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実家じまいに悩む全ての人へ――高殿円『私の実家が売れません!』
実家じまいに関するドタバタ劇かな?くらいの軽い気持ちで読み始めたけど、ページをめくるごとに親子関係の難しさや老いとの向き合い方、世代をまたぐ価値観のズレみたいな、より深いテーマが浮かび上がってきて、いずれ自分の身にも起こり得る話なんだなーと思うと、ちょっと気が重くなったり。親が生きている今だからこそ
2025/06/17 16:24
教養ある悪口のすすめ――堀本見『教養悪口本』
悪口本っていうかうんちく本ですね。外国かぶれの人とか、話がやたら長い人とか…ちょっとイラっとする人を歴史や文学のエピソードを引き合いに出してユーモアたっぷりに切り取っていく、まさに教養(インテリ)×悪口という一冊でした。
2025/05/25 17:10
夕方が一日でいちばんいい時間なんだ――カズオ・イシグロ『日の名残り』(土屋政雄訳)
平凡で、真面目で、ロマンチストで…自らの執事としての「品格」を疑うことなく生きてきたスティーブンス。きっと第二次世界大戦以前の、大英帝国がまだ栄華を誇っていた時代であれば、そのまま何の疑問も抱かずに生き抜くことができたのでしょう。でも、戦争の終結とともに社会構造が大きく変わり、変わりゆく時代について
2025/04/21 16:59
天才たちのレスバ合戦が面白すぎた――彩図社文芸部編『文豪たちの悪口本』
今だったらXでレスバする感覚でしょうか?好きな作家がしょうもないことでバトルする姿…。うーん、見たいような見たくないような。本書には、太宰治からはじまり、夏目漱石や菊池寛、谷崎潤一郎らの、悪口を言ったり言われたりのエピソードがずらり。個人的なやり取りをする手紙に相手への悪口を書くのはまだ分かるんだ
2025/02/28 15:06
「私は美人」と思い込む――酒井順子『私は美人』
酒井順子『私は美人』を読んで考えた、美人への憧れ。もし美人になれるとしたら? 思い込みの力と、美人論の奥深さに苦笑しつつも納得。「日本海側美人一県おき説」をめぐる考察が面白い!
2025/02/25 14:30
棄てられない記憶――村上春樹『猫を棄てる 父親について語るとき』
村上春樹『猫を棄てる 父親について語るとき』は、著者が自身の父親について書いたエッセイ。戦争の記憶を風化させてはならないという著者の思い、そして過去と向き合うことの大切さが胸に響く一冊です。
2025/02/21 15:32
人間性とアンドロイド性――フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
人間とアンドロイドの違いとは?『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んで感じた「親切」と「冷酷」の相剋。すべての存在が両面を持ち、私たちもまた変わりうるのではないか。
2024/11/15 15:37
「逃げてるだけ」なのか――松永K三蔵『バリ山行』
バリエーションルート=バリ。未踏の山道を行く登山小説『バリ山行』を読了。山に没頭する理由は「生を感じるため」か「現実逃避」か?
2024/10/23 15:24
コリンズのプロポーズは必見――ジェイン・オースティン『自負と偏見』
『高慢と偏見』の魅力はラブストーリーだけじゃない!登場人物のやり取りの妙や、ユーモアたっぷりの会話劇にも注目。
2024/09/30 15:03
読み直したら痛いほど共感した――太宰治「走れメロス」(『走れメロス』収録)
『走れメロス』を大人になって再読。人の弱さや信頼の重み、メロスが走る理由や王の改心の意味を改めて考えてみた。
2024/09/19 17:36
強姦犯を愛した女の子?――林奕含(リン・イーハン)『房思琪(ファン・スーチー)の初恋の楽園』
『房思琪の初恋の楽園』を読了。圧倒的な比喩表現と台湾社会の沈黙が突きつける現実に打ちのめされる。加害者が守られ、被害者が責められる社会で、少女たちはどう生き延びるのか。ラストの「一杯の蟹」に込められた意味とは?
