常に頭の中に、ICUにいた頃の記憶が残っています。 辛い思い出。苦しい思い出。だけど忘れられない思い出。 ひたすら辛い日々でした。 ゴールが見えず、ただされるがままに寝返りすら打てない身体。 手を少し動かすだけでしんどくて、身体を全く動かせない辛さ。 ただ時間が過ぎるのを待つだけの空白――。 特に強い不眠で眠れなかったのが辛かったです。 一日は朝6時くらいに動き出し、夕方21時に看護師さんが交代。そしてそこから朝6時まで何も行われない空虚な時間が始まります。 何も行われない時間は本当に何も行われない時間です。何も進みません。勿論病的な処置もありません(時々看護師さんが見に来てくれて、体勢を整え…