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2022/02/20

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  • 中谷美紀の「インド旅行記 1 北インド編」2020年の今頃はインドに行っていたことの回想

    2020年の今頃はインドに行っていたのでした。ここ2年は外出制限を耐えながら本ばかり読んでいたので急にインドに思いを馳せることになったのです。当時の僕は旅行に行くまでの高揚感を中谷美紀さんの「インド旅行記 1 北インド編」で高めていたようです。

  • 2021年に読んだ本・おすすめ5冊【小説編】

    外出制限が多かったここ数年ですが、読書好きの方にとっては時間が取れて却って都合の良い数年だったのではないでしょうか。それでも精神的に結構きつかったとは思いますが。そんなことも考えながら2021年に読んだ本のなかからおすすめの本を5冊紹介します。

  • 2021年に読んだ本・おすすめ5冊【経済読み物編】

    2021年に読んだ本のなかからおすすめの経済本を紹介します。今年は仕事の在り方から世の中の情勢までありとあらゆることががらっと変化したため、ますます世の中を正しく理解できる学びを得たいと思いました。そんな時に経済学は役に立つので参考にしてください。

  • アメリカ文学おすすめ10選

    アメリカ文学のなかから個人的なおすすめを10冊選びました。数が多すぎて難しかったのですが、結果的に幅広いラインナップになったかと思います。ぜひ参考にしてください。

  • 経済学のおすすめ本10冊

    経済の基本を知らない人でも学び直すことができる、入門に適したおすすめ本を10冊紹介します。経済学を専門的に学んだことがない僕だからこそ紹介できるおすすめ本を厳選。

  • おすすめ日本文学10選 ~フィクション編~

    日本文学の中から個人的なおすすめを10冊ご紹介します。定義が難しいところでしたが、広義な意味でも大衆的なエンターテインメント性が高い作品を厳選。簡単に言ってしまうと「面白い小説」を選んだつもりです。

  • 暇な時にこそ読みたい本10冊

    暇な時の強い味方である読書。仕事を辞めたり連休に予定が入らなかったり、忙しい人生にも時々そういった時が訪れます。そんな暇を価値ある時間に変えてくれた、僕のおすすめ本を10冊紹介します。

  • 仕事に効くおすすめ本10選

    ノウハウ本ではなく仕事観が変わってしまう様な生涯の心の糧になる本を厳選しました。仕事とうまく付き合って人生を無駄にしないように生きていきましょう。

  • おすすめ日本文学10選 ~入門編~

    僕の好きな日本文学から10冊をご紹介します。代表格的な作品を集めてみたので知名度も高く古典的存在なものが厳選できていると思います。入門編として参考にしていただければと思います。

  • 旅がしたくなる本10冊

    旅と読書は相性の良い組み合わせに思います。小説、エッセイ、紀行文まで幅広く10冊を選びました。個人的なおすすめのためインドにまつわる本が3冊入ってしまいましたが…。旅先で読んでほしくもあり、旅行に行けない時の疑似体験としても読んでください。

  • 中島らものおすすめ短編小説3選

    エンタメ性が高いうえに、日常を覗かせてくれるものばかりで飽きることがない。数十ページに凝縮されたストーリー展開があり、短いにも関わらずオチもついている。天才作家、中島らもの短編小説を3冊に絞って紹介します。

  • 僕の好きなハヤカワノンフィクション文庫のおすすめ10選

    ハヤカワノンフィクション文庫という海外のノンフィクション作品の良書をまとめたシリーズが早川書房から出版されています。ノンフィクション作品ゆえにジャンルはビジネスから自然科学、社会、経済、自伝まで本当に様々。今回は個人的おすすめを10冊紹介。

  • 僕の好きなハヤカワepi文庫のおすすめ10冊

    海外文学を探す時に僕がいつも頼りにしている、「ハヤカワepi文庫」という文庫シリーズを紹介します。「良質な海外文学作品を若い感性を持つ読者に向けて発信」することが理念。安くてコンパクトで絶対名作。迷ったら「ハヤカワepi文庫」で決まり。

