わたしはわたしの物語を生きて来た苦しくて苦しくて堪え難いばかりのストーリーならハッピーエンドの展開になるでもそれはフィクションの世界の話でノンフィクションの世界ではバッドエンドが待っている気がして怖いいいえハッピーエンドになるかバッドエンドになるかはわたしの生き方次第どんなに苦しくてもこの血肉が悲鳴をあげても物語はいくらでもハッピーエンドに塗り替えられるがんばれ わたし嫌いな言葉を敢えて自分に課せ...
孤独な女のネガティブポエトリー
悲しいとき、苦しいとき どうにもならない感情が噴き出したとき しきりに浮かぶ、言葉たちを この場に紡いで落とします。 (無断転載禁止! Reproduction Prohibited without permission.)
賽の河原で 待っている乗せてはもらえぬ渡し舟を 待っているきらめく朝日は私に 朝を教えてはくれない色とりどりの花は私に 春を教えてはくれない賽の河原で 待っている乗せてはもらえぬ渡し舟を 待っている賽の河原で舟に乗せてもらうためのコインを 数えてるきっと乗せてはもらえぬと知りながら死んだ子の 年を数えるように一本一本 指を折ってはあなたとの時間を 数えてるきっとあなたは戻って来ないと知りながら重い...
珈琲カップからひとりぼっちの香りが部屋中に 漂っているひとりぼっちを 飲み干すと苦さが 口の中に広がる春だというのにどこも ひとりぼっちに満ちている窓を開けてもひとりぼっち歩いても ひとりぼっち陽の光がひとりぼっちを 悲しく照らす春一番がひとりぼっちを 連れて来るじゃあね またねそう言い合って別れてもまたねのその日は きっと来ないまたね は ひとりぼっちの合図空一面 ひとりぼっちを仰いでは悲しくて...
余りに苦しいと色鮮やかな 山並みも海の色も みんなモノトーンにしか見えなくなることがこわい余りに悲しいと人の 生き様もいのちの 在り様も みんな心に響かなくなって行くようでこわい春爛漫の美しさも穏やかさも 何も感じなくなって行くようでこわいどんな言葉にも感動しなくなるようでこわい今 の出来事まで 彩りを失ってセピアになって行く震えるように激しく高まる自分の感情までどこか遠くへ行ってしまうわたしがわ...
絶望には高い価値がある希望の中で見る沢山の光はときに不確かなものを掴んでしまうことがあるだけど落ちて落ちて落ちて絶望しきった所で見つけたものは確かなものだみんな希望希望というけれど安易に希望と言わないで絶望しきった所でようやっと見つけた光を希望 と呼ぶ深い絶望の中にいると真実が見えることがある光りを見つけたら空が見える風が香る草木も笑う万物を詠うことがきっと出来る絶望には高い価値がある値打ちがある...
美しい花は携帯で撮るよりじっと見つめていたい愛しい人は動画で撮るよりずっと抱かれていたい何百枚もの画像や動画は残るけど撮らなければ残らない束の間で終わってしまうでも美しい花はこの瞳に焼きつけていつまでも愛でていられる愛しい人はこの胸にいつまでもその体温を感じられるデジタルの便利さよりもアナログの儚さが思いをより強くするデジタルは永遠に見られるけれどそこに温かさは もうないアナログは有限だけどたった...
不安の血が騒いで騒いで体中を駆け巡るたった毛穴ひとつのことまで不安で時を過ごすことができない折れ曲がった心では空も 青くは見えないし花も 赤くは見えない折れ曲がった心に 映るのは血染めの空に生気を失って 朽ちた花こわいこわいこわい不安の血が駆け巡ったままで眠りにつくしかない夜は折れ曲がった心が私の腕に刺さって 痛い折れ曲がった心が私の足に刺さって 痛い#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#...
