるところはあるかもしれませんが、飲み疲れることはなく、若い柑橘に終始ドライな味筋、酸もしっかりあり伸びていきます。 ミネラルの張りやツヤは前回飲んだcuvée に軍配が上がりそうです。 2日目は液体に粘性が出て少しとろりとしたテクスチャーになりますがだれることも妙なナチュール陥落もしていません。 こちらも4000円ちょいなのでそこまで文句は言ってはいけないでしょう…
アンジューブラン(ペレ ジュアネ)1週間ちょいの休みを取り海外から来る友人を成田まで迎えに行き、箱根入り。そこで一泊したのち、伊勢へ向かい、三重と和歌山をぐるっと周り京都、大阪へ入り、滋賀に少し立ち寄って帰るという旅をしているはずだったのですが…なんと、出発前日に友人の母上が脳梗塞で倒れてしまい会話はできる状態であるものの体は動かせず、ということで来れなくなってしまいました。考えた末、やむなく全てキャンセル。本当に人生何があるかわからないということを実感。 こういう時はワインが慰めて…くれるわけありません。苦笑 閑話休題というわけで気を取り直してロワールの新しい生産者を試してみました。 これが…
ソミュール ブラン(ギベルトー)あげるのは1度目ですが飲むのは2度目になります。 1度目に飲んだ時は外で持ち込んで、グラスがグラッパグラスの様に小さくわからなかったというのもあるのですが、苦労して婚約にこぎつけた友人が(男)、幸せの報告をしてくるかと思いきや、何故かマリッジブルーに陥っており、味わいが全く入ってこなかったというのが真相になります。笑 というわけで気を取り直してもう一度。香りは果実ではなくミネラル主体、白い大理石、白い小さい花、ほんの少しの火薬、ホワイトペッパーなど全体的に控えめな香り。 味わいも酸味がしっかりしていてそれでいて控えめな白と黄色な果実。複雑さはありませんが、2日目…
ジェルボット ブラン(ラルロ)ここの白のモノポールはなかなかいいのですが、価格もだいぶ跳ね上がってしまいました。というわけでその若木から作られるこちらのワイン、樹齢もそこそこ上がっているはずでこっちでも良いんじゃね?という安易な考えのもと開けてみました。香りはおさえられた品の良い樽香、石灰、細く長い伸びる黄金糖、果林、黄色になりかけた花などが香ります。 味わいも香り同様抑えられた果実ながら、それでいてストイックでシリアスな面は見せず、やや薄いかなと感じるところはあるもののミネラルと果実は感じられ十分楽しめます。やはりなかなかいいワインですね。ただこちらもあまり見かけなくなってきてしまっているの…
モンタニー カミーユ(フイヤ ジャイヨ)お手頃でそれなりの要素があるブルゴーニュシャルドネを多くの人が探していると思うのですが、ま、そんなものは残念ながら見当たりません。苦笑 というわけで今日はこちら。価格は4000円くらいなので文句は言ってはいけません。香りは、トーンの高い黄色い果実、柑橘、黄金糖などなかなか高級感と品を感じさせてくれます。結構にピュリニー的な香りが立ち上がります。 味わいは、シャルドネの葡萄の重さをら感じつつミネラルはあるもののちょっと表情に乏しいかなという印象。顔色が悪いというわけでも、ファットに膨らむと終えわけでもなく、能面という表現が1番近いかもしれません。しかしなが…
ポマール ジャロリエール(ジェラール ポテル)古参の方の言葉でワインを選んでいるのでなくワインに選ばれているー、というものがあるのですが、当方は残念ながらそのような経験を感じたことはないです。しかしながら流石にこのワインに関してはその言葉が適用されるのではないかと思いました。 当然リリース当時のものでもオークションで落とした物でもないのですが、自分の元に舞い降りてきた物になります。 プスドールといっても今のドメーヌとは違い作り手はもはや伝説。その辺は当方が書くと野暮天もいいところなのでQ terroir 2017.3.31をご参照してください。香りはワインなのに何故か海を感じます。藻、ヨード、…
