【文庫本】原田ひ香(2021)『サンドの女 三人屋』実業之日本社
てっきりサンドイッチが人と人を繋ぐ、ほっこり系グルメ小説を想像していたら…サンドイッチ全然出てこないじゃん!しかも「三人屋」ですらない!
【文庫本】井上靖(2021)『利休の死―戦国時代小説集』中央公論新社
文章が端正で、それでいて情熱もあって、味わい深い物語ばかりでした。松永久秀の「平蜘蛛の釜」への執着は恐れ入ったなあ。「信松尼記」はしんみりと胸に染みるものがありました。運命に翻弄された女性という点では「信康自刃」「佐治与九郎覚書」も好き。
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