涙 溢れて夢の中闇に目覚めて また涙無意識の中でも悲しみが消えないなんていっそ笑い出したくなる悲しみは風のように気まぐれで私を不意に 襲ったり鉄のように重たくて私の肩に 食い込んだりなのに私はいつも悲しみを肴に酒を飲む悲しみと共に生きつづけるしかないとわかっているから悲しみを肴に 飲む酒は孤独の苦い味がする#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
あと幾つの夜を過ごしたらわたしは解放されるのだろうあと幾つの季節を巡ったらわたしは楽になれるのだろう答えは風に吹かれていると言われても風に吹かれたままではいられないわたしの心凄まじい速さで流れるこの血が叫ぶいつまで?いつまで?いつまで?と先の見えない霞んだこの瞳が叫ぶどこまで?どこまで?どこまで?と答えは風に吹かれているそんな残酷なこと言わないで風に吹かれたままではいられないわたしの心#ネガティブ...
孤独過ぎて自分の骨が断たれる音が聞こえる孤独過ぎて小鳥のさえずりと罵詈雑言との区別がつかない孤独過ぎて爽やかな春の景色も地獄絵も区別がつかない孤独過ぎて孤独過ぎて自分の右半身が また足元から消えて行く恐怖#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
この心に ぽっかりと空いた 穴は年を負うごとに大きくなって行くようでいつしか 私は心を 失うのだろう不信や誤解やすれ違いの中で傷ついて 傷つけられて生まれた 理解はきっと 揺るぎないものになれるはずなのにダブルバインドに引き裂かれてもそこからいつか きっと解放されるはずなのにもう 遅いのかも知れない心を失ったら私は だれでもない わたし すらないだれか になってきっと ずっと落ちて行く永遠の不信を...
人はきっと絶望すると余りの辛さに死にたくなったりなかなか立ち直れなかったりするものなのだろうでも 私にとって絶望は 日常茶飯生まれ落ちたことに絶望し人生に絶望しいのちの長さに絶望し全てに絶望しているので絶望することにすっかり慣れた絶望することが私の日常だからべつに いつものことさと思うだけだけどわたしがもっともっと絶望したらその向こうには希望とか 幸せとかそんな 壊れやすいものじゃなくもっと確かで...
朝と夜とを本気で 間違えた白んだ空を夜明けと思ってカーテンを開けたら辺りは日没前の街だった現実は いつも残酷に 正確に時を刻む私は 着いて行かれない日没を夜明けと勘違いするほど私の時計は現実とずれているまだ夜だったのかとショックを受けては進まない時計の針の痛みに部屋中を転げ回る独房に 叩き込まれたた囚人は泣こうがわめこうが決して 出してはもらえない今日もまた独房人生生きている刑の執行をひたすら 待...
私はあなたの前では自分の傷も 何もかも全部 晒すよあなたに傷口を 舐めて欲しいからあなたも私に 傷を見せて欲しい私もあなたの傷口を 舐めてあげたいからあなたは優しい世界に 通じる道の道案内だから心の奥に沢山 傷を負っていると思うなのにあなたはいつも笑って「元気だよ」と言っている無理をして優しい人ほど傷を 負いやすいだから 傷を舐めて治してあげたいの傷を舐め合うような真似 はしたほうがいいんだよひと...
わたしの吊り橋はぼろぼろでもう朽ちているから渡るのが怖いその向こうに立っているあなたを好きになった訳じゃない吊り橋を歩いていると朽ちた木材が一枚また一枚と落ちて行くから怖くてドキドキしてるだけあなたにときめいてる訳じゃないなのになぜ恋心なんか抱くの?わたしはもう夢見る少女じゃない恋は熱病平熱に戻れば終わると知っているのに吊り橋効果でしかないと知っているのにあなたを好きだと勘違いする心いや勘違いした...
