「人生には、時には、どうすることも出来ず困りきってしまう事が起こるものです。道が見つからず、決断がつきません。中には、この悩みの解決を、ある霊魂に訴えて、助けて貰おうとする人がいます。こういう人達は、自分を助けてくれるのは、その霊魂だけと思い込んでいるわけです。だが、それは間違いです。彼が助力を訴える相手の霊は、その霊だけに限りません。彼が目を向けるべき霊は、神です。その人がいつも崇敬を捧げている...
肉食は自然の法に反するかという質疑応答です。シルバー・バーチ霊のお答えとは反対なお言葉にびっくりでした。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー幾つかの民族で実施されていることですが、ある種の食物の禁止、あれには尤もな根拠がございますか。「健康に有害でない限り、何を食べようと、これは許される事である。立法者は有用な目的のためにその禁止をしたかも知れぬ。また、その禁令に重みをつけるために、神の御意志のように申したかも知れぬ」 ーーー肉食は自然の法に反しますか。「人間の体質から申して、肉は肉体を養うに役立つ。これがないと、人間の体力...
価値のある耐乏生活とは、困っている人に与えるため、必要なものまでも切り詰める、とのこと。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自己保存の法によると、自分の肉体の要求に応えることは義務ですか。「左様、健康と体力がなければ、労働をすることが出来ないから」 ーーー地上生活の喜びや享楽を追求することは、良くないことですか。「物質的幸福を望むことは、人間の自然である。神の禁じられるのは度を過ごすことである。過度は自己保存には有害だからである。人間が享楽を求めても、神はこれを罪とは為されぬ。もしその享楽が他者を犠牲にして得ら...
必要な物の限度は、賢者は直感で、そうでない人達は経験で、それもひどい経験で知るようです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー必要な物の限度は、どうすれば分かりますか。「賢者は直感でそれが分かる。それ以外の者達は経験で知る。それも、ひどい目にあって知る」 ーーー身体的要求の限度は、自然が示してくれるようになっていないのですか。「左様、そうなっている。だが、人間は飽くことを知らない。身体は限度を教えてくれたのだが、悪徳によって体質が悪化しており、本来は必要としないものまでも欲しがらせる」 ーーー自分の欲得のた...
人にはすべて大地の産物を使用する権利がある。神は生きるよう命じておられるから、生きるための手段を与えておいでになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人にはすべて大地の産物を使用する権利がありますか。「生きねばならないのだから、権利がある。神は生きるよう命じておられるから、生きるための手段を与えておいでになる」 ーーー神はなぜ、人間の心に、物質享楽の魅力を植えつけられたのですか。「先ず、人間の心をそそり、神の使命を果たす者となるよう。第二に、人間を試みに合わせるため」 ーーーこの試みの目的は何ですか。「理性の開発、彼が度を過ごさぬ...
求めよ、さらば与えられん、これぞ人の忍耐と信念と節操の試金石である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー生産の資を欠いている人達が常に存在します。豊かさが満ちている中においてもです。これは誰のせいですか。「場合によっては、人が他者に対して公正でなくなる利己主義のせい。またある場合には、この方がもっと多いことがあるが、自己自身のせいである。キリストは申された<求めよ、さらば与えられん>と。この言葉は、欲しい物を見つけるために、目をべったりと土に向けておけという意味ではない。人は望むものを追求せよ...
神は大地に生きるに必要な物が、すべての生き物を充たすに足るだけの、再生産力を与えておいでになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神は生の意欲を人間に与えておられますが、生きていく手段も常に与えておられたのですか。 「そうである。人間にそれがいつも見えていないとしたら、人間が周囲の資源を利用する方法を知らないからである。人間に神が生命の愛を植え付けられたのは、生きていく手段を人間に与えておいでになるからである。従って、神は大地に、生きるに必要な物が、すべての生き物を充たすに足るだけの、再生産力を与えておいでになる。...
生物はすべて、神の計画の遂行に不可欠なものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自己保存の本能は大自然の法ですか。「まさしくその通り。知的段階は違っても、すべての生物に自己保存の本能がある。あるものは純粋に機械的に、あるものの場合は理性と結び付いて存在する」 ーーー神が生きとし生けるものすべてに、自己保存の本能を与えられたのは、いかなる目的によるのですか。「生物はすべて、神の計画の遂行に不可欠なものである。従って、神はこれらすべてが生きることを願って、これを与え給う...
