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  • 経済戦争とは正しく戦争である

    経済戦争と聞くと、”戦争”を比喩的に捉えてしまう人がいるかもしれません。 しかし、経済戦争とはれっきとした戦争の形態の一つです。具体的に軍事力が動かずとも、直接的に血が流れずとも、安全保障上の方策を駆使せねばならない明確な戦争だと言えます。 古代からあり、近代に拡大し、未来にも行われる 戦争と聞くとどうしても軍事力による武力衝突を私たちは想定してしまいがちなものですが、戦争とはもう少し広い概念の言葉です。たしかに狭義のイメージとしてはそれでも問題ないものの、価格戦争や麻薬戦争のように支配権・影響力などを争う行為も含めた全般が戦争であり、戦争を定義する上で軍事力は必須要件ではありません。 近現代…

  • イデオロギーと科学の不協和音

    イデオロギーと科学は噛み合わない。 イデオロギーと科学 イデオロギーとは、難しい言い回しをすると観念形態と呼ばれるもので、大雑把に言えば政治・道徳・宗教・哲学に属する思想信条を指す言葉です。 イデオロギーと科学は常に水と油です。 科学的方法とは要約すれば観察と合理と一般化に基づくものであり、天啓、政治的・宗教的教義、伝統、信念、常識、そういった手段に対して距離を置くものです。 もっと率直に言えば、科学とはイデオロギーに属する概念を完全に除外したものを指します。 よってイデオロギーと科学は必然的に両立しえないものとなります。イデオロギーの関与を受けた科学は、科学を名乗っていようとも科学の皮を被っ…

  • あるサラリーマンのある日のある思索

    少しサイズの合わないスラックスを纏い、安物の靴を履き、すでに肌寒い季節だというのにYシャツの袖を捲った男が一人、職場でだらしなく椅子に座り頭を捻っている。 ありていに言えば、みっともない。フロアの端に座っているためそこまで目立っていないが、広く見晴るかせば少し目に付く程度には締まりがない。 身なりや態度に気を遣っていないことから、少なくともやり手の営業マンでないことは誰が見ても分かる。 それもそのはずで、彼は元々機械設計屋であり、昨年まではジーンズと作業着を着て工場に隣接された事務所で図面を描くことが仕事だった人間だ。人よりも機械とコミュニケーションを取ることを仕事としてきた人間にありがちな、…

  • テレビを信じていた人と、Youtubeを信じている人

    今回は特にデータの無い、想像を話していきます。 たぶん恐らく ここ最近、古いネットスラングですが「ネットde真実」的なことが一部の界隈で話題になっています。俗に言う「Youtubeで真実を知った」です。 古いスラングがあるようにインターネット上の情報を妄信してしまう状態は以前から問題だとされていましたが、昨今ではネットがアングラではなくなり誰もがアクセスするようになったことから、Youtubeなどを経由して「ネットde真実」に辿り着いてしまう人が増えたことが懸念されているのでしょう。 ただ、まあ、個人的な感想ではありますが、そういった人が割合として増えているといった懸念はあまり持っていなかった…

  • 「民主主義の崩壊」に関する見解

    熱狂が去って多少落ち着いてきたかと思いますので、また選挙や民主主義に関連する話をしましょう。 ホットなテーマは火傷しかねないので、冷めてから語るに限ります。 私は猫舌なので。 民主主義とは結果ではなくプロセス 波乱のあった選挙が終わると時々「民主主義の崩壊」を語る人が現れます。 そういった言説を見かけると、個人的にはとても残念な気持ちになります。そもそも民主主義の根本が誤解されているのではないかと。 もちろん代表者として選定された人物が不適切だと思うのはそれぞれの自由ですが、それは本質的に”民主主義の崩壊”とは繋がらない見解です。 民主主義とは結果ではなくプロセスです。 選挙権が適切に行使され…

  • お金を出さないと、それ相応になる

    予算と結果は完全に比例するわけではありませんが、お金を出さずに優れた成果を求めるのはやはり無理筋です。 そんなテーマの雑記。 JTC 弊社はそこそこの歴史あるメーカーであり、自他ともに認めるJTC(ジャパニーズ・トラディショナル・カンパニー・伝統的な日本企業)です。 そのような古い昭和的価値観の企業はクラウド的なシステムにまったく信用を置かない傾向があり、信頼性がなんたらやら情報流出がうんたらやらと理由を付けて何でもかんでもオンプレでやりたがります。 私個人の見解としては、JTCの小規模な情シス部隊が管理するオンプレよりも専門家集団がちゃんと管理しているクラウドのほうがよほどセキュリティが高い…