  • ミシェル・ウェルベックの小説8冊

    ミシェル・ウェルベックの小説8冊を紹介します。鬱小説かもしれませんが全作品おすすめです。読み終えた後に寝込んでしまうほど精神が疲弊しますが、その分刺激のある読書体験ができます。

  • ドラッカーのおすすめ5冊をご紹介

    ドラッカーのおすすめ5冊をご紹介します。豪華な装丁で愛着が沸くダイヤモンド社のシリーズ中からおすすめ本を5冊紹介しています。 固い文章に慣れておらず難しいという方向けにもいくつかおすすめを紹介しています。

  • 村上龍のおすすめ小説5冊

    日本を代表する小説家である村上龍のおすすめ小説5冊を紹介します。村上龍はこれまでに長編小説を40冊以上出版しています。今回はこれまで村上龍の小説を読んだことがない方のために、5冊に絞っておすすめの小説を紹介しようと思います。

  • 内田樹のおすすめ本5冊

    多作で知られる内田樹さんのおすすめ本を5冊に絞って紹介します。ブログをまとめたものから大学での講義をもとに書かれた作品、そして書き下ろしまで幅広く紹介していきます。

  • カズオイシグロのおすすめ小説5冊

    ノーベル文学賞作家のカズオイシグロのおすすめ小説5冊を紹介します。「信頼できない語り手」という独特の手法によって、様々なテーマが少しずつ浮かび上がってくるところが魅力です。いずれもハヤカワepi文庫というレーベルで入手可能。(『クララとお日さま』は未文庫化)

  • 中島らものおすすめエッセイ5冊

    中島らものおすすめエッセイを5冊に絞って紹介します。涙よりも笑いを愛する天才作家・中島らも。涙が出るほど笑える話や彼の生い立ちや人生観を知ることができます。エッセイは非常に多作ですが、個人的なベスト5をご紹介します。

  • 村上龍のおすすめエッセイ5冊

    村上龍のエッセイのなかから、おすすめを5冊紹介します。小説家のイメージが強いかと思いますがエッセイも数多く書いており、それぞれの時代において日常的に彼が考えていたことを知ることができる優れた内容ばかり。小説と同様に力がみなぎってくるものばかり。

  • 中島らものおすすめ小説5冊

    天才作家とも奇才作家とも呼ばれる中島らものおすすめ小説を5冊に絞って紹介します。抜群のエンタメ性を持ち、人間の弱さをとことん追求しながら涙よりも笑いを愛する唯一無二の存在。そんな中島らものおすすめ小説を5冊紹介します。

  • アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』紹介と感想

    説明不要の不朽の名作『そして誰もいなくなった』を紹介します。クローズドサークル、マザーグースによる見立て殺人、様々な登場人物…物語の設定から登場人物の背景や心理まで、全てにおいて最高傑作と呼ばれる本作。まだ読んでない人は急いで一読してほしい一冊。

  • ムハマド・ユヌス,アラン・ジョリ『ムハマド・ユヌス自伝』紹介と感想

    ハヤカワノンフィクション文庫より、『ムハマド・ユヌス自伝』を紹介します。2006年に貧困層の経済的社会的基盤の構築に対する貢献としてノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏。経済学を学ぶうえでも、支援について学ぶうえでも大いに役立つ1冊。

  • アガサ・クリスティ『杉の柩』紹介と感想

    婚約関係にあるロディーとエリノアは裕福な叔母ウェルマンの後を継ぐ予定でいましたが、ウェルマン家の門番娘のメアリィにロディーが一目惚れをしていまい・・・。 エリノアが遺品整理のために叔母の家を訪れ、メアリィとホプキンスに昼食を振る舞いますが・・・。

  • 白井 聡『武器としての「資本論」』紹介と感想

    白井聡さんの『武器としての「資本論」』を紹介します。『資本論』の入門書は多く出版されていますが、本書の特徴は現代の人々の生活に照らし合わせて『資本論』を読み解いているところです。わかりやすいだけでなく、人生の役に立つ価値ある1冊です。

