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ちょっと長すぎる旅ランブログ https://savarun.hatenablog.com/

2015年3月以来、気付けば旅ランでフル以上143本(フル124本(68大会、47都道府県)、ウルトラ19本(13大会))。旅ランの楽しかった思い出を綴っています。きっと貴方の好きな大会が見つかります。

百聞は一走に如かずです。是非全国の大会に実際に参加してみて下さい。想像の百倍は楽しいので。

さば
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住所
大阪府
出身
金沢市
ブログ村参加

2019/08/03

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  • 第25回奥熊野いだ天ウルトラマラソン(2025/4/20) 輝く記憶はいつまでも!奥熊野にまた集いましょう!

    4大会連続の参加となりましたが、今年は普段お世話になっている全国のブロガーさんも複数名参加されるということで、いつもとはまた違った楽しみがありました。神と仏と人がこんなに遠くの奥熊野に集えるなんて、とびきりの奇跡だと思いませんか?長年走って来たからこそ、そして那智勝浦の皆様の大会愛があってこそのご縁です。 okukumano.com “100kmは応援して下さる皆様との交流が最優先”というスタンスですので、全てのエイドで止まってエイドの皆様とお話しすることを目指しました。そしてそれを達成できたので、とても嬉しく思っています。この手作りの大会を支えて下さる方は皆ご親切で、優しい笑顔で迎えていただ…

  • 第8回リバーサイドマラソン大和川(2025/4/13 10km) 今ではきれいな大和川!近場で気楽に鍛錬を!

    大和川といえば、日本一汚い川という文字通りの汚名を着せられて(水質は平成17年から3年連続で国が管理する一級河川の中で全国ワースト。それもさることながら、昭和40年代の環境基準オーバーっぷりが尋常ではありません)いたのですが、地道にコツコツと積み上げてきた改善活動が実を結び、今では本川全てにおいて環境基準内に収まるようになったそうです。 www.yamato-river.net 大和川といえば、在原業平の“千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは”などの龍田川が有名(龍田(竜田)川自体は奈良ですし、現在とは流れている場所も異なる模様)ですが、支川の中には今現在大変なことにな…

  • 【番外編】桜の金沢―“来てよかった”と必ず思える場所―

    大会が無くても金沢にはよく行くのですが、桜の時期は何が何でも訪れたいものです。昨年も“いっぱい走ったな”という気でいましたが、今年は輪をかけてあちこちを巡りました。もう移住した方がいいかもしれません。 今年も昨年同様、多くの桜は満開の一歩手前くらいでしたが、その分、どこに行っても美しく、少し長めに楽しめそうでした。日曜は雨風が強い時間もあったのですが、散ってしまうこともなく、各地のイベントも概ね無事に開催されていたようでよかったです。 適当過ぎたことと思い入れのある場所が多過ぎる都合上、大体土曜39km(朝18km,5:43/km 午後21km, 5:45/km)+夜桜散歩、日曜30km(5:…

  • ふくい桜マラソン2025(2025/3/30) 難攻不落のさくらエイド!大会の幸福感、マジ半端ない!

    “気温も低くて走り易い。フラットコースだし好タイムが出るかも”と期待しましたが、甘かったですね。堅牢な防御力を誇るさくらエイドの突破は困難で、次々と捕獲されました。ガーミンさん曰く合計7:52も止まっていたそうです。フルマラソンなら停止時間は普通長くても2、3分なのですが、自己最長を大きく更新することに成功しました。 www.fukui-sakura-marathon.jp 昨年もすごかったのですが、今年は決定的なさくらエイドが三か所もあり、さながらお堀の突破に苦戦し、桝形に追い込まれ、天守の前でも集中砲火といった具合でとにかくタイムが出ません(超褒めています)。さわやかも4か所全ていただき、…

  • さが桜マラソン2025(2025/3/23) 何から何まですんごい大会!笑顔の佐賀で二兎を追え!

    2019年以来2度目の参加となりましたが、SAGAアリーナも完成していたこともあり、“どうしてこうなった”レベルのすんごい大会になっていました。市民マラソン大会の会場に、あんな贅沢な場所を使わせていただいてよいのでしょうか。気合が入り過ぎで圧倒されます。初フル完走からシリアスランナーまで、間違いなくあらゆる方におすすめできる大会です。 sagasakura-marathon.jp 全国屈指のフラットコースを自称する大会ですが、私の知る限りここよりフラットなロードのフルマラソン大会はありません。途中“あそこを上るのかな”と思わせておいて、なかなか上らせてもらえない展開には笑みすらこぼれます。佐賀…

  • 第43回ふくやまマラソン(2025/3/16 10km) ザ・鉄板の地元大会!鞆の浦・尾道観光もセットで!

    フルの日程と練習の流れ、観光の都合を熟考した結果、10kmの部に初参加させていただきました。43回もの歴史を重ねている大会で、地元の方に過剰な負担まで強いるようなことも(おそらく)なく、かつランナー的にも参加し易い鉄板の設計だったと思います。大都会にありがちなコンセプト不明のイベント(ランニングに限らず)とは異なり、明らかに地元の方の善意で積み重ねられてきた大会だと感じました。 fukuyama-marathon.jp 雨のため3月半ばとは思えない寒さ(息も白かったですし)ながら、笑顔で運営、沿道応援、ふるまい、ステージなどを盛り上げていただき、安心感と満足感がありました。やっぱりこれくらいの…

  • 静岡マラソン2025(2025/3/9) 静岡満喫のおでん日和!心ゆくまでいっぷくを!

    清々しく晴れた早春の駿河路、そこは絶好のおでん日和に、右を見れば美しい駿河湾、左には苺と明るい笑顔の応援が勢揃いの素晴らしい世界でした。初参加の静岡マラソンは、静岡の魅力がいっぱいの素敵なご当地大会でした。 www.shizuoka-marathon.com “いくらおでんが出るといってもロスは1分くらいだろう”と甘く見てはいけません。大根と黒はんぺんの完全なおでんとカレーもつがふるまわれ、出汁、味噌、からしも次々と盛っていただける驚愕のいっぷく処では、覚悟を決めていっぷくする必要があります。私は3分以上入り浸りました。安倍川餅に名産のいちごも沢山いただけ、静岡のおいしいもの、食べて嬉しいもの…

  • 第16回いわきサンシャインマラソン(2025/2/23) ここに来たいしここにいたい!―輝くいわきの笑顔と復興―

    2017年の初参加時に、“この大会にはまた絶対に出よう”と強く思ったことを覚えています。2020年には期待に胸を膨らませてエントリーするも直前で中止になり、今大会の参加を心待ちにしていました。自分にとってはフルマラソン初挑戦から10年の節目となる大会を、いわきサンシャインマラソンで迎えられたことはとても大切なことです。 iwaki-marathon.jp 8年前にあれ程感銘を受けた理由は、今回走って改めて確かめられました。沿道や会場での心に温かく響く応援も、大規模大会でありながらもスムーズな運営を可能とする協力体制も、街中でも応援していただけることも、全てに思いが籠っています。 海沿いの絶景は…

  • 北九州マラソン2025(2025/2/16) 現実とは思えぬ小倉牛丸焼き伝説!歴史を塗り替えていくのが北九州!

    破壊力満点のアイキャッチの写真を見て、マラソン大会のエイドだと思う人がいるのでしょうか。松本清張も思いつかない巧妙なトリック(肉)は真犯人の影すら感じさせません。でも考えてみれば、明治日本の産業革命を誰もが想像すらできなかった程の時間とエネルギーで成し遂げたこの土地の皆様にとっては、日常や現実を超えていくことが当たり前なのかもしれません。47都道府県フルマラソン最後の福岡県で、素晴らしき大規模ご当地大会に出会えました。 kitakyushu-marathon.jp 北九州といえば誰もが知っているのが八幡製鐵所です。コースも東田第一高炉跡の傍を通りますし、日本製鉄の工場横を通ったりと、前半は高架…

  • 第73回別府大分毎日マラソン大会(2025/2/2) 私が別大に出る理由―2時間55分切りの自己ベストと新たな自分―

    今年も最高の舞台を整えて下さった別府・大分の皆様のお陰で全力を出し切れ、2時間55分を切れました。終盤は本当にきつくはありましたが、ここで走らせていただける幸せを噛み締めながらの、あっという間の夢の旅路でした。5度目の参加でも毎回“別大は特別だ”と深く思いますし、一生持っていける思い出も生まれます。”フラットでタイムが狙える大会だから”出たいのではなく、“別大だから”出たいのです。 www.betsudai.com 夢中で走っているので、コースは覚えているようで覚えていない部分も多いのですが、そこまでの状態になれるのが別大です。ただ一心に走ることでしか至れない境地があり、その境地を経ることなし…

  • 第22回石垣島マラソン(2025/1/19) 日本最南端のフルマラソン!限りなく美しい海と温かな大歓迎!

    日本最南端のフルマラソン大会に挑戦する日が来るとは、走り始めた頃はおろか割と最近まで思ってもいませんでした。しかし、“行ける時に無理してでも行かないと、その時は永久に失われるかもしれない”という現実を直視し、今年の参加を決めました。トライアスリートの友人が見た景色を見たいという思いもありましたし。初めての石垣島は、マラソン大会に限らずとっても心地よく楽しい場所で、早くもまた行きたくなりました。 www.ishigakijima-marathon.jp フルマラソンは、美しい海に緑に空気にと、石垣島の自然にとことん浸れる楽しい旅路でした。応援も多く、力をお借りして終始笑顔で走り切れます。序盤の太…

  • 第42回いぶすき菜の花マラソン(2025/1/12) 雨の中 温かすぎるよ いぶすき路!

