今年、70歳になり古希を迎えます。 古希は、中国の詩人・杜甫(712-770)の詩の「人生七十古来稀なり」に由来すると言われておりますが、杜甫の時代は、日本では奈良時代(720年「日本書記」、751年東大寺大仏殿完成など)で、平均寿命は30歳(サザエさんに時代の男性の平...
最大の終活は、健康寿命をいかに長く維持し、周りに負担・迷惑をかけない取り組みをすることだと思います。
終活とは、老人施設や遺言、葬儀・墓などに限ったものはなく、それらが、残されたものに迷惑をかけないというものが基本であるならば、最大の終活は健康寿命をいかに長く維持し、周りに負担・迷惑をかけないかの方がより重要ではないかと考えるようになりました。 それらの取り組みを書き留めさせていただきます。
脳科学者の西剛志先生は、「よく噛むことの効果」として、次のことを挙げています。 運動機能や健康機能が向上 やる気が出る 記憶力が高まる 認知症を防げる 免疫力を高める 咀嚼はドーパミン神経を活性化する上で、とても重要な役割を担っています。 ドーパミ...
小学生高学年のころから近視で眼鏡をかけ始め、眼にはコンプレックスがあります。 眼鏡は似合わないと感じ嫌いでしたし、見難かったり、度が進み何度も眼鏡を買い替えたり、不便な思いをしてきました。 年をとって老眼が入った当初は、眼科で検眼やレンズの交換の頻度も高まりました。 ...
“リンパ”って、全く知識もなく関心もありませんでした。 録画しておいたNHKあしたが変わるトレセツショー「リンパを大解明!簡単ワザで足&顔のむくみを解消」を見ました。 番組の最期で、「足&顔のむくみ」に止まらず、リンパの流れをよくすることは、むくみを取り去るだけではな...
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今年、70歳になり古希を迎えます。 古希は、中国の詩人・杜甫(712-770)の詩の「人生七十古来稀なり」に由来すると言われておりますが、杜甫の時代は、日本では奈良時代(720年「日本書記」、751年東大寺大仏殿完成など)で、平均寿命は30歳(サザエさんに時代の男性の平...
NHKきょうの健康で、「健康寿命をのばそう!健康日本21」を取り上げていました。 「健康寿命をのばそう!」は、私のこのブログのテーマ「終活」の肝となるものですし、「健康日本21」とは何?ということで大いに関心をもって視聴しました。 「健康日本21」とは、厚生労働省が推...
区報で、高齢者健康体操教室の案内を見つけ、応募したところ、幸にして受講となりました。 この教室は、場所、曜日、運動強度(中、弱)が選択制で8斑編成となっており、場所により1班は90人か50人となり、週1回で全40回、1回1時間20分です。 私は、区総合体育館で、金曜日...
前回からの続きで、NHKで放送された“英雄たちの選択”「古代日本のプランナー・藤原不比等」での“天照大神”は持統天皇をモデルとして作られたものという内容についてです。 いろいろと出てきますので、ここの時代の天皇を整理しておきます。 第38代 天智天皇(中大兄皇子) 第...
NHKで放送された“英雄たちの選択”「古代日本のプランナー・藤原不比等」では、“天照大神”は持統天皇をモデルとして作られたものという内容だったので、驚愕するとともに、だんだん私の中の歴史の不思議の霧が晴れていく感じがしました。 日本書記における史実の捏造については、20...
ミトコンドリアが酸素を使って作り出すATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー分子が、全ての生物の生命活動に必要なものであることは、2回に渡って書いてきましたが、そのミトコンドリアは、生体内の約95%の酸素を消費し、そのうち1~3%(3~10%説あり)が活性酸素種に変換...
前回、ミトコンドリアが作り出すATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー分子が、全生物の生命活動に必要なものであることを書きました。 ATPは、安静時から筋に蓄えられており、急な運動時にもすぐに使えるようになっていますが、蓄えられている量には限りがあり、すぐに枯渇して...
以前、美木良介さんの「120歳まで生きるロングブレス」に取り組んでいたことがありました。 それは、あの石原慎太郎さんのテレビ出演を見たからでした。 石原さんは、軽い脳梗塞発症以降、歩行困難になっていたところ、三木さんが「自分なら1年後に元気に歩けるようにできる」と名乗...
ウォーキングは、私にとって最大の健康寿命延長対策で、過去、2022.11.4と2023.6.30の2回、このブログに書いているのですが、池袋大谷クリニック院長 大谷 義夫 先生が、自ら実験研究した訳ではないのですが、ウォーキングに関する世界の論文を徹底研究したそうで、いく...
NHKあしたが変わるトリセツショー「ビタミンD取説!世界が注目骨丈夫&インフル予防」を見て、ビタミンDについて認識を新たにしました。 なんと!世界で10億人以上の人がビタミンD欠乏で、日本でも79%の人が欠乏しているのだそうです。 人間の皮膚にはコレステロールの素とな...