  • 斎藤幸平『人新世の「資本論」』紹介と感想

    NHKの100分 de 名著に出演して話題になった斎藤幸平さんの『人新世の「資本論」』。現代社会最大の問題である環境問題について、資本論の研究をもとに問題に言及しているところが最大の特徴です。

  • アビジット・V・バナジー エスター・デュフロ『貧乏人の経済学』紹介と感想

    著者の2人が世界的な貧困の緩和への貢献が評価され2019年にノーベル経済学賞を受賞したことで話題となった一冊。 援助必要派と市場優先派の対立には目もくれず、現場での実験から本当に貧困を解決するための真実を探った経済学を学ぶことができます。

  • 宇沢弘文『社会的共通資本』紹介と感想

    ノーベル経済学賞に最も近い日本人と言われた宇沢弘文が提唱した社会的共通資本という考え方。すべての人々のゆたかな暮らしを実現するために欠かせないものを、社会全体にとっての共通財産として市場に任せずに社会的な基準で管理していこうという考え方です。

  • ルドガー・ブレグマン『隷属なき道』紹介と感想

    「ピケティにつぐ欧州の新しい知性」と評されるルドガー・ブレグマン氏の『隷属なき道』をご紹介。ベーシックインカム制度について考えたい人にはぜひおすすめしたい1冊。歴史を正しく理解することで現代についてもポジティブな視点を持つことができます。

  • 鹿島茂『渋沢栄一』紹介と感想

    幕末から実業家を経て晩年の暮らしまで詳細に記されている大作で、徳川体制への反発を抱いた若き日の渋沢からパリ万博に派遣されフランスのサン=シモン主義の思想に出会うエピソードなど、彼の思想形成の背景が非常によくわかる1冊となっています。

  • ウォルター・アイザックソン『イノベーターズ』紹介と感想

    コンピューターとインターネットの開発史です。スティーブ・ジョブズの伝記でも知られるウォルター・アイザックソンが綿密な取材で描く新しい時代の歴史書。一人の歴史ではなく、イノベーションの連続で多くの人々が関わった総合的な歴史が魅力です。

  • P.F.ドラッカー『非営利組織の経営』紹介と感想

    本書はドラッカーが80歳の時に出版されたもので、非営利組織について書かれた世界で最初の本であるとも言われています。非営利組織の社会的役割について、寄付を募るための心得、企業との違いについてなど、非営利組織に携わる人必携の一冊です。

  • P.F.ドラッカー『経営者の条件』紹介と感想

    P.F.ドラッカーの『経営者の条件』を紹介します。現代において会社という組織ではひとりひとりがエグゼクティブ(経営者)として活躍する必要がある、と説いた本でありタイトルとは裏腹に経営者向けではなく一般の人向けのビジネス書となっています。

  • 中島らも『こどもの一生』超B級ホラー小説のすすめ

    天才中島らもによる「三分の二は笑いに溢れ、最後の三分の一は恐怖に引きつる」超B級ホラー小説。孤島に連れられた患者5名は精神療法により子供帰り。彼らは「山田のおじさんごっこ」という架空人物を作り出す遊びを始め、この遊びがホラー小説に大展開します。

  • 中島らも『僕にはわからない』紹介と感想

    若者に対して「それが人生というものだよ」という常套句でわかったふりをしてしまっていても「膨張し続けているという宇宙だが、その宇宙の外はどうなっているのでしょうか」と老人に問われても答えに窮する。中島らもが無知と勇気を武器に描く哲学的エッセイ集。

  • P.F.ドラッカー『断絶の時代』紹介と感想

    1969年に出版された本書は、当時から現代、そして未来へと続く「断絶の時代」を予見し世に警告した歴史的名著と言われており、サッチャー首相に影響を与えた本としても知られている一冊です。現代を生きるうえで役立つだけでなく、何より読んでいて面白いです。