ひとり寝ひとり夜ひとり飯(めし)「生まれてすいません」ほんとだね生まれて来た自分を万人に謝罪したい「堕落しろ」ほんとだね堕ちる所まで 堕ちて初めて見えるものが あるもんね太宰も安吾も案外 良いこと言うじゃんひとり寝ひとり夜ひとり飯その侘しさにそんなことをただ ぼんやり考える#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
春が 遠くに消えてったわたしと あなた二人の春の下真珠の指輪の その中で 子供のように 眠ったりグラスの氷と 戯れたり夜空の星を 盗んだりしたねでもわたしとあなたの満開だった 春がたった一度の春一番であっという間に散ってったわたしに春はもう来ないあなたの笑顔ももう消えた待っているのは限りない孤独 という現実だけ冷淡な秋の 入り口から無情な冬への 移ろいに抗うことはできない秋に ご奉仕して冬の 奴隷...
誰にも言えない悩みや痛みを乗り越える人生また ひとつ墓場まで持って行くものが増えましたそれでも生きるしかないのです生きるしか#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
私には明日の出来事もあさっての出来事も20年前の出来事に 感じられて20年前の出来事も30年前の出来事もつい昨日の出来事に 感じられて人生という時計の針が 錆びついて 動かないから全ては 20年前のまま全ては つい昨日のまま亡くした者たちをこの胸に 抱きしめ若い頃の 未熟な夢を思い今はない喫茶店で 珈琲を飲みひたすら過去を 生きている何年経っても 20年前今 何が起きても 20年前未来のない毎日が...
しとしと しとしとしとしととわたしの心に雨が降る 降る雨が降る胸の奥の奥に厚い雨雲が横たわって雨は すっかり止むのを忘れしとしと しとしと降り続く厚い雨雲わたしの心にかかった 霞一向に晴れは ないわたしの心は雨のち雨で濡れそぼつやむことを忘れてしまった心の雨を自分でもどうしてやることもできなくて雨の景色はわたしの心雨のち雨のわたしの心どこまで手を伸ばしたら雨雲を 突き抜けて青空を 掴めるのかわから...
冬の 悪戯つむじ風髪を 乱され胸 かき乱れ春を信じて裏切られ季節の谷間に埋もれて 泣いたやがて わたしは雪になる解けてなくなる雪になる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
わたしは 苦しみ苦しみは わたしわたしは 悲しみ悲しみは わたし苦しみの 汗が冬の大地に 染み込む悲しみの 涙が冬の冷気に 凍りつく苦しむために産まれて来たのそうとしか思えないわたしのつまらない人生はどこから見ても輝きを失ってただ冬の荒波だけが次々と押し寄せて来たそれを必死で乗り越えるしかない人生でだから草も木も風も色褪せてしまうの空も季節も陽も霞がかかってぼんやりとしか見えないのわたしは 苦しみ...
ああいい加減 洗濯しなきゃ 死にたい 死にたいシーツって干すだけでも大変・・・寝たい寝たい猫に餌をやる自分にも餌をやる いつまで生きればいい?湯を沸かして お茶を飲む 生きる意味ってなに?寝たい私の頭の中は寝たい と 死にたい だけで出来ているせめて 海のどん底まで思い切り 堕ちて堕ちてどうか日常から 離れて存分に苦しむ余...
私の血管を悲しみが 流れてる心臓が体中に悲しみを 送ってるだから 寒い部屋を 暖めても 暖めても寒い悲しみが体中を巡っているからこんなにも 寒かったと気づく悲しみは 冷たくて私から体温を奪い人間らしい心を奪うだから 寒くて寂しさに堪え難くて胸に手を当てるとトクトクと悲しみの鼓動が聞こえて来る鼓動は 止められないだから悲しみも 止められない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
春の陽気と言われても私には 寒い桜を見るのは楽しいと言われても私には 悲しい春の風が私の 涙の頬を撫でる涙のひと粒に詰まった夢が何度も落ちては 何度も破れた熱い珈琲から 孤独の香りが 漂う煙草を吸っては後悔の煙を 吐く雲は私の未来をさらって逃げるように 流れてく暖かく 皆が息づく春の宵私には悲しいばかりの春の未明桜前線は 毎年私を よけて北上するらしい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#...