    7回連続の参加にして初めての雨。気温も低く、応援も運営もいつも以上に大変だったのですが、雨降って地固まるどころか“雨降って菜の花咲き誇る”くらいの勢いで黄色のブルゾンはコースを埋め、温かな応援とエイドでランナーを支えて下さりました。本当にありがとうございます。またしても指宿に魅了される大会となりました。 ibusuki-nanohana.com 前日の気象情報を踏まえ、低体温症対策としてポンチョを配布して下さり、川内優輝選手のメッセージにも応えて私設エイドでも温かなスープや豚汁をいつもより沢山用意していただき、太鼓やバンド、声援で盛り立てて下さり、ふるまいのテントでも休むことなく温かいうどんや…

  • 【番外編】静かな一年の始まり。2025年はどうか穏やかな年に

    旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 昨年は元日から能登半島地震で辛い年明けとなり、更に9月には奥能登豪雨まで重なってしまいましたが、今年のお正月は珍しく穏やかな天気でした。今年一年が、誰にとっても心安らぐ平穏なものとなってほしいと願っています。 兼六園が一年で一番美しく、そして静かな時は元日の日の出前です。昨年が終わる前に就寝し、7時前には兼六園に着いたのですが、人のいない徽軫灯籠だけでなく、初日の出まで拝むことができました。北陸で初日の出なんて次に見られるのはいつか分かりませんので、ありがたさも格別です。過去には元日から雪に見舞われたことも何度もあります。…

  • 【番外編】2024年振り返り―28本の大会参加、ランニングにいったい何があるというんですか?―

    今年も一年間お付き合い下さりありがとうございました。“読む人ぞ読むブログ”、もう少し飾らない表現を用いるならば“ほとんどの人は読まないブログ”として確固たる地位を築いて久しいのですが、今年は思いの外多くの方から好意的なご感想や励ましのお言葉をいただいたりして、本当に嬉しかったです(私が皆様に対してできるせめてものお返しといえば、広告が出ないように有料会員になることくらいですが……。)。このブログに何か感じるものがあった方には、是非大会(あるいは旅行)で、素敵な記憶と出会っていただきたいです。 2024年は、フル19本、100km4本、ハーフ1本、10km3本と富士登山競走山頂コースに参加し、出…

  • 第7回沖縄100Kウルトラマラソン(2024/12/15) 誰かを連れて来たくなる100km!ニライカナイのその先は。

    目の前には、あらゆる言葉を探しても語り尽くせぬ程美しい海が待っていました。語りえぬものについては沈黙しなくてはならないわけではなく、“連れて来て見せるしかない”と心から思いました。“84kmまで何とか一緒に行こう”“そしてニライカナイのその先も”と思える誰かがいれば、人はそのことを、幸せと呼んでよいのでしょう。 www.okinawa100k.jp 沖縄へは、2020年2月におきなわマラソンに参加させていただいて以来二度目の訪問でした。あの時も沢山の方にエイドや沿道で応援していただき感激したのですが、再訪した100kmの道のりでも、明るい声と笑顔でずっと支えていただき、やはり沖縄の皆様は温かく…

  • 第19回湘南国際マラソン(2024/12/1) マイボトルランで今何時?そうねだいたいね

    個人的に本当にそれでよいのか疑問も感じますし大会レポでも辛辣な評価も見られる大会ですので、どう走るか迷ったのですが、“マイボトルのせいで速く走れませんでした(だから僕は悪くないんです)”と拗ねた文章を書くよりも、それなりの対策を立ててやるだけのことをやった話(あわよくば成功談)の方が読む側も面白いですし参考になりますよね。私だったら後者の話を聞きたいです。書くとしてもその方が楽しいですし。というわけで、結構ちゃんと走って3時間4分台でした。“三連戦で一番速く、可能であれば大体3時間5分切るくらいで”と考えていたので、上手くいったといえます。 www.shonan-kokusai.jp 非難を承…

  • 富士山マラソン2024(2024/11/24) それぞれの富嶽百景。ここにしかないもの。

    太宰治は“いかにもお誂え向きの富士山を見ると、恥ずかしくなってしまう”という趣旨のことを書いていたはずです。そして霧で富士山が見えない日におばあさんが身振り手振りで懸命に説明してくれたことを“いい富士を見た”と称しています。富士登山競走では近過ぎてある意味見えない富士山(岩と土しか見えない富嶽一景)を、程よい距離で走りながら仰げるとは、こんな経験もなかなかできません。走っている時間以外でも何度も富士山と向き合い、色々な姿を目にして、自分との関係を確かめ合える機会になりました。 mtfujimarathon.com レース当日は絶好の天気にも恵まれ、憧れの富士山を間近で完璧に見ることができました…

  • 第33回広島ベイマラソン大会(2024/11/17) 平たい坂で牡蠣雑炊!そして広島の歴史に向き合う。

    広島県で公道を走れるフルの大会はここしかないはずです。参加者数2万人以上の神戸マラソンを見送って、フル252人の伝統の大会を選びました。スターターは何とあの岸田文雄前首相だったとのことで、サプライズが過ぎます。 www.town.saka.lg.jp コースは一周4.5kmのフラットな道を9周するものです。“平坦な坂の道を行く”というと、ユークリッド幾何学の外の話か、はたまた禅の公案かという響きがあり、どんな所か気になりませんか。ひろしまベイブリッジを望み、広島大橋を観ながら、また穏やかな波の音に耳を委ねながら落ち着いて走れる環境は贅沢です。ガーミンさんの高度計は周回の記録が苦手で、細かく上っ…

  • 富山マラソン2024(2024/11/3) あいの風とは異なれど、富山に吹くのは“幸せを運ぶ風”!

    あいの風とは、春から夏にかけて吹く北東のさわやかな風で、古くから“幸せを運ぶ風”として親しまれているとのことです。今日の風はそれよりは強く、北北東からランナー目がけてこれでもかと吹き付けてきましたので、正しい意味でのあいの風ではなかったと思います(そもそも季節も違いますし)。しかし前日の荒天から信じられない程の回復を見せ、青空に抱かれた雄大なコースを堪能しながら、沢山の応援の中を完走できたのですから、“幸せを運ぶ風”が吹いていたことは間違いないでしょう。土曜の天気だったら、前も見えず、応援の方も駆けつけることはできませんから。 www.toyamamarathon.com 高岡市、射水市、富山…

  • 金沢マラソン2024(2024/10/27) 金沢をまるごと「好きになれる!」風になるのはまた来年で!

    2015年の大会テーマは、〝金沢をまるごと「走る!」”でした。そして大会の応援ソングは「風になれ」。どちらもずっと引き継がれていて、走ったことのあるランナーは、“正にコンセプト通りだ!”とか“あの曲か!”と深く記憶に残っているはずですが、8回目の参加で改めて、“金沢をまるごと「好きになれる!」”大会だなと思いました。コースも、応援も、大会以外の温かなやりとりも全て、金沢の魅力が溢れています。 www.kanazawa-marathon.jp 第1回大会から、普段はどちらかというと静かで落ち着いた金沢の街が、これだけの応援の方の熱気と歓声に包まれることに驚いてきました。どう考えても沿道応援が多過…

  • 第42回野々市じょんからの里マラソン大会(2024/10/20 10km) 暮らしてよし!走ってよし!縄文人も太鼓判の人気エリア!

    “僕らはこの街がまだジャングルだった頃から変わらない暮らしやすさ感じてる”、とまで言ってよいかはともかく、野々市市といえば、石川県でも最大級の縄文時代後期中葉~晩期(約3,700~2,500年前)の遺跡、御経塚遺跡がある街です。そして令和の世でも住み易さランキング上位の常連という、百世代以上に渡って人々を引き寄せる場所なのです。アポロ11号なんて目じゃありません。 www.city.nonoichi.lg.jp 白山からの湧水のお陰で、狩猟時代にも植物や動物などの食物が豊富で、稲作が普及した後も生育に適した土地となりました。大量の土器や石器、土偶に建物跡などが出土しており、その質・量は群を抜い…

  • 第15回えちご・くびき野100kmマラソン(2024/10/13) まだ見ぬ次元のエイドがそこに!どんなに褒めても褒めきれない大会!

    元々日本一だったエイドが更に強化・増量され場外ホームラン級に。まだ見ぬ次元のエイドに出会う旅でした。応援も沢山で温かいですし、友人のご両親もわざわざ待っていて下さり感激です。やっぱりこの大会は最高だなと身に染みる三日間の旅でした。 echigo-joetsu.com 全体に16km程コースが前にずれている都合上、10km手前で早くもお蕎麦が登場し、90km過ぎにもお饅頭やお味噌汁等が追加されるということで覚悟はしていました。ですが、想定以上のラインナップに私を以てしても真の完食には至らなかったと思います。 覚えているだけで、笹団子×6、お蕎麦×2、うどん×2、くじら汁、舞茸汁、つみれ汁、海賊汁…

  • オホーツク網走マラソン2024(2024/9/29) 度肝を抜かれる網走天国!夢より夢に近い場所!

    “今まで出られずすみませんでした!”と思うくらい衝撃の大会でした。2015年以来全国の大会に出場しており、それなりに有名大会には出たと思っていたのですが、こんなにすごい大会が北の大地で待ち構えていたとは。百聞は一走にしかずでした。 www.abashiri-marathon.jp 網走といえば監獄のイメージが強いですが、(刑を宣告されてではなく)走りに行くぶんには天国でした。まず食がすごい。驚くなかれ4kmで蟹汁がふるまわれます。ここまでの序盤で給食が立ちはだかる展開は初めてです。マラソンのために来たはずがこの仕打ち、真面目に走ろうという心は早々に砕かれます(超褒めています)。 その後も怒涛の…

  • 北海道マラソン2024(2024/8/25) 終わらない夏の旅路、それが道マラ!

    昨年は災害級と言ってもよいレベルの猛暑でとんでもない思いをしましたが、あのまま終わるわけにはいきませんので、今年も参加させていただきました。ランナーも各自暑さを警戒していたと思いますが、それ以上に札幌の皆様はランナーのために沢山の準備と改善を重ねて下さっており、6度目の出走となる今回も一層道マラが好きになって帰ってきました。 www.hokkaido-marathon.com 暑熱対策として、壮観そのものの日本一長い給水所だけでなく、北海道ならではの雪玉アイシングもあり、2km地点でのエイドの新設、給水の島追加にスポンジも3万個増量、更にミストシャワー、放水、水かぶりポイントも新たに加わり、考…

  • 第77回富士登山競走(2024/7/26) 過酷に挑む空の先―全力で臨める幸せな時間―

    「この山には過酷に挑む価値がある」、この言葉が全てを物語っています。過酷に挑める真剣な大会だからこそ、自分の中に渦巻いている本当の願いが、挑んでいるその瞬間だけであっても確かな形になるのです。今年は個人的に参加しにくい環境になったのですが、第77回という数字と、抗いがたい魅力に我慢できず、エントリーを決めました。私に来年があるかなんてわかりませんし、必ず訪れる最期の瞬間には山頂からの空を思い出したいので、行ける時に行くしかありません。 fujimountainrace.city.fujiyoshida.yamanashi.jp 今年は昨年以上の練習ができていたので、完走はできる自信がありました…

  • 第20回南越前町花はす早朝マラソン(2024/6/30 10km) 夏の朝から走れる貴重な好大会!—光る君と光ることもない私へ—

    「遅れても 咲くべき花は 咲きにけり 身を限りとも 思ひけるかな」と出世の喜びを詠んだ藤原為時おじさん。その後割とすぐに閑職に追いやられ耐えること10年。ようやくの再浮上の機会が、越前の守への任命(大抜擢)でした。そして令和の世に大河ドラマの主役として脚光を浴びるまでに(※主役ではない)。市井の中年男性としては、この我慢の人を追って越前の国に行ってみたいですよね。現在の南越前町自体は下向の際に通ったであろうくらいの位置づけにはなりますが、広く見れば縁起がよい土地であることは間違いないでしょう。 前泊した越前市(武生)は為時の娘である紫式部が都以外で過ごした唯一の地ということで、何かと紫式部推し…

  • 第3回会津磐梯山ウルトラマラソン(2024/6/16) これぞ天下の磐梯山!裏磐梯・猪苗代湖巡りで強くなれ!

