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  • 標準偏差によるばらつきの分析と工程能力指数

    昨今の品質不正問題を見るに、個別の事例における真因ではないものの品質管理の初歩的な知見が適切に教育されていないのではないかと疑うような事例が多々見受けられます。 特に多いのが、その場での試験に合格すればよいとした、量産でのばらつきを考慮していないような事例です。 現実にはまったく同じものが生産できることなどなく、生産品には必ずばらつきが生じます。そういったばらつきを考慮した信頼性設計をしていれば数値を書き換えたり供試品に手を加えたりするような不正をする必要なんてありません。 品質管理の大家であるトヨタグループですら誤魔化しのための数値書き換えやデータ選別に類する不正が行われていたことは、正直理…

  • 陰謀論との個人的な接し方

    よく行くお店の店長さんがそこそこに陰謀論を好む質だったのですが、コロナ禍でのワクチンをきっかけに年々深みにハマりつつあるのか近頃はかなりメジャーなところに触れつつあります。 先日も、東日本大震災や能登半島地震はアメリカの人工地震で日本への脅迫だと言い、1繋がりで9.11、3.11、1.1を関連付けたうえ、9.11のビル倒壊は不自然でアメリカの自作自演だと述べていました。 少し情報は古いもののトレンドを押さえており、実に勉強家です。 否定することの無意味と危険 以前から述べていますように、私としては個人で楽しんでいる範囲であれば他者の思想信条は自由だと思っています。 ですので、いちいち 「人工地…

  • 肩の力を抜かねばならぬと、肩に力を入れて漫画の話をする

    ヘヴィなテーマが続き過ぎて堅苦しく肩が苦しいので、緩い記事を書こうと思ったら全然文章が出てきませんでした。精神の肩こりが酷いです。 そんなわけで、フリーなライティングで圧倒的雑談をします。 ちなみに「圧倒的」って表現は勢いがあって好きだからつい使ってしまうのですが、圧倒の正しい意味は「他と比べて優れていたり勝っていたりすること」ですので、実際はもう少し用途の狭い言葉ではあるんですよね。圧倒的雑談は実に意味の分からない表現です。 なんで使ってしまうかというと、これは、たぶん、漫画の影響です。『カイジ』や『アカギ』の読み過ぎです。 言語センスの高い漫画が好きなのです。 漫画オタクの端くれ さあ、雑…

  • 共感のスポットライト性に関する注意

    当ブログで度々取り上げてきた共感について、及び腰ながら再度言及していきます。 実のところ、共感を論考のテーマとして記事を作成することはとても難しいです。なにせ共感は絶対善で否定されるべきでないものだとする不文律の社会通念があり、僅かでも共感に否定的な言説を取ろうものならば情や心の無い人非人であるかのような扱いを受けかねない、ある種の聖域に近いものとなっているためです。 しかしながら、共感を絶対善の公理として扱うことは必ずしも適切ではありません。共感には極めて素晴らしい側面があるのと同時に、常にそれが有効に働くわけではなく、時に極めて不公平な意思決定をもたらします。 ただし、その事実は決して共感…

  • 投票率が低いのは政治に興味が無いから。じゃあどうする?

    投票に行かない人を強い言葉で非難するのはあまり好みではありません。 それよりも、ポジティブな対策をゆるーく考えましょう。 ヘヴィなテーマですが、今回は軽めに語っていきます。 問題には対策を取らなければならない(職業病) どこかで選挙がある度に投票率が低いことを嘆く声が各所で見られます。 投票率が低いことは問題提起として適切です。個人的には棄権も一つの意思表示ではあると思ってはいますが、棄権は白紙投票と比べれば曖昧でもあります。投票率が高ければ確実に民意を反映していると断定できるようになりますので、投票率は高いに越したことはありません。 とはいえ、「問題だ、問題だ」と騒ぐだけでは問題は消えて無く…