街燈に照らされて雪が 降っている慣れない都会に雪が 降っている死者たちが しんしんと舞い降りて来る街中が今年も死に化粧を 施している喪中の街に広がる 静寂木々も道路も電線も真夜中の 死に化粧通夜の夜中の 死に化粧尚 白く尚 白くと 死に化粧誰が死んだか知らないけれど誰が死んだか知らないけれどこの静けさは弔問客が去ったあとの途方もない 静けさによく似てる酒をふるまって賑わってでも 幾晩も寝てない疲れ...
みんなは明日を生きている私は昨日と同じ今日を生き今日と同じ明日を生きる止まらない止まらない無限ループな私の今日苦しむために産まれて来たとホントかどうかわからない自分の役割をこなすため苦しむ苦しむ苦しむだけの無限ループな私の今日苦しむのが私の役割ならばこの身をよじらせて思い切り苦しむしかないのだろう全てをあきらめて全てを放棄してまた訪れる苦しみの今日を生きるしかないのだろうきっと#ネガティブのままで...
また 雪今度は 誰が死んだのかまた街いちめんの死に化粧葬列の 車もひときわ長く 連なっている私も 服を真白に染めて見えない 死人を 肩に 負いゆっくり 歩く街いちめんの死に化粧今度は 誰が死んだのかまた街いちめんの死に化粧私の 血で紅でも さしてあげようか街いちめんの死に化粧空が 霞む私の心も 霞む街中がしんしんと悲しみに暮れている街いちめんの死に化粧街いちめんの死に化粧#ネガティブのままでいい#シ...
自分の姿は やっぱりどこにも ないただ 皮肉なことに孤独という激痛にこの身をよじらせているときだけ私は自分が 生きていることを実感する色とりどりの日常みんながおはようとか おかえりとか言い合って 笑って零した涙が まだ熱いうちに拭い合ってる私にはもう得られない世界を背伸びして指をくわえて 垣間見るそして私はたったひとつの 救いもない独房な日常に意地悪な微笑みを向けられながら凍った涙を 頬に張りつけ...
悲しいほうへ悲しいほうへ行きたくないのに何故 行くの?ともる灯りを頼りにし幸せ求めているはずなのに結局いつも 涙雨悲しいほうへ悲しいほうへ一度でも喜びを感じたいのに涙 涙に暮れるだけ悲しいほうへ悲しいほうへどんなに陽射し求めても悲しい雲が 立ち込める#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
私の心が 映し出されたように冬空の 変化が激しい不安の大嵐不信の寒さと 依存の暑さ不穏な 私の心が空に 投影されてまた 私の心に戻って来る木の葉がひらひら 舞うだけで私の心臓は早鐘を 打つどんなに 息苦しくても逃げ道は ない発狂の海の波感情の嵐まるでひとり台風冬空が 狂う私の心が 狂う#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
刹那なわたしが刹那の夢見て目覚めたときの永遠に堪えられなくてなぜと問うなぜの問いに答えはないと知っていて問わずにはいられない脊中の十字架重たくて我が子の亡骸と渇いた魂引きずってうわ言のようになぜなぜなぜと問いつづけ我が子の亡骸抱き寄せて冷たくなったその体を暖めている生と死の区別さえつかなくなった心で#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
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わたしはわたしの物語を生きて来た苦しくて苦しくて堪え難いばかりのストーリーならハッピーエンドの展開になるでもそれはフィクションの世界の話でノンフィクションの世界ではバッドエンドが待っている気がして怖いいいえハッピーエンドになるかバッドエンドになるかはわたしの生き方次第どんなに苦しくてもこの血肉が悲鳴をあげても物語はいくらでもハッピーエンドに塗り替えられるがんばれ わたし嫌いな言葉を敢えて自分に課せ...
