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安井友泉
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2022/03/23

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  • 退院後の生活5 双極II型障害

    それまで、例えば自立支援の診断書の病名は「うつ病」だったが、その時から今に至るまで病名欄は「双極性障害」となっている。 詳しい人には今更の話になるが、双極性障害には1型と2型がある。 国立国際医療研究センター病院のHPから引用すると www.hosp.ncgm.go.jp 双極I型障害の躁状態は、社会生活に支障をきたすほどの激しい躁状態を引き起こします。たとえば、夜も眠らずに動き回る、話が止まらない、大きな声で話し遮られると怒る、などの突飛な行動を引き起こします。 双極II型障害の特徴でもある軽躁状態は、社会生活における著しい支障はない程度の躁状態のことを指します。本人が異常と捉えることはあま…

  • 退院の生活4 躁転… 双極性障害の診断

    買い物や、外出の他に今から思うと非常に多弁かつ早口になっていたと思う。もともと口数が少ない方でもゆっくり話す方でもないが、その時は頭に次から次へと話すことが すごい速さで浮かんできて、言葉が付いて行かずろれつが回らないほどだった。 自分でも聞き取れないくらいの早口だった。 また、攻撃的・好戦的にもなっていた。その時携帯電話の契約、処方薬局などで小さなトラブルがあったのだが、直接相手にクレームを入れるにとどまらず、処方薬局の件は厚生労働省にまで電話をし(結局処方薬局に指導の連絡をしてくれたのだった!)携帯電話は責任者を引っ張り出すにまで至った。 普段の私なら、多少の不満は腹に納めるか、一本クレー…

  • 退院後の生活3 躁状態

    しかし、私はどれも買う価値があるから買ったのであって、確かに額はかさんだかもしれないが、無駄なもの余計なものはないと思って大して反省する気持ちにはなれなかった。 「買い物依存症」とは www.ohishi-clinic.or.jp いらない物を買ってしまったり、買った物を使わない、覚えていない事があるという。 物を買う、お金を使う事に高揚感を覚えるようだ。 自己弁護になってしまうが、私は欲しい物、要る物を買っていたつもりだ。買ったものは全て覚えているし、高かったので使い惜しみしている物も中にはあるが、ほとんどの物はちゃんと使ったり置いたりしていた。 ただ、夫の一か月の給料を超えるような額をひと…

  • 患者図鑑131 西部さん家の家庭事情2

    前回からの続き。 いろいろな問題が渦巻く中、西部さんの長男(仮に徹くんとする)は家に嫌気がさしていたようだ。中学の頃から友人や親せきの家で時間を過ごす事が多く、家にいる事を極力避けていた。西部さんの義母や夫は、中学生になったら少しは店の助けをして欲しかったようなのだが、徹くんは休みもろくろく無く、客がくれば深夜や早朝でも対応しなくてはならない家業を嫌っていた。西部さんの義祖父、つまり義理の父(故人)の父が始めた仕事で義祖父⇒義父⇒西部さんの夫と継いで来たのだ。その流れで行けば、徹くんが次代になるのだが、本人はそんな気はさらさら無く、寧ろ家族から、家業から逃げ出したくてたまらなかったそうなのだ。…

  • 患者図鑑130 西部さん家の家庭事情1

    退院後について書いて来たがちょっと中断。 昨日、B病院(精神科単科病院)に受診に行ったら偶然入院時の仲間、西部さんに会った。体調を含め近況報告をしあったが、西部さんが深刻な顔をして「息子が行方不明になっちゃった」と言う。暗い表情ではあったが、どこか諦観も感じられた。 息子さんを含む、西部さんの家の状況は入院中に聞いていた。彼女の家は義母、夫、息子の4人家族。自営で店をやっている。義母はなかなか厳しい人で、夫はあまり妻を庇う事はなかったようだ。西部さんは結婚前から落ち込みを感じたりすることはあったかれど、医師に診て貰うほどではなかったという。 結婚後、義母との軋轢、慣れない自営業(家族のみでやっ…

  • 退院後の生活2 クレジットカードの限度額

    私は相当舞い上がっていたのだろう。駅の階段で足を踏みはずし、左足を酷く捻挫した。松葉杖をつかないと歩けない程だった。結果的にこの怪我は寧ろ自分に取っては吉だったのだが。 ちょうど怪我をして外に出かける事が出来なくなった頃、夫が厳しい顔をして口を開いた。 「ちょっと、クレジットカードの請求が来たんだけれど幾ら使ったか分かってる?」 もともと買い物にいくつもりではなく、出かけたついでに覗いた店でショッピングをすることが度々あった。現金を十分に用意していないので、クレジットカードで払う。 そんなことを繰り返していた。 「限度額までいってるよ」 私は今までもクレジットで払うことはあったが、限度額まで行…

