リールを買った。ずいぶん迷ったけれど買うことにした。 同じものを渓に落として失くしてしまって、また同じものを買うのもなんだか馬鹿馬鹿しいと思ったけれど、ここで逢うたが運の尽きである。 ガキの頃から失くしものが多くて、もう治しようのない性格なのに先生や親に叱られたりして、それですっかり心魂が歪んでしまったように思える。それを忘れるために釣りに出かけてまた失くしてしまう。トンチンカンの堂々巡りは相変…
春はフライフィッシング、夏は鮎釣り、秋、冬にはキスめがけて投げたりしながら余生を凌いでいる喜寿ジイの釣り日記です。
現役を退いて、高校の同級生ら気の合うトモと釣りをしてきましたが、高齢で病を得るものも出て、今は独りで釣ることが多くなりました。 いきおい、記事も近場の釣りだったり思い出すことだったり。それでも読んで下さる方がいらして、そんな深い愛を励みに綴っています。
大海原で投げてみたくなって三里松原に行った。久しぶりである。 早朝、雨雲に覆われて浜は空も砂も湿って重い。鬱々とした天に向かってブン投げるのである。 …
先に大雨が続き、次は強風、川はまだ落ち着かない。川が荒れりゃあ海、ということでまた運河に行った。 岩屋から三里松原、新松原、さつき松原、勝浦、と響灘から玄海灘にかけて良い釣り場があるのだけれどこの日も安近短の運河なのである。
豪雨は豊前を避けたか、清浄の水はやや嵩を増しただけでたっぷりと瀬を覆っていた。
梅雨空の下、たっぷり水を含んだ空気が垂れ込めて手でグルグルかき回したらしとど雨になって落ちそうな気配であった。 またまた運河。ちょっと具合がいいと、繰り返しの向こうに未来がある、なんてうそぶいて通い詰める、山国もそうだった。淫するともう情熱ではなく病である、けれどちょっと明るい病気ではある。
マジ、渓に行くというと熊本五木あたりになってしまう。 宮崎の五ヶ瀬川も案外近いと分かってここにも何度か通った。だがそれも昨年までで、日之影川で一度きりのライズを掛けただけで終わっている。
またまた山国に出かけた。 釣行が重なると、どこからどこまでが病でどこからどこまでが情熱なのかよくわからなくなってしまう。 本流にも鮎。 この日は本流で…
解禁を迎えた山国川に行った。山国川の解禁日は他よりちょっと遅れて10日である。だが本流の、馴染みの瀬で去年の夢をたどってみたけれど超絶スカタンの憂き目にあった。どこにも魚がいないのである。
テレビじゃ猫も杓子も出てくるたびに顔貌が激変して、これは誰だ、と思ってしまう。整形外科のことをプラスティックなんとかと言うので、ははあ、鼻にプラスティックを詰め込んだりするので、そう言うのかと思っていたけれど、美容整形ではコスメティックというのだった。
同じことの繰り返しのうちにちょっと未来が顔をのぞかせることがあるそうで、それならとまたまた運河に行ってみる。 いい季節になって運河にははや二人の投げ師、二人とも還暦くらいの若造で…
ほぼ全国で鮎釣り解禁、で豊前四川の祓川に行った。一番近い鮎の川である。九州では無名河川と言ってよい。 8mの竿でも向こう岸に届いてしまう川幅だが、他に争うような釣り人もいず、ゆったり瀬を占めることが出来る。魚はただ小さいというだけで、わが縄張りを侵した鮎には相応の反撃を見舞って、ミニマム王者重岡並みの戦いぶりである。それに美味い。
川辺川は球磨川の支流であるが、その川辺の支流の五木小川の、そのまた支流に行った。大通峠から湧く川で、ちょっと秘境めいたところだ。 昨年終盤、極豆ヤマメが釣れた瀬である。1年経てばもう一尺ほどに育くまれておるぞ、とワクワクしながら瀬に降りたけれどやっぱり釣れたのは極豆ヤマメばかり。昨年の夢を今日も見る。
いい映画を観た。 イーサンホークとルトガーハウアーが二人並んで釣りをしている。ルトガーが言う。魚は人の内から光るモノがわかる。それがお前には無い、だから釣れないのだ。それは俺のような老人にしかないモノだ。なんていうところがあってたまたま観たので文脈は知れないけれど、ちょっと嬉しがらせてくれた。