ポマール ペズロール(ハイツロシャルデ)産地的に不人気ながらここの畑に関しては何故か赤系で軽やかに仕上がってくることが多く、これぞ1つのテロワールの醍醐味でもあると思うのですがどうでしょうか。 ちょっと前に話題になった作り手、、といってもあくまで話題になったのは白の方で、当方は赤しか飲んでいないし持っていません。笑 17年のモルジョの赤は何回か飲んでいるはずで、結構ナチュラルに寄っていた印象があります。 さてこちらはどうなっているでしょうか?香りは最初は還元から来る硝煙、そしてグラスに注いで少し時間を置いてから出てきます。赤土、茶色の粒子の細かい土、強くないながら黒スグリ、自然派チックなクラン…
ブルゴーニュ コートドールVV(アンブロワーズ)某誌ではこの作り手はほぼ毎年、過去最高と言われていているような?感じもしますが、まぁブルゴーニュは飲んでいけば自身のVTの好みも出てくるのでその辺と世評が一致するかどうかはまた別問題です。ま、個人的に1番困るのが予告なしのナチュール変更な訳で(自分だけではないですよね笑)、多様性を求めた結果、なぜか全てが同じになる(同じように感じる)という悲哀すら感じさせるパラドックス。 まぁ、某snsでもあっち系の味とか言われ出しているのを目にするようになってきた所を見かけます。さてこの作り手は、どうでしょうか?香りは少し陰性の香りから始まり森、赤い果実が一瞬…
ジュヴレシャンベルタン(フレデリック マニャン)今、いろいろなアペラシオンを勉強したいと思い、それでいて比較的価格が良心的な作り手といえばこの辺りでしょうか。品質はともかく少し前はドルーアンラローズ、ルイジャド、ルイラトゥールあたりでワイン屋や飲み手は少しでも特徴を掴もうと勉強していたのかもしれません。残念ながらそれも今やなかなか難しくなってしまってきているように思います。ジャドのズルシュールが余裕で栄一超えの現状の中ですからねぇ。。。閑話休題こちらも20年という事で香りはしっかりと黒系果実主体ながらVVという事もあってか濃すぎず若くともなかなか深みのある香りを発しています。 味わいも熟した果…
ブルゴーニュ ルージュ プラン ジルベール(ユベール リニエ)今日は手短に。何度も飲んでいる銘柄で今回も結論は同じで、やはりこのVTのこの銘柄は少し自然派によっています。 黒系果実主体で柔らかい液体に丸みのある酸味主体。ただしナチュールまでは行かずに酸化耐性もあり、4日目まで伸ばしても普通に飲めます。 これも何度も言ってますがナチュール好きでブルゴーニュを敬遠している人に飲ましたら喜びそうな味じゃないかな、と個人的に思っています。笑 19のこの銘柄は伝説。 20から輸入されなくなってしまいました。 まぁ、そんな感じでいつも通りうまくは行かないですね。苦笑
ソミュール シャンピニー シバリット(モリー) ブルゴーニュの代替産地になるかどうかはともかく、(味ではならないでしょう)ロワールのワインも気になるものがあれば継続して飲んでいます。こちらはお店で飲んだワインですが気になっていた作り手なのでブルゴーニュ買えないよね〜と思っている当方にはこれ渡りに船、ということでいつもより有り難く頂いてしましました。笑香りは低域に黒系果実、フラン独特のグリーンフレーバーがあるものの沈んでおらずミドルトーンの赤系果実の香りが立ち上がります。 味わいも香りのままで、抜栓してから少し時間が経っている?影響もあるがしれませんが、透明感のある赤系の味わいはなかなか心に染み…
グラスに注いだ時の色が発酵事故を起こしたであろうナチュール全房発酵系のガメイかと想起させるくらい淡い。あ〜大丈夫かぁ?となります。笑香りは、苺キャンディー、梅、強くないもののシロップ的な甘さなどの赤系果実的というか小児用お薬、そこに草フレーバー。若干ナチュール寄りでしょうか。 味わいは角の無いタンニン、そこからくる滑らかな液体、透明感のある赤系果実。 一級の葡萄が使われているようですが、ピュアな果実は感じるものの複雑性は残念ながらあまり感じません。 著名なテイスターは2020年ものと同様の点数をつけているようですが、これはどうかなぁ?個人的には濃くても2020物の方が濃いという意味で長熟なよう…
