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精神疾患のある人を、無理に結婚させても不幸が広がるだけ。 何もいい事はない。 一緒になった相手にも精神的な不健康がうつっていく。 小学校高学年で塾へ通い始め、成績が一番になった。 すると今度は、クラス委員に選ばれない事を非難した母。 何も悪い事はしていない。 なのにとんでもない悪い事をしたかのように注意される。 期待通りにやればやるほど損をする気がした。 人間の欲望には上限…
子供の頃、両親のケンカが始まると私は何も言えずに固まっていた。 父親の競艇場通いが母に知れ、言い争いが始まる。子供の私にはどうにもできない状況だ。 母の甲高い声、責め立てる声、金切り声に身がすくんだ。 静かになったところで両親が仲良くなるわけではない。 重苦しい険悪な空気だ。 私はそうやって他者のトラブルの渦中で成長した。 それに対処する方法を学ばず大人になった。 …
健全な家庭で育った人は、自分との付き合い方を心得ている。 誰にでも長所や短所はある。 それはそのままでいいのだ。 長所を伸ばし、短所には気を付けて周囲と上手くやっていく。 自分をよく知っていれば失敗や危険を回避する事ができる。 しかし機能不全家庭で育った人は、子供時代から自分を抑え込んで生きて来た。 元々の性格に加え、機能不全家庭の影響から偏った生き方の癖、特徴が身に付いている。 …
「怒りを感じていても、その時に上手く言葉になって出てこない。」 私はカウンセラーの先生にそう話した。 すると、私の言語に問題があるのではなくて、受け止められない相手だからと先生は答えた。 怒りの感情をぶつけて受け取ってくれる相手には、言葉が出て来るそうだ。 「怒りの感情を爆発させても、それをよしよしと受け止め、包んでもらえたという体験が、自尊感情を高める。」 カウンセラーの先生はそう…
高校生の時は、国道の路面電車に乗って通学していた。 定期券の期限が切れそうになると、次のを申し込んで購入する。 タイミングが遅れて数日間の間が空くと、乗車するのに現金の小銭が必要になる。 一度、そういう事になった。 母はその金がもったいないと怒ってわめきだした。 食事中だった。 子供の頃から金の事で文句を言われ続けて来て、それが慢性的な日常生活の風景になってしまっていた。 …
情緒的に側にいない人を好きになる。 機能不全家庭に育った人の回復テキストにそう載っている。 健全でなくても、自分の生まれ育つ環境に適応しなければ子供は生き延びられない。 自分を守るため、親の顔色を窺いそこに照準を合わせ育つ。 感情やそれを表現するコミュニケーション能力を養うのも、自己主張と協調のバランスを学ぶのも、子供時代から少しづつ積み重ねて行くものだ。 機能不全家庭はその体…
10月初旬、歯科治療が終了しました。 やっと終わりました。 待ち望んでいた治療の完成。 なのでもっと、弾けるような嬉しさがあると思ってたのですが。 そうではなく、 ゆっくり、ゆっくりと力が抜けて行く、 そんな感じになりました。 長かった。 丸3年は長かった。 毎回の治療の後、支払いを済ませ、次の予約の日程を取ります。 家に帰って、カレンダーのその日に…
私にトラディショナル、正統で健全なものは似合いません。 2年と10か月目に入った歯医者通い。 治療は終了し、残るのは上の前歯の作成だけになりました。 待ちに待った自分の理想的な歯。 だけど歯科技工士さんが作ったのは、顔の中心が通った適切な大きさの整然と並んだ歯でした。 それを入れようとすると3本しか入りません。 元々私の上の配列が異常だからです。 犬歯と犬歯の間に…
1月の再植手術で最後だと思ってましたが、3月になって、奥歯の高さを調整する外科処置を受けました。 外科処置としては再植の方が、高度な技術の要る難しいもの…だと思います。 事前の規則も厳しいし費用もかかりました。 だけど受ける側としては3月の方が結構、キツい感じがしました。 奥歯なので耳に近く、器具で削る音が大音響に聞こえてかなり怖かったです。
一昨年から必要だと言われていた、歯の再植手術を7日に受けてきました。 所要時間、一時間30分。 左上の奥歯の治療です。 抜歯はさすがに強烈でしたね。 やや時間がかかりました。 麻酔が効いているので最初はほとんど感覚がありません。 だけど作業が進んでいくにしたがって、歯が器具で揺さぶるように動かされ…
アダルトチルドレンは大人になってから、合理的に効率よく人生を歩んでいけないとテキストに載っていた。 幼少時代から親である大人が、自分たちの勝手な都合で育てたためだ。 保育園に預けると金がかかるから、幼い私を家に置いた母。 自宅で洋裁業をしてる母。 側にいると仕事の邪魔になる。 しゃべってうるさいから口の中に長く残るお菓子を入れていた。 何もかも大人の勝手な解釈で育ててきた。…
松岡要は演奏を常に先輩と比べるだけだった。 こいつも母と同じで他人と比べた。 母は従姉をいつも引き合いに出して私を貶した。 松岡も同じだ。否定するだけで先が無い。 比べる指導法や教育法は その子にとって未来が無いのだ。 その子は先輩でも従姉でもない。 別の人間なのだから…
自助グループへ参加するようになって3か月たちます。 たぶんどんなに話しても吐き出しても、自分の中の恨みは消えてなくならない。そう思っていたし、今もその気持ちに変わりはありません。 生まれ育った環境。 人に与える影響でこれ以上大きいものはないでしょう。 生まれてからの15年。 15年の限界点。 そこまで正常な環境で成長してきた人はいい。 その後、困難があったとしても正常な自分の価値…
ピアノとか塾とかそんなんどうでもいいから、歯医者探せよ。 歯医者、探してくれよ。 子供時代に戻って親に何か言えるとしたらそれしかない。 言いたい事はそれだけ。 母が夜遅くまで自宅で仕事をしていたのは、父親の借金を返すためだけじゃない。 生活を向上させるためだ。 母は冠婚葬祭用の真珠のネックレスやブローチを持っていた。 親せきと肩を並べて付き合うために、張り合って競い合って生き…
ミシンの騒音とアイロンを台に叩く鈍い音、そんな作業場で暮らした。私が生まれた時からの日常だ。 父親はバイク(カブ)で役所へ出勤する。だから日中は家に居ない。家は母の仕事場だった。一日中ミシンを踏むか手縫いの細かい作業をしていた。 私は母の仕事しか知らない。 父親の役所での仕事を具体的に聞いた事はない。 会話が無かったからそういう話題も出なかったように思う。 水道局だったはずだ。知っ…
私が幼少の頃から生涯、外へ働きに出た母の姿を見た事はない。 いつも家にいて作業場で洋裁をしていた。 ミシンを踏んでいない時は手縫いの細かい作業をしていた。 仕事はお客様の採寸から始まる。 その前にデザインの打ち合わせをするのだが、生地はどちらかが用意するか、お客様が持ち込まない時はこちらが商店街の生地屋さんへ行き調達する。 ボタンやファスナーもストックに適切なものが無ければ、裁縫…