  • アンフェアな批判は好まない:生産性を例として

    デメリットを提示しない一方的な批判はフェアではないと思う話。 フェアな批判 個人的な趣味ではありますが、私は民主主義と自由主義を是とする思想であり、誰であろうと権利は平等に所有していて公平公正に扱われるべきだと期待しているため、公平公正をとても大切だと思っています。 そのため批判についても同様の考え方です。過度な党派性に寄り過ぎていたりデメリットを隠してメリットだけを喧伝するような批判は民主と自由に必要なフェアネスが無いことからあまり好みではありません。 もちろん一部の批判はそういったことに対して無意識なだけで、純粋たる善意に基づいて行われている場合もあります。「こうしたほうがいいのに何故やら…

  • 技術を社会に実装する際の地域性

    HVAC&Rに携わる一日本人技術屋の独り言。 業界動向 空調冷熱システムには様々な方式がありますが、主流は蒸気圧縮冷凍サイクルを用いています。蒸気圧縮冷凍サイクルとは冷媒を循環させて熱を移動する、シンプルながら効率的なサイクルです。 家庭にある冷蔵庫やエアコン、スーパーやコンビニにある冷蔵冷凍食品ケース、コールドチェーンを繋いでいる低温倉庫や冷蔵車、などなど人や物品を冷やす機械の多くは蒸気圧縮冷凍サイクルの原理を用いています。 私たちの文明的な日常に欠かせないそんな蒸気圧縮冷凍サイクルですが、昨今では用いる冷媒の変更が進んでいます。 フロンガスがオゾン層を破壊するので使用禁止になったことはみな…

  • 「敵・味方」の単純な世界観からの脱却

    他国の政治動向を観察することは学者や専門家以外にとってあまり有意義なことではありませんが、まあ国際社会を理解する上ではそこまで無意味でもないかと思います。 そんなわけで・・・どんなわけかは分かりませんが、ちょっと気分転換がてらドイツ辺りに目を向けてみましょう。 ドイツはどこに向かってるんでしょうね 昨今の日本語圏での国際政治ニュースはアメリカ大統領選挙の動向が話題を掻っ攫いがちですが、ドイツの政治も色々な意味でアメリカ大統領選挙よりも面白い様相を呈してきていると思います。 まず前提として、現在のドイツでは圧倒的に強い政党はいません。現在の政府も中道左派系の3党連立です。メルケルさん全盛期には単…

  • 品質不正と制度に関して:制度やルールは破るのではなく交渉して調整する

    あまり人様の記事を直接批判的に取り上げるのは好みではない・・・と言い訳しつつも時々そんな記事を書いているのでなんともアレではありますが。 今回も、ふと見かけた記事に絡めて見解を述べていきます。 品質と性能の混同 話題とする記事は以下です。 ダイハツ、三菱電機、日産…品質不正はなぜ続く?誰も言わない制度側の問題 【井上久男の産業インサイト】認証試験をズルしても社長が「安心して乗って」と言えたワケ(1/7) JBpress (ジェイビープレス) この記事の趣旨は次のようなものだと解釈します。 ■制度やルールは守らなくてはならない、不正を行った企業は擁護できないしその責任は大きい ■しかし制度や…

  • 政治と党派性:一つの見解としての愚考

    主義・主張などが特定の党派に偏っていることを党派性と言います。 "党"の字が入っているためなんとなく政治用語に思える言葉であり実際に政治に関する議論の場で多く用いられていますが、これは政治のみに限定される言葉ではありません。党派とは「考え方・主義や利害関係などを同じくする人々の集まり」であり、例えば血縁や企業、自治体や宗教などによる集団も党派の一種です。 党派性の功罪 党派性自体は集団を構築するために不可欠です。主義や利害、血縁や嗜好など何らかの共通点があるからこその集団であり、そういった共通点がまったく無い人々の集まりではそもそも組織化自体が生じません。 そして自分の家族と隣の家の家族を同じ…