シャンパーニュ ラマチュール(ダヴィッド レクラパール)唯一無二のシャンパンを作っているとはいえ、そこは基本的に少量生産のガレージワインそして自然派的アプローチ故の難しさもあってか結構安定していないボトル、豆が出てしまうVTもちらほらあり、その辺を考慮するとブルゴーニュで言う先代の当たれば桃源郷、外れれば餓鬼畜生の世界に突入のポンソに通じるものがあるもしれません。 やはり2010年という事、コルクの状態を見てもしばらく横に置かれて長く保存されていた事を前提に酸化熟成は進んでいるように感じます。ノンドゼ、亜硫酸は少なめもしくは使われていない可能性もあるかもれません。 香りはりんご、ブリオッシュ、…
K23AK RZ 77(室伏ワイナリー)テクニカル情報 (K=共栄堂 /23=2023年VT/AK=秋リリース/RZ=ロゼ/77=新流通システム限定) 品種:ピノ・グリ、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、巨峰、シャインマスカット等々 産地:山梨 他最近は私生活もワインもネタ切れの状態でネタ探しの意味でも日本ワインの投稿です。香りはオレンジワイン的なニュアンス、亜硫酸無添加ながら危うさはほぼ感じることはなく自然派だなとわかる香り。ピンクの花びら、白色の石、すももなどロゼそのものや香り。これで亜硫酸使ってないのは本当なら中々かもしれません。 味わいも酸とミネラルの骨格がしっかりあるので終始ダレる…
ソミュール ブラン(ギベルトー)いつの間にかなかなか買えなくなってしまったこの作り手。以前こちらのVTを飲んだ時はかなりの酸が強く酸性人耐性用とかいたような気がずるのですが、少し落ち着かせた今回はどうでしょうか?二本目になります。香りは若いパイン、淡い黄金糖、灰色の小石 石灰的ニュアンス。 味わいは少しとろみのある液体に尖ってはいないものの切れ上がりながら口内に広がる酸味、そこから淡く黄色果実、甘みはほとんどない超絶ドライな味筋で、余韻も酸味をしっかり引き連れてのダレることないフィニッシュ、最後に残るは果実の苦味。このVTはやはり酸味と淡い果実で飲ませていく感じでしょうか。作り手のスタイルとい…
ブルゴーニュ ピノノワール(オリヴィエ ジュアン) 売り手は毎年良くなっている良くなっているというこの作り手。アペラシオンの問題なのか垢抜けないからなのか人気は今ひとつながら価格的にまだまだ手はつけやすく毎年広域は飲んでいます。香りは注ぎたては吹き荒れたような荒ぶる黒土。笑 しばし気持ちを落ち着かせて待ってみると、華やかさはないものの透明感のある赤系果実。しかしながらしみじみというわけでもないなんとも表現が難しいところ。森と土、腐葉土、酸味、鉄分、マッシュルームなど強くはないものの様々な香りが飛び込んできます。2杯目から黒糖のようなニュアンスも出てきてそれでなお透明感は失われていないです。 味…
最近の冷え込みでどうも赤は難しめなので、久々のサンセールになります。香りはマスカット、白色の小石、砂利、白い花、 味わいはマスカット、若いパイン、グレースの苦味、酸はある程度あるもののミネラルはそこまで厳しくなくとっつきやすいといえばとっつきやすいですが、凡庸といえば凡庸。それでも妙なグリーンフレーバーは皆無。ワイン単体よりも食中酒として、食事と合わせるのには最適かもしれません。とはいえ、このマスカットフレーバーがダメな人はちょっときついかな、とも思います。 そう考えるとやはりクロードリフォーの張り詰めたミネラル感は素晴らしいものがると感じざるえないのでした。
ドメーヌ ヴァンシーテクニカル情報 アペラシオン:AOC シャンパーニュ 品種:シャルドネ(オジェ)100% 収穫年:2018 年100% 醸造:手摘みで収穫したブドウを最初に圧搾したキュヴェ(一番搾り)のみを用いて醸造する。発酵は野生酵母のみで、自発的に行う。発酵はブルゴーニュ産バリック(新樽は用いない)で行い。その後も引き続きシュール・リーの状態で熟成。マロ発酵は自然に行い、収穫の翌年の初夏から秋にかけて、清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターでティラージュします。ティラージュは翌年収穫のブドウ果汁と付着している野生酵母で行う。また、二次発酵とマチュラション・シュール・リーはコルクで行い…