    "会津に行ってみたいなぁ"という軽過ぎる気持ちで参加しましたが、今までで一二を争うくらいきつかったです。磐梯山ジオパークの誇る厳しいコース、後半容赦なく降り注ぐ日差しと吹いてくる熱風、更に身体を冷やす手立てがないなど、初心者にはとてもおすすめできないハイレベルな要求事項が並んでおりました。世の中ではよく、“ここを走れればどこでも走れる”という言葉が聞かれますが、正にその言葉が当てはまる大会だと思います。並の100kmでは達成感が得られないという方には是非挑戦していただきたいところです。 www.powersports.co.jp 覚悟はしていましたが実際に走ってみると、悠久の時の中で火山が形成…

  • 第44回千歳JAL国際マラソン(2024/6/2) 本物の森林浴で極上のランニングを!

    暑い時期の大会に出たことのあるランナーなら誰しも、“日陰の中を走りたい……。”と思いながら失速したことがあるはずです。それも何度も。この大会はその願いを叶えてくれるどころか、本物の森林浴とはどういうものなのか、そしてランニングの楽しみはどういうところにあるのかを教えてくれる大会でした。いや、すごかったです。 chitose-jal-marathon.jp 原生林に囲まれたコースは、それはもうどんな事前情報を得たとしても想像できない程に緑も光も美しく、日差しから守ってくれる木陰も、涼しい空気も、風の音も鳥や虫の声も、地面から伝わる感触も全てが走る喜びを湧き上がらせてくれます。ランニングは、タイム…

  • 第41回黒部名水マラソン(2024/5/26) 私が大統領になっても、黒部には出続けたい!

    いや、なれませんけど(ただのオジさんよ)。大統領はともかく、“環境が変わって忙しくなろうとも、この大会には出続けたい”と思える、突出した存在なのです。勿論パートナーが大統領になっても、(予定を調整してもらってでも)黒部に連れていきたいと思います。 www.kurobe-taikyo.jp 何がすごいかって今更繰り返すのもどうかと思いますが、とにかく全てが詰まった理想の大会なのです。応援(沿道の声援に加えて行く先々で放水)、景色(田園風景、立山連峰、黒部川、富山湾)、エイド・給食(2km毎の名水、リンゴゼリー、温泉饅頭、ます寿司、とろろ昆布おにぎり、塩ソフト、米粉ラーメン、私設エイド)、運営(全…

  • 2024第8回いわて奥州きらめきマラソン(2024/5/19) Z項も笑顔もここで見つかる!フラットコースで初めての方にもおすすめ!

    “47都道府県をフル or ウルトラで完走したい”と考えていたのは数年前までの話です。今や全都道府県にフルマラソンが揃う時代になったため、“47都道府県のフルを完走する”ことに切り替えました。岩手は、いわて銀河100kmに参加していたことから以前の基準をクリアしていたのですが、新基準で行くならこの大会は外せません。 oshukirameki.jp 水沢といえば金沢の偉人、木村榮(ひさし)博士が観測と研究を重ねた臨時緯度観測所があった場所です(現国立天文台水沢)。ここで地球の緯度を計算するために必要なZ項を発見したという聖地ですから、木村博士生誕の地にある銭湯(Zささのゆ)の常連である私としては…

  • 第46回鯖江つつじマラソン(2024/5/12 10km) 眼鏡をかけてレッサーパンダに会いに行こう!

    視力のいい方には分からないと思いますが、自分に一番近い場所で、ずっと生活を支えてくれているのが眼鏡です。近視は技術的に克服可能な障害の一つです。眼鏡に対する感謝の気持ちと敬意を抱く眼鏡民としては、この大会に出ずに生涯を終えることはできません。 sabaetsutsuji.jp 大会は、種目が多く幅広い世代が参加できるもので、家族連れで賑わっていました。応援もにこやかで、走る前も走っている時もほっとしました。魚津しんきろうマラソンもですが、また伝統の大会の魅力に触れることができました。 鯖江といえばめがねフレームの生産で他の追随を許さない歴史を持つ街です。めがねミュージアムの眼鏡の歴史に関する展…

  • 【番外編】連休中の金沢で(主に走る人向け)

    遠征ではありませんが、春の金沢を走る楽しさを残しておきたいと思ったので書いてみます。明るい時間は身近にある自然や街の中を走ったり歩いたりでき、夜は静かで深く眠れる、自分にとっては都会に比べて遥かに快適な場所なのです。京都もそうですが、金沢も観光よりも住むことにより充たされる街だと思います。まあどこも同じかもしれませんね。 滞在すると、能登を応援しようという気持ちの強さが街中で感じられます。報道も多く、イベントも連日開催され、ささやかながらできることもありました。うまく言葉にできなくても、直接会えるだけでも少しは力になれると思います。そういう意味でも、GWを金沢で過ごせたのはよかったです。 金沢…

  • 第44回魚津しんきろうマラソン(2024/4/28) しんきろうロードと立山連峰の美しさ!蜃気楼とバイ飯はまたのお楽しみに!

    蜃気楼の発生確率が高いとされる4月下旬に開催して下さる老舗大会ですので、気にならないわけがありません。“蜃気楼を見せるぞ”という魚津の皆様の呼びかけに応えてほいほいやってきました。ミラたんも元気よく走っていますし。 www.uozu-shinkirou-marathon.jp 肝心の蜃気楼ですが、残念ながら出現しませんでした。春の蜃気楼は、晴れ、気温上昇、穏やかな風という条件が揃っていると生じやすいとのことで、当日の出現確率は40%と表示されていましたが、そう思う通りにはいかないものです。これでこそ希少価値があり、出会えた時の喜びも一層増すというものでしょう。 コースは基本フラットで走り易いで…

  • 第24回奥熊野いだ天ウルトラマラソン(2024/4/21) 雨でも最高の奥熊野!この歓びを知らずには生きられない!

    この大会はやっぱり何度出ても心に沁みますね。今年は雨の大会となり(何と14年ぶりとのことです)、いつも以上に那智勝浦の皆様のご負担は大きかったことと思います。それでもあれだけの方が長時間、心のこもった応援・エイド・運営で支えて下さることには、感謝してもし切れません。皆様の応援にどれ程力をいただいたことか。 okukumano.com 私もこれまで以上に皆様との交流を重視し、エイドでも沢山写真を撮ったり、長居して前回大会のことも含めて色々とお話ししたり(ナンバーカードのメッセージを前に着けることでブログをアピールしたり)、胃袋で応えたりと、楽しい時間を過ごさせていただきました。ああして直接お話し…

  • 第19回戸田・彩湖フルマラソン&ウルトラマラソン(2024/4/13 フル) エイドが楽しみ過ぎる周回コース!4年前の思いにようやく応えられた日

    2020年にコロナ禍で開催中止が決まった際に投稿された「戸田・彩湖フルマラソン&ウルトラマラソンで伝えたいこと」を目にした時、こうして真剣に大会開催を願っている方々がおられることを知って本当に勇気づけられました。そして、パンデミックが終息した後には必ず参加しようと決意しました。今年になりようやく、その約束を果たすことができました。 sportsaid-japan.org www.facebook.com 彩湖は人気のランニングコースと聞くものの、関西人には気軽に行ける場所ではありません。前泊(しかも着いてすぐ寝て起きる)も含めてハードルはやや高めです。それでも、被災地に元気を届けることも開催目…

  • 【番外編】今年も金沢でお花見ジョグ+散歩 きまっし金沢

    桜の金沢をどうしても見たいので、今年も行ってきました。行きたい所が多過ぎます(流石に卯辰山や末、内川まで行く時間と力はありませんでした)が、二日間という限られた時間の中ですからこれで十分です。 この時期には桜ばかり見ていて練習になりません(大阪城公園でも花見ばかりしています)。大変贅沢な悩みです。と言いますか、桜が最優先ですので悩んでもいません。練習はできる時にやればそれでよいのです。 続きのページでは、自分の知っている桜の名所をほんの少しだけ紹介しています。どなた様も、マラソンでもそれ以外でも、金沢にお越しいただき、いい思い出を作っていただきたいなと思います。是非、金沢にきまっし。 にほんブ…

  • ふくい桜マラソン2024(2024/3/31) 恐竜も驚く福井パワー!来たれ、フードファイター!

    長らくマラソン空白県だった福井県、もう何年も前から力を入れに入れた準備と宣伝を重ねておられましたが、ついにこの日が来ました。福井を訪れる度に、色々な所でふくい桜マラソンに向けた表示やコースがあり、全国のランナーだけでなく福井の皆様が楽しみにしておられたのだと実感していました。大迫傑選手が大会プロデューサーという時点で振り切れていますが、2時間10分切りチャレンジの部があったり、コモディイイダや日本郵政のエリートランナーが多数招待されたりで、とてつもないことになっていました。 www.fukui-sakura-marathon.jp 実際に走ってみると、この日に懸ける思いが溢れ出ていて恐竜も目を…

  • 鳥取マラソン2024(2024/3/17) 走ればわかる鳥取の魅力!つながった4年前からの架け橋!

    2016年大会で低血糖か何かでフラフラになった上に2020年大会は直前に中止となってしまい、大会が復活したら絶対に出ようと待ち焦がれていました。今回8年ぶりに走らせていただき、“こんなにエイドが豪華だったのか!”、“ここまで応援が多くて優しかったのか!”と思うシーンばかりでした。 tottori-marathon.jp エイドは前半から豚汁、星空舞おにぎり、うめぼし、チョコパン、カントリーマアム、スポーツ羊羹などが押し寄せ、その先もうどん、梨のコンポート、らっきょうなどが雨あられと降り注がんという勢いで提供されます。到底真面目に走ることなどできず、早々に離脱してしまいました(超褒めています)。…

  • 第44回丹波篠山ABCマラソン(2024/3/3) マラソンだけでは勿体ない老舗大会!泊まるとこんなにいいことが!