「亡国のスパイ」というテレビドラマがあった。 内容は退屈だったが終話まで見てしまった。何が面白かったかというと、スパイが飲むウヰスキーグラスがどれも丹精のこもった逸品に思えて楽しませてくれた。これも演出なのだろうけれど、グラス一つ一つがこっそり伏線になっていたりして、グラスが登場するたびに立ち止まってしまう。 そういう小道具の細部には何か深い考証が極められていてようでドラマの展開以上に楽しませ…
日本中がGWで沸き立っているので古希ジイも人波の坩堝の中で沸騰してみたいと海へ行った。もちのろん、ブン投げに行くのである。 目指すは山陰の砂浜、毎年この頃からシロギスがウジャウジャ押し寄せてもう魚だらけというありさまで、ウホウホ、の予定だったけれどどっこも人もいなければ魚もいない。
テレビを視ていると、釣り人が「バカかお前」と呼ばわった。バカ呼ばわりを聞いたのはこれが二度目で、これだと他にもあったかもしれない。同行の釣り人にもスタッフにも言った。 一緒にいた孫娘、言った方もそうだが言われた方もニコニコ笑って、なんか好かん、と言う。 バカと言われたってテレビに出たい、出てちやほやされたいという人がいて、それだとニコニコしていられるかもしれない。もしかしたら彼らには深くて強…
見ましたよ、タイガージェットシン、馬之助と一緒にね。 プロレスには全く興味がなかったけれど、まあ面白いからと会社の後輩たちに連れ去られタクシーに乗せられて若戸大橋を渡って、今は区役所になっている若松体育館へ行きました。 もう40年も前のこと。
五木は藤の真っ盛り、そして豊前四川でもそうだった。魚は催促されたようにフライを追って来た。数は少なかったり小さかったりするけれど、自身の腕と運のことを考えると文句はない。 登山道…
五木から帰って薄ぼんやり追憶に耽っていると、皿倉山が海に行ってみないかとささやく。そうだった、ジイちゃんには海もあった。投げ釣りの身軽さ、パッと海へ、それでカーティスシーの運河へ行った。
解禁釣行の時、相良を流れるこまい川でちょっと楽しい思いをしていたので今回はこの川から始めた。 藤、繚乱。いよいよフライの季節だ。 身支度し…
先日、師匠の家へ。 丹沢の一匹、こけてネットを傷めたこと、グリパラで掛けたことなどを報告した。 そうしたらやっぱりネット枠をくれた。もう使わないからといってハサミ、フォーセップもくれた。私のグリパラを見てちょっとメリハリが足りんといってグリズリーもくれた。手ぶらでは帰さんところが師匠らしい。
平成の中頃から高津川に通いだした。二百キロの高速を朝駆けして2時間、インターを降りてすぐの上流域からが釣り場である。 初めは放流魚、それがひとしきり釣り人を楽しませてくれた後、お盆過ぎから次の鮎が海からやって来る。時々山女魚も掛かってこの川が本物の清流であると気づかされる。
丹沢湖へ出かけた。タンザワ=フライという裏も表も一緒くたになって名所巡りのお上りさんを刺激する。 57もの橋が架かってい…
ひょっとしたら犬を飼っている人に読んで頂いていいかもしれない、というお話。
久しぶり新幹線に乗った。 途中大きなバッグを抱えた女の子が乗ってきたのだが、なんとその中に犬が、それも二匹。新幹線が動物同伴可とは知らなかった。犬だと後で気がついたくらい大人しい犬だった。 春休みですぐに席がいっぱいになった。東洋西洋入り乱れて、このまま海に漂えば国籍不明船として撃沈されるに違いない。
解禁ブルー最終章、スカタン続きに四の五の言いながら京築三川で解禁期を締めくくるというお話。
一昨年、昨年と解禁を日之影川で迎えた。昨年は結局一回ライズがあってそれを掛けたという僥倖の一瞬のみだった。
さて、三日目、最終日。 一日目と三日目は移動だけに当てているのだが、一日目は前夜から超睡してよい朝を迎えていたので老体もしっかり立ち上がって釣りに向かうことが出来た。一日目も二日目も宿でよく眠ることが出来た。晩飯食ってウダウダ酒を飲んでいるうちに寝てしまった。五木の温泉も効いた。ペンションでションベンにも起きなかった。ダハハ。 もう涅槃の準備に取り掛かっているのかもしれない、それで爽快に三日目…