前回の「ラクトバチルス・ラムノーザス(L8020乳酸菌)」では、いかに虫歯菌や歯周病菌に有効なものであっても、住処である歯垢が食事をしてから約4~8時間で作られてしまうため、その歯垢を歯磨きやフロスで落とすことが必要であることを書きました。 そこで、歯磨きの話なのですが...
ラクトバチルス・ラムノーザスとは、呪文ではなく、乳酸菌の一種であるラクトバチルス属ラムノーザス株の一つで、広島大学大学院医系科学研究科の二川浩樹教授が、虫歯や歯周病になったことのない健康的な子ども(2週間ほったらかしでも虫歯がない)の唾液の中から発見した非常に抗菌性の高い...
2023.3.10に「免疫力向上について」を書いたところですが、日曜朝の「健康カプセル!ゲンキの時間」で取り上げた「風邪をひかない人は何が違う?免疫力を下げる意外な悪習慣」は参考になりました。 前回は、「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があり、獲得免疫を高める方法として...
紫式部は、源氏物語を書き続けることにより、一条天皇と彰子を結び付け、後の天皇を生ませるという道長からのミッションを達成したわけで、物語的にも、パピーエンドの大団円かと思いきやそうではありませんでした。 道長も今だ摂政になれていなかった段階であったので、摂政になるため、源...
前回に引き続きです。 再掲になりますが、源氏物語誕生の背景を考える上で必要な登場人物です。 ( )内は、「光る君へ」の配役です。 藤原兄弟は、 道隆(井浦 新)、詮子(吉田 羊)、道長(柄本 佑)、他 一条天皇(塩野瑛久)は、円融天皇(坂東巳之助)と、詮子(吉田 ...
NHK大河ドラマで「光る君へ」が始まりました。 それに合わせてか、「英雄たちの選択スペシャル 紫式部 千年の孤独 ~源氏物語の真実~」が放送され、私のいままでの源氏物語のイメージが180度変わりました。 源氏物語は、訳本でも読んだことはなく、読んだのは、小泉吉宏氏の「...
先週からの流れですが、「緑茶には血液をサラサラにしたり高血圧の解消に役立つとされる「カテキン」「テアニン」の成分が含まれていて、血管の老化を防ぎ、認知症を予防する効果も期待できる」ということらしいのですが、いつも飲んでいるのに知識が皆無です。 そして、緑茶には、種類があ...
2023.10.28に投稿した「脳の血管と血流」などと重複する部分はありますが、PRESIDENTの「血管革命」という特集は参考になりました。 人体の中には、動脈、静脈、毛細血管の三種類の血管があり、全てを繋ぐと10万kmにおよび地球を2周半するほどの長さが巡っています...
新年おめでとうございます。 地元の氏神様に加えて、有名寺社に詣でられる方も多いのではないでしょうか。 自宅近くの浅草、浅草寺も大賑わいです。 その浅草寺の縁起についてですが、御本尊の観音様は、(推古天皇36年(628)3月18日の早朝)隅田川のほとりに住んでいた檜前...
私が突発性難聴からメニエールとの診断を受けて通院していることは、2022.9.30の「“夫源病”について」で書いたところです。 その頃は、耳鳴りと高音部(日常生活音より高い部分)の聞こえが悪かったのですが、最近になってさらに生活音の音域でも聞こえが低下してきているようで...
人間ドック受診2週間前に血圧を測ってみると、上は10、下は5mmHg高くなっていました。 血圧は、降圧剤を飲んでいることもあり、以前は毎日測っていたのですが、昨年末くらいからあまり気にし過ぎても精神安定上良くないと思い、測るのを止めてしまっていました。 でも、さすがに...
青木厚先生は、著作「「空腹」こそ最強のクスリ」で、「朝食を抜き、「食べすぎ」をやめる。それだけで人は健康になれる。」、それは、(朝食を抜いた)16時間の「空腹時間」が「オートファジー」を誘導し、様々な健康効果をもたらすこと、そして体重・BMIに関しても、身体の脂肪がどんど...
先週の大腸内視鏡に引き続き、人間ドックを受診してきました。 結果は、3週間後に送付されますので、追って書きたいと思っています。 人間ドック受診前のことなのですが、健康寿命を全うするための、自身の体重とBMIの適正値について考えが揺れていました。 和田秀樹先生は、アメ...
今週は、大腸内視鏡検査を受けました。 昨年同時期、S字結腸に直径5mm大のポリープ(腺腫)があり、切除したため、1年後の検査を申し渡されていたためです。 腺腫は、良性のものでしたが、放置すれば癌化するものなのだそうです。 今回も、残念ながら横行結腸に5mm大のポリー...