一夫多妻制については人間の作った制度であり、真の愛情は存在しない。肉欲があるのみである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー一夫多妻制あるいは一夫一婦制、これは自然法に従っていますか。「一夫多妻制は人間の作った制度であって、社会が進歩するとこれは廃止される。神のご意図によると、婚姻は愛情の上に成立すべきものである。一夫多妻に真の愛情は存在しない。肉欲があるのみである」 ーーー男女の人口比は殆ど同じですが、この事が結婚の釣合いを教えているわけですか。「その通り。自然の姿はどの一つをとっても、ちゃんとした目的があ...
結婚は人類の到達した進歩だと言われ、結婚を廃止すれば、野獣生活への回帰だと言われています。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー結婚、つまり二つの生命の永遠の結合、これは自然法に反しますか。「これは人類の到達した進歩である」 ーーー結婚を廃止すれば、人類社会にどんな結果が生じますか。「野獣生活への回帰である」 ーーー婚姻を絶対に解消せぬことは、天地の法ですか。それとも人間の法が勝手に定めたことですか。「それは人間の法であり、自然の法とは一致せぬ。しかし、人間の法は代わるもの、大自然の法は不変であるが」 ー...
再生産の障害について、更には性的享楽のための避妊についての質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間の法や慣習には、再生産を阻害する目的をもったものがあります。これは自然の法に反するものですね。「大自然の働きを妨げるものは何なりと、全体の法に反する」 ーーーしかし、動物にも植物にも、これを野放しに殖やしては他種に有害なもの、ひいては人類にも害を与えるものが多数あります。これらの増殖に歯止めをかけることは間違いですか。「神は人間に、地球上のすべての生き物に勝る力を与え給うた。この力を...
人間は神の目的達成のための手足として、神によって使われている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー身体上から申しますと、原始種族の特色・特徴は何でしょうか。「それは、知力に反し、野蛮性が強い点である。現代はこれと丸反対の現象が起こっている。即ち、現代人は体力よりも知力をより多く使っている。そのため、現代人は動物には不可能な自然力の利用を学び知っており、原始人に比し各段の進歩を遂げている」 ーーー科学を用いて、動植物の改良を図ることは、自然の法に反しますか。自然のままにしておいた方が、...
減少に向かっている人間の種族は、他の種族がこれにとって代わる。諸君の種族もいつの日かは、他の種族と入れ代わるだろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上のこの時点で、はっきり減少に向かっている人間の種族がいますか。これは絶滅するのですか。「ある。それは他の種族がこれにとって代わる、その故である。諸君の種族もいつの日かは、他の種族と入れ代わるだろう」 ーーー現人類は新種ですか。それとも、原始人類が進化したものですか。「これらは同じ霊である。同じ霊が新しい肉体に戻って来て自己改善を図ろうとしているのである。ただその道は遠いが。こうして増...
今回は地球の人口についての内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー生物の生殖・再生産は自然の法ですか。「まさにその通り。生殖なしでは地上は滅びてしまおう」 ーーー地球の人口は従来通り殖え続けたら、やがては溢れてしまいましょうか。「そんなことはない。神の力は常に平衡を生み、均衡を維持している。人間の目は宇宙のパノラマのほんの一点を見ているにすぎないのであって、全視野に立った調和を見通す力を持たぬ」 今回は地球の人口についての内容です。地球の人口につい...
強者は弱者のために働かねばならぬである。家族の救いの手がない場合は、社会がこれに代わって助けるべきである。これが愛の法である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー働いた後には休息が必要です。この事は自然の法ではありませんか。「左様である。休息によって肉体は力を回復する。また、心にゆとりを与えるためにも休息は必要であり、これによって心は物資を超えるゆとりを持つ」 ーーー労働の限度とはどのようなものでしょう。「力の限度、これである。しかし、神はこの点を、自分で決めるように自由をお与えになっておる」 ーーー自分の権力を使って、目下の者に重労働を押し...
労働はどれだけの物が必要か、それに見合っている。従って、物を必要とすることが少なければ、それだけ労働も少ない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地球より進歩した世界でも、人間に労働はやはり必要ですか。「労働はどれだけの物が必要か、それに見合っている。従って、物を必要とすることが少なければ、それだけ労働も少ない。しかし、それらの世界では、働きもせずにぼんやりしていると思ってはいけない。怠惰は楽ではなく苦しみであるから」 ーーー生活に必要な物資に恵まれた人達は、労働の法から解放されますか。「多分、肉体労働からは。しかし、資力に応じて...
