平安時代の宮中を舞台にしたドラマ「光る君へ」。第21話「旅立ち」のストーリーを見ていきます。 (中宮出家)誤解が招いたとはいえ、花山院に弓矢を放ったことで、藤原伊周(ふじわらの これちか)と藤原隆家(ふじわらの たかいえ)の兄弟は流刑が決定します。そして兄弟の不祥事で栄華の頂点から落ちることになった中宮定子は兄たちを捕まえようとやってきた検非違使・藤原実資の前で髪を切り落としました。こうなると出家した者が中宮として戻ることは許されません。一条天皇は落胆します。一部始終を見ていたまひろから、この話を聞いた藤原宣孝は、今回の騒動で一番得をしたのは藤原道長であり、これは、右大臣・道長と女院・藤原詮子…