あなたは喜んでくれたでしょう?わたしの小さな決意をあなたは叱ってくれたでしょう?わたしの我が儘をあなたは寄り添ってくれたでしょう?わたしの苦しみにあなたは見守ってくれたこんなささやかなわたしをわたしが転んでも失敗しても決して手を出さず自力で起き上がるまでただ見守ってくれたそれこそが本物の見守りと知ったあの日々#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
忘れられないあなたの海に溺れて酔いしれた日々をわたしはいつもあなたの背中の潮が満ちるのを待って喜んで沈んで行った忘れられないあなたの口からぽろぽろときらきらと零れた言葉の宝石をそれがあなたの海の底に落ちてしまう前にわたしは急いで両手でかき集め大事に大事に宝石箱に納めたあなたの背中にいつも広がっていた 紺碧の海が恋しい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる...
ひと粒の涙が青い言葉になるひと夜の苦しみが赤い言葉になる一日の憂いが白い言葉になる悲しみが深ければ深いほど言葉たちが溢れるそうやってわたしは夜ごとこの感情を色とりどりの言葉に紡いで謳うことで何とか生きながらえている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
抱きしめられた日々の記憶を失ったこの悲劇を笑い飛ばす胸の内に迸る感情を封じ込めてハリボテみたいな日常をひたすら隠して満ち足りた日常を演じる悲しいと叫ぶ心を持て余しながら自分で自分を慰めるそうするしかなかったのそうするしかもっと悲しむ心を大事にしてあげていたらこんなに苦しくなかったのかも知れないだって悲しめる心は自然な心だから#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
このまま眠っていられるなら悪夢を見つづけてもいいひたすら眠りに恋焦がれ夜ごと薬を煽ってる眠りつづけたい眠りつづけたいあの夢闇に舟を浮かべて出かけたら目覚めずに済むだろうか悪夢と戯れまどろみの快感に耽ってまた無意識の底に落ちひたすら眠りつづけたい目覚めの度現実という悪夢が襲って来る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#苦しみ...
あなたという春に抱かれてわたしの根雪は溶けあなたという風に吹かれてわたしはようやく花開く限りないあなたという海に溺れ夜明けまであなたという夜空で瞬くあなたはわたしの生きる術あなたはわたしの人生そのもの#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
不安にとり憑かれると街中に無視されてこの部屋が孤島になるねえわたしはここよと声をかけても誰も誰も振り向かない誰もわたしを知らないなんてねえわたしを置いて行かないでその声は幼い頃から変わらないわたしを置いて行かないで幾度そう懇願しただろう神さまにお願いするみたいにお母さまにお願いしたのわたしを置いて行かないで置き去りにされた記憶が哀しい物語として今もわたしを傷つける#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#...
あなたの頬を涙がつたって落ちる前にわたしはこの手であなたの涙を何度も拭うあなたの涙はあの深い海からやって来た雫自分のためではなく誰かのためにこぼれた雫だからわたしはあなたの涙を海へと返すほんの束の間あなたの海で溺れる悦び深い深い海色の優しい雫#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
見上げる星空青白い星赤い星大きく瞬く星微かな光を放つ星やがてわたしもあの星空のひとつになって精一杯生きた分精一杯輝くからどうかわたしという星を見上げてたくさんの星の中からわたしの輝きを見つけて#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#いのち...