労働の必要性についての質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー労働の必要性、これは天地の法ですか。「労働は天地の法である。労働はなくてはならぬものであるから。文明と共に人間は一層働かねばならなくなる。益々享楽の度が進むから」 ーーー労働というと、物質的な仕事だけと、こう考えてよろしいですか。「そうではない。肉体労働と同じく精神的労働がある。何でも有用な仕事は労働である」 ーーーなぜ人間には労働というものがあるのですか。「人間は地の上で生きるもの、...
いずれの宗教も、いかなる人も、その呼び名は違っても、同じ神を崇拝しているのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー敬神の意図で捧げられた場合には、人間の犠牲を神が喜ばれたことがありましたか。「ない、あり得ない。しかし、神は常に物事を行う時の意図を重視し給う。未開の故に、人々は同胞を犠牲にして、褒め称えるべき事をしたと信じていたかも知れぬ。この場合、神は彼等の意図を受け入れ給う。しかしその行為ではない。このような供犠を続けた結果、人類はこの誤りを知るに至った。更に高級な精神には受け入れられようもない犠牲の...
人身御供(ひとみごくう)のような習慣、こんな極悪が神を喜ばせるという信仰に、人間はどのようにしてなったのでしょうか。との問いにびっくりするようなお答えでした。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人身御供ひとみごくう、かような習慣が太古よりございます。こんな極悪が神を喜ばせるなどという信仰に、人間はどのようにしてなったのでしょうか。「まず第一点は、人間が神は一切の善の本源であることを知らなかったこと。原始民族の間では、物が霊よりも優れていること。未だ精神の発達が充分でないので、動物的本能のままに身を任せていること。第二点は、原始期の人間達はこう思った、生きているものは、神の目からすれ...
人間は神という言葉を、人間を超えるものの何にでも適用する。従って、霊は人間にとり多くの神々であった。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー多神教についてですが、これは間違いなのですが、しかし古来広く行き渡った信仰の一つとなっています。どう考えたらよろしいですか。「一神という観念は、人間の観念の発展の結果、初めて到達されたものである。未開の時代は、形なしでは、非物質的存在を知ることが出来ない。そこで人間は大自然界の諸徳性を、姿を持ち、顔を持つ「神」に結び付けた。かくして人間知性を超えるものは何でも神様、人間に理解できないものは何...
諸君が霊に祈った場合、神が受容なされるような祈りなら有効である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー死者のために祈ることは、苦しむ霊のために祈ることは、効果がありますか。もしあるとすれば、どんな祈り方をすれば、その苦しみを和らげ小さくすることが出来ますか。祈りに、神の裁きを逸らす力があるのですか。 「祈りによって神の計画を動かすことは出来ない。しかし、祈る相手の霊は祈りによって慰められる。それは、この祈りによって、霊は自分に向けられている関心を知るから。それに、苦しむ者は自分の苦しみに...
「天は自ら助ける者を助ける」これは真実である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自分のために祈れば、試練を回避したり、試練の性格を変えたり出来ますか。「人の試練は神の御手の内にある。その中には最後まで耐え忍ばねばならぬものもある。しかし、神は常にその忍従を心に止めていて下さる。祈れば善霊が救いの手を差し伸べてくれて、勇気を与え力を与え、その苦しさを和らげてくれる。真摯な祈りに応えられぬものはない。何となれば、それに応える力は必ずや重要な結果をもたらしてくれるものだから。...
熱意と確信をもって祈る者は、悪の誘惑に耐える力を得、善霊の助力を受け取る力を更に増す。真剣に求める者は例外なくこの助力を受ける。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神は祈りをきいて下さいますか。「心からの祈りなら、神は常にこれを聞き入れ給う。願うところのものはすべて神の御手の中にあるから。そして心よりの祈りなら読書に勝る、どんなに美しくそれを読もうと、頭の中だけでなく声を出してそれを読もうと、信と愛と誠意を込めて祈れば、神はこれを聞き届け給う。しかし、高慢で利己的で虚栄的な人間の祈りに、神は耳を傾け給わず。しかし、その者の祈りが悔恨とへりくだった気持ち...