二日目。 今季初めての遠征なので昨年ちょっとばかり楽しい釣りをしていた瀬を巡ることにしていた。この日は栴檀轟につながる瀬である。午前の早い時間に着いてしまいサブイ。 昨晩の雨が雪になっていて瀬は冷たい、水温8度、気温は1度、空も水も人も一緒に震えている。魚もそうなのか、ここは橋からのぞいて魚が見えたらフライを追って来るのだが、やっぱりいない。
一日目。 五木の道の駅で遊漁券を買う。 知事選の公示があったばかりで、ダムには反対と賛成、それに中立。中立とはどういうことだろうか。 五木の人は反対が多いと聞いているけれど、千年の自然より人一人の命と言われれば黙るしかない。
解禁物語、人間兵器の安全装置が外れかかったけれど猪木に救われたというお話。
京二川の、解禁日に餌釣りに先を越されていた瀬に行く。 今日は独り占め。昼、瀬は平水、水温10度。時折陽が差して気分も軽快である。 今日のウェポンはミッジニンフ、虫も飛ばずライ…
あの、遊漁券の要らない、つまり漁協の無い釣り場の話は雨で流れた。それで一人で近場に行くことにした。実は師匠からの誘いがなかったら、ここに行くつもりでいた。ちょっといい噂を聞いていたのである。
梅が咲いて、地酒研究会から案内が来た。 長男が学生時代に学んでいたサークルで、その仲間が卒業して地元に残ったのが年に一度、新酒が出来る時期を見計らって、まるで七人の侍の盗賊のように酒蔵荒らしにやって来る。学生時代にワタリをつけていた酒蔵に集まってやっているのだが、利き酒会という名目で同窓会もやっているのである。
師匠から電話があった。 解禁はどこか予定しているのか、熊本に行くが来るか、と聞くのでハイと答えた。遊漁券の要らないつまり漁協の無い川があるらしくてそこに行くという。大丈夫なのかあ。まあイエスがあってノーの無い世界だから仕方がない、ついていくしかない。
目が覚めると皿倉山が朝日に赫々と立ち上がっている。こらあ行かないかん、とそそくさ準備して走る。 前回荒れて出来なかった海だ。実績もある、といってもこの冬はせいぜい五匹なのだが。 …
夏のものとばかりと思っていた魚が、冬の鈍色の海からパッと輝きながら現れて、それを狙っているのに、やっぱり驚かされる。 それで、冬の海にキスを追うオッカケジイちゃん釣具屋でコケブを20g買う。餌を売っているくせに店員が、投げでキスですか、こんな寒い時に釣れるんですか、と聞いてくる。釣れるくさ、当たり前やないか。
全く釣れず岸辺に腰掛けてウスボンヤリ川を見ていると川舟が近づいてきた。私の座ったところが舫場らしい。腰を上げながら挨拶して言葉をかわした。そんなことがはじまりで親しくするようになった。 その日もK君の家に寄った。 いい時に来た。この前の雨で増水していたがやっと川も落ち着いてきた。それで鮎が動き出した。この二三日、誰も竿を出していない。今から夕バミが始まる。
夏のものとばかりと思っていた魚が、冬の鈍色の海からパッと輝きながら現れて、それを狙っているのに、やっぱり驚かされる。 それで、冬の海にキスを追うオッカケジイちゃん釣具屋でコケブを20g買う。餌を売っているくせに店員が、投げでキスですか、こんな寒い時に釣れるんですか、と聞いてくる。
漁協から寒中見舞い状が届いた。読んでみて漁協が店仕舞ということを知らされた。 ずいぶん前のことだが、鮎釣りを教えてくれた大先生で高校の同級生が佐賀で小さい川を見つけてきた。確かめようと地図を広げても指が迷ってしまう。 天山からの湧水があるらしく土用の頃でも水は冷たい。直接海からやって来た鮎が秋口でも若いまま瀬に差してくる。 合歓の木、カササギ、赤とんぼ、川は魚だけのものではない。赤トンボの…
久しぶり海に行った。 皆さんのお仕事が始まる頃に海に着く、気の毒なね、ダハハ。 風は南から東、それも強い。海を煽って波頭にウサギが跳び始め南でもコチでも冬だからやっぱり冷たい。