    ランナーかにかかわらず“関西人なら知らぬ者などいない”というくらいの老舗の大会、ついに初挑戦です。子供の頃、6ch(ABCテレビ)の夕方の宣伝枠で、参加者を呼びかけるアナウンス(ハガキで応募)があり、“マラソンなんて走る人がいるのか”と思ってから幾星霜。あの持久走嫌いの子供が変なブログを書く市民ランナーになるとは、誰より私自身が思い描きもしませんでした。 tambasasayama-abc-marathon.jp 早春の丹波路は、期待通りの長閑な景色で、そこに沢山の方の温かな応援が加わることで一層素晴らしい時間を過ごせました。「日本の宝石」を合言葉にされていますが、宝石以上に自分の中で大切にし…

  • 第24回五島つばきマラソン(2024/2/25) 時空を越える遣唐使!旅ランの最高峰の一つです!

    長崎県唯一のフルマラソンということで、7、8年前から注目していたこの大会、念願叶って(執念実って?)ついに参加することができました。マラソンの概念を覆す程の素晴らしい大会で、マラソンを走ったという気がしません。旅ランの一つの最高峰といえるでしょう。フルの参加者がたったの167人というレア度がまたランナー心をくすぐります。 goto-tsubaki-marathon.jp すごいことだらけでしたが、とりわけ30km以降所々に見えるエメラルドグリーンの混じった海、岩に打ち付ける波とそのしぶき、とことん吹き付ける向かい風の中、人のいない道を進んでいく時間は、五島でしか体験できないもので、強く印象に残…

  • さいたまマラソン(2024/2/12) 大都会発着北関東巡り!さしこみ必至の多彩な地元銘菓!

    47都道府県フルマラソン完走のためにハードルが高いのが大都市の大会です。大会数が限られていますので、他の予定と重なるとアウトです。埼玉県も、唯一の大規模大会だったさいたま国際が終了し、もうだめかと思ったこともありました。 しかし今年はさいたまマラソンとして、新たなコンセプトのもと市民ランナー向けに生まれ変わって再始動。期待以上の楽しい大会となっていました。Tシャツも色彩豊かでカッコいいですし、埼玉の魅力が随所に光っていますよね。 saitama-marathon.jp 流石は埼玉、人口が多いこともあり、沿道も沢山の方が埋め尽くして下さります。太鼓、サンバ、吹奏楽など沿道応援のバリエーションも多…

  • 第72回別府大分毎日マラソン大会(2024/2/4) ここまで夢中になれるのは別大だから!100本目のフルで分かったこと

    昨年82本目のフルで人生初のサブスリーを達成したのが別大でした。あの日の光景は生涯忘れることはありません。“100本目のフルはここしかない”と日程を調整し、この日を迎えることができました。そして、別府大分の皆様の熱い応援と完璧な運営、一緒に走って下さったランナーの皆様から力をお借りして、しっかりと自己ベストを更新することができました。グロス2:56:40は、今の自分に相応しいタイムだと思います。 www.betsudai.com 歴史ある真剣な大会ですので、地域への根付き方も他の大会とは異なる特別なものです。沿道の皆様は、ランナーがこの日を目指して頑張ってきたことをよく知っていますので、応援の…

  • 第2回にしおマラソン(2024/1/21) 抹茶とかけまして西尾と解きます、そのこころは?

    どちらも「こい(濃い・来い)」でしょう。・・・全然うまいこと言えませんでしたが、前日の観光で浴びるように濃厚抹茶スイーツを堪能するためだけにでも、西尾に行く価値はあります。そしてマラソンもこれまた楽しいもので、濃厚な記憶が生まれることは間違いありません。いやほんと来た方がいいですよ、西尾には。 nishio-marathon.jp 地域密着を掲げるだけあって、エイドがすさまじく豪華でした。西尾抹茶のグリーンティー、一色産うなぎ串、おにぎり、イカフライのレモン煮、三河一色えびせんべい、大あんまき、おまつり屋台(ここは最早エイドではなくイベント会場)のベビーカステラや焼きそば等々、抹茶フィナンシェ…

  • 第41回いぶすき菜の花マラソン(2024/1/14) 菜の花咲くあの街に 今年も行かずにいられない!

    毎年日本で最初に開催される公認フルとして知られるいぶすき菜の花マラソン、2017年から6回連続の参加になります。飽きないものかと思われそうですが、一度出てしまえば休むことなど考えられなくなりますし、「走る走る菜の花の中~♪」のメロディが頭から離れることもありません。 ibusuki-nanohana.com 毎回書いているので知ってるよという声が聞こえて来そうですが、指宿の皆様の応援が多くて、また温かいのです。バンド、お囃子、太鼓、踊り、エンドレス負けないで等々最後の一人まで背中を押して下さります。大会以外でも、温泉でお話ししたり、宿のオーナーさんがとてもご親切にして下さったり、普通に道で歩い…

  • 能登半島地震、今と未来の私にできること

    2024年1月1日も例年通り6時過ぎに起床し、兼六園散策後に金沢マラソンコース終盤を巡って誓いを新たにし、ニューイヤー駅伝を見届け、元日営業のロンシャンさんでチョコレートやお菓子を買い、次はシューズを買いに香林坊へ、と思ったところで緊急地震速報を知らせるエリアメールの音が鳴り響きました。 雪も少なく、静かな朝でした。 地震に関しては普段私はあまり動じないのですが、揺れを待ち構えていたところ、少し経ってから金沢にしては強くかつ長い揺れが続き、これは大変なことになったと理解しました。その後は大津波警報の呼びかけに、どうにか一人でも多くの方が逃げ延びてくれることを祈るしかありませんでした。 古い実家…

  • 【番外編】2023年振り返り―24本のレースと日々の練習、走ること、書くことの意味―

    今年も一年間お世話になりました。フルは18本、100kmは3本、10km2本に富士登山競走山頂コースと合計24本ものレースに参加することができました。元日に金沢マラソンのコース終盤をジョグしながら、“今年はマラソンで自分の期待すら上回るような結果を出すつもり”と宣言していましたが、多くの面でその言葉が実現できた一年間でした。 そして、最後の方にも書きましたが、数字だけでなく、これまでとは違う形で人と喜びを分かち合うことのできた特別な一年でもありました。 29日は4年ぶりの大学時代の友人との忘年会でした。朝は閾値走5kmで短く切り上げ、夕方は学生時代住んでいた高野から三条まで散歩してみました。も…

  • 第10回はが路ふれあいマラソン(2023/12/17) 42.195kmのいちご狩り!驚愕のキロ毎エイドに走っている暇などない!

    初参加でしたがこれまたとてつもない大会でしたね。何といっても後半は1kmくらい行ったらおもてなしエイドという有様で、到底真面目に走ることなどできません(褒めています)。後で写真と大会プログラムを見返してみても、どう考えても予告よりもエイドの数が多かったです。何度“お願いですから真面目に走らせてください”と思ったことか(どの口が言うか。ありがとうございます)。 www.hagaji-marathon.jp 大奮発の苺はあちこちでふるまわれ、私は6か所でいただきました。それぞれにサイズも味も異なり一粒一粒が一期一会です(かかっていません)。基本甘い香りと味を口内に保持したまま、はが路を行きました。…

  • 国宝松江城マラソン2023(2023/12/3) 貴方も空も神話の一部!風情溢れる松江でだんだん!

    私が全国を回り始めた頃は、福井、三重、そして島根にはフルマラソンが存在せず、国宝松江城マラソンが誕生すると知った時は、大喜びで必ず出ようと誓いました。しかしコロナ禍で開催されなかったり予定が合わなかったりで時は過ぎるばかり。ようやく今年念願の初参加を果たすことができました。 www.matsuejo-marathon.jp コースは松江城、宍道湖、中海を巡る風光明媚なもので、走るだけで観光になります。そこに日本海側の冬らしいころころと表情を変える空模様が加わり、雨風に見舞われたりもするのですが、雲間から差す光も色を変える湖面も、それら全てが神話の中にいるかのようで独特の味わいがありました。 応…

  • 神戸マラソン2023(2023/11/19) 「感謝と友情」、自分なりの形 今年最後のサブスリー!

    昨年は逆風の中粘ったもののネット3時間0分1秒という結果に終わってしまった神戸マラソン、今年は様々な事情が重なってサブスリーを渇望していたのですが、神戸の皆様の熱い応援にランナー同士の給水での協力や励まし合いも重なったお陰で沢山の力をいただき、グロス2時間59分37秒でギリギリ間に合いました。本当にありがとうございます。 kobe-marathon.net 神戸マラソンは「感謝と友情」をテーマに、2011年という我々日本人にとって特別な年から始まった大会で、沿道や街の空気も、ランナーの思いも、他所の大型大会とはまた異なるものがあります。勿論各人考え方や感じ方に差はありますが、心に響くスタートセ…

  • 下関海響マラソン2023(2023/11/5) 相手がいるから響き合う!難コースでも幸ふくいっぱいの大会!

    評判が高く大人気のこの大会、長年気になっていましたが漸く初参加が叶いました。普段あまり考えないことですが、「響く」ためには、一方がどんなに強く力を振り絞っても駄目で、媒介するものとその振動をしっかり感じ取れる対象が必要ですよね。そしてその響きはまた反響し、続いていくものです。今回走ってみて、この大会はそのことを体現している素晴らしい大会だとよくわかりました。 kaikyomarathon.jp まず下関の皆様の応援の多さと歓迎ぶりがすごいです。前日の城下町長府観光の無料バスに加え、下関くじら祭、三つの日本一ふく・くじら・あんこう祭りの初日とぶつけてくるところから始まり、折りたためて携帯しやすい…

  • 金沢マラソン2023(2023/10/29) “ただいま”と“おかえり”の金沢!一人よりも二人で、二人よりも皆で!

    生まれた金沢に今年も帰ってきました。ただいま。金沢マラソンも、沿道応援復活ということで、本来の姿を取り戻してくれました。2015年に初参加して心を鷲掴みにされたあの応援が帰って来てくれたことに、“おかえりなさい”と序盤から目頭が熱くなる思いでした。加賀友禅大使の皆様、太鼓、消防団の纏、ダンス、少年野球のハイタッチと、もう本当に途切れることのない応援が続いていて、驚きながらも笑顔を絶やさず、最後まで走れてしまいます。 www.kanazawa-marathon.jp コロナの流行時期との巡りあわせもありますが、2021年、2022年と困難な中でも大会を続けてきて下さった金沢の皆様の情熱と気骨は全…

  • 長井マラソン2023(2023/10/15)温かな応援&絶品芋煮が染み渡る!皆に教えたくなる素敵な大会!