善を為さぬとは、それ自体が悪なのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー悪を為さず、神にのみ思いを向け、瞑想の生活に沈潜している者は、神の目よりする時、格別の功があるものですか。「そうではない。彼は悪を為さない、ということは善を為さないという事である。更に付言すれば、善を為さぬとは、それ自体が悪なのである。神は、その子等が神を思うことを望み給う。しかし、神のみを思う事を望み給わず、神は人間が大地の事に関わるよう務めを与え給うているから。瞑想と観照にその人生を消費...
人に良く思われたいために、唯々神の前に平つくばって見せる手合いを、神が喜ばれよう筈がない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自分の信じていない宗教の儀式を行うのは良くないことですか。それは関係者の信仰は違ってもその人に敬意を表して行う場合ですが。「この場合は、何れの場合もそうだが、どんな意図で行うのか。その気持ちが問題である。その人の信仰に対する敬意で行うのなら、それは間違いではない。それを物笑いの種にするような者に比べれば、それは遙かに良い。後者は愛を欠いた罪である。しかし、単純に興味本位のためとか、見栄のため...
真実の崇拝は心にある。崇拝を行う時は常に、神の目が貴方に注がれていることを、心に止められよ。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー崇拝は形の上の実践が大切なのでしょうか。「真実の崇拝は心にある。崇拝を行う時は常に、神の目が貴方に注がれていることを、心に止められよ」 ーーー礼拝の行為は効果がありますか。「左様、それが形だけのものでないならば。その態度がよろしければ礼拝は常に有効である。しかし、虚飾や形だけの礼拝、尤もらしいばかりで心が伴わぬもの、これは悪い態度であって、本人は気付かぬが害のあるものである」 ーーー...
神への信などは、内心の声の所産である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人はなぜ崇拝するのですか。「神へ向かう思いの高まりによって。この崇拝を通じて、魂は歩一歩神に近づく」 ーーー崇拝は内心の声の発動なのですか、それとも教育の所産なのですか。「神への信などは、内心の声の所産である。人は弱さの自覚によって、自分を守ってくれる存在にすがる気持ちになる」 ーーー崇拝の感情を全く持たない人間がいるものでしょうか。「いない。今まで無神論の民族は一つもなかったから。...
隣人愛の教えの中に、人が人に為すべき義務の一切が包含されている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーイエスの隣人愛の教えの中に、神法の一切は含まれるのですか。「確かに、隣人愛の教えの中に、人が人に為すべき義務の一切が包含されている。しかし、これを具体的にどう実行するかを、人々に示さねばなるまい。でないと、今日これを実行するにしても、尻ぬけになってしまうのではないか。更に、天地の法とは、人生のすべての局面を包含しているものであって、諸君が指摘する法はその一部にすぎない。人には明確な指示が必要...
人は自分の為した悪のすべてに対してだけでなく、し損なった善すべてに対しても、その報いを受けなければならぬのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー悪をしようと思うことは、その悪をすることと同じですか。「それは場合による。悪への欲求を自分で抑えることは良いこと、特にそれがやれる状況にある時には。しかし、やりたくても機会がなくて、それをやらなかった場合は、その悪をしたのと同じ事である」 ーーー神の目から見てよしとされ、未来の幸福を確実にするには、悪を為さなかった、この事で充分でしょうか。「いや、そうではない。善を為すこと、自分に出来る...
人は自分の犯した悪の罰だけでなく、人をそこに誘い込んだことの罰をも受けねばならぬもの。なので罪は重い。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー社会的立場が違えば、人の抱く欲求もまた夫々それぞれ違ってきます。それ故、自然法は、万人に通用するとは思えませんが。「地位や状況の違いは自然であり、進歩の法に従っている。そのために、万有に働く自然の法の統一性が否定されるわけのものではない」 ーーー善悪は誰にとっても絶対的なものですか。「神法は誰にとっても同じ。しかし悪は悪を犯そうとする思いの中に住む。善は常に善であり、悪は常に悪である。人...
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「人生には、時には、どうすることも出来ず困りきってしまう事が起こるものです。道が見つからず、決断がつきません。中には、この悩みの解決を、ある霊魂に訴えて、助けて貰おうとする人がいます。こういう人達は、自分を助けてくれるのは、その霊魂だけと思い込んでいるわけです。だが、それは間違いです。彼が助力を訴える相手の霊は、その霊だけに限りません。彼が目を向けるべき霊は、神です。その人がいつも崇敬を捧げている...