3月最終土日の2夜連続スペシャルドラマ「キッチン革命」を見ました。 主人公は、葵わかなさんから薬師丸ひろ子さんにバトンタッチして演じらた香美綾子です。 この香美綾子という人物のモデルが女子栄養大学の創設者であり、日本の現代栄養学の礎を築いて「栄養学の母」とも言われる「...
ここのところ、自律神経や免疫力について書いていましたが、3月26日(日)TBSの健康カプセル!ゲンキの時間で「最新研究!笑いがもたらす健康効果」においても笑いと自律神経や免疫力の関係が取り上げられていました。 副題にあった「笑わない人は死亡率2倍!?」については煽りすぎ...
前回の「結局、自律神経がすべて解決してくれる」では、腸内環境を整えるため重要な役割を果たしている「腸内細菌」は400~500~1,000種類以上あって、個数で100兆個以上、重さで約1.5~2.0kgにもなるということにまず驚きでした。 そして、腸は、“第二の脳”で、脳...
順天堂大学医学部教授小林弘幸先生の「結局、自律神経がすべて解決してくれる」を読んでみました。 2019年7月に岡山大学と国立がん研究センターなどの共同研究チームによって、「自律神経が、がん増殖や転移に関係している」ということが発表されているとの記述もあり、興味を惹かれま...
前回紹介した長尾和宏先生の「病気の9割は歩くだけで治る!」も少し極端な気がしますが、免疫システム・細胞を高めることに有効ということなら、歩くこと(軽い運動)だけではないでしょうから、インターネットで検索してみました。 「自然免疫応用技研株式会社」と「医療法人澄心会 豊橋...
タイトルは、前々回紹介した「長尾先生、「「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?」の長尾和宏先生の著作です。 帯には、「現代病の大半は、歩かないことが原因だった」「医者に払う金があるなら、靴に使え!」とあります。 うつ病にしても、がんにしても、アレルギーや免疫系の...
ここのところ、“がん”について書くことが多かったですが、きっかけになった近藤誠先生の「がん治療に殺された人、放置して生きのびた人」「がん放置療法のすすめ」や長尾和宏先生の「長尾先生、「「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?」については、ポイントの部分は付箋をしておい...
NHK「きょうの健康」(1月号)「がん 絶対に知ってほしいこと3選」を見ました。 1 「標準治療」は最善の治療 2 信頼できるサイトは1割ほど 3 がん相談支援センターを頼ろう の内容でしたが、今回の放送を見ただけでなのか、とても中途半端に感じました。 過去から様...
近藤誠先生の「がん放置療法」を読んで、疑問が残ったので、長尾和宏先生の「長尾先生、「「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?」を読んでみました。 「絶対に後悔しないがん治療」と副題がついています。 そして、この本の趣旨が次のように書かれています。 「町医者だから...
和田秀樹先生がその著書の中で紹介し、支持している近藤誠先生の説に興味を持って「がん治療に殺された人、放置して生きのびた人」「がん放置療法のすすめ」を読んでみました。 いまだに、その内容について消化しきれていないのですが、日本の医療や医師についての不信感とか疑義でいっぱい...
老人脳について、脳科学者である西剛志先生の著書「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」を以前紹介しましたが、雑誌「ハルメク」2023年2月号に、「認知症は先手を打てば防げます」という興味深い記事がありました。 認知症全体の約7割を占めるアルツハイマー病について...
私のブログは、「終活」をテーマにしていますが、「終活」は、老人施設や遺言、葬儀・墓などのことに限ったものはなく、それらが、残されたものに迷惑をかけないということが基本であるならば、最大の終活は、健康寿命をいかに長く維持し、周りに負担・迷惑をかけないことが重要な取り組みだと...
前回の「出汁について」の中で書いていたファイトケミカルですが、随分前にテレビで紹介されていた高橋弘先生の「ハーバード大学式命の野菜スープ長生き味噌プラス」などに書かれているものです。 スープや味噌汁に関しては、小林弘幸先生の「医者が考案した「長生きみそ汁」」や内野勝行先...
年末年始で料理をする機会も多く、改めて出汁の大切さを実感しました。 以前、東京ガスの料理教室で、「出汁」について学ぶ機会がありました。 「にんべん」から講師の方を招き、鰹節と昆布のそれぞれ2~3種類を、湯にかけるタイミング、時間によって引き出される出汁の違い、鰹節と昆...
和田秀樹先生は、「高齢者は、老いていく暮らしを安定させ、身心を健康に保つため」には、「老後の経済学」が必要で、これにより老後資金を巡る不安を建設的に解消していくことができるとされています。 先生は、まずは働くことを推奨されていますが、働くこと以外で、老後の資金を増やす方...
2019年に老後2,000万円問題が話題になりました。 この2,000万円というのは、総務省の家計調査において、高齢者無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の収入が月額約20万9千円、支出が約26万4千円でしたので、月額約5万5千円不足となるため、30年間では約2,00...