国内外の汽車旅を楽しみながら、過去の旅の記録やFacebookに埋もれていた体験も、写真とともに少しずつ掘り起こしています。最近の旅の記録も交えて、気ままに綴っています。
2025年6月
夜行特急に生まれ変わるE657系、ブルートレインの記憶を継ぎ2027年春デビュー(JR東日本プレス)
2025年6月11日、JR東日本から発表されたひとつのプレスリリースが、静かに、しかし確かに鉄道ファンの心を揺らしました。それは「E657系を改造した新たな夜行特急列車を、2027年春に導入する」という内容です。 E657系といえば、現在は常磐線の特急「ひたち」として活躍している車両。今回の発表では、その1編成を大胆に改造し、全車グリーン車の個室タイプとする計画が明かされました。
1988年のヨーロッパ鉄道旅行とトーマスクック時刻表──昭和最後の冬を駆けた赤い一冊《AI嬢ミナと語る 017》
いつも本棚に静かに眠っている、一冊の赤い時刻表。それは1988年、ヨーロッパを旅したときに現地ロンドンで買った、トーマスクックの鉄道時刻表です。 時々取り出して、ページをめくるたびに思い出すのは、夜行列車の揺れ、知らない国のホームの風、そして昭和最後の冬の空気。その37年前の古びたヨーロッパの時刻表を手に、ミナと汽車のりの静かな会話が始まります──。
2025年5月10日にこのブログ「旅と風景、ときどき列車」を開設して、今日でちょうど1か月が経ちました。 思えば、ブログに本格的に投稿するのは約13年ぶりのこと。しかも、まったく新しく「はてなブログ」で再スタートを切ったというのは、自分にとっても大きな節目でした。
西武池袋線とJR武蔵野線が直通運転?──2028年度に向けた新たな動き(2025/6/9プレス)
1999年 JR-西武連絡線を経由して搬入される当時の新車20000系(新秋津にて) 今日(2025年6月9日)、気になるニュースが飛び込んできました。 西武鉄道とJR東日本が、西武池袋線とJR武蔵野線の直通運転を2028年度をめどに検討しているとのこと。実現すれば、西武線とJR線の間で初めての直通運転となります。 使われるのは、あの「連絡線」 この直通に使われるのは、西武所沢駅とJR新秋津駅の間にある既存の連絡線。単線で構成されており、新秋津駅寄りの約1.6kmはJR東日本が管理し、残りは西武鉄道が保有しています。 現在は、新車の搬入や譲渡車両の輸送などに使用されており、2023年には国分寺…
東村山・北山公園で花菖蒲と西武線を撮る|2025年花菖蒲まつり散歩記
2025年6月7日(土)「東村山・北山公園 花菖蒲まつり」を訪ねました。 きっかけは、西武線の駅で目に留まった一枚のポスター。花菖蒲と聞いて思い浮かんだのは、静かな水辺と色とりどりの花、そして初夏のさわやかな風。そのイメージに惹かれて、ふらっと出かけてみました。
【野川公園のホタルへ】西武多摩川線で出会った「赤電」と「湖風号」 静かな支線の物語<AI嬢ミナと語る>
夕暮れの新小金井駅でふと立ち止まったとき、赤電と湖風号カラーの電車が並んでいました。このあと向かったのは、野川公園。初夏の夜にホタルが舞う静かな場所です。その前に出会ったこの光景も、どこかホタルの光に似たやさしさをまとっていて──。ミナと一緒に、静かな支線の物語を少しだけたどってみました。
名古屋のリニア・鉄道館で、ひときわ目を引く黄色い新幹線──。それは「見かけると幸せになれる」として知られる、ドクターイエローのT3編成。かつて東海道・山陽新幹線の検測に使われていたこの車両は、2025年5月、その役目を終えて展示を終了し、今まさに新天地への旅立ちを迎えています。 館内でふと目にしたその姿を前に、ミナと汽車のりの会話が始まりました。 <ミナ>「この黄色い新幹線、T3編成っていうんだね。」 <汽車のり>「うん。リニア・鉄道館での展示は2025年5月26日で終わって、今はもう移設作業に入ってる。」 <ミナ>「ドクターイエローって、見かけると幸せになれるってよく言われるよね。後継のT4…
