「平均気温が高くなると貧しくなる」なんてことが、起きるわけがない
グラフの見方を見事に間違って、誤った結論を出している、面白い例が出ていた。 gendai.media 「日本の平均気温が上がると、日本の1人当たりGDPが下がる」というもので、その根拠になっているグラフが、「世界各国の年間平均気温と、1人当たりのGDP(国内総生産)」である。 平均気温を横軸に、1人当たりのGDPを縦軸に取ると、右肩下がりになる。 従って、平均気温が上がることにより、GDP(以下、1人当たりのGDPを言う)が下がって行くため、日本はもっと貧しくなるというのである。 ちょっと考えると、おかしいことは明らかだ。 もし、どこかある国の平均気温が上がるに従って、GDPが下がっているのな…
2023/08/12 08:41