「我意と神から来る直観とは全く違ったものです。それを見分けるには、先ず何よりも、我を捨てることです。感情的なもの、欲望を去ることです。不統制の感情、これが直観を妨げる大敵です。波立つ水は影をこわし、何も映すことは出来ません。静かなる水面は、正しくその影を映します。同じ事です、よく統制された静かな平和な魂には、霊的世界が映ります。これが直観、内面の知です。神からの使者、天使達は、皆さんを助けるために...
「無言の友が、貴方の傍に居ます、霊の姿で、彼等は貴方の悩みも喜びも、また、あなたの魂の求めるところも、知り抜いています。一人っきりと、貴方は思っていても、貴方は一人ではないのです。魂の友、貴方の愛する者は、貴方の傍に立っています。一人と感じるのは、貴方が現実の生活で一人っきりであったり、またそういう意識を持つからです。貴方の霊はそんな枠を乗り越えて、愛する者と一つになることは可能なのです。ただ、そ...
「民族間、国家間の誤解や衝突によって、人間の心の平和も、信頼関係も閉ざされています。しかし、地上の人を超える視力でものを見る時、人間は内的には驚くべき成長を遂げつつあるのです。宇宙の星々の霊団から、地上に向けて、光明と愛の光線が投射されております。皆さんは、愛について語り合うことがありますね。しかし、高い世界から放射される愛の本当の力や秘密については、殆ど判っていません。そのような愛と光明と慈しみ...
「霊師達は、何よりも、皆さんが神に素直に身を委ねることを求める。と申しても、決して貴方の人生を苦労なしにしてやろうとか、目を開き意識を高めるに大切な人生勉強をなしにしてやろうとか、そういう事ではありません。心に善意を持ちなさい。素直になりなさい。進んで悩みも重荷も、貴方を見守り導いてくれる霊的な愛に委せてしまいなさい。無私の、援助を求める声があるところ、必ずや吾々はそれに応えることが出来ます。他者...
「地上にも、他界にも、霊師達が居られます。これら諸霊は、更に偉大な霊師達と結んで、宇宙に一大組織を形成しておられ、生命の諸階層で活動しておられます。この組織を大ホワイト霊団と申します。これら霊師達は、過去に様々の苦難をなめ、霊性を清められた結果、その輝きが神の使徒に相応しいホワイト(白色)となられたわけです。霊師達は、静寂の中に、いつも皆さんを待ち受けて居られる。もし出来ることなら、皆さんの目を開い...
「第二のことは、感謝です。神への感謝の念を絶やすことのないよう。これが完全な生に至る秘訣です。神への感謝の行いによって、人は神と道交するものですから。この世に生まれたことを神に感謝しなさい。この世に生を享け、そのおかげで貴方は神性発揮に歩一歩近づける、この事に感謝しなさい。決して一日一日をぼんやりと過ごすことのないよう、生活の一つ一つにその意義を学び取るようにして生きなさい。泥まみれになることが人...
「昔、東方の賢人達が星の導きで、イエスの元に至りました。もし貴方がその星に至りたいなら、どうしても胸に温めて貰いたい二つの事があります。許しと感謝、これです。これが天国の門を開く鍵です。いとも単純な鍵、この教訓を身に付けぬ者は、誰一人天国の門をくぐることは出来ません。イエスは申しました『私達に背く者を私達が許すように、私達の過ちも許し給え』と。許すことは難しい。しかしどうしても人が学び取らねばなら...
「貴方の内に宿る神性に気付く事は、何ものにも勝る霊的経験です。それは貴方の霊的諸媒体の浄化に役立ちます。ひるがえって、貴方の肉体の健康にも有効なのです。人間は四六時中、自分の乗る車ーーーつまり肉体・幽体・霊体などの媒体ーーーの浄化をすすめる事が出来ます。それが貴方の未来の地上生活や他界での生活の有り様を決定します。生命の幾段階が、神の子である貴方を待ち受けています。盲目ではその美を見ることは出来ず...
「皆さんは霊的進歩の道を選びました。そこで毎日こう祈っています、「神よ、私を見捨てないで下さい。私がつまずくことのないように、誘惑に会うことがないように。神よ、私に力を、悪魔のささやきにも挫けぬ力をお与え下さい」と。それにも拘わらず、貴方がたはつまずき、しばしば悪魔の世俗のささやきに負け、神の道を、愛の道を見捨ててしまいます。なぜ、魂はこうした誘惑に耐えねばならないのでしょうか。その答えは簡単、試...