  • 人に敬意を払うこと

    世の中には明文・不文律問わず、様々なルールや決まり事があります。 ルールや決まり事は時に個々人の行動を制約する好ましくない存在となりますが、その不都合を堪えて守ることが共同体に安定をもたらし、そこに所属する人々の幸福に資することへ繋がります。 もちろんそれが度を過ぎれば全体主義的な態度になりかねませんし、時には非合理的なルールや決まり事もありますのでそれは是正が必要です。 しかしルールや決まり事の完全な不存在もまた望ましくありません。それは紐帯の切断に繋がり、共同体に所属することで得られている利益すら損ねることとなります。 つまるところバランスが重要であり、ルールや決まり事とは適量が重要な苦い…

  • どの程度珈琲好きで、どの程度忘れん坊か

    近頃、私の忘れん坊ぶりに疑いがかかっているような気がします。 ですので、言い訳をしましょう。 入出力バランス 一昨日の夕飯すら思い出せない私は紛うことなき忘れん坊のはずです。 たしかにちょっとした知見を披露することはありますし一応は色々なことを知っていたりもしますが、それは曲がりなりにも知識で商売している技術屋として人並み程度には頭を働かせているから、です。たぶん。まあ、最近はいよいよ固有名詞が出てこず「こそあど言葉」に頼る率は高まっていますが。 「色々なことを記憶しているのだから忘れん坊ではない」と思う方がいらっしゃるのも自然なことかもしれません。 ということで、説明のために図示しましょう。…

  • 災害時における役人と土建屋はもっと評価されて欲しい

    災害における報道ではどうしても実際の発災現場における救助や救援に関する映像や情報が多くなります。 もちろんニュースとは人々が知りたい情報を報じることが目的の一つであり、被災者の安否は報道価値の高い情報であることは間違いありません。 例として、海外での事故に関するニュースなどで「日本人の搭乗客は居ませんでした」といった報道を「国籍で差別するな」と批判する声をネットで時々見かけますが、あれはニュース配信先の日本人にとって”知人や親族が事故に巻き込まれていないか”こそがニーズであり、速報はそれに応えているだけです。なにも差別的な意図があるわけではありません。 同様に、災害時にどこで誰が救助されたかな…

  • 1000日連続投稿と相成りました

    今回の投稿で、ブログを始めてからちょうど1000日、そして1000日連続投稿となります。 わーい。 (投稿直前のスクリーンショット、9がいっぱい並んでいる) まあ好き勝手語りたいことを毎日だらだらとのべつ幕無しに語り続けてきているだけですのでそこまで感慨や達成感などはないのですが、とはいえ良い区切りではあります。古(いにしえ)からのネットの民の一員として"キリバン"文化を保護していく姿勢を見せることとしましょう。 と言ってもせいぜいADSL時代くらいからですので、ダイヤルアップ接続時代からの古参からすればまだまだ若造ではございますが。 中道的アイロニスト 1000日連続投稿ということは1000…

  • 雪が降ると面倒だけど雪が降ってほしい、そんな我儘

    撮った写真を公開したい気持ちはあるものの、あまりにも写真撮影が下手過ぎてブログにアップロードできるレベルのものがないジレンマ。 なぜか良い感じに撮れた写真に限って余計なものが映り込んでいたりして、とてもとても悲しい。 そんな気持ちを持ちつつも、年に最低一枚は雪山のへたくそな写真をアップロードしたい欲望があります。特に深い意図はなく、普段写真をあまり撮らない私でも雪山へ遊びに行った時は珍しく写真を撮るからです。 つまりは「お気に入りのおもちゃを飼い主に見せに来る犬」ムーブだと思ってください。たまに撮った写真は人に見せたくなります。 今年は暖冬の影響か降雪が少なく雪山に行くタイミングの見極めが少し…

  • 内側の論理だけでは足りない

    そこそこに批判的な目線。 1月上旬の会話 友人「そういえばそろそろ台湾の総統選があるけど、どこが勝つと思う?」 私「ワシぁ予言者じゃないから分からないけど、まあ今回は民進党が勝つんじゃないかな、知らんけど」 友人「民進党は蔡英文さんの後継者だったね、なんでそう思うん?」 私「台湾の内情にそこまで詳しくはないから分からないけど、まあ台湾は国際情勢を読むことに長けた国だし、今年のアメリカ大統領選挙は荒れそうだから、その点からすれば民進党かなと」 友人「ほー」 私「まあ米中の軋轢はアメリカの議会が主導してることだから誰が大統領になったとしても実際はそこまで関係ないんだけどね。トランプさんからバイデン…