  • 内田樹『下流志向』紹介と感想

    内田樹の『下流志向』を紹介します。若者が学びや労働から逃走するようになっていることを示唆し、自ら無知で怠惰になっていく下流志向を丁寧に考察、そして批判した1冊で、これを読むと勉強しない・働かない若者の心理がわかります。

  • 古市憲寿『だから日本はズレている』紹介と感想

    当時29歳だった著者が若者を代表して「おじさん」世代をユーモアたっぷりに鋭く皮肉った一冊。しかし決して絶望してしまうような内容だけでなく、「おじさん」世代とは違った生き方のヒントも散りばめられた新しい視点が得られる1冊。

  • 内田樹『待場のアメリカ論』紹介と感想

    内田樹の『待場のアメリカ論』を紹介します。この本のなかの「歴史学と系譜学」という歴史を学ぶ意義を説いた章と「ジャンクで何か問題でも?」というファストフードについて書かれた章が大好きで、これを機に内田さんの本をたくさん読むようになりました。

  • 古市憲寿『絶対に挫折しない日本史』紹介と感想

    通常の歴史の本に書かれている様な固有名詞を極限まで書かずに日本史の流れを書いている点が最大の特徴で、暗記が苦手であることを機に日本史を挫折してしまった人にうってつけの入門書になっています。引用元も豊富なのでその後のブックガイドにもなる良書です。

  • 内田樹『寝ながら学べる構造主義』紹介と感想

    内田樹さんが当時の自分が読んでもすらすらわかるような本を読者に届けたいという思いで書かれたのが本書『寝ながら学べる構造主義』です。構造主義者の概念を時系列を辿って紹介してくれる本書は入門書でありながら、学びなおしにも最適な定番本にも適しています。

  • ダン・アリエリー『予想どおりに不合理』紹介と感想

    経済学は人間が合理的な行動をすることを前提として経済を分析していました。人間の不合理な行動も経済学に反映させることに取り組んだのが行動経済学です。豊富な実験とユーモアな語り口で人々の予想どおりに不合理な行動をアリエリー教授が解き明かします。

  • 内田樹『待場の文体論』紹介と感想

    内田樹さんの最後の講義が完全収録された『待場の文体論』。内田樹さんは本当に数多くの著作を出していますが、本作を最高傑作と感じている人も多いはず。点数稼ぎの作文術などではなく「読み手に本当に伝えるための文章力」を磨く本質的な文章の講義です。

  • 高田渡『バーボン・ストリート・ブルース』紹介と感想

    フォークシンガー高田渡による自伝『バーボン・ストリート・ブルース』を紹介します。『タカダワタル的』という映画にもなった伝説なフォークシンガーです。異端児だった若かりし頃、ヨーロッパ旅行記から地元いせやへの愛まで、色あせることのない魅力が詰まった一冊。

  • 中島らも『今夜、すべてのバーで』紹介と感想

    著者の代表作の一つで、自伝的な要素も含まれている中編小説です。アルコール依存症で入院する主人公の小島容の入院から退院までを描く小説ですが、本質的に人の弱さや依存性について深く内的に思考された一冊であり、個人的には著者の最高傑作に思います。

  • 村上春樹『辺境・近境』紹介と感想

    メキシコからアメリカ大陸横断、そして四国から神戸まで、まさに辺境から近境までをディープに旅した旅行記です。 小説ばかりが話題になりがちな村上春樹さんですが、旅行記もとても面白いのでぜひ読んでみてほしいと思います。

  • ミシェル・ウェルベック『セロトニン』の紹介と感想

    先進国フランスの上流階級出身のフロラン、46歳。彼は日本人の恋人ユズの秘密を知り、蒸発者に関するテレビ番組を見たことを機に、自分も蒸発者になります。抗鬱剤を飲みながら過去の恋愛を回想し、その視点で現代社会を絶望しながら見て周る、暗い愛の物語。

  • 中島らも『エキゾティカ』紹介と感想

    短編集でありながら、アジアを舞台にするというコンセプトで9つの国と物語で構成されています。 僕は若いころにこの本を読み収録されている国にはほとんど行きました。もともと海外やアジアに興味がなかった僕をがらっと変えてしまった刺激的な1冊です。