七尾に友達がいて、学校が夏休みになると家までついて行った。 窓の外には七尾湾、見ると大きなワタリガニが泳いでいる、それが夕飯になると湯気を立てながら山盛りで出てきた。母上はこんなものしかなくてと気の毒がっていられたが私一人で食い尽くすと毎日出てきた。 伝馬船で沖へ行く。竿は要らない、アサリを刺して透けた海に落とすとキス、アイナメが釣れた。タコも来た。糸を手繰って舟に放り上げる。みんなその日の晩飯…
年賀状に訃報で返って来ることが多くなった。 還暦の年に高校の同級生から電話があって、還暦祝いの旅行を計画している、十月にニ泊三日、担任の先生も生き残ったありったけが参加だという。旅行先は一日目は宮島、次の日は島根玉造温泉だった。 ずいぶん仲のいいことだ、一学年十一組、一組に五十六人の教室で粗末に扱われてきた思い出しかないけれど。
新しい鍛錬の場所は城址公園。 麓の搦手らしき辺りから上り始めるのだが、これが急でゼイゼイ息が上がってジイちゃんの肺は大きく膨れたままなかなか収まらない。 それでもそのうち…
前の記事の、犬を飼っている人云々を削除したのは、何かあったからではなく、もともと二三日で削除しようと思っていた。なんにしろ意地悪なことを書く場合、感情のねじれが裏にあるからして偏った言い分になるのは必定、それであの程度でパッと言ってパッと消えてしまえばそんなに角も立たないのではないかと思った次第であった。
年末年始は籠城して釣り動画ばかり見ていた。それにも飽きて釣りに行った。あっという間に一升瓶分ブクブクになってしまった身体は重かった。もちろん狙いはヒュールリーの越冬キス。 キスは北部九州から次第に西と東に分かれて落ち始める。不思議なことだが東では寒いはずの山陰がいい釣り場となる。その原因を海が透明で陽が海の底まで届いてひっそり沈んでいた魚を温めにかかるからだと考えているけれどどうなのだろうか。…
年末年始は本なんか読まずにほとんど釣り動画を見ていた。 この頃は胸に付けたカメラで撮っているのばかりで少し辟易させられる。酷いのになると、自撮りで画面いっぱいの顔がのべつしゃべりっぱなしである。日本のものだけでなく外国のにも多い、もううるさいのはご免だ。 臨場よりも、フライマンがどんな釣り方をするのか、つまり第三者の目からの方が楽しい。
五家荘とか五ヶ瀬とか、もう日帰りで行くわけにはいかないので泊まるしかない。それも年金者はチープトリップでいかなければならないのでそれで安上がりにキャンプをやろうとした。
先日、ウキフカセでアジを釣った時、次第に風が強くなって竿が煽られ釣りづらくなったので、ちょっとアジングをやってみた。 山国川で鮎の友釣りに挑んだあの還暦間近の若者にアジングを教えてもらうつもりで竿とリールを揃えていたが、結局その機会がないままだったのでいつか自分でやってやろうと思っていたのだった。
鮎竿は軽くて長いことが信条だから9mで200gちょい。そうだからか私の握力が強いのか二本も握りつぶしてしまった。どちらも逸走する鮎をためていたところだった。 二本とも保証期限が切れていたけれど一本は後の竿作りに活かしたいということでメーカーが気前よく替えてくれた。でも二本目はだめだった。期限が切れてすぐだったし一本一月分の給料がフッ飛んだじゃないかとちょっとブーブー優しく言ってみたけれどダメだっ…
1月に西米良へ行った後、ちょこっとオイカワ釣りに行ったっきり、後は近くの公園でキャストの鍛錬というフライライフだ。 オイカワを狙った時、鯉が泳いでいたのを見たので次はこれをフライで釣ってやろうと思って準備に取り掛かる。
さて西米良村、早朝。すでにルアーもフライもいて各々励んでいる。 いそいそ身支度をして放流区域の渓に降りてみるといるわいるわ小さいのでも尺はありそうなニジマスがユラユラ群れている。 時々モッコリとライズしているのは水面下を漂う虫を喰っているのだろうか、だとしたらニンフあるいはソフトハックルがいいのかもしれない。指がどれか掴みかねていると目の前を小さな羽虫が飛ぶ、そうだそれを手掛かりにして18番ニンフ…