2024/09/11 17:15
灰色の鳥――村上龍『新装版 限りなく透明に近いブルー』
ドラッグとセックスに溺れる若者たちの退廃の日々を、圧倒的な文体で描いた『限りなく透明に近いブルー』。黒い鳥とガラスの破片、そして灰色の鳥が意味するものとは?
2024/09/02 16:57
真実の愛はあるのか? ―― ロレンス『完訳 チャタレイ夫人の恋人』
性愛を通じた魂の解放を描いた「チャタレイ夫人の恋人」。しかし、コニーとメラーズの関係に真実の愛はあったのか?
2024/08/23 19:57
【文庫本】W.ブルース・キャメロン(2012)『野良犬トビーの愛すべき転生』(青木多香子訳)新潮社
映画『僕のワンダフル・ライフ』が良かったので原作小説も読んでみようと楽しみにしていたのですが…翻訳ひどすぎやしませんか( ̄▽ ̄)全体的に直訳調で文章が読みづらいのなんのって。地の文はまだしも、会話文は本当にぎごちなくて読んでいてガクッときました。それでも物語自体は面白かったですよ。
2022/12/14 17:55
【単行本】夕木春央(2022)『方舟』講談社
いやー、やられた!私これ好きだわ。ラストには心が躍りました。そうそう、こういうのが読みたかったんですよー!なるほど、神の啓示か。そもそも脱出して助けを呼ぶ組と地下に残る組とで半数に分かれるとか、なにも地下に一人だけ残らなくてもいいじゃんと思っていたのですが、それだとダメなんですよね。
2022/11/18 14:13
【文庫本】田中芳樹(2007)『銀河英雄伝説6 飛翔篇』東京創元社
序章につまづきなかなか進まなかった第6巻。いやあ、ここにきてまた銀河連邦からゴールデンバウム朝に至るまでの歴史を読むことになるとは思わなかった。決して興味がないわけじゃないんだけど、なぜか読んでいたら眠くなるという(;^ω^)
2022/11/11 19:11
【文庫本】田中芳樹(2007)『銀河英雄伝説5 風雲篇』東京創元社
本編とは全っっ然関係ない話なんですけど。グリューネワルト「伯爵夫人」って「女伯爵」の意味だったのね!?私はてっきり、ベルばらのデュ・バリー伯夫人みたいに、公妾として宮廷に出るにあたってグリューネワルト伯爵なる人物と書類だけの結婚をしたものだとばかり(;^ω^)
2022/11/02 15:51
【単行本】雨穴(2021)『変な家』飛鳥新社
ある日、ツイッターのTL に「差出人不明の仕送り」という読み物が流れてきまして。これが結構面白かったのでついつい他の記事も読んでいたときに知ったのが、この「変な家」という作品。不思議な間取りの家の謎を解き明かすというストーリーで、本書の第一章がWebに掲載されている内容に当たります。
2022/11/01 16:05
【文庫本】田中芳樹(2007)『銀河英雄伝説4 策謀篇』東京創元社
行こうか、キルヒアイス、おれとお前の宇宙を手にいれるために。ラインハルトはどこに行こうとしているんだろう。切ないなあ。本当に、キルイヒアイスが生きていたら……と思わずにはいられない。
2022/10/25 15:27
【文庫本】田中芳樹(2007)『銀河英雄伝説3 雌伏篇』東京創元社
ユリアン、立派に成長したねぇ…と保護者気分で読み始めた第3巻。全然それどころじゃなかった/(^o^)\何なの、あの査問会!腹立つわー!でもヤンが負けずに嫌味たっぷりに言い返してくれるのでスッキリ(笑)そしてそのヤンの窮地を救ったのが帝国軍というのも皮肉が効いていますね。
2022/10/08 20:27
【文庫本】田中芳樹(2007)『銀河英雄伝説2 野望篇』東京創元社
