何もしなかった1日、でも
今日は、本当に何もできなかった一日だった。体が重いのか、それとも心のほうが重かったのか、はっきりとした理由はないけれど、肩は岩のようにずっしりとして、時間だけが流れていく中、私は止まったままだった。 「何かしなきゃ」そんな思いがずっと頭の中をぐるぐると回っていたのに、手ひとつ動かせなかった自分を見て、今日もまた、自分を責めてしまった。 「こんなにじっとしていて、何か変わるの?」「私はどうしてこんなに無気力なんだろう?」「みんなは頑張っているのに、私は…」 でも、ふと考えた。こうして横になっている私も、今、何かを“している”んじゃないだろうか。疲れた体と心が「立ち止まって休んで」と言ってくれてい…
2025/07/09 00:01