  • 長期間プレイしたゲームをピックアップ

    堅苦しい話題ばかりでは(私が)退屈してしまいますので、緩い話の一つとして唐突にPCゲームの話でもしてみましょう。 このブログでは極稀にゲームの話題を書いてみたりするわけですが、今回もそんな感じでPCゲームの話をしてみます。 私自身はそこまで手広くゲームをやるタイプのゲーマーではなく、興味を持ったゲームを延々とやり続けるタイプの人間です。遊ぶゲームもメジャーではないどころか、基本的にマイナーなPCゲームばかりやっています。 そのため今回取り上げるゲームも分かる人にしか分からない、凄くマイナータイトルです。 長時間やったゲームをピックアップ PCゲームは基本的にSteamで購入しているため、今まで…

  • 「偉い」は意外と難しい

    「偉い」の意味は主に二つあります。 一つは「品行や経歴や才能が立派である、優れている」ことであり、もう一つは「地位や身分が高い」ことです。 この言葉は非常に矛盾を抱えていると言いますか、実に徳治主義・儒教的な言葉なので、なにか上手いこと意味を分離できないものかと思っています。 「偉い」は難しい 率直な話として、「地位や身分が高い」人が「品行や経歴や才能が立派である、優れている」とは限らないのが現実です。人品や才覚に劣る人でも地位や身分が高くなることはあり得ます。 世襲は言わずもがなで、どれだけ能力主義やメリトクラシーが支配する社会であっても関係なく、根本的に「地位・身分」「品行・経歴・才能」は…

  • 情状酌量が適用されるタイミング

    最近、凄く久しぶりにSNSでロシア・ウクライナ戦争の陰謀論に関する言説を見かけました。「ロシアは悪でウクライナが善だと思っているのは西側の情報に騙されている」的な、ネオナチやらノヴォロシアやらのあれです。近頃はあまり見かけなくなっていたので新鮮に感じます。 今回はそんな言説を切っ掛けに、動機に対して忖度することについて考えてみましょう。 動機と行動の区分 言わずもがなではありますが、ロシア国営放送の言い分を信じようが西側メディアの言い分を信じようが、互いがどんなプロパガンダなり自分たちなりの理屈を語っていたとしてもそんなことは特に重要ではありません、それらはむしろノイズです。 現時点でフォーカ…

  • 選挙が無くても政治の話をしよう

    どこかで注目を集める選挙があると政治の話題が各所で花開きますが、私はひねくれものなのでちょっとズレた感想を持ってしまいます。 「政治はブームではなく、日常であったほうがいいんじゃなかろうか」 月に一度程度の頻度で【政治・経済】のカテゴリに属する記事を投稿している身としては、そんな感覚です。イベント時に盛り上がるだけではなく日常会話の一つに位置付けられていたほうが健全な政治的コミュニケーションが取れるのではないかと思っています。 感情的な争いを避けるための日常化 過去の記事でも引用したことがありますが、一般社団法人中央調査社が2006年に行った意識調査結果では政治の話をしない理由の一つに「人を傷…

  • 適当を、真剣に

    堅苦しい記事が続きましたので、本日は些細な話題を少々。 上手くブログへ時間を割けていないため手癖で記事を書いてしまうと、どうにも堅苦しくなりがちです。もっと緩い記事をもっと雑に書けるよう尽力せねばなりません。適当を真剣にやりましょう。 法令順守? 先日、コンプライアンスを「法令順守」と訳すのは誤解を生む気がするとふと思ったのですが、Googleで検索してみたところ案の定「法令順守は誤訳だ」と解説されている方がたくさんいたので安心です。 ロングマン英英辞典を引いてみれば、Complianceとは「when someone obeys a rule, agreement, or demand」を意…

  • 判断や私見は保留してもいい

    昨日の記事の続きです。 昨日は主にメディアについての言説でしたが、今回は大衆側について述べていきます。 思考と実行の差 私を含めて、ある種の人は情報を入手するとその情報に対して解釈や私見を付け加えたくなるものです。何事についても一家言あるタイプの人はどこにでもいるものでしょう。 それ自体は特に弊害があるものでもなく、むしろそういったタイプの人は情報収集に貪欲で、またinformation(情報)をknowledge(知識)に変換する技能に長けやすくなりますので決して否定できる類の傾向ではありません。 ただ、頭の中で考えることとそれを実行に移すことは常に峻別されるべきです。 前者は自由で、後者は…