    ついにこの日がやって来ました。2016年に参加し、また出たいと2020年にエントリーするも開催中止、そして思いを募らせて2023年。今年の出走者は570人だったそうですが、本当にいい大会なんです。その素晴らしさを一人でも多くの方に知っていただきたい一心で思い切り詳しく書きます。 nagai-marathon.jp 温かな応援、豊かな自然、走り易いコース、どれも記憶の中の長井と重なり、戻って来られたことを嬉しく感じました。エイドでも流石は山形というべき大粒マスカットがふんだんにふるまわれ、地元の名産品を食べられる喜びにも包まれます。沿道の声援も、交通整理のお巡りさんも皆様優しく、最後まで笑顔で声…

  • 2023こまつマラソン勧進帳(2023/10/9 10km) 歌舞伎の街で智・仁・勇の見得を切ろう!フラット高速コースと地元名物も!

    小松市といえば歌舞伎十八番の演目「弁慶の勧進帳」です。その名を冠する大会には出るしかありません。しかも今大会で26回目という歴史を誇り、地域の方にも愛されています。前々から気になっていましたが、ついに難関突破に挑む機会に恵まれました。……と、まるで気合いを入れて走りそうな書きようですが、頑張っても速く走れないのは目に見えていますので、記念に参加して石川の大会の思い出を心に蓄えていこうという魂胆です。 www.komatsu-marathon-kanjincho.com コースは、フラットで180°の折り返しもなく、走り易い高速コースです。風もあまり強くありませんでした(ただし何故か天気が悪いこ…

  • 2023 北緯40度秋田内陸リゾートカップ 秋田100キロチャレンジマラソン大会(2023/9/25) 秋田が育てた理想の結晶!この喜びを未来へ伝えたい!

    今年でファイナルという報道が三月頃にはあり、“絶対に出なくては!”とエントリーを決めました。実際に参加してみると、走ることで得られる幸せが驚く程詰まった素晴らし過ぎる大会で、秋田の皆様が育んでこられたものの大きさと温かさに圧倒されました。おそらく、多くのランナーの中で、“自分が心の底でずっと待ち望んでいたのはこういう大会なんだよ!”という思いが弾けたことでしょう。 www.kumagera.ne.jp ウルトラはどこも地域の方々の情熱と献身的な努力、そして大会を楽しむ心で成立しているもので、それゆえにランナーは本当に胸を打たれて幸せを感じるものですが、秋田の皆様のこの大会への思いもまた最高でし…

  • 北海道マラソン2023(2023/8/27)夏の終わりにまさかの“待った”!それでも大好き北海道!

    いやはや驚愕の暑さでしたね。応援して下さった皆様、走られた皆様、本当にお疲れ様でした。スタート時で既に30℃で湿気もむんむん(湿度78%、風速0.1mだったらしいです)、“ここは本当に北海道なのだろうか”と目を(あるいは身を)疑うくらいの気象条件でした。夏の終わりには少なくとも一日、“待った”がかかっていました。 hokkaido-marathon.com 完走率も81.1%と前回を9.2%下回り、私も2019年のコースベストからは14分以上遅い3時間18分台とショックを受ける結果でしたが、後で応援ナビを見てみると順位はその時より90番程上がっていましたし、ほぼ総崩れだった模様です。歩いておら…

  • 第76回富士登山競走(2023/7/28) 一番高い場所で“もう一度”!皆ありがとう!

    昨年何が何でもと山頂まで上り切り、もうあれ程の情熱を持って臨めることもないだろうと、ある意味で自分にとっての富士登山競走は完結したように思っていました。ランナー募集期間にもあと1クリックができず、一旦今年は見送ることにしました。 しかし自分の中で“本当にそれでいいのか?”という思いは消えず、“いつか必ずもう一度は完走しなくてはいけない”と考えるようになりました。そして山頂コースのみ二次募集が行われたことから、決意を固めてエントリーしました。来年自分がどうなっているかなんて、全く分からないのですから。 fujimountainrace.city.fujiyoshida.yamanashi.jp …

  • 2023函館マラソン(2023/6/25) 過酷さ忘れる真のファンラン!はるばる来ようぜ函館へ!

    まさか三度までもはるばる函館へと伺うことになるとは、人生予想もつかないものです。飛行機も新幹線もある今の世においては“最早はるばるではない”という説も有力ですが、日程や予算面でやはり少々思い切りが必要です。それでも「日本一過酷なファンラン」を自称するこの大会にもう一度出たいという思いは抑えきれず、4年ぶりの参加を決めました。単に「過酷」なだけの大会なら実現可能ですが、「ファンラン」と両立しているのが函館ならではなのです(↓公式サイトの課長さんのコラムも以前より楽しみにしています)。 hakodate-marathon.jp 最初は曇りだったものの途中から快晴になり、暑かったのは確かですが、その…

  • 第11回飛騨高山ウルトラマラソン(2023/6/11) 完成度高過ぎのウルトラと天下の観光地巡り!飛騨高山でとびきりの思い出を!

    初参加でしたが、あまりに素晴らしいコース、運営、そして応援の力を借りて、気が付いたら無事に完走していたというくらいでした。手厚い歓迎を一身に受けながら江戸時代の風情が残る一大観光地からスタートし、悠久の時が形成した大自然の中を走り、おもてなし給食も堪能できるという贅沢な大会ですからリピーターが多いのも納得です。そりゃ何回も走りたくなりますよ。 www.r-wellness.com おもてなし給食は勿論完食でした。よもぎうどんに火畑そば、トマトジュース、リンゴジュースにりんごげんこつ、さるぼぼクッキー、しそジュース、トマト素麺、みたらし団子、飛騨牛、イノシシ冷しゃぶ、なつめに筍、飛騨とらふぐの唐…

  • 第40回カーター記念黒部名水マラソン(2023/5/28) 大統領も市民ランナーも!誰もが感激する殿堂入りレベルの大会!

    初参加時に仰天して以来、黒部の回し者かと思われるくらいの勢いで毎回絶賛していますが、6回連続となる今回も圧倒され通しでした。ここまですごいと迂闊な記事を書くのも憚られる気すらします。非の打ちどころが無さ過ぎて、どこの大統領でも市民ランナーでも大満足で帰路に就くこと間違いなしです。 www.kurobe-taikyo.jp 今年は曇りで、唯一の文句の付け所だった暑さ(自明や。ただのいちゃもん。)もない上に、全方位からの名水の救援がこれ以上ないくらいに身体を快適に保ってくれました。そこに立山連峰、黒部川、富山湾の絶景も待ち構えてくれるのがもう最高過ぎでして。多分天国に一番近い大会ではないかと思いま…

  • 第35回美浜・五木ひろしふるさとマラソン(2023/5/14 10km) 会いに行ける大御所!ほんまええとこやわ美浜!

    “10kmのために遠征するのか?”と迷いましたが、今回は五木ひろしさん御本人もゲストとして来られると知り、これは一生の思い出になるに違いないと出場を決めました。だって五木ひろしさんですよ、歴史上の人物ではありませんか。 前日のコンサートは流石に行けなかったのですが、レース後にミニコンサートがあり、ここで五木ひろしさんの歌声を生で体感できて、“歌とはこんなにも心がこもったものなのか”とただ聞き惚れていました。写真など撮っている場合ではなく(何とか二枚が精一杯)、五木さんが歌い終わりに両拳をそっと握る時には、自分も知らず同じポーズになっていました。 この大会が母の日に開催されるようになった理由もそ…

  • 【思い出】第16回柏崎潮風マラソン(2016/5/15) キツイのに も一度出たいよ 摩訶不思議!

    2016年は“数打ちゃ砕ける”くらいの勢い(何それ)でフルを13本走ったのですが、この大会が一番きつかったです。8時スタートでもとにかく暑く(日陰は全体の1割もないはず)、潮風といいながらハーメルンの笛吹きばりに山道へと誘われ(そして無風)、後半の激坂も歩く人続出、タイムも当時のベストより30分近く遅い3時間51分くらいだったのですが、それでもまた出たいと思える摩訶不思議な大会です。 shiokaze-run.info 走ってみて感じた魅力を思いつくままに並べると、 地域挙げての応援に力が入っていて、中には意表を突く自由な応援も見られる きつい坂の前には必ず給水があり、水をかけてもらえたりする…

  • 第23回奥熊野いだ天ウルトラマラソン(2023/4/23) 令和も輝く極上100km!神に見送られ、生きて、仏に迎えられる

    四年間待ちに待ったこの日を迎えられました。あの日と変わらぬ素晴らしい大会で、これ以上望むものはありません。護摩木の奉納から始まり絶景の中を進むコース、充実のエイドに完璧な運営、そして温かな応援の全てが揃っていて、大会が掲げる『中規模クラスでの全国一の手作り大会』の目標はとうに達成しているのではと思います。 okukumano.com エイドは茶粥にイタドリ、梅ゼリー、梅ジュース、鹿肉、最終盤までめはりが登場する等々地元食材が目白押しです。勿論みかんや苺は至るところに。梅干しもみかんジュースも色川茶も本場のおいしさ。あろうことかヤクルト1000やビールまで登場し、どこまでやって下さるのかと思いま…

  • 加賀温泉郷マラソン2023 (2023/4/16) エイドも坂も全てが貴方を大歓迎!きまっしきまっし加賀の町!

    実はこのブログで最初の記事は加賀温泉郷マラソン2019だったのですが、当時、“まずどの大会の魅力を伝えたいか”を考えて選んだのを覚えています。昨年もコロナ禍の中でも工夫して何とか開催して下さったことが今年にもつながり、ついに本来の力を存分に発揮して下さりました。旅ランの楽しみがこれでもかと詰まった好大会なのです。 kagaonsenkyoumarathon.com まず、温泉地ということで歓迎ムードがすごく、本当に応援の方が多いです。予想しているよりも遥かに沢山の笑顔に出会えます。こちらも笑顔で会釈し過ぎて首が痛いです。 そしてエイドの気合いの入り具合も半端ないです。一大観光地の底力を思い知ら…

  • 【思い出】第18回長野マラソン(2016/4/16) 真価を問われる春レース! 遠くとも一度は詣れ善光寺!