先日の運河のプチ幸せを確かなものにしたいとまた出かけた。 あの日は天気も良かったしたまたまいい潮まわりではなかったのか、近ごろ沖波止では青物の80㎝クラスが上がっているので、そんな大きい魚に追われてキスが運河で難を逃れていたのだろうか、あるいは今夏の酷暑が後を引きキスも冬支度なんて忘れてはしゃいでいるのか、いろいろと推してはみたが、やっぱり魚に聞いてみないとわからないという月並みな答えにしかたど…
ニジマスの疲れからようやく回復して海を見に行った。思いっきりブン投げたかったので投げ道具を積んで外海の響灘を目指したけれど、この日は日曜で晴天釣り日和、どこも人ばかり。
西米良村へ虹鱒釣りに行ってきた。 二泊して初日と三日目は移動、中一日を三日分詰め込んだフライ鍛錬の日としてしっかり楽しんだ釣行となった。 日券。
未明、ションベンタイムで起きてそのまま釣りに行った。 釣具屋から若松でアジがポツポツ、朝夕のマズメ時にいいのが釣れていると聞いていたので、それじゃあ、ということになった。
ヘミングウェイの長男、ジャック・ハドリー・ニカノール・ヘミングウェイが書いた「青春は川の中に」というのが面白かった。ハウツーもの以外で面白かったというのがあんまりなかったので久しぶりである。
鮎とフライの季節が終わって、さあ海、なのだが近場の響灘は不調でどうしたものか途方に暮町優子。やっぱり海を変えるしかないと思い決めて山陰へ行くことにした。 冬が近づくにつれ九州の北の端からキスは居なくなってしまい西海へあるいは山陰へと散っていく。これは投げをしだして気づかされたことだ。
糸を張り替えた。 0.6号の力こぶPEも一年使えばちょっと衰えて27号の竿にキッチリ27号オモリを負わせてブン投げたらブチッと切れて仕掛だけが飛ぶことがあった。それで今度は0.8号、冬の荒場に備えて強くした。これからはキスが好むのは起伏のある深い海で、ホイホイ投げてスイスイ寄せるというわけにはいかない。
秋の朝、まだ暗い寒い、若松白島フェリー乗り場、アジの大きいのがくるという噂なんか信じちゃいけないのにいそいそ出かけた。 誰もいないと思っていたらなんとウジャくらい釣人がいた。みんな無言で励んでいるけれどせいぜいフグが釣れるばかり。
フライも鮎も終わって、さあと気持ちを切り替えていたらあの還暦前の若造から、どこそこでまだ鮎が釣れていると連絡がある。覚えはじめの頃のあの往生際の悪さである。もう一人で大丈夫と言ってそのままほっといたら結局はどこにも行かなかったらしい。やれやれ。 まだ若いからいくらでも時間はある、でももういくらも残っていないジイちゃんは竿を持ち替えていそいそ海へ行く。
残念ながら師は行かれぬということだった。それで釣りについてはあまり細かいことは言わない師だがいくらかでも為になる言葉を引き出したいので毎日釣りの様子を知らせることにした。
読んでいただくのが気の毒な、釣れない喜寿ジイちゃんの「天才バカボン」にまつわるグダグダ話。
山国川友釣りで二匹掛けて二匹ともばらしてしまい結局ゼロ、これで今季の鮎釣りは終わった。そして矢部川フライ釣行でスカタン、そしてまた若松の海釣り桟橋で狙いのアジはダメでチャリコオンパレード。
久留米に用事があって、ついでに矢部川でフライをした。遊びだからして「ついで」と控えめな言い方にしている。 早朝4時に家を出る。ラグビーも楽しみではあったけれど見なくても死にはしない。 福岡県内で渓流釣りの場所としては矢部川が一番である。それに繋がる清浄の支流がいくつもあって、それぞれに念入りに放流していてはたまったもんじゃないだろうから放流量はそこそこのはずだ。
師と釣行、その二。 なぜか師と一緒だと雨、それでも出発となった。というのももう一人ジイちゃんを加えて3G、別の日に調整はきかない、と師が言うので決行となったのである。仕事もない年金ジイちゃん達にどんなスケジュール調整が必要なのか分からないけれど、とりあえず師がおっしゃるので出かけることにした。