「おれや卿が死んでも、ああおなりではあるまいよ。ジークフリード・キルヒアイスは特別だ―特別だった。」うう、キルヒアイス…文章で読むとアニメで見たとき以上にラインハルトの狼狽えぶりが痛々しく思えて、胸が締め付けられるようでした。アンネローゼはどうしてラインハルトから離れてしまったんだろう。
2022/10/04 16:24
【文庫本】田中芳樹(2007)『銀河英雄伝説1 黎明篇』東京創元社
いやー、ついに手を出してしまいましたよ。『銀英伝』シリーズ!『アルスラーン戦記』が面白かったので銀英伝も気にはなっていたのですが、大長編だしなーと尻込みしていました。ラインハルトvsヤン・ウェンリーの頭脳合戦にハラハラドキドキさせられっぱなしです。やっぱりこの二人の天才がいてこそ!ですよね。
2022/09/25 16:19
【文庫本】アーサー・コナン・ドイル(2010)『緋色の研究』(深町眞理子訳)東京創元社
人生という無職の綛糸のなかに、殺人という緋色の糸が一筋まじっている。そしてぼくらの務めというのは、その綛糸を解きほぐし、分離して、すべてを白日のもとにさらけだすことにあるのさ。恥ずかしながら「綛糸(かせいと)」の意味が分からなくて辞書で調べました。曰く「かせから外して束にした糸」だそうで
2022/09/22 15:59
【文庫本】ドイル(1992)『シャーロック・ホームズ傑作選』(中田耕治訳)集英社
名探偵と言えばシャーロック・ホームズの名前を挙げる人は多いのでは?私もその一人です。でも小説はろくに読んだことがなくて。そんな私なので、ホームズ入門書としてこの傑作選を読んでみました。短編だからか、昔の作品だからか、どの作品もずいぶんあっさりだな~という印象でした。けど同時に、ストーリーがテンポよく
2022/09/01 16:09
【単行本】阿部智里(2021)『追憶の烏』文藝春秋
わお。前作『楽園の烏』の感想で個人的な妄想を書いたけど、当たってたじゃん。実は新金烏の正体は自分でもイイ線いってると思ってたんです(笑)でも彼女の再登場は完全なる願望だったので驚きました。推しの再登場は嬉しい限りですよ。それにしても奈月彦さあ…『黄金の烏』以降は山内のために苦労する姿も描かれて、見直
2022/08/26 17:16
【文庫本】篠原悠希(2021)『月下氷人:金椛国春秋外伝』KADOKAWA
シリーズ最終巻でようやく結ばれた遊圭と明々夫婦のその後、そして、玄月と陽元、彼らを取り巻く人たちの過去が明らかになった外伝。遊圭と明々は跡継ぎの男児にも恵まれてすっかり満ち足りた暮らしぶり。ホッとしました。…できることなら陶蓮の件は本編で片付けておいてほしかったけど。モヤモヤの残る最終巻だったもの。
2022/01/07 19:13
【新書】井上芳雄(2021)『井上芳雄のミュージカル案内』SBIクリエイティブ
この本って確か、今年春に一度出版されたものの、解説が間違いだらけで販売中止になったんですよね(^^;)最近、図書館の新着図書のコーナーに並んでいるのを見かけて、つい気になって借りてきました。私は芳雄さんの大ファンってわけではないけどミュージカルは大好きなので、読んでいてとても楽しい気分になりました♪
2021/12/24 14:32
【文庫本】田中芳樹+らいとすたっふ(2000)『アルスラーン戦記読本』角川書店
ダリューンの絹の国での恋を描いた外伝があると知って、他市の図書館から取り寄せてもらいました。外伝以外に、著者の田中先生のロングインタビューや『アルスラーン戦記』の用語・人名事典も収録されていて、読み応え抜群の一冊でした!