  • 宗教家の善意を誰がどう止めればいいものやら

    年に数回くらいは『政教分離』がSNSのトレンドに上がっているのを見かけます。 そんな、微妙にグレーな話題を取り上げましょう。 前提 政教分離原則とは宗教団体が国家権力を行使することを否定するものではなく、国家権力が特定の宗教団体を優遇したり弾圧することを否定する原則です。 よって宗教団体が政党を組んだり宗教家が政治へ口出しすることを拒絶するものではありません。 公人であっても信教の自由は保有しており、公人や政党が特定の宗教を信仰することも問題ありません。特定の宗教を信仰している人から選挙権・被選挙権を取り上げるような行いは憲法で保障された信教の自由の侵害となります。制限されているのは信教そのも…

  • 対立相手をクズだとするムーブは勿体ない

    我は官軍我が敵は 天地容れざる朝敵ぞ 敵の大將たるものは 古今無雙の英雄で 之に従う兵は 共に剽悍決死の士 鬼神に恥ぬ勇あるも 天の許さぬ叛逆を 起しゝ者は昔より 榮えし例有らざるぞ 軍歌「抜刀隊」 唐突ではありますが、この歌詞はとても好きです。 どこが好きかと言えば官軍やら朝敵やらの部分ではなく、敵対者の勇武を賞賛している点です。敵の大将を古今無双の英雄だと称えたり、それに従う兵隊が勇敢で優れていることを誉めそやしているところが好みです。 個人的に争い事は好まない質ではありますが、争いを常に避けられるわけでもありません。ただ、争うからには高貴さというか高潔さというか、そういった気持ちを持ちた…

  • ストレスには栄養は無い

    軽くない話を軽い気持ちでしていきましょう。 誰しも攻撃的 人はストレスを受けると防衛反応によって攻撃性が増します。 そのため事故や災害や戦争などストレス源となる悲惨な事態が生じると、人々の剥き出しになった攻撃性がSNSやメディア上で飛び交います。これは個々人の精神を守るための本能的な働きであり、それを止めることにも弊害があるので受け入れるしかありません。 そういった状況において、自責的な人はその攻撃性が内に向かい、辛い情報から目を背けずに収集し続ける行為、所謂ドゥームスクローリングを行って自らを傷つける傾向を取ります。他責的な人はその攻撃性が外に向かい、何かしらや誰かしらに責任を求めて攻撃的な…

  • メンテナンスに掛かるコストはムダ金ではなくサブスクなのだ

    同期が入院した。 ・・・と書き出すとなんだか重苦しい雰囲気になるような感じではありますが、まあ大したことではないです。下半身の手術のためにちょっと入院しただけで、急な事態や事故などではありません。予定した通りに入院して予定した通りに加療が行われたそうです。 下半身の病気と言うとなんだかやましい聞こえがあるかもしれませんが、なんともあまり人様に話すような部位ではないと言いますか、いやこの言い分もまたなんだかやましい感じがするのでアレではありますが、デスクワーカーが恐れる病気の一つ、長時間座ったままの姿勢で仕事をする人がなりやすい病気が悪化した結果です。 いや、どこが病気になったかはどうでもいい話…

  • 善行とは人と人の関わりの間に生じることへの理解

    善意の是非については人によって意見が割れるものです。善意さえあれば結果は問わない人と、善意の有無ではなく結果が善行であることを良しとする人がいます。 私は明確に後者であり、善意には高い価値があると考えるものの善行をより尊ぶべきだと考えています。 もちろん善意はとても価値があるものであり、多くの善行は善意から生じることは疑いようがありません。だからこそ善意には大きな価値があります。 ただ、必要なのは自身や他者にとって効用のある善行です。誤った取り扱い方をした善意では善行を生むことはできません。 つまるところ、「やる偽善」とは精神的な善意の有無を問わず他者に貢献する行為であると考えています。善意が…