「常に、心の静穏を保つように努めなさい。心から争いと恐怖の思いを消しなさい。これは、愛を学ぶにつれ、出来るようになるものです。師を求めて荒野へ行った、ある新入りの信者の話があります。師はその者を受け入れこう言いました。入門者はすべて、絶えず霊的進歩を目指す強い心構えがなければいけないと。この新入りの弟子は、人並み以上にそうした強い願望を持っていました。しかし唯一、一番大事なものを欠いていました。つ...
「人は神秘を学べば、何か道が開けると思いがちです。だが、霊的神秘は言葉で魂に伝わるものではありません。それは行為です。貴方がその神秘に触れるための行為によるのです。世の全ての書を読み、知識を知り尽くしても、人は依然無力です。それに至る道は唯一つ、日常の貴方の生活如何です。どんなに願い、憧れ、欲求しても無駄です。肝心なのは人類への現実の奉仕です。それがつまらない床掃除であったり、人の嫌がる仕事であっ...
「魂の試練は四種類あります。それは人間の霊的要素と関係しています。第一は『水』の目覚めです。この試練を経る者は『水』の要素を獲得したわけで、その日以後、感情の統制者となります。第二段階は思考の統制です。真と偽、黒と白、表と裏、高い心か低い心かを見抜く思考の修練です。これは『空』の目覚めで、これを経て心の見分け方を身に付けます。次に『火』の目覚め、これは愛の訓練、愛の力の聡明な使い方の修練です。最後...
「個人の問題も、人類の問題も、その回答はすべて、神の意に身を委ねるところにあります。貴方の内在の声『神の意なさるべし』これに従うところにです。しかし、人が神の意のままに従うことはなかなか難しいことです。人は未だ霊的進歩の途上にあるわけですから。それに、自己の力を過信している場合は、とりわけ難しい事です。神に仕えようと思う者は、誰しも重荷と試練に耐えねばなりません。それは、貴方が多くの魂の役立つ者と...
「人の師たること、救世者たること、その資質は限られた少数の人だけのものではありません。神の子はすべて、内にその可能性を秘めています。そして、貴方がたこそ、その神の子、人の師、救世者たり得る資質をもつものです。貴方には自由意志があります。貴方は霊性の開顕に必要な最高な状況に置かれています。それは貴方が神の偉大な計画の部分だからです。一粒の種子の中に、やがて花開く、花のすべての美が隠されています。種子...
「夜空に目を向ければ、広大な星空の拡がりに目もくらみます。しかし、人は空のほんの外側を見ているにすぎないのです。大空の星の一つといえど、一つの偉大な魂ーーー神と私達は呼びますがーーーその指揮下にあるのです。神は星々の命、その活動をみそなわし給う。この太陽系にある無数のもの、それは神の愛の通路です。それらもまた奉仕に生きることによって、同じ愛と同胞性の真理を表現しています。一枚の蝶の翅を思ってみられ...
「貴方が病気の時、また、貴方の愛する者が病んでいる時、貴方は自分の霊を高めて、キリスト、その輝く存在に触れることも可能です。本当にこれが出来さえすれば、一切の病気も痛みも治癒します。キリスト神霊は医師です。キリスト神霊はイエスを通じて、これを行ってみせました。この創造主の治癒力は、今もなお示され続けております。貴方は明日のことが気になりますか。行くべき道が分からないのですか。怖くて一歩が踏み出せな...
「救済とは、特定の一人の人物を信じることではなく、人間内在のキリスト神霊の目覚め、その愛の働きによるものです。この愛は同胞と戦うことを禁じます。隣人を踏みつけにすることを禁止します。逆に、言葉で行為で、親切や思いやりを勧めます。ーーー日常を神のために、上方の、周りの、また内なる栄光を感じつつ、生きるように奮い立たせます。これがキリストによる救いです。かつてイエスは弟子達に申しました。聞く耳を持つ者...
「どうしたら、人は、宇宙にあるキリストの生命と力を、自分のものとすることが出来るのでしょうか。善人ならば死んでから会える、キリストとはそんな遠い存在ではありません。キリストは、目の前に存在する力であり智です。現に、キリストは貴方の友であり、貴方の兄弟です。もし貴方が望むならばですが。また、キリストは救世主でもあります。と申しても、私共は人間の主イエスのことを言っているのではありません。この地上の生...