2021/12/23 16:30
【単行本】冲方丁(2021)『月と日の后』PHP研究所
彰子にスポットライトを当てた小説って珍しい(少なくとも私は初めて出会った)から結構期待していたんだけど…つまらなかったな。全体的にストーリー性が乏しく説明調に思えて退屈でした。詮子の話とかいつまで続くんだよ!って感じ。彰子が紫式部に出仕を促す場面は面白かったから、そっちをもっと膨らませてほしかった。
2021/12/14 23:19
【単行本】久坂部羊(2017)『院長選挙』幻冬舎
大学病院の院長が突然死したことにより、4人の副院長たちが新しい院長の座を巡って対立している。となれば、病院内の権力闘争や複雑な人間関係を描いた医療ミステリー…かと思いきや、ブラックコメディ全開のドタバタ劇でした(笑)小説として読んでいる分には面白いけど自分が患者ならたまらんな、この病院/(^o^)\
2021/12/11 15:05
【文庫本】永江朗編(2021)『文豪と感染症 100年前のスペイン風邪はどう書かれたのか』朝日新聞出版
文豪たちが日記やエッセイ、小説に記した「スペイン風邪」をテーマにしたアンソロジー。書簡や日記から見えてくるスペイン風邪も興味深かったけど、やっぱり私には小説が面白かったなあ。特に「流行感冒」(志賀直哉)が好き!「途上」(谷崎潤一郎)もなかなか。
2021/11/25 16:40
【文庫本】田中芳樹(2020)『天涯無限:アルスラーン戦記16』光文社
ああ、とうとう『アルスラーン戦記』完結。なんか…えらく呆気ないなあ、というのが正直な感想。ひたすら駆け足で話が進んでいき、私もただただ機械的にページをめくるだけで、内容が全然頭に入ってこないという困った最終巻でした。それでも今まで読んだファンタジー作品の中では断トツに面白かったです!…なのに、最後が
2021/11/16 15:07
【文庫本】田中芳樹(2019)『戦旗不倒:アルスラーン戦記15』光文社
えーっ!ナ、ナルサス…。あとアルフリードも。予想外の出来事に呆気に取られました。なんだかんだアルフリードは、エラムとくっついてアルスラーンや十六翼将の物語を後世に伝える役割を担っているキャラだと思っていたのになあ。
2021/11/15 13:58
【文庫本】田中芳樹(2018)『天鳴地動:アルスラーン戦記14』光文社
ナルサスは「蛇王ザッハーク自身を殺せば、魔軍自体、消失する」と言い切るけど…そんな根拠、一体どこにあるの?英雄王カイ・ホスローは蛇王ザッハークを封印しただけで、殺したわけじゃないよね?なのになぜナルサスがそんなこと知ってるんだ?納得いかないなー。まあそれはさておき…
2021/11/13 13:25
【文庫本】田中芳樹(2017)『蛇王再臨:アルスラーン戦記13』光文社
エ、エステル…。そりゃ彼女がアルスラーンとくっつくようなベッタベタな展開は望んでなかったとは言え…(涙)この巻のタイトルは『蛇王再臨』だけど、私にとっては完全にエステル回。色とりどりのお花に囲まれた表紙のエステル、綺麗だなあ。
2021/10/25 10:18
【文庫本】田中芳樹(2017)『暗黒神殿:アルスラーン戦記12』光文社
ラジェンドラ王、やりおるな。と思ったけど、やっぱりナルサスには敵わないね(笑)でもそんなナルサスに死亡フラグが立った!?いや、むしろフラグが立ったのはアルスラーンの方か?こうなってくると、アルスラーンに世継ぎがいないのが気がかりだな。
2021/10/22 21:57
【文庫本】田中芳樹(2016)『魔軍襲来:アルスラーン戦記11』光文社
「どうせいやな男のものになるのなら、身分の高い男のほうがまし。できるなら国王がいい。たかが街の金持ちなどに、自分を安売りしてたまるものか」いいわー!彼女、めっちゃ私の好みです!正直、アルスラーン陣営よりこっちの方が面白くなりそうでワクワクしています(笑)
2021/10/05 00:00
【文庫本】田中芳樹(2016)『妖雲群行:アルスラーン戦記10』光文社
いやー、文句なしに面白いんだけどさ。いよいよファンタジー色が前面に出てきましたね。魔道やら怪物やらより、人間同士の駆け引きを楽しみに読んでたんだけどなあ。登場人物多くなりすぎて、頭がこんがらがるわ。
2021/10/04 08:08