  • 中島らも『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』紹介と感想

    本書は1987年から1988年にかけて連載されたものをまとめたエッセイであり、中島らもの若き日10代から20代くらいまでのことが主に書かれています。 天才作家のモラトリアムの日々が1970年代の青春の光と闇を鮮やかに描き出してくれます。

  • 中島らも『ロバに耳打ち』紹介と感想

    本作は語り口も他の作品に比べて力が抜けており、どこかユーモアのある文章ばかりで書かれている印象を受けます。笑いを誘う語り口ではありますが、自身の弱い部分を認めたうえでそれを笑いに変えて弱さを「価値」に昇華させた名エッセイ。

  • 中島らも『あの娘は石ころ』紹介と感想

    中島らもさんが所有している多彩な民族楽器の紹介を通した音楽への愛を味わい、民族楽器を通して広い世界の文化も知ることができる音楽エッセイです。「正統ではなく、異端を、王道ではなく、邪道を」という生き方をしてきたらもさんこだわりが詰まった一冊です。

  • 中島らも『獏の食べのこし』紹介と感想

    中島らも『獏の食べのこし』は、他のインパクトあるエッセイとは一味違った、どこか淡々とした一冊となっています。 この本には「しあわせのしわよせについて」という、強い共感と生きていく学びが得られる僕の好きな話が収録されています。

  • 中島らも『異人伝 中島らものやり口』紹介と感想

    本作は中島らもさんが亡くなった2004年に書かれたエッセイであり、存命中に出版された最後のエッセイとなります。転落事故により亡くなられたので決して死を意識して書き上げた遺言的なものではなく結果的に最後のエッセイになりました。

  • 中島らも『愛をひっかけるための釘』紹介と感想

    天才作家中島らものエッセイの一つ。タイトルはイギリスだかフランスだかの格言からとったとのことですが、内容は笑えるものから哲学的なものまで幅広く書かれています。気軽に読めて笑えて泣ける、おすすめの1冊。

  • 中島らも『恋は底ぢから』紹介と感想

    このエッセイも他作と同様に「おもろいこと」がたくさん書かれた散文集の様なエッセイとなっていますが、恋愛について多くの話が書かれています。 名作「その日の天使」が収録された日々を生きる上で糧となる一冊。

  • 中島らも『砂をつかんで立ち上がれ』紹介と感想

    天才作家とも奇才作家とも呼ばれる中島らもの本読みエッセイ。一般的な書評やブックガイドとは一味違い、人生に強い影響を与えた本が、エッセイのかたちで紹介されています。通常のブックガイドでは物足りない人におすすめ。

  • 町田康『へらへらぼっちゃん』紹介と感想

    芥川賞作家でパンク歌手でもある町田康さんの『へらへらぼっちゃん』。今でこそベストセラー作家として有名な町田康さんですが、本作は駆け出しの作家であった当時の著者初のエッセイ集で難しいことを考え過ぎて疲れてしまった様な人にこそぜひ読んでほしいです。

  • 東海林さだお『いかめしの丸かじり』紹介と感想

    東海林さだおさんの食のエッセイである丸かじりシリーズから『いかめしの丸かじり』を紹介します。 一つの食べ物への深すぎる考察を読むと、日頃の悩みや不安も全てどうでもよくなってしまう、不思議な魅力を持った作品です。

  • 村上龍『コインロッカーベイビーズ』紹介と感想

    村上龍さんのデビュー3作品目であり、作家としての地位を不動のものにしたのが本作『コインロッカーベイビーズ』です。今尚、本作を村上龍さんの代表作と呼ぶ人も多く、著名人でも多くの人が本作から強い影響を受けたと公言しています。

  • 中島らも『さかだち日記』紹介と感想

    「さかだち」とは「逆立ち」でなく「酒絶ち」のことで、アルコール依存症になってしまったらもさんが酒をやめていく日々の日記が書かれたエッセイです。禁欲的な指南書では決してなく日常が面白おかしく描かれており、時に酒への深い哲学も書かれた良書です。

  • エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』紹介と感想

    人類が長い歴史をかけてようやく手にした「自由」だが、人々は決断することの心理的負担の大きさに耐えきれず「自由」から逃走するように全体主義に傾倒していってしまった。大戦時の経験をもとにエーリッヒフロムによって書かれた心理学の古典。

  • 村上龍『希望の国のエクソダス』紹介と感想

    「この国には何でもある。ただ、『希望』だけがない」という印象的なセリフがあり、この小説が表現しているテーマでもあると思います。今読んでも色あせることのない現代日本に強烈なメッセージを与えてくれる傑作。

  • 村上龍『五分後の世界』紹介と感想

    村上龍さんが自身の最高傑作と呼ぶ『五分後の世界』は、歴史改変SF小説であり1945年8月5日を境に現在と並行した別の世界が描かれています。 この作品を読み終えると、五分後の世界を通して現代日本への痛烈なメッセージを受け取ることになります。

  • 辺見庸『もの食う人びと』紹介と感想

    ノンフィクション作家辺見庸によって書かれた食にまつわる紀行文。講談社ノンフィクション章・JTB紀行文学賞を受賞。世界を自ら周り現地の人々と食事を共にすることで、現代日本の飽食に対するメッセージにも繋がる力強い1冊。旅好きにもおすすめ。

  • 村上龍『KYOKO』の紹介と感想

    最近はあまり書店にも並んでいないことが多い本作ですが、手軽に読める中編小説なのでぜひ読んでほしいです。美しい物語を村上龍さんの様な力強い作家さんがあえて書くことで深みが加わるんだと思います。『KYOKO』おすすめの一冊ですのでぜひ。

  • オルテガ・イ・ガゼット『大衆の反逆』紹介と感想

    オルテガが指摘する「大衆」とは、他人と同じであることを苦痛と感じるどころか快感に感じ、自発的に他人と同じように振る舞う人々のことです。 20世紀前半に書かれた古典ですが現代も含めいつの時代にも通じる批判が書かれておりそのメッセージは普遍的です。

  • 村上龍『イビサ』の紹介と感想

    「自分とは何か」についてを読み取ることができる作品で、自分探しや自己啓発に悩んでいる人にはあえておすすめかもしれません。村上龍さん自身が書いたあとがきを読むと、現実的で辛辣で本質を問うた作品だったことが身に沁みます。

  • 村上龍『インザ・ミソスープ』の紹介と感想

    1997年に読売新聞社から刊行された村上龍のサイコ・サスペンス中編小説。今はあまり知名度が高い作品ではありますが当時は社会情勢を伴って話題になったようです。内容は主人公のケンジがアメリカ人フランクを新宿歌舞伎町を案内するというもの。

  • ミシェル・ウェルベック『服従』の紹介と感想

    現在ウェルベックの作品は日本でもほとんどが文庫で入手可能ですがこの作品をきっかけに過去の作品も日本で文庫化されたという経緯があります。スキャンダラスな印象で知られていますが、イスラム教の脅威という様な観点ではなく人間と社会の在り方を読み取れる作品だと思います。

  • ミシェル・ウェルベック『ある島の可能性』の紹介と感想

    本作はウェルベックの長編4作目にあたります。今作は『プラットフォーム』や『服従』のような近未来が舞台ではなく、2000年後の未来の人類がクローンを再生し続けて現代社会を考察しながら物語が展開していきます。

  • 遠藤周作『沈黙』の紹介と感想

    2017年にマーティン・スコセッシ監督により映画化されて話題になった『沈黙』は、17世紀の史実を基にした日本におけるキリシタン弾圧を、ポルトガル人司祭の視点から描いた歴史小説です。宗教に興味を持つきっかけとしておすすめをする方も多いとか。

  • ミシェル・ウェルベック『闘争領域の拡大』の紹介と感想

    ウェルベックの初期作品。「闘争領域の拡大」とは資本主義が浸潤する対象が人々のルックスなどの日常的領域まで拡大していることを示しています。それゆえに目を覆いたくなるほど痛々しい現実的で悲観的な小説ですが、それでも読んでしまう人も多いはず。