全身を何度も何度も波打たせ悦楽に果てたあの夜昂ったまま遠浅の海に二人重なり沈んだ あの日もう一度もう一度と願っても時の流れも血の流れも冷酷でもうそんなに時が経ってしまったの?帰って来て帰って来てと聞き分けのない駄々っ子のようにいつまでもあの日のあなたをせがむわたし#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
皆知ってるはずの青い空を誰か見たことがある?空そのものを空の青は人の数だけあるわたしの見ている世界とあなたの見ている世界はきっと違う青い空も緑の若木も白い雲も人の眼前に広がる世界は曖昧で不確かなものだからこそ青い空そのものをわたしは見たい同じあの空をあなたと共有してみたい確かに存在する空を#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
装飾品をまとって自らを飾って飾って飾り立てても余計に老いた自分が浮き彫りになるだけで哀しいからネックレスもブレスレットも何もつけずにあなたと会おうフルメイク禁忌金髪 禁忌ただ 今のわたしのままのわたしでいよう酒池肉林に溺れた日々も夢のあと今ではひたすら花鳥風月謳うのみ#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
いつもと変わらない日常信号街並み行きかう車揺れる草木死にたい空が晴れ渡れば晴れ渡るほどその思いだけが弧を描いてわたしの頭上に横たわる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#いのち...
いくら夢を追いかけてももう叶う夢などないことになぜ気づかないの?いつまで経っても夢を見たくて夢はいつでも音を立てて破れて深海の底に沈んで行くだけなのにやるせないただやるせないだけの日常が横たわっているのに沈んで行く自分を感じながらまだ夢を追いかけている褪せた唇を少女の紅き唇と妄想したまま時の流れに逆らったまま#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
心がすっかり忘れてるのに悲しい記憶はこの血肉が骨が覚えてるだから血肉がえぐられる骨が唸るわたしも知らないもう一人のわたしの血しぶきみたいな悲鳴に鼓膜が破れる何がそんなに悲しいの?そう問うと体は沈黙するその扉をピタリと閉めて何も答えない忘れたはずの悲嘆が苦悩がまた深い傷を作る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
わたしは春を追いかけるたった一厘の花だけをこの胸にそっと抱いて暖かな春を芽吹きの春を桜の春をわたしの春はもう とうに過ぎ去ってしまったことも忘れていつまでもわたしは春を追いかける#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる#悲しみ...
うつの深みにはまると街中がモノトーンになる花も草も色を失う頭上に広がる空も忘れ果てこの部屋は独房と化す死 に抱かれてわたし は消え失せるうつの深みにはまるとわたしは人でいられなくなる理性も思考も失って沈んでくどこまでも沈んでく#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
幼いわたしが泣きながらこの胸の内を叩く叩く汚れてしまったわたしより幼いわたしの言葉は無垢だけど真実だけを叫ぶだから無垢な言葉を封印しないでどうか耳を傾けて「だいすきなのとめてとめてとまらないの」幼いわたしの叫びに胸が痛む無垢な言葉がわたしに響く「だいすきなのだいすきがこぼれちゃうの」無垢な言葉は誤魔化しがきかない#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
規則的な拍動が心臓から爪先にまで赤い涙が循環していることをわたしに伝える毎日毎日毎日止まることなく循環してる憂愁に閉ざされたこの体内を一刻一刻一刻と休むことなく巡りつづける赤い涙ときに張り裂けそうになる胸を押さえときに痛みに堪え悲嘆を超えてこの身 果てても巡る涙を光に変えゆく#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
今日はこんな昼間に珍しく 穏やかな気分だ休日のせいだろうかそれともこの雨のせいだろうか電線に 雨粒が並んで私のために 泣いてくれている泣けない私の代わりに空が号泣してくれている雨の日は 優しい街中が 涙に暮れて木々も小鳥も 花びらたちもみんな涙に 濡れているから雨粒の調べが私の耳に 心地良い雨が奏でる 幻想即興曲がこの耳に 優しい泣けない私の代わりにみんなが泣いてくれる泣けない私の代わりにみんなが...