【文庫本】田中芳樹(2015)『旌旗流転:アルスラーン戦記9』光文社
ヒルメス王子はどこまで堕ちていくのか…。誇り高き王子であった彼はどこへ?なんかもう、ヒルメスが哀れで仕方ない。今作ではファランギースの過去が明らかになりました。ファランギースにとっては辛い展開になりましたね。
2021/09/25 23:12
【文庫本】田中芳樹(2015)『仮面兵団:アルスラーン戦記8』光文社
この巻から「アルスラーン戦記」第二部スタートです。アルスラーンが即位してもう3年経つらしい。立派な青年になって…!(T_T)パルス国内は一応安定しているけど、周辺国家は敵だらけ。今後の展開が楽しみ!それにしても、第二部になっても宮廷画家にして副宰相たるナルサス(笑)の言うことには頷かされるばかり。
2021/09/17 15:02
【文庫本】田中芳樹(2014)『王都奪還:アルスラーン戦記7』光文社
なんか…感動の第一部完結!なんだけど、その割には主人公・アルスラーンの影が薄くないか?(;^ω^)個人的には、アンドラゴラス王に全部持っていかれたなーって感じです。ずっとアルスラーンを応援してきた私でも、この大胆不敵な国王陛下に思わず、敵ながらあっぱれ!と思いましたもの。(いや、敵じゃないんだけどさ
2021/09/10 00:00
【文庫本】田中芳樹(2014)『風塵乱舞:アルスラーン戦記6』光文社
アニメ第2期のタイトルにもなっている『風塵乱舞』。アンドラゴラス王の下を事実上追放されたアルスラーンが港町ギランを拠点に体制を整え、いよいよ王都奪還に向けて動き出すまでを描いた巻。 アニメはここで終わっちゃって、かなり消化不良な感じ。第3期やらないのかなあ( ;∀;)
2021/09/09 13:14
【文庫本】田中芳樹(2013)『征馬孤影:アルスラーン戦記5』光文社
クバードがようやくアルスラーン一行に合流し、頼もしい味方が増えて良かったと思った矢先に。なんと憎らしいアンドラゴラス王…!ちょうどGYAO! でこの回を見たとき、私の横で見ていた夫が「こいつ(アンドラゴラス王)、ずっと捕まってたら良かったのに」と言ったので、大きく頷きましたもの(笑)
2021/09/04 16:42
【単行本】新井素子他(2018)『謎々 将棋・囲碁』角川春樹事務所
囲碁&将棋がテーマのアンソロジー。囲碁好きなのでわくわくして読み始めたのですが、1作目の新井素子「碁盤事件」であまりに独特な文体に躓いてしまって、読む手が止まってしまいました(;^ω^)お気に入りは深見黎一郎「☗7五歩の悲願」かな。千澤のり子「黒いすずらん」も面白かったです。
2021/08/24 17:25
【文庫本】田中芳樹(2013)『汗血公路:アルスラーン戦記4』光文社
ヒルメスを慕うマルヤム王国のイリーナ姫や、ルシタニアの騎士見習いであるエトワールことエステルなど、ストーリーの重要人物になりそうなキャラクターが登場しましたが…。いやいや、それよりもアンドラゴラス王ですよ!スカール公が気の毒で仕方ない(笑)
2021/08/21 13:59
【単行本】湊かなえ(2020)『カケラ』集英社
少しでも痩せて綺麗になりたくて、せっせと某フィットネスゲームに励んでいる私にはアイタタタ…な内容でした(笑)何にせよ、人は平気で嘘をつくし、自分の見たいものしか見ようとしない生き物なんだということがよく分かる一冊でした。
2021/08/20 00:00
【文庫本】篠原悠希(2021)『比翼は万里を翔る:金椛国春秋』KADOKAWA
「明々が官家の養女になればいい。」…え?そんなの読者の誰もが考えたことだろうと思うんだけど。散々遊圭と明々の結婚を引っ張った挙句、今作では遊圭に郡主との縁談まで用意して障害を作ったというのに、解決がこれ?ふーん。まあ、長い間隔てられた二人だもの。ようやく結婚できて良かったですよ。
2021/08/19 13:00
【文庫本】田中芳樹(2012)『落日悲歌:アルスラーン戦記3』光文社
アルスラーンの正体が明らかになるのはまだ先になりそうですが、代わりにヒルメスの出生の秘密についてアンドラゴラス王が語りました。「パルスの王家の歴史は、血と嘘とに塗りかためられておる。」出自について悩むアルスラーンに、ダリューンがかけた言葉が胸アツ!