  • 退院後の生活1 活動的な毎日

    もし、これが手術後であったら傷が痛んだり、体力が落ちていたりしてそろそろと生活を始める事になるのだろうが、幸い手術をした訳でも化学療法をした訳ではない。 入院前の酷い落ち込み、鬱がなくなりどこでも行ける体力がある状態で、私は入院中に出来なかった色々な事を始めた。 習い事の教室に申し込んだ。買い物に出かけた。イベントに参加する。外食をする。 堰を切ったように活動的に動き出した。もう予定で手帳が真っ黒に埋まる勢いだった。 体も動く、気持ちも前向き。毎日が楽しかった。 買い物に行けば、これは!という物が目に付く。お買い得だ。センスがいい。掘り出し物だ。あれもこれも。 習い事も、午前中に一つ、午後にも…

  • 退院だー-っ ー自由の身ー

    違う話題を入れたので、前の記事から少し間があいてしまったがともかくも私は退院にこぎつけたのであった。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 入院する時は息も絶え絶えで、自分がこの先どうなるか全く分からない状態だった。身を動かすことも辛かった。死にたい気持ちもあった。 そういう状況から、規則正しい生活、休養、服薬、カウンセリング、作業療法のお蔭もあり、4か月近い入院期間を経てやっと自宅に帰り、何とか生活出来るめどがついた。 病院から家に帰る足取りはとても軽かった。久しぶりの我が家の鍵を開ける。やはり居心地がいい。落ち着く。 病院は色々決まりや規則があった。集団生活であるし、…

  • 親ガチャ 医者ガチャ3

    前回からの続き。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 親ガチャ、教師ガチャが悲劇なのはガチャを引く子供が絶対的に弱い立場であり、異を唱えたり、「チェンジ」を要望する事が難しい(親はそもそもチェンジが出来ないのだが)事だと思う。 医者ガチャの場合、患者が大人ならば病院を変えればいいではないか、と思うかもしれない。しかし精神的に肉体的に弱った状態で受診する訳であるから、そこで不適切な対応を取る医師に当たったからと言って、新しい病院を探すエネルギーを絞り出すのはとても大変な事なのだ。ますますエネルギーを吸い取られ、消耗し、病気が悪化したり最悪命にかかわりかねない。 私が、精神…

  • 今週のお題「試験の思い出」

    今週のお題「試験の思い出」 折しも試験シーズン。ぴったりのお題。 私が大学を受験する頃、非常にテンパった状態だった。もともと勉強していたなかったところにどんどん入試が近づいてきて、時間切れになりそうだった。 そこで限られた時間を有効に使い勉強すればいいものを、何故か占いの雑誌を買って 入試日(複数受験したので複数ある)のラッキーアイテム・ラッキーカラーをチェックして着たり持って行く事にこだわっていた。 一番最後、本命の大学の入試日のラッキーカラー・アイテムはグリーンのストライプ、 チェーンのベルト、ビーズのついたヘアピン。これらを全てそろえないと足りない学力が底上げされない気がして、全装備で試…

  • 親ガチャ 医者ガチャ2

    前回からの続き。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com しかし、考えてみて欲しい。医者に診て貰うというのは、心身どこかしらを病んで弱っている。しかも多少の不調なら市販薬を服用したり、我慢する場合もあるだろうから (そうでない人もいるだろうが)ある程度状態が悪いと考えられる。 いきつけ、かかりつけ医があればともかく、とりあえず近所の病院・診療所に行くパターンが多いのではないだろうか。ネットや本で評判のいい医者を探すほど余裕はない。遠くまで行くのは辛い。また、もし評判のいい医者を探しあてたとしても予約が一杯で、そこまで待てない事もあろう。 保健所に問い合わせても、自分の家から…

  • 親ガチャ 医者ガチャ1

    今年の共通テストに「親ガチャ」を連想させる問題が出題されたという。 news.yahoo.co.jp 「親ガチャ」は生まれ育つ環境を子ども自身が選べないことを表す言葉で、テストに出るほどに市民権を得、認知度が高い言葉になっていると思う。 「ガチャ」は、どんな品が出て来るか自分の意思で選べない。出たとこ勝負だ。自分の力ではいかんともしがたいのに、どんな親のもとに生まれたかによってその子供の人生が大きく変わる。親は一番身近で、長い時間を過ごし、時に子を支配し、時に大きな愛を与える生殺与奪の権を持つ存在だ。 「親ガチャ」ばかりではない。「教師ガチャ」そして「医者ガチャ」も人生を左右すると思う。 たと…