桜も見ずに嗚咽する はるはあけぼの海も無縁に汗と涙を 交互に噴き出す なつはよる紅葉みたいな血反吐吐く あきはゆうぐれそして凍える体を自分で暖めるしかない ふゆはつとめて繰り返す 四季はいと くるしたったそれだけの感情たちに支配されて生きている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
流した血の分だけいつか報われるのだろうかどれだけ血を流しても先のことなどわからない安易な夢を見つづければ見つづけるほど傷は深くなる一方なのに安易な夢を見てはまた 血を流す流した血の分だけせめて 休ませて欲しいこの モノトーンの景色に一色でも色を添えて#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
乙女たちが 集っては互いの夢を 語り合うきらきら きらきらその輝きは真夏の海の 水平線未来は 無限に広がっている私にもそんな時代が あったのねと思ってみても 帰れない乙女の頃には 帰れない未来は 既に見えている赤い唇 色褪せてとうに 春など行き過ぎてそれでも まだまだ生きるのか大人の 色香がまだあるなんて思ってみても今日も眠れぬ やつれ顔ただ ひたすらに褪せた 唇なぞるだけ#ネガティブのままでいい#...
傷つけ合いすれ違い恨み節を 口ずさみもう 人なんか誰もいらんと思うそれでも暖め合い重なり合い互いの血の ぬくもりを感じると人と居たいと思う矛盾や 理不尽や不条理を 感じるのは人と関わるせいだけど いつも矛盾や 理不尽を解いてくれるのはやっぱり人と関わるせい悲しみや苦しみを一緒に背負ってくれるのもやっぱり 人で等しく赤い血が流れた 人を 求めてやまぬ声なき悲鳴のように人を求めてやまぬ#ネガティブのま...
うつうつ雨が続いたあとは瞬く星に恋い焦がれ頭にかかった霞が晴れたら星を 集めてきらきらきらきら戯れる悩みごとなど 皆あの天の川に 溶けて遠く遠くに消えてゆく蝉の亡骸夏の跡吾子(あこ)の瞳の星の色#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
ほたるのひかりまどのゆきいまこそ わかれめいざ さらば春になると歌った歌昔々に歌った歌今はもう歌えないだって若木のようなあの頃のわたしはどこにもいないからほたるのひかりまどのゆきいまこそわかれめいざ さらばその歌に涙して友達と抱き合ったわたしはまだ人生の重たささえ知らなかったほたるのひかりまどのゆきいまこそわかれめいざ さらば昔々の 春の歌#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
やむのを忘れた梅雨の日の雨みたいに泣き明かす骨を断たれるみたいな悲しみに 堪える肉を削がれるみたいな苦しみに 堪える胸に手を当てて乱れた呼吸を必死に 抑える生きるのがつらくてただ生きるのがつらくて#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇#いのち...
日が昇ると心は沈む日が沈むと心は昇る朝眠りについて夜目覚める時は未来に向かっているのに私は過去に向かってる心は巡る 季節にいつも 逆らって時の流れにいつも 反比例しているみんな前に向かって歩いてる私は後ろに向かって歩いてるだから 孤独を拭えない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
冷蔵庫の中身と私の孤独は比例する何度 開けてみても冷蔵庫は 空っぽで何度 この胸に手を当ててみても私の心も空っぽで夢が見たいたとえそれが幻影でしかなくても夢が見たいたとえそれが嘘偽りだとしてもどの道どっちが現実でどっちが夢なのかわからないのだから渇ききったこの心に水が欲しい空っぽのこの心を夢色に 染めてみたいお願いお願い一時でいいから空っぽなこの心を誰か 埋めて#ネガティブのままでいい#シニア女性#...
朽ちた花をもう一度生け直すように朽ちた花をもう一度咲かせるように精一杯のお洒落をして美容院に行って化粧を施すだけど所詮は朽ちた花生きているあの花のように色鮮やかにみずみずしくはなれなくてそれはわかっているけれどどうしてももう一度生き生きとしたくてそうそれは化粧や服装なんかでは誤魔化せないこの胸の奥に眠る等身大のわたしが目覚めたときに初めて新しい芽が吹いて生き生きとできるのに#ネガティブのままでいい#...