2021/08/13 13:24
【文庫本】田中芳樹(2012)『王子二人:アルスラーン戦記2』光文社
アルスラーンのピンチに駆けつけたアズライールとキシュワードの頼もしさ!カッコよくてシビれましたよ~~「ヤシャスィーン!」この巻では、キシュワードが味方に加わったほか、アルスラーンとエラムの間に友情らしきものが芽生えたのも良かったなあ。それもこれも、アルスラーン王子の純粋さ故ですよね。
2021/08/05 00:00
【文庫本】田中芳樹(2012)『王都炎上:アルスラーン戦記1』光文社
アニメ版を見て大ハマりしまして(^^)続きが気になって原作小説を読み始めたのですが…アニメで見た以上に面白い!改めて文字で読むと、パルスと周辺国家の状況だとかキャラクターの心情だとかがより理解できて、あっという間にこの物語の虜になりました。
2021/08/04 15:11
【文庫本】原田ひ香(2021)『サンドの女 三人屋』実業之日本社
てっきりサンドイッチが人と人を繋ぐ、ほっこり系グルメ小説を想像していたら…サンドイッチ全然出てこないじゃん!しかも「三人屋」ですらない!
2021/07/18 12:16
【文庫本】井上靖(2021)『利休の死―戦国時代小説集』中央公論新社
文章が端正で、それでいて情熱もあって、味わい深い物語ばかりでした。松永久秀の「平蜘蛛の釜」への執着は恐れ入ったなあ。「信松尼記」はしんみりと胸に染みるものがありました。運命に翻弄された女性という点では「信康自刃」「佐治与九郎覚書」も好き。
2021/07/05 16:38
【新書】川村裕子(2016)『装いの王朝文化』KADOKAWA
男性の装束メインに語られるこの本は初めて知ることも多くて、とても面白く勉強になりました!王朝の装束って着替えにすごく時間がかかりそうなのに、文献を調査した結果から、どこでもパパっと着替えていたんじゃないかと分析する筆者の指摘に、へぇーと唸ったり。仕立てにしても、女たちがのんびりお喋りでもしながら
2021/06/11 13:14
【文庫本】アガサ・クリスティー(2010)『そして誰もいなくなった』(クリスティー文庫80)青木久惠訳,早川書房
互いに面識のない男女十人が孤島に閉じ込められ、童謡の歌詞になぞらえて一人、また一人と殺されていく。今では使い古された感のある設定ですが、読んでいてちっとも古臭さを感じなかったのは、この作品が名作たる所以でしょうか。文章は淡々としているのにとってもハラハラさせられて、ページをめくる手が止まらなかった!
2021/05/02 15:01
【文庫本】内田康夫(2006)『本因坊殺人事件』幻冬舎
囲碁のタイトル戦を背景に起こった連続殺人事件と、それを巡る棋士・新聞社・政治家の駆け引きというのは面白かったです。囲碁ミステリーというふれこみだけど、別に囲碁じゃなくてもよくないか?というのが正直な感想。『ヒカルの碁』の緒方先生ファンは、彼のモデルになった人物が登場するのでぜひ読んでほしい!
2021/04/23 13:49
【文庫本】折原一(2021)『倒錯のロンド:完成版』講談社
どんでん返しに次ぐどんでん返しで面白かったです。まさにロンド!真相が明らかになったときには「おおー!」っと唸りました。
2021/04/21 00:34
【文庫本】菊池寛(2021)『受難華』中央公論新社
あらすじに「昼ドラ的展開」とあったのでドロドロ愛憎劇かと思いきや、むしろ女性陣が生き生きと魅力的に描かれていてカラッとしたお話しでした。テンポよく話が展開されるので確かにドラマには向きそう。私もぐいぐい引き込まれました!