    大人気で激しいクリック合戦が繰り広げられるこの大会ですが、2016年当時は電話での受付も若干名枠があり粘ってみたところ、最後の最後につながってエントリーできた思い出があります。これがご縁といふもの、いざ参らんと大いに発奮しました。 www.naganomarathon.gr.jp オリンピックの理念を継承するというコンセプトは伊達ではなく、トップ選手も出場され、市民ランナーも全体的にシリアス寄りの格調高い大会でした。応援の熱気も期待以上で、吹奏楽や太鼓も力強かったです。それまでに出た大会の中では最もアスリートのための大会という空気が強く、“こういう世界もあるのか、自分のようなへぼランナーにはち…

  • 【番外編】金沢お花見ジョグ この季節の金沢が一番いいかも

    おそらく金沢に対しては何となくいいイメージを持っておられる方が多いと思う(贔屓目に見ている分を差し引いても)のですが、実際素敵な街です。地理的になかなか行きにくい部分もあると思いますが、文字通り駆け足で金沢の桜の名所を巡ってきましたので(走る習慣があるとこういうときに便利)、チャンスがあれば是非遊びに来て下さい。 3月31日(金) 朝:兼六園、金沢城公園、犀川 この週は兼六園が朝から無料開放ということで、7時に行くしかありません。 隣の金沢城公園も溢れる程の桜で、お堀も言葉を要さない程きれいです。 尾山神社まで抜け、犀川河川敷も回って来ました。 スロージョグで54分、キロ7分9秒。しょっちゅう…

  • 第15回四万十川桜マラソン(2023/3/26) 今に繋がる走ル旅!四万十川の桜を是非貴方にも!

    ずっと再訪したいと思っていたこの大会、七年ぶり二度目の参加が叶いました。「四万十川」という存在は誰しも憧れるものだと思いますが、そこに満開の桜が色を添えるとあれば一生に一度は走らなくてはならないと思ったのが2016年でした。当時はまだ旅ラン経験もそれ程積んでいなかったのですが、この大会の掲げる「走ル旅」というテーマに心の底で眠っていた憧れが一気に目覚めました。 shimantoriver-sakuramarathon.jp 今回本当に久しぶりに走らせていただき、あの日と同じようにランナーを迎えて下さる四万十川と桜、そして四万十町の皆様の姿と優しさに、“ああやっぱり自分はこういう経験が好きなのだ…

  • 第19回くすのきカントリーマラソン(2023/3/19) 一糸まとわぬカントリー!とびきり素敵な宇部のご当地マラソン!

    自然豊かなコースを走れるに違いないということで実は結構前から密かに気になっていたこの大会、参加人数があまり多くもないせいか詳しい情報が見当たらず、ならば自ら体験してみようと(迷った末にとくしまマラソンを見送ってまで)参加を決めました。実際に走ってみて、飾ることの無いありのままの自然を堪能できる大会で、都会の大会にマンネリ感を覚え始めた方には是非ともおすすめしたいと思います。 ube-run.com 思い描いていた以上に春の訪れを感じられる長閑な風景は、走っていて心が自由になっていくものでした。目の前にも耳の傍にも足元にも余計なものが何一つないのですから。田園や山の緑も、空の青も、湖や川の光も、…

  • 能登和倉万葉の里マラソン2023(2023/3/12) 五感と心で味わう海の恵み!ワクワク、ランラン、ゆっくり過ごそ。

    四年ぶりに復活して下さったこの大会、公認コースではありながらみえ松阪マラソン並に到底真面目に走る気にならない大会(褒めています)で、もう四度目の参加になります。こんなに間が空いてしまうとは2019年当時は考えもしませんでしたが、久々に走らせていただき、四年前と変わらない七尾湾の景色も、グレードアップした給食も、そして応援に駆けつけて下さる皆様の優しさもこの大会ならではで、正に海の恵みを五感と心で感じられる素晴らしい大会だと改めて身に沁みました。 全国屈指の絶景には、時の経つのを忘れそうになります。ただ船の残した波の跡だけが、時の存在とどれくらいの時間が過ぎたのかを教えてくれます。最後は温泉街に…

  • 【思い出】第37回佐倉朝日健康マラソン(2018/3/25) 伝統の大会は思った以上にストロングスタイル!自分の弱さを思い知る!

    伝統の大会ということで無駄のないクラシカルなものを予想してはいましたが、期待以上でしたね。前半はいつもと同じくらいなのに後半は散々な結果に。ネットで3時間15分を切るのが精一杯、風車だけは意地で撮ったもののこてんぱんにやられてしまい、参考になる情報もほとんど持ち帰れませんでした。 sakuraasahi.jp どの辺がストロングスタイルだったかと言いますと……。 景色が変わらない:よほど畑が好きな人でない限りは長く感じます。精神面のタフさが必要です。 暑い:雲一つない青空で一秒も曇らなかったため、日差しが……。平気な人はすごいです。 給水が控えめ:参加人数の割に給水テーブルが短いのでぶつかった…

  • 【思い出】淀川寛平マラソン2015(2015/3/1) 沼地の戦い!実はここから始まった

    記念すべき人生初のフルマラソンは、金沢マラソンでも大阪マラソンでもなく、実はこの大会でした。当日の写真がこの一枚しかないという事実が悲惨極まりないコンディションを雄弁に物語ります。希望に胸を膨らませて買った初めてのランニングシューズらしいランニングシューズ(エアロ13)も、見るも無残に泥まみれです。中もみっちり泥が詰まっています。満腔の泥です。特に打ち上げで何か食べることもなく、震えながら帰ったと思います。地獄めぐりカテゴリーを作成したら沼地獄としてその一員に加えたいところです。 言うこと、何もないわ。 続きのページもすぐ終わります。初の短編になりました。

  • 大阪マラソン2023(2023/2/26) あの日の2秒に利子を付けてのサブスリー!大阪はやっぱええとこやわ!

    2019年に衝撃の3時間0分1秒を記録してしまったこの大会。京都との連戦、普通に考えると駄目だろうと写真を撮ったりお菓子を食べたりといったファンラン活動に励んでいたのですが、気象条件もよく地元の応援パワーもあって後半にふと何かいけそうな感じがしたので、過去にがっしりと両脚を囚われた自分のこの歴史をそのまま終わらせてしまうことにしました。 osaka-marathon.com やはり走り出すと圧倒的な“これぞ大阪!!”という熱く温かく親しみのある応援がどこまでも続き、ものすごくテンションが上がり夢中で走れてしまいますね。この空気が大好きなのです。 そして長年住ませてもらっていますので土地勘が冴え…

  • 京都マラソン2023(2023/2/19) こんなに“終わってほしくない”大会はない!それでも人は「京から明日へ」

    7年ぶりの京都マラソン、こんなに“終わってほしくない”大会は他にないなと思いながら走らせていただきました。どこに行っても、学生時代にここで迷ったり挫けたり親切にも助けていただいたりした、沢山の記憶が染み込んでいます。端から端まで堪能させていただき、感無量です。 kyoto-marathon.com 京都について今回一番強く思い知ったのは、地元の方からお坊さんから学生さんまで迎えて下さる応援の多さで、歴史の街であると共に様々な人が集まり入れ替わる京都の持つエネルギーの大きさは特別だと思いました。ボランティアスタッフの皆様も明るく熱心で、ランナーもにこやかに声を掛け合いながらゴミを託したりできて、…

  • 【思い出】世界遺産姫路城マラソン2017(2017/2/26) 見えない城を見ようとして……?いえいえ姫路城は見守ってくれています!

    誰ですか“姫路城見えないマラソン”とかツッコミめいたことを言う人は。実際走っていて姫路城が見える場面もほとんど無いのですが(無いんかい)、姫路城はちゃんと見守っていてくれたと走り終わった時に分かるようになっています。心憎いまでの演出です。 元々評判のいい大会で、実際に走ってみてよく分かったのですが、何と言っても応援がランナーの心に響きます。特にFMゲンキの応援メッセージは力になりました。サイクリングロードではすぐ近くで応援してもらえますし、頭上にもメッセージがあるので、すごく傍で応援されている感覚になります。全体にブラスバンドも太鼓も多くて疲れを感じずに走れました。かりんとうドーナツもむせなが…

  • 第71回別府大分毎日マラソン大会(2023/2/5) ようやく届いたサブスリー、誰よりも母に

    2時間58分09秒、できました。風もなく暑くもない、これ以上ない好条件に絶好調も重なったので、今日駄目なら一生駄目だというつもりで、ペース配分もフォームも心理状態も全て、これまでの経験と策を尽くして“42.195kmで最後の一本まで蓄えた藁を燃やし尽くせる”走りを狙いました。 別大は必ず周りに諦めずに走っているランナーさんがおられるので力を借りられます。一緒に走っていただきありがとうございました。この大会に向けて最大限の準備をされてきた背中に敬意を抱きながら走りました。日々のブログからも刺激を受け、前を走っておられるのだと勇気をいただきました。 伝統の大会で運営も完璧、とにかく快適に走れますし…

  • 第41回瀬戸内海タートル・フルマラソン全国大会(2023/1/22) 上るたび、下るたび、訪れるたび好きになるのが小豆島!

    2016年以来二度目の参加となりましたが、「上るたび瀬戸内海、下るたび島の優しさ」以上にこの大会をうまく言い表した言葉はないな、と実感する大会でした。上りは(そこまで長くはないものの)数が多く、それなりにしんどさもありますが、上る度に瀬戸内海の穏やかな景色が広がります。そして上りの後には必ず下りがあり、それぞれの街では小豆島の皆様の温かな応援が待っています。正に島の宝を体感できる時間で、終始ニコニコしながら楽しく走ることができました。 参加費は今時こんなに安くていいのかと思う5,000円なのですが、素麺食べ放題、充実のお弁当、少々重いくらいの参加賞(褒めています。前年度エントリー者には更に追加…

  • 【思い出】第8回いわきサンシャインマラソン(2017/2/12) ありがとうはこっちの台詞です!正に“いわきステキ半世紀”!

    2020年大会もエントリーしていたものの丁度第4週から全国の大会が一斉に中止となってしまい、以降もなかなか再訪を果たせていません。しかしこれぞ市民マラソン大会の醍醐味と自信を持っていえる特別な輝きを放つ大会の一つですので、是非とも振り返っておきたくなりました。 iwaki-marathon.jp 私が改めて書くまでもなく方々で評判になっている通り、応援が本当に素晴らしかったです。何度も「来てくれてありがとう」と声をかけていただけて、胸が震えました。江名港の大漁旗とアクアマリンパークの応援も圧巻で、普段あまりやらないハイタッチも、アイコンタクトも沢山できました。「温かく受け入れていただきありがと…

  • 第40回いぶすき菜の花マラソン(2023/1/8) 気付けば貴方と同級生!これからもよろしくお願いいたします!