  • 今週のお題「あったかくなったら」

    今週のお題「あったかくなったら」 毎年の、「あったかくなったら」「春になったら」あるあるを書きます。 今はちょっとコロナでイレギュラーですが… だいたい、年末あたりから「来年になったら会おうよ!」「年が改まったら計画しよ!」という話が出て ↓ 具体的な計画を立て始める ↓ 寒いうちは嫌だよねー ↓ 3月は年度末なので忙しい ↓ 4月は年度始まりなので忙しい ↓ 5月にしよう! ↓ でもGWは皆予定があるだろうからその後で ↓ となると、5月中旬~下旬に予定が集中してしまい、お互い都合がつかなかったり 予定がかぶったり、 という事を毎年毎年繰り返しております笑(学ばないなー)

  • 退院への道3

    また、何度も書いた「ヌシ部屋」の人々 utuutuyasuyasu.hatenablog.com ももう「退院」を自分の未来の中に描いていないようだった。B病院で、ヌシ部屋同士仲良く過ごし、連続テレビ小説を見ていれば何の不満もないように見えた。 もし介護が必要になったら特別養護老人ホームなどに移るんじゃない、と入院仲間が予測していた。 しかし、私は自宅に帰りたかった。家族と過ごしたかった。元の生活に戻りたい。 退院が視野に入るようになって、 「旦那さんにも聞いてみてね」 と主治医が言った。夫はまぁまぁ出張が多い仕事なので、退院のタイミングは夫が在宅している時の方がいいだろうという判断だ。 夫と…

  • 退院への道2

    何度か帰宅⇒失敗(盛り上がりすぎ)を繰り返し、ようやく家に二、三泊しても 普通に平穏に過ごし、家事も少しずつ出来るようになった。 「そろそろ退院してもいいかもね」と主治医は言った。私自身も、入院した時のような明日自分が生きていられるか分からないと言った切羽詰まった気持ちが無くなり、体が鉛のように重い状態から回復した事を実感していたので退院を不安に思うというより楽しみになった。 ここで不安、と書いたのは実際入院仲間の中には退院の許可が出ても、病院を出てやっていけるか、と不安を抱いていた人が少なからずいたからだ。 菅さんは統合失調症で入退院を繰り返している人だった。私が聞いた話だと、今回は3度目か…

  • 退院への道1

    B病院(精神科単科病院)での「患者図鑑」で大分長くなってしまったけれど、 B病院の一回目の入院は4か月に少し欠ける位であった。 まず、へろへろでもう動くのもやっとという状態で入院 ↓ 医師から生活のリズムを取り戻す、起床・睡眠・食事を規則正しく取るように心がけるよう指示される ↓ 何とか食事の時間だけは起きるが後は殆どベッドに寝たきり ↓ 段々エネルギーが湧いてきて、食堂での患者同士の雑談に加わったり、作業療法に参加したりする(作業療法参加も医師の許可が必要) ↓ 半日外出⇒一日外出⇒外泊 と少しずつ病院の外に出る機会を増やしていく という過程をたどった。外出も、最初は近所のスーパーやコンビニ…

  • HSPと聴覚過敏5 WAIS続き

    前回からの続き utuutuyasuyasu.hatenablog.com WAISは知的能力の他、言語能力、抽象的思考力、記憶能力、処理速度を測ります。 多分記憶能力のテストに差し掛かった時だと思うのですが、私が検査を行っていた部屋の隣の診察室に患者さんが入って来て、医師と話し始めました。それほど声高ではなかったのですが、話の内容が分かる程度のボリュームでした。初めは気にしないようにしてテストを進めて行ったのですが、もともと不得意分野という事もあり、集中できなくなって「すみません、隣の部屋の声が気になって出来ません」とカウンセラーに伝えました。 カウンセラーはちょっとびっくりした顔をして、も…

  • HSPと聴覚過敏4 WAIS

    前回からの続き。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com コロナでなければ、美術館や博物館で話すのは許容されるのかな? と思ってちょっと検索してみました。連れと感想など語り合いながら観賞するのは海外では当たり前。日本のようにしかつめらしくかしこまって鑑賞するスタイルの方がおかしい、という意見が少なからず見られてちょっとショックでした。 こうなるともう自分の考え方の問題になってしまいますが、座っていても一定に進んでいく映画や劇と違って、博物館や美術館は人それぞれ見たい物、心を惹かれるものは違い、いきおい鑑賞のスピードも違うと思います。だから私は人と鑑賞に行くのは好きではありま…