「霊界の上に『光の宮』があります。魂が再生するのはこの境からです。しかし、地上で奉仕の苦闘生活を終わって後、この境で、長期に渡る至福の生活を続けることも可能です。其処の滞在期間については各別の決まりはなく、また、地上への再生も強制されません。しかし終局においては、再生することが生命の法則です。魂がある段階まで成長しますと、目覚めというか、刺戟が起こり、きびすを返して再生する決断をします。それは更に...
ーーー宇宙は創造されたものですか。それとも神のように初めから存在していたのですか。「確かなことは、宇宙は自成した筈はないということ。では初めから在ったのかというと、それでは神の作品とは言えなくなってしまう」[注解] 吾々の理性によると、宇宙が自らを創ったとは考えられない。また偶然に出来たとも考えられないから、結局、神の創造と言わざるを得なくなる。 ーーー神はどのようにして宇宙を創造されたのですか...
ーーー宇宙空間は無限ですか。それとも有限ですか。「無限である。境界があると考えてみよう。ではその境界の向こうに何があるだろうか。こう考えていくと何もかも分からなくなる。しかしながら、これ以外にどう考えたらよろしいか。従ってどう考えてみても、無限という観念に行き着く。唯この無限という観念は、人間の小さな頭では、とても理解できるものではない」 ーーー絶対の真空というものが、どこかの空間に存在するの...
ーーー鈍重さは物質の本性ですか。「その通り。但し、それは人間が知っている物質の本性であって、宇宙的液状体としての物質の本性ではない。このエーテル的で精妙な物質は、人間からみると重さはない。しかし、これは物質の原理である」[注解]鈍重性は相対的な性質である。宇宙諸天体の引力空間の彼方には、重さなどというものはない、そこに上も下もないように。 ーーー物質は一つの要素からできているのですか、それとも幾...
ーーー霊と物質は別物ですか。それとも、霊は物質の持つ諸性質の単なる一つにすぎないのですか。たとえば、色は光の、音は空気の、それぞれ一性質でありますように。「霊と物質とは全く別物である。しかし、霊と物質の結合があって初めて、物質に知的活動が与えられるのである」 ーーーこの霊と物質の結合は、霊の発顕はつげんにも必要なのですか。(ここで言う霊とは、抽象的に知的原理の意味であって、個性をもった霊魂の意...
ーーー物質は神とともに、永遠より存在したのですか。あるいは、ある時期に創造されたのですか。「神のみが知り給う。しかしながら唯一つ、諸君の理性に訴えて言えることは、愛と慈悲の源泉である神は、一時も休まれることがないということ。いかに深く、神の活動の始原にさかのぼって想像をたくましくしても、いやしくも神が一瞬たりとも、その活動を停止なされたことがあり得ようか」 ーーー物質の一般的な定義として次のも...
ーーー人間は、未知なものの神秘を明らかにする日が来るのでしょうか。「もし人間が浄化を遂げるなら、神秘の扉は一部分開かれるであろう。しかし、あるものに限って、これを理解するには、いま人間に備わっていない能力が必要とされるであろう」 ーーーでは、科学が進歩しても、人間は大自然の神秘の一部を知ることが出来ないのですか。「科学的能力は、人間の進歩の手段として、人間に与えられているものである。しかしそれ...
ーーー神とは、宇宙と別個に在るものですか。また一説によると、神とは宇宙のもつ力と知の結果生じたものと言っていますが、そうですか。「後者の説が本当とすれば、神はもはや神ではない。神が結果であって万物の原因ではないということになるから。神が結果であり、また同時に原因でもあるという筈はあるまい。神は実在する。これを疑ってはいけない、これが一番の基本点である。またこれ以上に出てはならない、出れば迷路に入っ...
ーーー神の本質を人間は知ることが出来ますか。「それは出来ない。人間にはそれを理解する感覚が欠けている」 ーーーでは、神の神秘を理解できるようになりますか。「心の目が物質で曇らされなくなって、進歩して神に近づけば、神を見、神を理解するようになろう」 ーーーもし、神の本性を知ることが出来なくても、神の相貌のいくらかを理解できるようになれましょうか。「ある程度はできる。人が物質を超越していくにつ...
ーーー物が形成された第一原因は、物質の本性の中にあるとは言えませんか。「もしそうだとすれば、物質の本性の原因は何かということになり、常に他に第一原因がなければならない」 ーーー物の形成の第一原因は、物質が偶然に結合したという、いわば偶然説がありますが、これは如何でしょう。「これも愚説である。常識のある人なら、偶然を知的動因と考えることが出来ようか。偶然とは何か。そのようなものは存在しない」&nbs...
