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夏はこれでも結構好きなんです。今年はちょっとバテてしまったけれど。先日思い立って、というかブログのおともだちの影響で、吉祥寺駅周辺に立ち寄ってみました。車を停めて街中を歩いてみたら、夏の終わりを惜しむような服装の人たち。お肉のさとうのメンチカツには相変わらずの行列。ああなんかいいな、と思いました。やっぱりこの街はすごく魅力的なんだろうなあと。むかし、大島弓子先生の漫画が大好きでした。そんな少女時代を過ごしたわたしは、上京してすぐの休日には、たしか井の頭公園に出かけたのでした。公園そばにある有名なヴィンテージマンションにお住まいの頃の大島先生の作品が特に好きでした。だからきっと今で言うところの聖地巡礼?という感じなのでしょうか。そんなむかしのことまで思い出しました。このくらいの季節って、なんだか時々胸がきゅ...夏の終わりの吉祥寺
大島弓子さんの作品が大好きで今も大事にしている。読んでも読んでもまた読んだ。大島さんの猫の作品。綿の国星全4巻サバの秋の夜長大きな耳と長いしっぽチビ猫の成...
先日、「月刊フラワーズ1月号」の予約を入れようと、Amazonのサイトを開いたら、この本が発売されている事を知りました。迷わず買い求めましたが、読めば必ず泣いてしまうという物語をなぜ私は買うのかと、自分に問うてしまいました。でも買って読まずにはいられないのです。大島弓子さんの猫愛に触れたいから。そして大島さんの家の猫たちの生き様に触れたいから。でもこの本は、作者にそんなつもりはなくても、猫さんたちへのレクイエムになっているように思います。帯にも「愛と哀しみの第4弾」とあります。トラのお話。ミケマルのお話。モーモーのお話。じみ山のお話。きじ太郎のお話。ウリちゃんのお話。野良猫デラックスのお話。カラス子のお話。ドライアイが治ります!去勢したのに、発情期が来てしまう猫「じみ山」。雄たけびとスプレーで作者を悩まし...「キャットニップ4」
もうすぐ7月、本格的に夏がやってくる。というわけで是非「夏」を予習しよう。今回の自選作品は以下。 まずは、村上春樹著『風の歌を聴け』。あの! 村上春樹のデビュー作。これは必読だ。あらすじは大学生の「僕」と友達の「鼠」が一夏バーでお酒を飲みまくりつつ複雑な恋愛も少しするというものだが、なにより情景がいい。近年の村上春樹の小説は重厚な筋書きと伏線があってそれはそれでいいけど、初期の村上春樹作品はいい意味であっさりしていて、心に妙に残る。 ひどく暑い夏だった。半熟卵ができるほどの暑さだ。 僕は「ジェイズ・バー」の重い扉をいつものように背中で押し開けてから、エア・コンのひんやりとした空気を吸いこんだ。…
27 ウンチの前後は走る お母さんが、走り回ることがある。はじめは、猫の運動会か、と気に留めなかった。何度か見かけるうちに、その行動の発現条件を発見した。少し腰を浮かせてややうなりながら、あちこち勢いよく走っていたかと思うと、玄関の猫トイレ