  • HSPと聴覚過敏3

    前回からの続き utuutuyasuyasu.hatenablog.com ここでどういう場合に私が他の人の話し声を騒音、不快な音と捉えるのか考え直してみると ・閉鎖された空間 ・本来話すべきではない場所 ・思考・集中が求められる場所 ・会話が続く が挙げられるように思いました。 例えば飲食店では(今はコロナで黙食が言われていますが)ある程度連れと会話を 楽しむことが許容されている場所。あまり傍若無人に盛り上がっていればともかく 、例えば私は一人で隣の席で数人のグループが話していても気になりません。 電車… はコロナを抜きにすればある程度の会話は許容される場と思いますが、大きな声で周りに配慮せ…

  • HSPと聴覚過敏2

    今週のお題の「初夢」で話が大分逸れてしまいました。すみません。 書きかけの「HSPと聴覚過敏」の続き。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com HSPは、 ・過剰な刺激を受けやすい。HSPの人は外部からの刺激に敏感なため、人混みや物音・光、食べ物の味やにおい、身につけるもの、気候の変化、人が発するエネルギー等、五感で受ける刺激に対して過度に反応する傾向があります。さらに、相手の感情や周りの雰囲気、気候の変化や電波(電磁波)、目に見えないエネルギー(人が発するものも含む)に対しても敏感に反応しやすいとされています。 www.madreclinic.jp ・HSPの特徴としてD…

  • スピリチュアル図鑑26&ヘルパー図鑑34 風水の館

    ここのところ、初夢やゲン担ぎの記事を書いていたらふと思い出した。 私がメンタルの調子が悪く、家事が十分できずにヘルパーさんをお願いしていたことは 既に何度も書いている(カテゴリー ヘルパー図鑑) そのうちの誰だったか、続いて通ってくれていた人が家族の体調が悪いとかで、 一か月ほどピンチヒッターとして入って貰った佐渡さんという女性。 ヘルパー利用は週二回だから、一か月=計八回来ていただいた事になる。 はじめは給湯のボタンはここで、布巾の入れ場所はここで… といった一通りの 説明をして、「分かりました」と佐渡さんが家事援助に入る。 二、三回来て頂いて、少しお互いに慣れたかという時に佐渡さんが言い出…

  • 初夢ー 新春開運3 私、いくらを産みました

    今週のお題「初夢」について二回記事を書いていたら、昨日変な夢を見てしまいました。 「私」がいくらを産んだ夢。そして産んだいくらを見て、おいしそうだな~ 食べようかなっと思う夢でした。夢の中では私は鮭でなく人間なのに、自分からいくらが産まれたことに何の違和感も持っておらずに、それを食べようというシュールな夢でした。 これは夢占い的にはどうなんだろう??といろいろ検索してみましたが、いくらを食べる夢、いくらの寿司が出て来る夢などの解釈は出て来ますがさすがに自分がいくらを産んだ夢というのは見つからなかったです(苦笑) ただ、卵を産んだ夢というのに対する解釈はあって 「自分が卵を産む夢は予想もしていな…

  • 初夢ー 新春開運2

    前回からの続き。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 宝船の絵を枕の下に敷き、回文を3回唱えるようになっても 、それ以前もいわゆる「吉夢」とされるものを一度も見た事はありません。 一富士二鷹三茄子と言われます。私がその言葉を知ったのは小学生の頃だと思いますが(祖父の家にこの三要素を取り入れたにした置物があった)、以降○十年、かすった夢すらみたことがありません。 宝船を見るのも吉夢だそうです。枕の下に絵を敷いているのに、頭蓋骨にブロックされてしまって脳にまで行ってくれてないみたいです(涙) 一富士二鷹… で三までしか知らなかったのですが、四以下も一応あるようで 四扇 五煙…

  • 初夢ー 新春開運1

    今週のお題「初夢」です。 私は年中行事、それにまつわる習慣・儀礼そして縁起かつぎが大好きです。一年のうち年中行事は数あれど、お正月は別格です。支度も、ごちそうも、儀礼もどの年中行事より念入りで多彩です。 初夢も正月の諸々の風習の一つで、一年の吉凶を占うとあってはあだやおろそかには出来ません。 ここで脱線しますが、お正月というと初詣・おせち・お雑煮・お屠蘇あたりが一般的に家庭で見られる風景だと思いますが、私はそれに色々足しています。 ・初日の出を拝む(これはされる方も多いでしょう) ・四方拝(東西南北を拝む) ・若水を汲む(井戸はないので水道水で) ・若水で福茶を入れる ・洗濯をしない ・掃除を…