師とフライ釣行。 八月で釣期が終わる高津川でゴギを狙おうという予定だったけれど雨に風。レーダーではゴギの渓が激雨の雲を抱えている、風も山ごとなぎ倒しにかかっている。それで結局昼までは持ちそうな日田へ行くことになった。 道中雨がパラついて、スレきった夏ヤマメをフライに食いつかせるなら雨は好都合、とジイちゃん二人弾んで走る。
暑いのに、友釣り覚えたての若者、といっても還暦間際の若造だが、とまた一緒に行くことにした。 オトリ屋が、450円のオトリ様を友カンに移しながら「雨で濁っている。鮎はいるから少しでも濁りの無い瀬を探して釣れ。」というので川見しながら上って行く。瀬に膝まで立ち込んで爪先が見えるようなら釣りになる、と橋から覗いては若者と評定。ようやくなんとかなりそうな瀬に辿り着く。
図書館にフライの本が何冊かあって、昔借りたばかりで読んでなかった本があったので借りてみた。 でもやっぱり読まなかった訳がすぐにわかった。もうのっけから感傷オンパレード、センチメンタルジャーニーの固め打ち、センチのてんこ盛り、坩堝。
地獄の釜の蓋が開くお盆は殺生してはいけない、きっと地獄の料理人ハンス・シュミットが待っている、あのバックブリーカーだけはなんとしても避けたい。とは言っても盆休みには血も滴る焼肉を食っているけれどね。 というわけでお盆が過ぎたので早速釣りに出かけた。投げ釣りで真夏のキスを狙うのである。
九州脊梁からほとばしる保護河川で川見をしていたら「釣れますか」と中国の史話に出てきそうな様子でフライマンが寄って来た。 他に4、5人いて話を聞いていると、この川に放流をしている、それも自腹を切ってやっていると言っていた。漁協の放流以外にまた新たに放流しているというとことか。
大雨の後は台風、それも二つ続くのでシンと馬之助と名づけたい。でもきっとイノキが守ってくれる。 雨の日は本なんか読まずにYouTubeでFlyFishingの動画を見る。舶来のものが良くて、景色が違うしフライマンがカッコいい。マンだけでなくウーマンもなんであんなにカッコいいのだろうと思ってしまう。 CatchMagazineというのがあって、オッさんたちが思い思いのフライフィッシングに勤しんでいて、そんな風景に私もいたいと思わ…
雨が降ってまた豊前に出かけた。山を通る近道が豪雨て崩落、遠回りしてもやっぱり近い、楽である。 結構イソイソウキウキしているのは、雨で渓の様子が変わるとそれが良い釣りが出来る合図になるからである。
7ftの竿を折ってしまった。一瞬の不注意で永遠の後悔、いつものことではあるけれど思い出すだにグヤジー。 フライの竿は扱い慣れてはいないけれど竿は初めてではない。鮎竿投げ竿磯竿、使われ方は違えども「良い竿」の味は個別を超えているものだ。海や川で使ってみて「ああいい竿だ」と思わせてくれるものがきっとあって、この竿がそうだった。
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リールを買った。ずいぶん迷ったけれど買うことにした。 同じものを渓に落として失くしてしまって、また同じものを買うのもなんだか馬鹿馬鹿しいと思ったけれど、ここで逢うたが運の尽きである。 ガキの頃から失くしものが多くて、もう治しようのない性格なのに先生や親に叱られたりして、それですっかり心魂が歪んでしまったように思える。それを忘れるために釣りに出かけてまた失くしてしまう。トンチンカンの堂々巡りは相変…
久住の渓で試さないまま終わっていたセンタク屋ではないジョウシュウ屋のケンちゃんが作った赤兎馬号の試し振りに豊前に行った。 そういえば、バンブーの使い始めもここだった。 干からびたジイちゃんでもやっぱり新しい物が好きで、心ウキウキ運転を急かせる、危ない危ない。 昼前に着くとちょうど珈琲焙煎家のフライマンが渓に降りるところだった。しばし歓談。 ウエーディングスタイルも同じ半ズボンにゲートル履き…
久しぶり大分へ行った。前回から一月以上経っている、さて魚は残っているのだろうか。 渓に降りる…