2021/04/18 22:29
【文庫本】小学館文庫編集部編(2021)『超短編!大どんでん返し』小学館
『大どんでん返し』というタイトルなので気構えて読み始めたものの、トップバッターの「なんて素敵な握手会」(乾くるみ)からしっかり騙されました(笑)サクッと読めて、オチが分かった後はハハッと笑える話が多いので、暇つぶしにはもってこいの一冊ですよ。
2021/04/15 14:04
【単行本】阿部智里(2020)『楽園の烏』文藝春秋
八咫烏シリーズ第二部がスタート。どちらかというと新章には否定的だったんだけど、山内の状況はいよいよ深刻になっていて、さらに新キャラも登場で今後が気になる展開に。ツカミはOKですよ。
2021/04/10 16:19
【単行本】安萬純一(2019)『滅びの掟:密室忍法帖』南雲堂
普通だったらオイオイとツッコみたくなるトリックも、忍者同士のバトルだからと思うと、まあそういうこともあるか……とすんなり受け入れられる。忍法とミステリーがうまく融合していたように思います。
2021/04/08 16:20
【単行本】夏山かほる(2021)『源氏五十五帖』日経BP、日本経済新聞出版本部
ミステリーとしては面白かったけど、源氏ファンとしてはあの五十五帖は受け入れがたい。
2021/03/29 16:28
【単行本】石倉昇(2002)『ヒカルの碁勝利学』集英社インターナショナル
ヒカ碁ファンなら読んで損はない一冊。
2021/03/24 13:26
【文庫本】菊池仁編(2020)『朝日文庫時代小説アンソロジー:江戸旨いもの尽くし』朝日新聞出版
縁がないってのは、そんなものさ
2021/03/17 18:55
【単行本】梶井基次郎+げみ(2017)『檸檬』立東舎
私はこういう瑞々しい清涼感をこの作品に抱いているので、この本のイラストは私の『檸檬』に対するイメージとはちょっと違うなーと感じました(^^;)
2021/03/06 15:57
【単行本】麻耶雄嵩(2018)『友達以上探偵未満』KADOKAWA
アラサー主婦の読書感想文。
2021/02/21 17:01
【単行本】麻耶雄嵩(2015)『あぶない叔父さん』新潮社
「犯人、お前かよ!」って盛大にツッコむ本。
2021/02/13 15:13
【文庫本】伊吹有喜(2020)『カンパニー』新潮社
今こそすべて。ほしいと思ったらためらうな。
2021/01/19 12:10
【文庫本】篠原悠希(2020)『臥竜は漠北に起つ:金椛国春秋』KADOKAWA
陛下が気の毒すぎる。玄月はこのままずっと朔露にいればいいのに。
2021/01/18 16:16
【単行本】谷崎潤一郎+マツオヒロミ(2020)『秘密』立東舎
2021/01/13 08:40
【単行本】いずみ朔庵(2016)『マンガで辿る江戸時代の暮らしと遊び―財布でひも解く江戸あんない』誠文堂新光社
高級料亭「八百善」のお茶漬け逸話が面白い!12万円のお茶漬けだって!
2020/12/14 16:50
【単行本】村田沙耶香(2014)『殺人出産』講談社
人口減少を食い止めるために、10人産んだら一人殺してもいい、という「殺人出産システム」が導入された世界のお話。トンデモ設定だと思って読み始めたものの、ずしっと心に響くお話でした。
2020/12/09 13:32
【単行本】村上リコ(2014)『図説 英国貴族の令嬢』(ふくろうの本)河出書房新社
もし自分が貴族女性で、独身のときに親が亡くなったら?結婚できたとしても跡取り息子がいなかったら?と考えると恐ろしい。
2020/12/01 14:35
【単行本】椰月美智子(2020)『純喫茶パオーン』角川春樹事務所
ほのぼのしつつも毒気を含んでいたり、どたばたコメディー要素があったり。
2020/11/24 14:26
【文庫本】篠原悠希(2020)『鳳は北天に舞う:金椛国春秋』KADOKAWA
ちょっと都合良すぎじゃない?