  • HSPと聴覚過敏1

    今週のお題「初夢」 主治医と診察の際雑談をしていたら、医師が(雑談、と言っても私からみてそう思えるだけで、医師はその中でも私の調子や症状を見ているのだと思う) 「僕はHSPなんて、あんまり信用しないね。何でもカタカナでそれっぽく名前をつければそれらしく聞こえるって言うだけで」と言った。 HSP、HYPwe Sensitivet Person , 一言で言えば「繊細さん」。 osakamental.com もともとが心理学者が言い出した用語であることもあり、それほど医学界では重視されていないとも言う。 主治医は、「自分がもやもやしたり悩んだりしていて、それに何か名前がつくと安心したりするものなん…

  • 病院での正月ー 産婦人科編3

    前回からの続きです。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 面積に正確を期したら同じにはならないだろうが、感覚的には学校のがらー-んとした体育館にただ一人寝ている。そんな感じだった。 トイレや洗面所は共用で病室外に出るのだが、廊下もトイレも洗面所も… 人っ子一人いない。自分のスリッパの音が響いて、自分の影が壁にうつるばかり。 ナースステーションに当直の看護師はいるはずであるが、気配も感じる事が出来ない。 何だか世界の中で自分一人が取り残されてしまったような、「孤独」の一言では言い表せなかった。「虚無」という言葉があたっているかもしれない。 ベッドにもどってテレビをつけても…

  • 病院での正月ー 産婦人科編2

    前回 utuutuyasuyasu.hatenablog.com の続き。 大晦日の朝、最後の一人私の隣のベッドの人が退院していった。彼女は切迫早産だったのだが、少し落ち着いた事、自宅で安静にすることを条件に退院の許可がでたのだった。 「安井さん、それじゃね。良いお年を」と彼女が手を振って迎えの夫と一緒に出て行った。あーあ、これでとうとう一人か。 c病院では産婦人科病棟は二階にあった。広さはかなりあって、エレベーターホールを挟んで西棟・東棟に分かれていた。東棟は内科と聞いているが私は行った事がない。 西棟もナースステーション・診察室をはさんで南北に分かれており、出産後の患者は北側の病室。私のよ…

  • 病院での正月ー 産婦人科編1

    精神科単科病院のB病院でのお正月について書いた。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 私は別の機会にやはり病院入院中で越年した事があるので、その時の思い出。 妊娠高血圧症候群 www.jsog.or.jp になってしまい、11月から入院。なかなか退院できる状態にならず、とうとう越年となった。入院していた病院を仮にc病院とする。 c病院はその地域では産婦人科では一番設備が整い、救急対応もしていた。私は大部屋で、10床はあった。 「産婦人科」だから、入院患者は妊婦ばかりではない。婦人科系の病気の人も入院していた。ただ、妊娠中になんらかのトラブルが起きた人(例えば私)と、出産…

  • 釧路の精神科「異常事態」ニュース ースーツケースの彼女番外編

    ネットニュースをみていたら news.yahoo.co.jp 北海道釧路で、精神科の医師不足が深刻な事態になっていると報道されていた。 何と新患外来受診まで最大待ちが半年。 同記事には「近年は精神科に通う心理的ハードルが下がった」とあるが、そうは言っても内科や外科受診よりは格段にハードルが高い事は想像に難くない。苦しい状態に耐え、逡巡、葛藤を繰り返し精神科にかかる人は今でも少なくないと思う。 ぎりぎりまで我慢して、決意して病院に連絡したら「受診は半年後」と言われたら… 苦しい状態で半年待つのは辛い。それだけで絶望的な気持ちになって、病状が悪化しそうだ。急な病状悪化や入院には対応出来ているのだろ…

  • 起きてるけど寝正月

    皆さま新しい年を如何御迎えでしょうか。本年もどうぞ宜しくお願い致します。 病院のクリスマス utuutuyasuyasu.hatenablog.com 大晦日 utuutuyasuyasu.hatenablog.com と続いたので今日は時系列に沿いお正月。 B病院のお正月はまったり、ゆったりでした。年末年始は基本的に医師の診察、カウンセラーとの面談、作業療法、全てお休みです。 だいたい一般診療は3が日明けから受け付けるようでしたが、年末年始休みにたまった患者さんが受診されるようなのでそちらの対応が優先されていたような気がします。 なので私達入院患者は特にする事もない(笑)手持ち無沙汰とも言え…

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