神について(神と無限)ーーー神とは何ですか。「神とは至上の英知、一切の第一原因である」 ーーー無限とは何ですか。「始めもなく、終わりもなく、未知なるもの。未知なるものはすべて無限である」 ーーー神は無限と言ってよろしいですか。「それは完全な定義とは申せない。人間の言葉は有限であり、人智を越えるものを定義することは難しい」 ーーー神の存在の証拠は何でしょう。「結果があるからには、必ず原因...
ーーー現段階では心臓移植は必ず失敗に終わると考えてもよろしいでしょうか。「実験そのものは成功するケースもあると思います。ただ私が気がかりなのは、実験そのものが霊的にみて間違った方向へ進みつつあることです。その方向は人間の幸福のために献身すべき人が選ぶべき道ではないということです。現段階のやり方では健康は得られません。健康とは調和状態のことです。今の医学者のやっていることは一時的な部分品の継ぎ合わせ...
ーーー霊的観点から見て心臓移植をどう思われますか。「何ごとも動機が大切です。移植が純粋に生命を永らえさせるためである場合が確かにあります。が、実験を重ねていくうちに実験そのものの興味が先行して肝心の目的を忘れている場合があります。興味本位で無抵抗の動物を残酷な実験に使用することは、霊的観点から言うと褒められた行為ではありません。人間の健康は残酷な行為からは得られません。これまでナゾとされている大自...
ーーー死体は火葬にした方がいいでしょうか。「絶対に火葬がよろしい。理由にはいろいろありますが、根本的には、肉体への執着を消す上で効果があります。霊の道具としての役割を終えた以上、その用のなくなった肉体のまわりに在世中の所有物や装飾品を並べてみたところで何になりましょう。本人を慰めるどころか、逆にいたずらに悲しみや寂しさを誘うだけです。人間は、生命の灯の消えたただの物質となった死体に対してあまりに執...
ーーー病気は教訓として与えられるのだとか人間性を築くためだとか言う人がおりますが、本当でしょうか。「言っていること自体正しいのですが、
ーーー例えば脳神経に異常をきたしてノイローゼのような形で自殺したとします。霊界へいけば脳がありませんから正常に戻ります。この場合は罪はないと考えてよろしいでしょうか。「話をそういう風に持って来られると、私も答え方によほど慎重にならざるを得ません。答え方次第では私がまるで自殺した人に同情しているかのような、あるいは、これからそういう手段に出る可能性のある人に口実を与えていることになりかねないからです...
別の日の交霊会では、親戚の者が自殺をしてしまったという人からの投書が読み上げられた。その最後に「自殺行為は霊的進歩の妨げになるのでしょうか」という質問があった。これに対してシルバーバーチが「もちろんです」と答えると ーーー神は耐え切れないほどの苦しみは与えないとおっしゃったことがありますが、自殺に追いやられる人は、やはり耐え切れない苦しみを受けるからではないでしょうか。「それは違います。説明の...
ーーー自殺者は死後どのような状態に置かれるのでしょうか。「それは一概には申し上げられません。それまで送ってきた地上人生によって異なるからです。開発された霊的資質によって違ってきます。魂の発達程度によって違ってきます。そして何よりも、その自殺の動機によって違ってきます。キリスト教では自殺をすべて一つのカテゴリーに入れて罪であるとしておりますが、そういうものではありません。地上生活を自分で勝手に終わら...
ーーーこの方は現在の自分の置かれている状態が不当だとおっしゃりたいようです。「分かっております。地上の人間は時として物事を逆さまに見ていることがあります。極めて不完全な知識でもって判断しようとされます。人間にも一定範囲の自由意志が許されており、それを行使していらっしゃいますが、誰一人として自然の摂理から逃れられる人はいません。物質の世界から霊の世界へ移ったからといって、それだけで魂に課せられた責任...
大きな悩みを抱えて自殺まで考えている男性から投書があり、シルバーバーチ霊は自殺行為をどう観ているかを聞いてみて欲しいとあった。投書が読み上げられるのを聞いてシルバーバーチはこう語った。「事態を改善するよりも悪化させるようなことは、いかなる魂に対してもお勧めするわけにはまいりません。自殺行為によって地上生活に終止符を打つようなことは絶対にすべきではありません。もしそのようなことをしたら、それ相当の代...