サンセール シャセーニュ(クロード リフォー)最近、勉強している地域でありそこそこ飲んでいるこの作り手。こちらのワインは2本目になります。 香りはやはりミネラル主体に強すぎないハーブ香、果実は感じることなく白い花がいいところといった態度でしょうか。 味わいもはブコーに比べると1本目同様柔らかめながら隙が感じられないミネラル。優雅な感じはないですが淡く品がよいです。過剰に感じて飲んでいて重くなることもなく、不足に感じて不満に思うこともなく、会話の邪魔も料理の邪魔もしません。総合的にみて個人的満足度が高い1本となりました。
シャンパーニュ ブランドブラン(プチチャン ピエンヌ)リーズナブルゾーンのブランドブランなので、味わいは値段相応という感じですが泡はそこそこに細やか。派手さも凄みも虚飾もないですが、ちょっと最近シャルドネがなんとなく重いと感じつつも、シャルドネが何となく飲みたいなーという時に開けるくらいでちょうどいいかもしれません。 自分にとってはこれくらいでいいのかもしれません。苦笑
ブルゴーニュ コートドール(ギーヤール)個人的に買える21年ものの最後のリリース生産者。 香りはスイカのニュアンス、朱色の果実、乾燥した黒土にブラックペッパーと、赤系果実がトップノーズをくすぐりますが湧き出るように奥底から大地香と呼ばれるものが出てきます。 3日目は強さが和らぎ透明度が増した印象。赤い果実、真紅の薔薇、ダークチョコレートの様な香りが漂います。味もアルコール感が抜けてシンプルな構成ですが柔らかく透明感がありダレずに終始楽しめる印象。 個人的に21年はやはり少し時間が必要な印象かな。そういう意味では美味しくは飲めますがクラシックと呼ばれるVTの様な気もします。
テクニカル情報アイ、ブージイ、アンボネイ、ル・メニル=スュル=オジェ (Grand Cru) ほぼグラン・クリュのみ。収穫後は品種・村毎に全て分けてプレス。村毎にステンレスタンクで発酵。18℃で約15日間のアルコール発酵。マロラクティック発酵は行わない。約200種の原酒を12月にアッサンブラージュ。瓶詰めは翌年の3月~6月。48-60ヶ月の瓶内熟成。ドザージュ8g/L。ドザージュが多いのですが、マロをしていないからか乳製品的な香りはせず、味もまったりしていなくしっかりとした酸味にスレンダーな果実。 結構好みだった1本。
リースリング ベレンハイム(トラペ アルザス)諸所あって家の壁の塗り替えを行うことになったのですが、全ての資源が高騰しており要求されたとんでもない金額に実質賃金の低下と資源の高騰を痛感している今日この頃なのですが、それはまぁいいとしてご迷惑をおかけする近隣の方々に、失礼ぶっこきまーすのご挨拶をしたのですがそこで漸く自分が普通ではない人たちが住んでいるエリアに住んでいることを自覚するのでした。一言で言うと…牧歌的な街に潜む沈静化されたスラム暮らし築30年。立って半畳寝て一畳を地のままいくヤバみが隠しきれないアパート。 もはやいい暮らしをしていた時もあるのかもしれないが、タワマンを出て高級時計とク…
サンザネ(ノワック)ドザージュは1gと少なめ香りは林檎、花梨、ほのかに柔らかいトースト、強くはないものの白い岩を思わせるミネラル。 味わいはコクや果皮の厚みはあまり感じることはないです。脆弱感は感じませんが力強さというより繊細な泡立ちとバランスを重視したような印象。
シャヴィニョル ロゼ(パスカル コタ)インポーター情報 サンセールの役所がパスカル・コタの所有地に 駐車場の建設を要求しパスカルがこれを拒否したため、 それ以降この土地はVDTに降格されています。白もいいですがじめっとしてきていますし少しサラッとしたものを。 香りは桜餅、ストロベリー、白色の石、少しの煙、甘さでべたっとする事はなく端正で芳香もまずまず強いです。 味わいは香りの強さから想像すると果実味に比較的振れているのかなと思ったのですが全くの誤解。果実味も花の要素も無くひたすら透明感のあるミネラル水がアタックから余韻にまで続き逆に拍子抜けしてしまいます。笑 ボトル差はあるかもしれませんが液体…