  • 「疑惑」で戦える時代はもう終わっている

    なんだかネットの政治クラスタが兵庫県知事選の話題でいっぱいになっています。 とはいえ過去にも沖縄県知事選の際に述べたように、私は地方自治体の選挙に関して口を挟む気は一切ありません。地方自治体のことはそこに住む人々が決めることであり、私のような外野が述べることは特に無いです。 よって今回は兵庫県知事選とは少し異なるフォーカスとして、報道における「疑惑」について述べていきます。 今回の兵庫県知事選に関するワードでは「パワハラ疑惑」を最も見かけました。これに限らず、政治界隈での報道では「疑惑」が多々報じられる傾向があると思われます。 かつて情報源が多元化される以前の時代、マスメディアがほぼ全ての情報…

  • 誤った情報が延々と流れ続ける事例の観測記録

    誤った情報の拡散になってしまうので引用はしませんが、「日本が国連から貧困国に認定された」と間違った情報が書かれた画像がありまして、その画像を用いてSNSで騒ぐ方がいらっしゃる度に以下の記事のアクセス数がちょっと伸びる、そんなループが不定期に生じています。 最初はまあそんなものだろうと思っていましたが、気付けばもう2年以上前の記事です。つまりその誤った情報が書かれた画像も2年以上ネット上に出回り続けていることになります。 その画像の誤りについてはいくつかの側面から解説している記事が私のブログも含めてネット上にありますし、そもそも英語の元データを読めば間違えていることは明白です。すごく単純な話とし…

  • お節介な人はどこかへ消えたのか?

    現代は都市化が進んだことで人間関係が希薄になった時代だと言われています。 隣の家に住んでいる人をよく知らない。ご近所付き合いは減った。道端で悪さをしていたとしても知らない子どもを叱るなんてとんでもない。 そんな風に言われますが、実はそうとも言えないのではないかと思っている話をします。 ネットの”炎上”は延長線上 人付き合いにおける関わりの切っ掛けは本質的にお節介です。 お節介というと悪い言葉ではありますが、誰も彼もが自ら欲するところを他者へ要求できるわけでもありません。そういった人に対して出しゃばって世話を焼く人がいるからこそ幅広く人付き合いの関わりが生まれてコミュニティに溶け込むことができる…

  • 政治と経済は常に両輪である

    選挙が終わると結果について様々な論考が為されるものですが、大抵の場合は芯を外した傍論であると私は考えています。 極めて率直に言ってしまえば、選挙の結果は支配的な因子である経済で充分に説明が付くためです。 そもそも経済自体が経世済民、すなわち「世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと」ですので政治に関連する領分に当たります。政治と経済は決して切り離して考えることはできませんし、そうすべきでもありません。 今回は大枠としての民主主義の選挙について少し語ってみましょう。 「政経」とまとめられるくらいには近しい存在 少し昔の事例であれば自民党の安倍一強時代、あるいは2024年の衆議院選挙やアメリカ大…

  • 信念・主義・主張に関する考察

    誰かが主張や意見を変えると、大抵は他の誰かに批判されます。 時には批難や誹謗中傷を浴びることもあるでしょう。 それでも、私はそういった他者からの攻勢を恐れて主張や意見を変えないことこそを忌避すべきだと考えます。 信念・主義・主張 変節を辞書で引けば、「節義を変えること」「自分の信念を時流などにこびて変えること」「従来の自分の主張を変えること」とされています。 要するに変節とは信念・主義・主張を変えることを意味する言葉です。 ただ、私は信念・主義・主張を同格のものだとは考えません。信念とは目的であり、主義や主張は手段だと明確に峻別して考えているためです。 信念とは「どうありたいか」「どうあるべき…

  • しまった、1300記事だ

    今回の記事で、そこそこ区切りの良い1300記事毎日連続投稿の達成日となります。 まーた気付かずになってしまいましたので、何も準備していません。 記念日とか苦手なんです、ホント。覚えられないので。 何か変わったことはあるか さすがに1300記事も毎日投稿していると人間も少しずつ変わるような気がします。 なにせ1年を365日とすると約3.5年です。1年を365日としない計算はありえないですがそれはさておき、3.5年ともなれば子どもが中学や高校に入学してから卒業するよりも長い期間です。そう考えるとびっくりするほど長く思えます。 それだけの期間、毎日ブログの更新をしていたと考えると、何かしらの変化があ…