  • 絶対的な肯定も、絶対的な否定も、リスクに他ならない

    当ブログで度々取り上げてきた、「何を言ったか」「どう言ったか」「誰が言ったか」問題。 ◆「何を言ったか」のためにも「誰が言ったか」「どう言ったか」は重要 ◆匿名の言葉をどこまで信用できるかには議論の余地がある ◆トーン・ポリシングに対する疑義と考察 ◆色眼鏡はほどほどに:誰が言ったかどうかへの過信 ◆ネットは「誰に言ったか」を選べないコミュニケーションツール 基本的には「何を言ったか」が重要だと考えるものの、それを伝えるためには「誰が言ったか」「どう言ったか」も注意する必要がある、私はそんなスタンスです。 ただ、やはり「誰が言ったか」を盲信するのはリスクだと考えます。それは肯定・否定のどちらで…

  • デマ情報を検閲することには否定的

    誤った情報が声高に叫ばれて拡散されると、デマ情報の削除や発信源の凍結、すなわち検閲を求める他方の声も大きくなります。 ここで言う検閲とは狭義の公権力によるものではなく広義のCensorshipとしての検閲です。 その気持ちは分かります。 私もSNSなどでデマ情報を見かけると眉をひそめますし、そういった情報が世間に拡散されることを良しとは思いません。 また、人には「検閲を求める自由」があり、それが他者の「言論の自由」とどちらが優先されるべきかは状況と環境によりますので、検閲を求める声をあげて権利の調整を行うことは何も問題ない通常の活動です。 ただ、個人的な見解ではありますが、私はデマ情報の削除や…

  • 情報源はマスメディアが全てではない

    XのようなSNSを見ていると時々思うのですが、情報の入手方法について幅を持たせること、すなわち情報リテラシー教育がもっと必要なのではないかと考えています。 というのも、今年の年始は災害や事故が連続したため特に多く見かけましたが、「なぜこうやっているんだ」「どうしてこうやらないんだ」「国は何をやってるんだ」と言ったような、どうにも情報の入手方法が分かっていないのではないかと思われるポストが散見されるためです。 離散と連続 情報には離散と連続の違いがあり、「データの間に無限のデータが存在するか」が離散と連続を分けます。 例えばサイコロを10回振ってどの数字が出るかは前後に連続性はなく、それぞれの試…

  • 不快は愉快よりも強い

    昨今の社会問題における一部の事例では個々人の快/不快に関連するものがあります。それはたとえばハラスメントや表現の自由に関する論争などです。 それらの論争を観測する限り、必ずしもそうではないとはいえ社会では不快が愉快よりも強いと言えるでしょう。年末の除夜の鐘が騒音として中止になる事例があるように、世情にそぐわない不謹慎だと思われるものが批判されて自粛していくように、誰かにとって愉快なことでも誰かにとって不快であれば問題だとされます。 不快が強いこと自体は問題ではないが 社会は言わば愉快の最大化ではなく不快の最小化に向かっていきます。 それは誰かしらが指向しているものではなく、むしろ不快な思いを避…

  • 宇都宮ライトレールに乗ってきた

    そういえば地元の具体的な話をブログでしたことはないので、してみましょう。 私の地元は栃木県宇都宮市です。生まれは東京ですが、物心つく前に宇都宮へ越したので東京のことは覚えていません。 宇都宮は田舎の中の都会、都会と田舎の中間、言わば「トカイナカ」にあたる街です。などと宮っ子は言い張りますが、個人的には田舎寄りだと思っています。一応不便がない程度にそこそこ栄えてはいますけども。 以前の記事で軽く厳しめな視点を晒していたりしますが、一応は愛郷心あってのものです。私は田舎も地元も好きです。 都会のような喧騒は無く、しかし田舎町ほどの閑散も無い、順当な立ち位置の地方都市。大都会のような予算が無いために…