ジャクソン745シャルドネ50%、ピノ・ノワール40%、ピノ・ムニエ10% ドザージュは0.75g/L今日は箸休め的に。 最近シャンパーニュを少しずつ飲んでいますが、まだ良し悪しはさほど分かりません。 1日で飲み切るというよりは2〜3日にかけて楽しむという感じです。まぁそんなに高いシャンパンは飲めませんがACブルブランがそれなりの価格をしている今、意図せずこっちに流れてしまった感じでしょうか。ロワールも悪くないですが暑苦しくなってきた昨今の季節、喉を潤すには良いですね。 こちらは結構コクがあり濃厚で強めなタイプという印象でドサージュが強めかなと思ったのですが、あとで見てみたらそうでもないようで…
アルボワ シャルドネ パラドックス サンスフル(ジェローム アルヌー) 香りは蜜蝋感、白い石、薄黄色の花、黄色い果実、高域までほど走る酸は舌先がややピリピリと感じます。 液体に冷涼感のある張り詰めたミネラルがありながら果実に温かみを感じます。口に入れた時のアタック感に果実の太さを感じる為か液体の比重が重く感じるのが個人的にはなかなか面白いポイントでしょうか。 久々の亜硫酸無添加ワインながら危ないところは無く普通に飲めます。ただどうでしょう、季節的な問題なのか地域的な問題なのか飲み進めていくにつれて少し重く感じてくるところがあり飲み疲れてしまうところがあるかもしれません。低域で感じる果実の要素が…
ブルゴーニュ ブラン(ユベールラミー)さて、これも最後の1本。 まぁ、今でこそ爆発的人気で価格も高騰していますが、そうなる片鱗が見えた最初の年かもしれません。VT的には翌年から超還元的に変わっていったように記憶しているのですが、さてどうでしょうか?香りはー、いい意味で全く熟成してないです。黄色い果実は感じられず、ミネラルと白く小さな白い花、少しフリンティーな要素もありますが、スワリングですぐに馴染む程度。広域なりですが粗野な部分はなくあくまでタイトで端正な香り。 味わいは少しこなれて柔らかくなっているものの硬質なミネラルがしっかりしてあり、だれた要素はありません。ACなので多少薄いかなと感じる…
ニュイサンジョルジュ レ サンジョルジュ(ジョルジュ シコト)しばらく前に真贋はともかく、ジャンラフェの90年代初頭のワインが出回り、旧Twitter界隈のワイン民達の間で少し賑わったのですが、 (あくまで自分調べとしてー) 9:1でク○マズ○:美味しい くらいだったように思います。どこで見たか2本持ち込んで1本はブで1本は逝というbeast梅原も驚きのスーパーコンポを叩き込まれてしまった猛者もいて、もはやお悔やみ申し上げますとしか言えない状態。 それでラフェでだけでなくこの作り手も出ていたはずなのですが今回は当時のリリースものでリコルクも無し。さていかに。動かされていない状態だけあってネガテ…
サヴィニー レ ボーヌ(ルイシェニュ)同銘柄をマルチプルで購入しても飲んでいればいつか最後の1本になってしまい、それがなかなか開けられないという難題にぶち当たるのですが多くの人はどう攻略しているのでしょうか。 次世代に預ける、失楽園的にワインと共に自分も逝く(笑)、鑑賞、思い出に浸る用として見守るなど色々とあると思うのですが、個人的に最後の2本目を飲んだ時にそこから大体の飲み頃を考えつつ(ボトル差はしょうがない)、その時に次開ける時期を大まかに決めてしまうというのが何となくしっくりきてます。人間っていうのは不思議なもので他人に決断させられるより、自分で決断したものからなかなか自由になれないとい…
クロ デ ギショー(ギベルトー)いい作り手というのは見つかったが最後、あっという間に手に入らなくなってしまいます。どうやらこの作り手も生産方数が少なくなったのかそもそも日本がアロケーションで買い負けしているのかは不明ですが入荷数が激減との事。まぁ、それはしょうがないとして個人的に残念なお知らせが届きました。 この作り手のワインは地方の酒屋で3ケースいかないくらい仕入れたのですが、今の情報だと、新しい入荷は地方には入らず関東と関西の都にしかいないとの事。ま、確かにレストランやビストロなどでこのワインが飲めれば満足度は上がるし、総合的に見ても感性の高さなどは東京が抜きに出ているものがあるとは思うの…