2020/11/20 15:44
【文庫本】彩図社文芸部編(2020)『文豪たちが書いた怪談』彩図社
文豪による怪談とあって、さぞかし怖い体験ができるかと期待していたのですが……正直、全然怖くなかった( ̄▽ ̄)笑
2020/11/12 09:30
【文庫本】篠原悠希(2019)『妖星は闇に瞬く:金椛国春秋』KADOKAWA
天狗にやられたー!って感じ。
2020/11/06 00:00
【単行本】村上リコ(2017)『図説 英国社交界ガイド:エチケット・ブックに見る19世紀英国レディの生活』(ふくろうの本)河出書房新社
英国レディは夫や息子の社交界での地位を高めるために、完璧なエチケットを求められていたというわけですね。気を抜けないわ。
2020/11/05 12:11
【単行本】篠綾子(2017)『紫式部の娘。賢子はとまらない!』静山社
賢子の生意気さが幾分マシになって読みやすくなったかな。
2020/10/30 10:46
【単行本】谷瑞恵(2019)『めぐり逢いサンドイッチ』KADOKAWA
笹ちゃんって本当に人のことをよく見ていて、その人の心を温かく包み込んでしまうんだなあ。卵焼きのサンドイッチが関西では昔からある定番のものだと知ってびっくり!大阪生まれ大阪育ちの私にとっても、タマゴサンドといえばゆで卵をマヨネーズで和えたものだけどなー。
2020/10/29 00:00
【単行本】シェイクスピア作,エドマンド・デュラック絵(1994)『テンペスト』(伊東杏里訳)新書館
2020/10/28 09:43
【文庫本】シェイクスピア(2002)『ハムレット』(野島秀勝訳)岩波書店
2020/10/22 16:51
【単行本】篠綾子(2016)『紫式部の娘。賢子がまいる!』静山社
2020/10/19 14:15
【文庫本】篠原悠希(2019)『湖宮は黄砂に微睡む:金椛国春秋』KADOKAWA
2020/10/15 12:14
【単行本】谷瑞恵(2020)『語らいサンドイッチ』KADOKAWA
2020/10/05 09:17
【単行本】村上リコ(2012)『図説 英国執事:貴族をささえる執事の素顔』(ふくろうの本)河出書房新社
2020/09/16 14:42
【単行本】麻耶雄嵩(2013)『貴族探偵対女探偵』集英社
2020/09/10 14:49
【単行本】宮木あや子(2010)『ガラシャ』新潮社
2020/09/09 19:48
【単行本】東野圭吾(2005)『容疑者Xの献身』文藝春秋
2020/09/05 23:54
【単行本】岩本沙弓(2009)『為替と株価でわかる景気の大原則』翔泳社
2020/09/02 13:40
【単行本】加藤雅彦(2005)『<新装版>図説ヨーロッパの王朝』(ふくろうの本)河出書房新社
2020/08/31 20:04
【単行本】麻生享志(2020)『『ミス・サイゴン』の世界―戦禍のベトナムをくぐり抜けて』小鳥遊書房
2020/08/29 00:23
【単行本】小野美由紀(2020)『ピュア』早川書房
2020/08/28 00:53
【単行本】酒井順子(2017)『源氏姉妹』新潮社
2020/08/25 14:05
【単行本】綾辻行人(2017)『人間じゃない:綾辻行人未収録作品集』講談社
2020/08/18 20:08
【単行本】麻耶雄嵩(2010)『貴族探偵』集英社
2020/08/12 09:13
【単行本】中島敦+ねこ助(2020)『山月記』立東舎
2020/08/06 12:09
【文庫本】篠原悠希(2018)『青春は探花を志す:金椛国春秋』KADOKAWA
2020/08/05 17:28
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