1941年(昭和16年)7月7日「関東軍特種演習」=「関特演」が実施。(対ソ連開戦を見すえて)日米開戦の年となる1941年(昭和16年)、この夏、関東軍は、「関東軍特種演習」と呼ばれる軍事演習を行います。これまで、関東軍は、「関東軍特種演習」または「関東軍特別演習」と呼ばれる軍事演習を幾度か行なっています。しかし、この時の「関特演」は、独ソ戦開始(6月22日)直後ということで、単なる軍事演習ではなく、対ソ連開戦を見据えた関東軍の戦力増強策でした。 (ドイツと協力してソ連を攻撃すべし) 1941年(昭和16年)6月22日に独ソ戦が始まりドイツ軍快進撃という欧州情勢の急変に対応するため、日本政府内…