  • ジョン・スタインベック『エデンの東』の紹介と感想

    スタインベック自身の自伝的小説であり、自己の最高傑作と呼んでいる超大作。本作も物語の背景には聖書が奔流しており、更に深く読み解きながら楽しむこともできます。文庫版で全4冊の長編ですが、ノーベル文学賞作家の代表作。読んで損することなしです。

  • ミシェル・ウェルベック『プラットフォーム』の紹介と感想

    ウェルベックの初期代表作の一つ。先進国で豊かな暮らしをしているはずの主人公ですが、人生に熱くなることができず父親が亡くなったことをきっかけに東南アジアのタイへ旅立ちます。東洋の途上国に向かった中年のフランス人から資本主義と愛と性が描かれます。

  • ジョン・スタインベック『怒りの葡萄』の紹介と感想

    大恐慌時代のオクラホマ州で仕事を失ったジョード一家は「乳と蜜が流れる」と呼ばれる夢のカリフォルニアに向かいます。当時の時代と物語の背景を奔流する聖書をおさえて、ノーベル文学賞作家の代表作を楽しみながら読み解いてほしいと思います。

  • カズオイシグロ『クララとお日さま』の紹介と感想

    カズオイシグロのノーベル文学賞受賞後第一作。過去作品同様「信頼できない語り手」は健在ですが、今回の語り手はAF(Artificial Friend)と呼ばれるクララです。AFによって語られる未来がどの様な社会なのか、美しい文章を堪能しながら読んで見てほしいと思います。

  • カズオイシグロ『日の名残り』の紹介と感想

    『浮世の画家』が戦後日本を舞台に描かれたのに対して、今作は戦後イギリスが舞台となっています。今作でイシグロは世界的に権威のある文学賞であるブッカー賞を受賞しイギリスを代表する作家となりました。今作をイシグロの最高傑作と呼ぶ人も多くいます。

  • カズオイシグロ『わたしを離さないで』の紹介と感想

    イギリスのヘールシャムという場所を舞台に、31歳の介護人キャシーが読者に語り掛けるかたちで物語は進みます。キャシーが世話をしているのは「提供者」と呼ばれる若者たちであり、キャシーの語りから彼らの運命が少しずつ紡ぎだされていきます。

  • 「生ビール」とは。サッポロ黒ラベルの歴史から知る。

    「生ビール」というとお店でサーバーから注がれるクリーミーな泡を冠したビールを思い描くかもしれません。しかし実際は定義が存在します。いざ定義を知ると案外イメージと違ったことに気づきます。サッポロビールの歴史を知るとよくわかるのでご紹介します。

  • 新しいカフェスタイル「ネスカフェスタンド」

    阪急沿線の駅のホーム内にある「ネスカフェスタンド」をご紹介します。イタリアのエスプレッソバルをモチーフに新たなコミュニケーションの場として展開されることとなりました。

  • 【ブレンディ】おすすめのドリップコーヒー

    忙しい毎朝の味方となるのがドリップパックコーヒーですが、そのなかでもおすすなのがブレンディです。ブレンディは癖の少ないスタンダードな味わいのコーヒーに、ココロ温まるメッセージ付きの個包装で億劫になってしまう毎朝に安らぎを届けてくれます。

  • 関西のカフェならホリーズカフェがおすすめ

    関西圏を中心に店舗展開をしている「ホリーズカフェ」。長時間かけて抽出する水出しアイスコーヒーの「ダッチコーヒー」、まさかの「終日販売」モーニングセットなど、様々な好条件を持つコーヒーチェーン「ホリーズカフェ」を紹介します。

  • ブログ更新を少しずつ再開 引っ越しとビタミンB12不足

    2022年6月初旬からブログの更新ができていませんでしたが、それには2つの個人的な理由がありました。それが引っ越しとビタミンB12不足です。ようやくこの2つが落ち着きつつあるので、これからはまた少しずつ更新を再開していきたいと思います。

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