    新年一発目の公認フルということで軽い気持ちでエントリーして以来5回連続の参加になります。三年ぶりに走らせていただき、やっと帰って来ました!という実感でいっぱいです。ハードコースを彩る菜の花に開聞岳、変わらない熱心な応援(ふなっしーも健在!)、特産品満載の私設エイドと、これこれ!という喜びが湧いてきます。常磐建設さんのエイドではえんどう豆を食べた最初の男になりました。 前回に比べるとエイドの迫力を欠く記事になっているかもしれませんが、元が規格外だっただけの話で、今年のエイドでも普通の大会は凌駕しています。それだけいぶすき菜の花マラソンはすごいのです。そして何よりも街全体で応援して下さる方の多さで…

  • 【思い出】京都マラソン2016(2016/2/21) 過去の自分と走る道 2023年も帰って来ます!

    愛媛マラソンに続いてあの京都マラソンにも当選したということで心待ちに練習に励んだ毎日でした。京都は大学時代も含めて7年半程住んだ特別な場所ですので、土地勘もあって楽に走れるだろうという期待感と、その時に自分がどんなことを感じるのだろうかという漠然とした思いを持っての出走となりました。 コースは西京極から嵐山を目指し、広沢池の横を抜け衣笠から中心部に入って金閣寺の傍を通り、北山通を行って帰って府立植物園も走り、賀茂川沿いを下って丸太町を通り東大路と今出川通りを走って平安神宮で終わるという、観光客以上に京都に住んだことのあるランナーにとってとてつもなく贅沢なものでした。地名を聞くだけで情景が浮かび…

  • みえ松阪マラソン2022(2022/12/18) 肉と風と豪商の街!とんでもない大会が三重に爆誕!

    行く手を阻む肉エイドやスイーツエイドの誘惑が強すぎて到底真面目に走れる大会ではありません(褒めています)。松阪市の気合いがみなぎっている素晴らしい大会で、驚く場面も多数でした。 エイドは期待以上で、ベルファームでは給食をコンプリートするためにUターンしましたし、松阪牛サイコロステーキ、トマトジュース、鶏焼肉、スイーツと続くコースもよく練られています。普通の大会は終わってから打ち上げですが、ここはレース中盤から既に打ち上げが始まっているくらいの勢いです。 そして寒波直撃に強風が重なりとても寒かったにもかかわらず、応援して下さる方の多さにも驚きます。いや家で温かくしていて下さいと何度思ったことか。…

  • 【思い出】第54回愛媛マラソン(2016/2/7) 会心のビルドアップで初のサブ3.5!愛媛にはいい思い出しかありません!

    今思い出しても会心のレースの一つです。本当にどこに行っても応援の声が響いていて、湯ったりオレンジロードを最後まで元気に走れました。元気いっぱいの少年サッカーチームのコールにもすごく力をもらいました。フィニッシュ後にいただいたみかんはこれぞ愛媛という嬉しさがあります。 ビルドアップが上手くいくとこんなに快感なのかと思い知ったのがこの日です。 Start 00:01:49 5km 00:28:21 0:26:3210km 00:53:40 0:25:1915km 01:18:32 0:24:5220km 01:43:17 0:24:45中間 01:48:40 25km 02:07:27 0:24:…

  • 金沢百万石ハーフマラソン2022(2022/12/4) 早朝の雨も寒さも感謝が凌駕!贅沢なフラットコースを駆け抜けろ!

    長い歴史を誇る金沢ロードレースと金沢百万石ロードレースが一つになった第一回大会、前から気になっていたので迷わずエントリーしました。 金沢マラソン同様交通規制の都合上朝が早い(ハーフは8時5分スタート)辺りから金沢らしさ全開ですが、雨と寒さまで重なったにもかかわらず大会運営と沿道応援で沢山の方に支えていただき、とても嬉しく思いながら走りました。雨は走っている分には平気なレベル(キャップとノースリーブ、ランパンのみで、手袋やアームスリーブは不使用)でしたが、止まっていると辛いことは言うまでもありません。本当にありがとうございます。しもやけなどになっていないとよいのですが。 コースはフラットな上、急…

  • 【思い出】第32回 青島太平洋マラソン2018(2018/12/9) アオタイ名物「エイエイオー!」には熱い走りで応えたい!

    あいの土山、大田原で痛め続けた左ふくらはぎは、歩くだけでも痛く、大会が迫ってもワクワク感よりも焦りと不安ばかりが募る辛い日々でした。しかし人気の大会で次に行ける保証もないので、(もしかすると突然治ってくれるかもしれないという願望を抱きつつ)当然のように強行出場しました。 通算でフルは50本目でしたが、受付で「エイエイオー!」「やるぞやるぞやるぞ!」等とコールしてもらえるのは初めてだったと思います。自分にはこんなに元気いっぱいの明るい青春はなかったし、これからもないのですが、目の前に横たわる先の知れた未来を信じたくないので少しだけあがいてみよう(ミスチル)という気持ちになれます。 だましだまし走…

  • 第10回神戸マラソン(2022/11/20) やっぱり熱いガチ大会 !サブ3ならずも神戸マラソンはやめられない!

    グロスで19秒、ネットで2秒オーバーしてしまい、それだけ聞くと気の毒な感じ(あるいはまたかよ勝負弱いなという脱力感)ですが、やはり三年ぶりにあの神戸マラソンを走らせていただけたことと、あらゆる策を尽くして三年前の自分を超えて最後まで粘ったことにより、あまり落ち込むこともなく元気にしています。 過去2年間は開催が延期となり、関西(に限らず全国)の多くのランナーも行き場のない情熱を抱えて悶々と過ごしてきましたが、ようやくリアル大会を開催していただき、あの頃と変わらない沢山の沢山の熱い応援を目の当たりにして、ああ戻って来たのだと万感の思いがこみ上げたのではないでしょうか。何と言うか、走っていてすごく…

  • 【思い出】第31回大田原マラソン(2018/11/23) 分かっていても上げられない、本当の勇気が必要な大会です!

    ある程度のシリアスランナーなら知らぬ者はいないこの大会。この年は三連休の初日で出場し易かったのでエントリーしたのですが、全く歯が立ちませんでした。更に左ふくらはぎも悪化の一途を辿り、この後のアオタイ、加古川と悲惨な走りで2018年が終わっていきました。でも、それでも出られてよかったです。 23.7kmのライスセンターで左に折れてから、目に見えて周囲のペースが落ちます。ここから11km強、前方から吹き付ける強い那須おろしの中を上るのは誰しも不安です。怖くてペースを上げることができず、そのまま心も折れて何となくジョグで終わってしまったのは自分だけではないと思います。 ここで上げなくては惨敗と分かっ…

  • 【思い出】いびがわマラソン2016(2016/11/13) 町を挙げての大歓迎!温かすぎる応援と紅葉に会いに行こう!

    もう6年も前になるとは信じられませんが、書ける時に書いておきます。東海地区のランナーが殺到するこの大会、評判以上の温かすぎる応援と紅葉を全身で感じられるスケールの大きなコースにすっかり魅了されました。 2016年時点で既に29回を重ねているこの大会、何がすごいかと言うと、やり過ぎではないかと思うくらいの大歓迎ぶりですね。「いびっ子からのお手紙集」には小中学生の応援メッセージや絵が掲載されており、今見返してみても心に響きます。掲載し切れない程大量に寄せられたお手紙や絵は会場に展示されるということで、どれだけ町を挙げて歓迎して下さるのかと恐縮します。 事前案内も、名物犬タロー、フライパン応援、横断…

  • 富山マラソン2022(2022/11/6) ますずしと空を飛べるのは富山マラソンだけ!北陸連戦頑張られ!

    冷静に考えてみて下さい。普段は車でしか通れない新湊大橋からの絶景を眼前にますずしを食べられるなんて、富山マラソンくらいのもんですよ。晴天に恵まれると奇跡としか言いようのない光景が広がります。一瞬しかご尊顔を拝めない分レア度が高くリピーターを惹き付ける高岡大仏から始まり、富山湾の後もそびえ立つ立山連峰を仰ぎ続け、世界一美しいスタバのある富岩運河環水公園でフィニッシュできるという贅沢極まりないコースの魅力は、限度というものを知りません。 これだけのためにエントリーしてもいいくらいですが、富山マラソンは応援も多く、あちこちで「頑張られ!」のボードや太鼓によさこいに応援団、パラグライダー、曳山に獅子舞…

  • 金沢マラソン2022(2022/10/30)最高に楽しいこの大会は笑顔で走り切りたいから!ありがとう金沢!

    もう六度目の参加になりますが、金沢マラソンが好き過ぎて、毎回同じような内容にもかかわらず飽きずにたっぷり書いてしまいます。ざっとでも見ていただけると未体験の方はきっと出てみたくなると信じていますし、大会に関わって下さった方には喜びが伝わることを願っています。 応援のため沿道に駆けつけて下さる方の多さには毎回驚きますし、エイドも日本一ではないかと思うくらい豊富な種類で、景色もどんどん変わるコース設定、第一回目からスムーズな運営と、あまりに市民マラソンの魅力が凝縮されていて、信じがたいくらいです。 今大会は、昨年力んで脚が攣ったこともありますが、最高に楽しいこの大会をどうしても笑顔で走り切りたいと…

  • 第14回えちご・くびき野100kmマラソン(2022/10/9) 二年に一度の夢舞台!絶対に出ておいた方がいい大会の一つです!

    両コース合計出走者1655人に対し、ボランティア数が3000人以上。この軍勢にはさぞかし上杉謙信公もびっくりすることでしょう。とにかく至るところから応援していただけるので、終始笑顔であの広い、山あり谷あり田んぼあり海ありのコースを駆け抜けることができました。顔の筋肉が疲れ、歯茎が乾くくらい、ずっと笑っていました。奇跡的な涼しさも天からの贈り物だと思います。100km以上は8本目ですが、今回が最も楽でした。 エイドの給食も種類、量共に豊富ですので、勿論そのおもてなしを受けて立ち、終始食べまくりました(ぱっと思いつくだけで笹団子×5?、蕎麦×2、うどん×2、おにぎり×3、おぼろ汁、きのこ汁、くじら…

  • 宝浪漫マラソン2022(2022/9/24) 宝も浪漫もお腹もいっぱい!観光ランナーいざ参る!