  • 天気と社長

    朝にブログ記事を投稿したいと言った矢先に二日続けて夜にブログを更新する、そんな日もあります。 まあ、普通に体調を崩して寝ています、はい。相変わらず寒暖差に弱いのだ。 組織人の距離感 「大企業」は一般的な言葉ですが、その実、厳密な定義があるわけではありません。中小企業基本法で中小企業に該当しない企業や、もっと単純に知名度が高い企業を大企業としている人もいるでしょう。 弊社もまあ一応は大企業と呼んでいいのでしょうが、BtoBを主とする地味な分野の製造業なのであまり大企業面はしていません。 というよりも中にいる人間として弊社は大企業感は正直さっぱり無く、本来組織の規模が拡大する際にやるべきだった組織…

  • ブログは朝に更新したい気持ち

    この記事は夜に投稿されています。 朝に記事を投稿していないのは相当に珍しいです。 これまでブログを始めて3年以上、ほぼ全ての記事を毎朝投稿してきており、このように朝以外に記事を投稿するのは何かしら物理的に投稿できない事情があったか、あるいは海外出張で時差があったかのどちらかくらいでしょう。 では今日は何かしらの事情があったかと言えば、まあ大した事情はありません。ちょっとタイミングを逸しただけです。そんな日もあります。 物事は”巻き”で処理しておきたい派 なぜ朝にブログを更新しているか。 それは深い理由も何もなく、ただただ単純に趣味的なものです。 まず第一に、記事内容の方向性です。 私のブログは…

  • 睡眠の得手不得手?

    休日でも基本的には生活リズムを崩さないようにしていますが、今日は珍しく二度寝をしたため寝坊しました。そのためブログ投稿も少し遅い時間です。 やはり、私は二度寝が下手です。 睡眠の得手不得手 二度寝が心地よい人は多いかと思います。 私は寝ることがあまり好きではありませんが、それでもやはり二度寝自体は心地よいです。 最初の入眠時と異なり心身の緊張が緩和していて入眠しやすい状態が整っており微睡の中に浸れることの悦楽が理由として挙げられそうです。 或いは、好き嫌いに関わらず睡眠は欲求の充足であり快楽を得られる行為であり、それを継続することへの至福でも説明ができるかもしれません。 何はともあれ理屈はさて…

  • 取り繕う行為は、意外と温和なんじゃないかな

    日本とアメリカで選挙があったため、ここ最近摂取した情報が政経に偏り過ぎていて思考が政経に寄ってしまっています。そうなるとブログに出力される記事も政経関連のことばかりになり、堅苦しいことこの上ありません。 こういう時はあえて雑談をしましょう。雑記ブログなのですから、雑記を書かねば。 雑記でありたい 別に記事の方向性が偏ること自体は何も悪いことではないのですが、何と言いますか、私はこのブログを雑記ブログとして維持したいわけです。 例えば一か月ほどひたすら政経の話をしたりゲームや漫画のようなサブカルの話をしたり仕事論を延々とぶち上げてみたり外食の写真をポンポン上げてみたりすることもできないことはあり…

  • 分断されているのは心ではなく、もっと物質的なもの

    アメリカ社会を筆頭に、近年では政治的・社会的・文化的な分断が社会問題だとされています。 私のように歴史が好きな人間は時間スケールの捉え方が狂っていますので、「かつての貴族・農奴の封建社会辺りと比べれば現代の分断は遥かにマシではないか」なんてどうでもいいことを思っていますが、とはいえこれは相対的に高低を比較するような問題ではなく当事者である人々にとってそれが絶対的に問題かどうかで判定するべきものですので、間違いなく妥当な問題提起だと言えるでしょう。 ただ、では分断とはどんなもので、どうイメージをして、どう対処をすればいいのでしょうか。 何が分断されているのか メディアやSNSで語られる分断の多く…

  • 忙しい時は忙しいなりにバランスを取って

    今日も今日とて時間が無いので朝からブログを書きます。 「時間は作るものだ」は至言ではありますが、ものづくりには資源が必要なわけで、時間という名の資源は体力なり気力なり各種資源を変換して生産するものですので、資源の余裕が無い時は時間を作りようがないのもまた事実ではないかと思う次第で。 要するに優先度です。仕事のタスクと同じです。組織にとって重要度の高い案件へリソースを注力することと同様に、個人にとっても必要なことにリソースを注入すればいいと思います。それが時間を作り別のことへ着手することが重要であれば現在を犠牲にしてでも時間を作るべきですし、そうでない人は時間を作らず現在に注力することも間違いで…

