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国鉄最高地点を目指して通った山男に人気の高原列車は新宿を夜中に出て、小淵沢駅で切り離された後、ゆっくりと野辺山駅に向かいました。 美しい連峰を背景に進むC56。1キロ進んで、33メートルの高度を稼ぐ急勾配に観光列車を引いて挑んだC56。普通の旅客列車はキハに切替えられても、新宿発の霧ヶ峰高原号に併結された八ヶ岳高原号だけは蒸気機関車牽引で残っていました。 小淵沢駅の駐機場に休むC56。早朝に小淵沢駅を出発、野辺山駅まで八ヶ岳高原号を引き、客車を留置線に入れて、中込駅の機関区まで単機回送、午後に野辺山駅まで単機で戻り、上り列車となった八ヶ岳高原号を小淵沢駅まで引くという運用を繰り返していました。…