    たから二度目の参加もやっぱり大満足でした。宝達山あり、トトロあり、千里浜あり、ルビーロマンありで、タイムなど気にするのは勿体無く、宝に恵まれ浪漫にも満ちた、本当の意味で豊かな町の魅力を感じながら走ってきました。真面目に走る気配もなく、一介の観光ランナーとして楽しませていただきました(4年前より更に遅い2時間33分台でした)。 エイドは毎度豪華で嬉し過ぎです。高級品の宝達葛にオムライスの町ならではの一口(と言いつつ結構なサイズの)オムライス、おだまきも本場の力で大きいし、いちじくにシャインマスカットも甘くておいしいです。何故か山上の折り返し点で提供されるオロナミンCも懐かしいですね。勿論全て止ま…

  • 第75回富士登山競走(2022/7/29) 一生に一度でもいいから!願い続けて叶った日!

    五合目コース参加時に独特の空気に魅せられてから早三年。人生も折り返し、限られた時間で自分が山頂に挑めるのは最初で最後かもしれません。この一回でどうしても決めなくてはならないと覚悟して参加しました。 途中何度も弱気になりかけましたが、その度にこれまでの人生を思い出して何とか立て直し、とにかく全力を尽くすように自らに言い聞かせました。もうしんどいとかカッコ悪いとか言っている時間はありません。遅かろうと何だろうと絶対に上りきりたいと念じ続けて、止まることなく脚を前に運びました。 最後の鳥居をくぐってから左折し、上り切った瞬間の安堵とプレッシャーからの解放、そして今の自分がこの場に挑んで願いを叶えてい…

  • 第16回いわて銀河100kmマラソン(2022/6/12) 「なめとこ山」を体感できるだけじゃない!岩手の魅力を堪能し、生きる喜びが溢れる素晴らしき大会です!

    旅ラン東北最後の一県だった岩手県、2018年秋にリーチがかかりいわて北上マラソンで制覇のはずが4度の中止と大会消滅で一体いつになることかと思っていましたが、ついに走らせていただけました。 今回のテーマは「なめとこ山を体感せよ」とありますが、それだけで済むはずはなく、とにかく景色は雄大だし、応援・エイド・スタッフの皆様は滅茶苦茶いい人ばかりだし、岩手の良さを身に染みて感じる素晴らしい旅でした。自分が縁あってここにいられることに感謝し、生きる喜びが溢れてきました。 走っていて、沿道に出て応援して下さるおばあちゃん、車から手を振って下さる方、ここぞという時に現れて心と身体が欲するものを的確に提供して…

  • 第10回記念東尋坊愛のマラニック(2022/5/28) 目も眩まんばかりの福井フードを堪能!愛には愛で応える103km!

    とにかく充実するにも程があるエイドが圧巻です。これでもかというくらい愛のこもった福井福井福井のフードフードフードが振る舞われ、走り終わる頃にはすっかり福井のことが大好きになっていること間違いなしです。東尋坊、丸岡城、平泉寺といった観光名所も、九頭竜川の美しい流れも必見です。 交通ルール厳守で信号待ちもしょっちゅうですし、何よりもフードと景色を楽しむ大会ですので、競技性を求めるものとは志向が違います(キロ7~9分台もざらです)。だからこそ気長に、普段忘れがちな走りが楽しめるのです。日陰はやや少なめですが、高低差もあまり無いため、ウルトラ初心者でも完走可能だと思います。黒部名水マラソン(フル)から…

  • 第39回カーター記念黒部名水マラソン(2022/5/22) 待ちに待った大会復活!黒部を走らにゃ夏は来ない!

    三年ぶり五度目の参加となった黒部名水マラソンはやはり特別な大会でした。景色も空気も応援もエイドも、市民マラソンの魅力が凝縮されていて非の打ち所がありません。ここまであらゆる魅力が詰まった42.195kmはなかなか実現できないと思います。気温の高さも名水エイドと沢山のシャワーのお陰で問題なく(※毎回書きますが、スマホを携行する場合は防水対策必須です)、最後まで気持ちよく走れました。黒部の皆様、いつもありがとうございます。 黒部名水マラソンは心から楽しめる大会なので、タイムは度外視してエイドを堪能することにしています。温泉饅頭、苺、押し寿司、塩トマト、とろろ昆布おにぎり、チョコパン、塩ソフト等々勧…

  • 加賀温泉郷マラソン2022(2022/4/17) やっぱり素敵な加賀の街!何度でも、きまっし加賀!

    年明けから全国の大会が次々と中止になる中、全力を尽くして三年ぶりの開催に漕ぎつけて下さった加賀市の皆様には改めてお礼をお伝えしたいです。イベントも開催せず、期待の観光でもあまりお金を落とせないことは明らかなのですが、それでもやるのだという熱意は光るものがあります。PCR検査の陰性証明が必須になったのですが、直前のキャンセルでも参加費の一部返還を行ったりと、どこまで加賀ていねいな大会なのかと感慨すら覚えました。 大会当日は沢山の方がスタッフとして、また沿道での拍手で応援して下さり、温かくランナーを迎えて下さり、やっぱりこの大会は素晴らしいと強く思いました。 先に言っておくと、今回は怪我のため3時…

  • 2022大阪ハーフマラソン(2022/1/30) なにわの高速コースでサブ3への布石を。大阪国際女子マラソンのフィニッシュからいただく勇気。

    風も暑さもなく絶好の気象条件にフラットコースというこんなうまい話があるのだろうかというくらいのコンディションの力で、ネットで1時間24分59秒で走れました。“乳酸閾値がキロ4分であれば15kmまではいけるはず、その先は失速してもよい(あとは知らん)”というコンセプトで、自分にしては珍しく前半から抑えずにいきました。15kmの通過で60分を切っていたことで気が緩み、後半はバンバン抜かれてよろしくない映像も脳裏に焼き付いてしまいましたが、サブ3への布石にはできたと思います。 ヤンマースタジアム長居に入った瞬間の競技場のでっかさはこれまでに経験したことのないもので、“こんなすごい光景の中でフィニッシ…

  • 関西地区ランナー記録会in万博公園(10km 2021/12/19) 何かと参加し易く経験値も積めるお得な大会!走った後は万博公園の散策も!

    約4年ぶりに10kmに出てみたところ、40分以上かかってしまうまさかの展開でびっくりしました。まあハーフのイメージは掴めましたし、冷たい風が強く吹く中で最初からそれなりに速く走るためにはもう少しちゃんとアップした方がいいなとか、心拍計もゴムが緩いときちんと測れないなとか(走り出しで220bpmを記録)、いくつも反省点が見つかるのはやはりレースならではだと思います。 ピッチ203 spm、上下動5.3 cmはいいとして、GCTバランスが左 47.6%/右 52.4%というのはどうしたものかと。腰でストライドを伸ばし、脚に負担をかけない感覚は悪くありませんでした。上り以外はそこまでしんどくもありま…

  • 明石城公園マラソン2021(2021/12/5) 思った以上の高低差×21周でも楽しい一日に!旅ランなんてどこでもできるじゃないか!

    都市部の公園だし概ねフラットだろくらいの気持ちでエントリーしましたが、一周目で左に曲がった瞬間目論見が外れていることに気付きました。結構上りますね(事前に調べておけよ)。ガーミンさんの累積標高514mは当てにならないとしても、19mは高低差があるらしく、途中微妙に上ることも合わせると、21周で420mくらいは獲得している気がします。 上るんですよ、これが。 この橋の次の坂が急です。これを21本も。 同じくTEAM・ゼロさんが開催して下さった秋のたまねぎ健康ランよりは楽なコースだろうと何の根拠もなく考えていましたが、いやはや今回もなかなかでした。周回コースおそるべしです。まあ最強の周回コースはや…

  • 第19回大阪チャレンジマラソン(2021/11/28 ハーフ) 走り易いコースでどなた様でも!安定の運営に感謝です!

    実戦で得られる経験値は大事ということでほとんど経験のないハーフにエントリーしてみました。確か2017年の高槻ハーフに出て以来、実に5年弱ぶりです(ついにこのブログ初のハーフマラソンタグが……!)。タイムは1時間29分15秒とどうってことないものですが、後述の通り今日の狙いは別のところにあったので十分です。 大会を開催して下さったスポーツワンさんは、コロナ禍でも工夫して何度も大会を運営して下さっていたこともあり、とてもスムーズな進行・管理で快適でした。個人的には完全にネットタイム計測と割り切ることでスタートで焦ることがないのと、スタート時間設定と折り返し地点の妙であまり窮屈に感じるシーンが無かっ…

  • 第7回びわ湖バレイスカイラン(2011/11/13 打見バーティカル 4.3km, +900m)日本一のびわ湖の天空へ「駆け登る」程の力はありませんが、あの絶景は宝物です!

    今週も絶景に包まれてきました。ありがとうございます。上り切った時に待っていてくれた大きな景色といったらそれはもう!眼下に広がる琵琶湖は、青いとも碧いとも、言葉にしてしまうのが惜しいくらいの深さと明るさが混じったような色でした。雲の白と影、地表の緑、全てが奇跡のような光景を作り出します。雄大というよりは、大きくて優しい感じです。やはり怪我無く上って来られた安堵感も相俟って、一層胸に響く光景と思えたのでしょう。 昨年は自分の不注意で序盤で転倒し、(痛いけど大丈夫と虚勢を張りながら)とぼとぼと帰宅したのですが、“この素晴らしい運営とロケーションに恵まれながら辛い思い出のまま人生を終えるわけにはいくま…

  • 富山マラソン2021(2021/11/7) 美しいどころの話ではない富山湾と立山連峰!是非とも出るべき大会の一つです!

    出たい出たいと思いながらも金沢マラソンと日程が重なり機会に恵まれませんでしたが、今年は一週間ずれてくれ、しかも大会開催が厳しいこの時期にご尽力いただいた富山の皆様のお陰でついに念願が叶いました。 何と言っても新湊大橋から望める富山湾と立山連峰には「うわぁ……!」という声が抑えられませんでした。この光景に向き合い、飛んでいるような、また吸い込まれて行くような感覚は富山マラソンでしか体験できません。きっと走ったランナーは誰しも似た思いを抱いたことと思います。この「うわぁ……!」に出会えるのがマラソンの醍醐味なのだと改めて噛みしめる時間でした。 一週間前の金沢マラソンの脚つりで不安もありましたが、応…

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