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2022/06/30

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    戦いに勝った。開始時刻から一分と経たずに決着がついて安堵する。息を整えたあと、再度同じ操作をしたが、アクセスが集中しているようでサイトに繋がらなかった。見知らぬ誰かはまだ戦っているようだ。 冬の帰省は、いつぶりだろうか。この頃は、特にいつと決めずに帰省している。家族全員が揃わずとも、予定の合う者だけが同行する。 昨年末、一人で実家に帰省した夫は今年も帰省するという。今年予定の合う者は、私、息子、娘。珍しく四人揃って帰省することになった。 夫からの転送メールで、新幹線の切符が一年前から予約購入できることを知り、驚く。いつからそんなサービスを提供しているのだろうか。限られた席数ではあるが、早くに予…

  • 本人なのだが

    詰んだ。 ”メモに残す”は鉄則だと頭では分かっている。そう、だからメモのとおりの文字を入力した。なんなら記憶していた文字と同じである。 ログインできない。 まさか一年以上メールを受信していなかったとは驚愕である。サブスクの解約完了メールが届かず、発覚した。 携帯電話には複数のメールアドレスを受信できる設定にしている。そのうちの一つだけ時が止まっていた。メインのアドレスではなかったため、普段重要なメールは受信しない。そのうえ、複数のアドレスを”すべて”同じフォルダで閲覧していた。つまり毎日どこかしらからのメールは届いている。全く気付かなかった原因は、それである。 途中でパスワードを変更したようだ…

  • ブレイクタイム

    家を出る時間が五分ほど遅れた。小雨が降る中、歯医者の予約時間を気にしながら足早に歩いた。 途中、用水路がある。ここには鯉がいる。この用水路は後方にもずっと続いていて、そちらの方へ行けば亀もいる。そしてごく稀に、鯉でも亀でもなく、優雅に浮かぶ彼らに遭遇することがある。 散歩道には最適な通りだが、今日は鯉を見る余裕もない。しかし、目の前の光景に思わず足を止めた。首から下げた携帯電話のカメラを慌てて起動させる。収めた写真を誰かに見せたくて、すぐさま娘にラインを送る。送る私も、受け取る娘も、”笑笑”と文字を打って心が和む。 彼らに出会うことは滅多にない。いつもどこにいるのだろうと疑問だ。二~三羽、用水…

  • できることから

    布団の中で、お天気アプリを開く。明日の天気の心配ではない。快晴だということは知っている。 ゴォーゴォーと音が鳴り響き、窓の向こう側の木が激しく揺れているのが想像できる。まるでこれから不穏なことが起こる前触れのようだ。いつもは気にならない電車が通る音も、今日は妙に耳に入ってくる。それらの音が入り混じり、音は激しく、不安を募らせる。アプリには、強風注意報が表示されていた。 日が昇るまで何度か目が覚める。明るくなった外は、予報通り晴れていた。しかし、まだ風の音がした。気温は低く、随分と寒い。今季一番の寒さだとテレビから聞こえる。 ”やること”リストを記したメモが、パソコン周りに散乱している。この頃、…

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    予めホームぺージの写真で、中の様子は予習済みだ。首から下げる札を渡されたあと、フロアをぐるりと回る。やはり、来る前から決めていた窓際の席に、腰を下ろした。 遠くには高いビルがそびえたち、さすが都会を思わせる。真下には校庭が見える。青い芝生の上で、体育の授業を受けている子どもたちがいる。 窓際には三人ほどが間隔を空けて座っていた。私も一つ席を空ける。タオルに包んだノートパソコンを机に出し、準備を整えたところでドリンクコーナーへ向かう。最初の一杯はコーヒーを選んだ。 朝の家事をひととおり終えても、家に居ると、日中も気になることについ時間を取られてしまう。ベッドを椅子にして、衣装ケースの上に置いたパ…

  • 流れる時間

    一週間前に、まだ早いだろうと思ったばかりだった。しかし、数日後に出したガスストーブは、もうすでに三回使用している。肌がかさつき始めたのも、この寒さのせいだと納得する。 夫と二人、各々パソコンを開いて調べものに没頭する。ふいに”ストーブを出そう”と言う夫の提案に、二つ返事で承諾する。体は寒いと感じていたようだ。 息子の部屋をノックして、押入からストーブをサッと取り出す。モノを掻き分けてストーブを取り出すことはなくなった。押入の一角は片付けが終わっていて、ストーブを置くには十分な空間が確保されていた。 モノの中でも、紙類を除いた、目に見えるモノはまだどうにか片付けられそうである。しかし、紙の書類と…

  • 現状

    明らかに、体が反応した。読書感想文が苦痛だった思い出が蘇った。 しばらくの間、休館すると聞いて、普段は行かない図書館へ二回も足を運んだ。料理の本を二冊、パソコン関連の本を三冊、そして一冊だけ小説を借りた。 高校の部活動を描いているせいか、登場人物の名前が覚えられないせいか、読み始めてから随分日が経つが、まだ読んでいる。途中、”ヘッセの「車輪の下」”という文字が目に入った。この本を知っている。本を読む習慣がなかったのに、この文字を見てハッとした。知っているということは、読書感想文のために選んだのだろう。しかし、内容は覚えていない。 今なら、もう少しまともな感想文を書けるはずだ。句読点や段落を増や…

  • 回顧

    昨日買ったばかりの、もふもふを羽織る。暖房を入れるにはまだ早いが、じっとしていると寒い。 街に出ると、いつのまにか秋服に加え、ダウンやマフラーなど冬服のアイテムが並んでいた。 冷たい空気の匂いは、実家を思い出す。冬の間、何日か雪が数㎝積もる程度での気候ではあるが、とても寒かったという印象が強い。 小学生の頃、母が妹と揃いのスウェットパンツを買ってきた。裏起毛が肌に触れ、”なんてあったかいんだろう”って感動したのをよく覚えている。 子供部屋には備え付けの洋服ダンスがあった。引き出しには、スウェットパンツはもちろん、洋服が畳んでしまわれていた。大きくなると、自身で畳んでしまうをやっていたはずだ。 …

  • 霜月

    旧暦の十二の月の名のうち、口にするのは”師走”ぐらいなものだ。その時期がやって来た。カレンダーを一枚切り離し、台所の壁に貼る。残りは一枚になった。 百均で買う定番のカレンダーは、もうとっくに店頭に並んでいた。年の瀬の気配を感じたくないのに、気が急いてしまう。年末調整やふるさと納税という言葉も耳に入ってきて、”この時期”を実感せざるを得ない。 ”やることが多い””今年中に”という言葉にいつもがんじがらめにされている。締切日があるものはともかく、それ以外のことをキャパ以上にやろうとしてしまう。結果、中途半端になるから、自分にげんなりする。毎年そんなことの繰り返しで、年の瀬は嫌いである。 私が行動し…

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うお座のゆめ子さん
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片付けられない「私」と向き合う
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