  • 誰か救ってくれないものだろうか

    同僚1「予防接種行ってきまーす」 私「え、あれ、インフルエンザの予防接種って今日でしたっけ?まずい、完全に失念してました、自分は何時からですか?」 同僚2「そこに貼り出してあるよ」 私「どうもです。あー、自分は5分前ですね、やっちまいました。まだセーフかな?急いで行ってきます、場所はどこですか?」 同僚2「あっちの広い部屋だよ。問診票とお金を持っていってね」 私「はい、まだ書いてないですが、その場で書きます」 同僚2「忘れないように、ちゃんと予定表にリマインドを設定しておかないと」 私「入れたつもりだったんですけどねぇ」 予定表に入れたリマインドの日付が一か月間違えてました。 もうどうしたらい…

  • 計画は適宜見直されなければならないのだ

    今週は珍しく出張が無く、会議もほとんど入っていません。中国出張も12月へ延期されたため少し時間に余裕ができました。 これでようやく落ち着いて書類作業を進めることができそうです。やらねばならぬもの、作らねばならぬものがたくさんあるので、ちゃっちゃか進めることにしましょう。12月はまた忙しくなりそうですので、今のうち今のうち。 一時期は朝食を食べられないくらい精神が疲労していましたが、ここ最近はおにぎりやパンを食べられる程度に持ち直しました。飯が食えるならセーフ理論に従い、今は安全域に戻ってこれたと言えるでしょう。 変更できない計画は悪だと思う とはいえ中国出張は結構ヘヴィな追加タスクのため、余裕…

  • 自由と平和、そして文化

    文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことが趣旨のようです。 道徳の教科書にあるような綺麗な言葉ですが、意外と難しいことを要求されているような気がします。 自由の幅 まずそもそも「自由と平和を愛し」の部分は案外難しいものです。何故ならば人は時に自由のことを「好き勝手気まま」だと誤解しがちなためです。 もちろん言葉の定義通りに言えば自由とは「他からの強制や拘束、支配などを受けないで自らの意思や本性に従っている」状態を意味します。自らの意に従った思うままの状態が”自由”です。 ただし、その自由は平和をもたらしません。 それは単純に個々人が無制限に自由なふるまいをすれば自由同士の衝突が起こる…

  • 何かを選ぶときの内側と外側の視点

    先日、衆議院選挙が終わりました。 選挙について特に細かい分析を語るつもりはありませんが、久しぶりの大きな政変だったと言えます。今回の選挙は日本の政治史でも一つの大きな転換点であり、様々な人に思うところがあるでしょう。 さて、恐らく私の観測範囲が狭いだけだとは思うのですが、少し個人的に気になっていた争点が今回の選挙ではあまり語られていなかったように思います。 それは外交です。 言葉にすれば「2024年は選挙イヤーであり世界情勢が動く年だが、そのような状況で誰を日本の舵取り役に任命するか」であり、もっと率直に言えば「アメリカでトランプが大統領になる可能性があるが、日本としては誰を選べば彼と対等にや…

  • 上を変えなければ下は変わりようがない

    現代社会における問題が明確になった際、「若者へ教育をすべきだ」とした意見を見かけることがあります。最も顕著なパターンとしては『いじめ問題』が筆頭で、それ以外にも人権関連などで若者への教育の必要性が時に語られているでしょう。 ただ、本当に効果的な教育を望むのであれば、末端(ボトム)ではなく上層(トップ)へ教育を施すべきだと私は考えます。 何事も率先垂範が必要です。 トップダウンとボトムアップ 意思決定の流れにはトップダウンとボトムアップがあります。これはトップが決めるかボトムが決めるかではなく、トップが意思決定を行う際に情報がどちらの向きで流れるかの違いです。 どのような社会や組織であっても末端…

  • 若い頃はたくさん食べられたんだな、と思った

    このブログでは常々繰り返し延々と述べ続けてきたことではありますが、私の記憶力は本当に腐っています。 今回のエピソードは、お弁当2個注文事件です。 まあ事件というほどでもありません。ただのお馬鹿さんのお話です。 『普段とは違うルートでお弁当を注文した』にも関わらずそのことをさっぱり忘れていつもの習慣でお弁当を注文してしまい、お弁当が2個手に入ってしまった、それだけの話です。 オフィス弁当の注文 弊社の本社では社員食堂が無い代わりにお弁当のデリバリーサービスを頼めます。工場がある事業所では敷地内に社員食堂を設置して給食業者と契約していますが、本社は場所も人数も足りないためオフィス弁当サービスです。…

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