「碓氷峠の名機」EF62形電気機関車──今も残る“本務機”の記憶をたどる旅《AI嬢ミナと語る 015》
かつて、上野を出発した夜行列車は、静かに信越の山々を目指して走った。その先に待ち受けるのは、国鉄最急勾配・碓氷峠。日本で唯一の“C-C台車”を備え、3軸×2の力強い足でこの急坂に挑んだ機関車──EF62。 同じく補機として活躍したEF63が“シェルパ”と呼ばれるなか、EF62は長距離を牽く“本務機”として、夜を越え、山を越え、そして時に本州を縦断する旅にも挑んだ。 今回の「AI嬢ミナと語る」は、今なお静かに保存されているEF62 54号機の記録をもとに、碓氷峠の、そして昭和の鉄路の記憶をたどる。
富士急が造った唯一の両運転台キハ58!その歴史と保存運転【有田川鉄道公園】《AI嬢ミナと語る 014》
かつて、富士山のふもと・河口湖から国鉄の急行列車と連結され、首都・新宿へと旅した一両の気動車。全国に一両しかない、最初から“両運転台”で生まれた特別なキハ58。やがて富士の山を離れ、和歌山の私鉄に身を移し、そして今は、有田川の小さな鉄道公園で、静かに、誰かを乗せるという役目を果たし続けている。今回の「AI嬢ミナと語る」は、和歌山で出会ったかつての富士急キハ58003を語り合う。
インドネシアで再会した有楽町線7000系と“第二の人生”の理由《AI嬢ミナと語る 013》
2013年、仕事で訪れたインドネシアの首都ジャカルタ。 少しだけ時間ができた午後、ホテルの部屋でスマホの地図を眺めていると、すぐ近くをKRLジャボタベックの路線が走っていることに気づいた。 「あの路線には、日本の電車が走っている! 折角ジャカルタにいるなら見てみたい!」 鉄道好きの心がざわめいた。 同行者には「勝手に出歩くと危ないよ」と止められたけれど、我慢できずにひとり、ホテルを抜け出した。 今回の「AI嬢ミナと語る」は、そんなジャカルタで出会った有楽町線7000系の記録をきっかけに、語り合う。 <ミナ> あれ? この電車、ちょっと見覚えあるかも……。 赤と黄色の塗装だけど……これ、有楽町線…
オレンジ色のTGVに出会った日 18歳の海外一人旅《AI嬢ミナと語る 012》
初めての海外旅行だった。しかも、一人旅。1988年11月、18歳。ユーレイルユースパスを使って、2か月間ヨーロッパをめぐった。フランスを訪れた理由のひとつは、TGVに乗ること。長いあいだ世界一だった新幹線のスピードを抜いた存在として、ずっと気になっていた。 今回の「AI嬢ミナと一枚の記録から」は、そんな“パリの街角で買った一枚のTGVの絵葉書”の記録をきっかけに語り合う。
東京・三鷹「野川公園」でホタル観賞|都内で楽しめる初夏の風物詩(2025/6/1)
三鷹市の野川公園でホタルが見られる──そんな情報をSNSで知り、夕暮れどきにふと足を運んでみました。 アクセスは、JR武蔵境駅から西武多摩川線に乗って一駅、新小金井駅で下車。そこから徒歩20分ほどの場所にあります。住宅街を抜けた先には、野川が自然のままに流れる静かな公園が広がっていました。 この川沿いにホタルが舞うと聞いても、正直なところ「もし見られても数匹かな」と思っていました。 けれど、日が暮れてくると川沿いには100人近くの人が集まり、静かに暗くなるのを待っています。
【所沢】焼肉バイキング「けゐとく苑」|鉄道ファン必見!レトロ駅舎風の話題店
所沢の焼肉バイキング「けゐとく苑」は、鉄道をテーマにしたレトロ駅舎風の話題店。店の外にはピンク色の電車車両を模した展示があり、店内も駅構内のような雰囲気。鉄道ファンなら一度は行ってみたくなるユニークな空間です。 店に入る前から驚かされるのが、駐車場脇に展示されたピンク色のレトロな電車車両。西武線の旧型車両を模したレプリカですが、その造形はかなりリアルで、鉄道ファンなら思わず足を止めて写真を撮りたくなるインパクトがあります。
2025年6月
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