  • 年始の緩い話

    事故や災害が起きると私も技術屋として持っている知識があるために一言居士めいた側面がつい顔を出しそうになりますが、しかし事故や発災の直後は当事者とプロフェッショナルの方々の領域です。大きく語られるべきは当事者の声と専門家の見解であり、私たち素人が考える程度のことは当然ながら専門家の方々も考えているわけで、率直に言えば「素人は黙っとれ」の世界だと言えます。専門分野や隣接分野ならばまだしも、門外漢にできる適切な批判はありません。自宅や酒場で語る程度ならばともかく、SNSやブログでリアルタイムに不確かな批判を発信したり拡散することこそが当事者にとって迷惑になり得ますので控えたほうが宜しいです。 もちろ…

  • 善意は価値があるからこそ慎重かつ丁寧に

    心底、嫌な話ではあります。 善意の価値 人の善意は大変に価値のあるものです。善意は社会という巨大な機械を円滑に動かすための潤滑油であり、これが無ければ世界は不快な音を立てて摩耗していくばかりとなります。善意とはそれ単独で成り立つものではないものの、歯車を回すためには無くてはならない必須の存在だと言えるでしょう。 しかしながら、善意は慎重かつ丁寧に扱わなければならないものでもあります。環境や装置によって適切な潤滑油が変わるように、善意も時と場合を選んで用いられなければなりません。 何故ならば、繰り返しとなりますが善意とは大変に価値のあるものだからです。 残念ながら世の中には詐欺師や泥棒など悪行を…

  • 飲酒をすると怒られる

    夢の中で。 飲酒との付き合い 幸いかどうかはさておき遺伝的なアルコール適性はあるようで、私の血筋は皆大酒呑みの蟒蛇ばかりです。実家に帰ると日が暮れて以降に口にする飲料は全てアルコール類になります。 母「お風呂上りには何を呑みたい?」 私「じゃあコーヒーで」 母「え、なんで?ビールも発泡酒もあるよ。ワインだって日本酒だって焼酎だってウイスキーだって全部あるよ?」 私「そっかー」 アルコール以外を選ぶと不思議がられる実家です。 そんな家で育ってきたにも関わらず、もう恐らく5年以上になりますが私自身は自分で呑むためのお酒を買わなくなりました。深い理由があるわけではなく、むしろくだらない理由でお酒を買…

  • 正月なんだから休んでくれればいいものを

    帰省しているため、年始の昼間はパソコンに触れる時間は無く、夜間はひたすら両親から飲酒を強要されるおうちですのでやはりブログを書く時間が無いため、早朝の間に緩い話をフリーライティングしてさっと投稿しようと思っています。 ただその前に、能登半島での地震において被災された方々の無事と安全をお祈り申し上げます。この寒い季節に余儀なく避難されている方々や被災された方々の心中を思うと辛いです。災害はTPOを弁えないとはいえ、なにも正月に来ることはないでしょうに。 自然災害は多いが、対処・適応策も多い 日本は自然災害の多い国です。 過去にも取り上げたことがありますが、日本は世界の国々と比較すると自然災害への…

  • 喪中なのか、喪中ではないのか、それが問題・・・か?

    新年です。 昨年の年始に祖父が逝去されたため喪中・・・かと思えば、寺や親族の都合を考慮した結果、昨月のうちに一周忌法要を実施したため今年の正月は喪中と言っていいのか分からない絶妙な加減となりました。 とはいえ祖父はお祭りなどハレの日や慶事が好きな人でしたので子どもや孫が正月をおめでたい気持ちで過ごすことは問題ないと思っているかもしれませんし、なんだかんだとキッチリした人でもありましたので多少は真面目な体面を保ったほうがいいと思っているかもしれません。 なんとも難しいところです。昭和気質の頑固なおじいさんであり、何かを思っていても人前では口に出さない人でしたので。 まあ、とはいえ態度にははっきり…

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