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2021/08/04

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  • 東京日仏学院を再訪する

    東京日仏学院は1952年創立のフランス政府公認の語学学校・文化センターです。2012年にアンスティチフランセ東京と名前が変わりましたがフランスと日本の文化交流を図る施設です。 旧棟は、近代建築の巨匠ル・コルビュジエに師事した坂倉準三が設計し1951年に完成。新棟は藤本壮介設計で、南仏の村をイメージして2021年に造られました。学院は中央に庭がありそれをぐるりと囲むように新旧の校舎が立てられています。旧棟新棟とも外壁は真っ白で、窓が大きくたっぷりとられています。 坂倉棟 新棟のテラスや階段の手すりの柵が建物をめぐり、教室やホールを違和感なく流れるようにつなげています。 テラスや階段によってつなが…

  • 吉田健一『金沢』の愉しみ ― 床の間と町

    吉田健一の小説『金沢』には、内山という主人公が登場する。といっても、この内山、主人公と呼ぶには少々ふさわしくない人物だ。なにしろこの人物、「自分というものに固執することもなさそう」なのだ。吉田の世界では、たとえば『東京の昔』でも、自分のことを「こつち」と言う主語が現れる。自我とか我執をリアルに暴く私小説のいつも一人称単数の主人公とははじめから異なる立場に立っている。 もっともこの内山は、小説においてさまざまな独自の体験を重ねるうちにいつのまにか交友の人としての豊かなものの見方まで身につける。この内山という人物はいったいどのようして成熟ともいえる境地に達したのだろうか。 はじめ内山は寺の床の間に…

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