今更生きる意味や生きる価値など考えて悩むことが一体何になる?わたしがどんなに悩んだところで今日も日は昇り日は沈むわたしがどんなに泣き暮れたところで季節は春から夏になるわたしが生きていたところで何の意味もないのかも知れないでも自然が巡るのと同じようにわたしは生かされている花がその花びらを広げるようにわたしは生かされている心底そう感じられたらわたしはきっともっと楽になる全て あきらめて全て 手放して#...
一度でいい小鳥のさえずりで目を覚ます平穏な朝を迎えてみたい自然が織りなすいのちと共に目覚めるのはきっとこの上なく心地良いのだろうなのに私はいつだってただ不穏な心を持て余したまま眠れぬ私の耳に無神経に無機的に響くのはパトカーのサイレンの音その音量は私の鼓膜を破るように激しく響き私を思い切り不安に追いやる優しい小鳥たちの声も季節を知らせる頬 撫でる風も奪われて#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#...
春は もうほらあそこの 横断歩道の所まで来ている夏が ほら雨粒に込められて街中を輝かせている皆が生き生きと活気に満ち溢れてる生の季節がようやく訪れたというのに私の心は 疲弊して真冬の孤独かじかむ この手死に絶えた季節のまま#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
小さな花の花びらが震えるような切なさこの胸が押し潰されそうな痛みもう一人のわたしがわたしにつぶやく人を好きになる気持ちは抑えられないものだけれどそれはにせものの恋心あなたはただの感情中毒よもう終わりにしなさいとしきりに告げるこのままではずぶずぶと沼に足を取られて抜けられなくなるそれは 恋ではなくまるで 麻薬みたいな感情中毒恋する気持ちはにせものの感情麻薬の快感がわたしを冒すそして禁断症状に苦しみ悶...
グレーゾーンの わたしは生にも死にも行かれないグレーゾーンのわたしは天国にも地獄にも行かれないグレーゾーンのわたしはケモノの仲間にも鳥の仲間にもなれないグレーゾーンのわたしはいつもひとりぼっちまた弔いの夏が来る#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
お天気でも見るように人は 死んで行くものなの今日は天気が良くてよかったねえ と言うのと おんなじに雨が降って来ちゃったわねえと言うのと おんなじに人は死んで行くものなの毎日 ふと人は 死んで行くものなのまるで梅雨の日の木の葉に揺れる雨粒が零れ落ちるのとおんなじに毎日ふと人は 死んで行くものなの当たり前に朝が来て夜が来るのとおんなじに人は 死んで行くものなのだから私たちは精一杯生きなくてはいけないの...
昔 あなたと見上げた空を今は独りで 見上げてる二人で見上げる空と独りで見上げる空とでは青さが違うことを知った私独りの目に映るのは淡い淡い 悲しみに滲んだ 青あなたと二人の目に映るのは深い深い 優しさに包まれた 青私はあなたとあの空を見上げたいそうすればこの悲しみの空が癒されてきっと私も優しくなれるはずだから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
朝 目覚めるのが苦しくて朝食の支度をするのが苦しくて買い物に行くのが苦しくて働くことが苦しくて何でもない日常が苦しくて逃げ場が ない生きているのが苦しくて逃げ場が ない太陽の下花はこんなに精一杯花びらを広げているのに雨に濡れた草木はこんなに深い緑に輝いているのに街は生き生きと活気に満ちているのに私の心にはそんな景色さえ何ひとつ映らない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
夏だというのにどんどんさむくなるどんどんひとりになるせいぜいこの程度だろうという未来がもう見えているのにそれでも終わらない毎日を生きるしかないOnly oneなんかじゃない私はOnly oneなんかじゃないそれでも生きるしかない路地裏の野良猫みたいにひっそりと生きるしかないそれがOne of Themの宿命#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...