サンセール ブコー(クロードリフォー)短期間で何本飲んだでしょうか? 個人的に飲み進めていくうちにギベルトーがフレンチ、ビストロ系の食事に合うとしたらこちらのワインは確実に和食だろうということでまぁ、持ち込む価格帯のクラスメントではないものの寿司屋で試してみることにしました。結論から言うと正解。柔らかさが、以前より少しあるものの飲んだcuvéeの中では1番硬質に感じます。ミネラルと少しのハーブと酸と塩味で飲ませていくワインで、重さを感じないのは低域で感じるところに鈍重さがなく中域のところで張り詰めたミネラルが少し膨らんで綺麗にフィニッシュの高域へと流れていくからではないかなと感じています。 白…
ブルゴーニュ ピノノワール(バシュレ)ここ最近半年に一度くらい飲んで定点観測しているワインです。現行VTを考えるとなかなか贅沢かなと思うのですが果たして今回はどうでしょうか。香りは乾燥タバコ、スーボワ、檜、湿った黒土、黒系果実が感じるものの輪郭は崩れてきている印象。ジュヴレらしい土や皮っぽさもありますが同様にモレらしさも感じます。味わいはやはりクラシカル。黒系果実中心ながら熟成により強さは落ち着いてきていて、少しの熟成から来るほんのりとした甘味を感じさせるのはやはり上手いと思います。(ただ薄辛くなっているものもありますので)初日は少しアルコールな感じが浮くとこもあるので翌日へ。 2日目もさほど…
サンセール ブラン レ デニソット(クロード リフォー)先日、高校の同窓会がありました。担任の先生が退官されるとのこと。卒業してから会っている人間は3人のみで1人は蒸発してしまってので 今では2人。他のみんなとは卒業以来の再会となります。 意外に会っていなくても顔はわかるもので、自分が着座した前の女子の顔を見て、あーと昔を思い出し気持ちがティンコンカンコンしてしまったのでした。(真木よう子 ティンコンカンコンで参照)高校女子お得意のお菓子を作ってくるやつ、ありますよね。まぁ美味しいものは大体なくなり不評な物が当方に回ってくると言うお鉢システム。笑 その日はクッキーでした。 出されたものは何も言…
ムルソー プレ ド マンシェ(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ)赤は個人的にはVTは選ぶもののそこそこ何でも美味しく飲め、ACブルはなかなか好きで飲んでます。白はさほど経験はないものの、リリースしたての17年のモンテリー デュレスの白なんかはなかなか良かったという記憶があります。で、白は古参の方に言わせるとク◯不味オワコン、もしくはリリースしたては良かったが10年経たずに落ち切っていると聞いて、またまたも〜そんなに人を脅すのはよしましょうよ人が悪い、とこちらを開けてみたのですが間違っているのはワタクシの方でした。笑 瓶越しから見る色は特に問題があるようには思えません。キュプスルを外しコルクは合…
サンセール ブラン レ シャセーニュ(クロードリフォー)最近はこの作り手やギベルトーを集中的に飲んでいて成長とまではわないものの自身の感性もまだまだ感じるものがあるんだなぁ、と感じさせられるものがあります。やはり物事は何も感じなくなくなった時に面白みがなくなってくるもので経験を積めば詰むほど当然そうはなっていくのですが、それでも賢者は少しずつ打開しているのだろうなぁ、などとぼんやり思っている今日この頃です。閑話休題香りは青リンゴ、ハーブ、マスカットと灰色の岩。言われてみて気づいたのですが確かにマスカットフレーバーはあります。しかしがながら甘くだれてはおらず他の要素も自立しているため個人的にはい…
プティ プレ(ラルロ)前回飲んだ時は真っ黒に覆われていて宇宙の暗闇に沈んでおり、クローズ期というよりもしかして失敗した?としか感じようがなかったこのワイン。 最後の1本ながらあけてみました。香りは独特の全房発酵の青み、漆黒に覆われていたであろう墨汁のベールを脱ぎ始めた赤系果実、乾燥タバコの葉、ブラックペッパー、黒土。強さはあるものの黒くは沈んでおらず一安心。 味わいも、ピノノワールにはしっかりなっており、艶が出始めている赤系果実に黒土、ブラックスパイスが混ざり合います。全房独特の味わいもあり、液体に複雑さも与えていますが、この感じが嫌いな人はダメかもしれません。2日目は落ち着いた朱色の果実にピ…