ア・ヅ・イ! 朝5時前、出発する頃にはもう27度。 鮎の川も梅雨が去ったらすぐに沸騰しはじめ、オトリを瀬の暖かい水になじませる水合わせが必要になる。これが気の短いジイちゃんには苦手な作業で、それで一雨来るまでは鮎釣りはお休み。
夏山女魚、一里一匹は本当だと思う。 解禁から釣り場を一巡りして、さて二巡目、魚君も釣り人に散々やられてほぼ根絶やしにされかかり、残ったものは釣り人と同じくらい釣りを解り始めているから決して楽ではない。それに近頃は山里とはいえど真夏は渓の清水もたぎり始める。
高津川釣り旅の一日目。 高津川支流の匹見川に釣り旅に出かけた。 この日も漁協のHPにある「渓流釣ガイドマップ」から教えられた匹見川の支流に走る。山女魚、アマゴ、ゴギのいる場所まで詳しく載っている。 今までの釣りでいくらか瀬の様子も分かったから今回は数も大きさもちょっとしたものを狙いたい、出来るならゴギを掛けたいと往生際に欲をかいてワクワクイソイソ杣道を上る。
解禁前の川見では、工事のない日だったけれど、ほぼ全域で濁って魚は見えなかった。 解禁して雨が続いていた。地元の鮎師に様子を尋ねてみる。 雨で瀬は清浄を回復しつつあるけれど、増水したままでまだ魚は動いていない、もう二三日経ってからがいいんでねーかいと言う。それで三日我慢して勇躍山国川に走った。
井伏鱒二が『釣魚記』の冒頭に、「釣り好きな人は案外せっかちで好色だということである」と書いている。私がスケベかどうかは判断のしようがないけれど、せっかちであるのは確かである。年老いてますますその傾向が強くなっている。 レコードをやめてCDにした。 レコードの中にしかないジョンレノンのアコースティック音が聴きたくて一度収めたレコードプレーヤーをひっぱり出してきたけれどやっぱり面倒くさい。 そ…
休みの日の運河、日頃誰もいない運河に今日はもう九人の釣りバカさんがいらっしゃって、十人目に私が加わってバカの密度が一挙に増して賑やかである。 顔なじみの年金ジイちゃん、朝暗いうちから投げてたそうで、一投目からチヌが来たと言って手を広げて見せた。デカイ、50センチ幅あろうか。それで次のが大体予想できた。キスはこのくらいのが三匹と言って広げた手の幅は40センチを超えていた。やっぱりだった。
高津川漁協のHPにある「渓流釣ガイドマップ」で見つけた三つの支流を釣ってみることにした。 まず、熊避けの鈴を背負って分け入っても分け入っても緑の渓を流れる横道川で釣る。昨年は鮎釣り大会が熊で中止になっている。注意するに越したことはない。
昔の豊前国は大分北部と福岡東部にまたがっていて豊前四川というと大分中津の山国川、福岡京築の今川、祓川、岩岳川になる。山国川は山国川漁協、今川祓川は京二川漁協、岩岳川は岩岳川漁協が管理している。それぞれ英彦山に育てられて小さいながらも川は萎びず魚も枯渇しない。 四川はどれも女性名詞にしたいくらい女性らしいツンデレぶりを発揮してくれて、こっちは泣いたり喜んだり、楽しくさせられている。 実は久しぶ…
久しぶりに投げた。 顔認証で餌を買ったけれど店の冷蔵庫には30gのが一個残っていただけで、ああ投げの季節になったのだと思われた。 さて若松岩屋で投げる。 今まで使わせて貰っていた広場が駐車料五百円、管理している海の家は閉まったままで誰もいない、誰もいないからかえって黙って駐める気にはならないでいる。相変わらず肝が細い。 そそくさ準備してブン投げたけれど、なんか落ち着かないので海を変える。
前回、ちょっとばかり大きいのを二度も逃がしていたので、それをジェッタイ釣ってやるぞという気持ちばかりを連れてまた釣り旅に出た。 次の次の日に行ったわけで、もうどこまでが情熱でどこからが病気なのか分からなくなっている。 よくよく反芻してみるに、二度とも瀬の模様からして所謂ダウンクロスで抛らなければならず、それも速い流れだったし、魚の口元に届いたフライを真っ直ぐすっぽ抜くということになり、これ…
一日中、釣りだらけというテレビが始まって、それはそれは楽しくてこっちも始終付き合っていた。でもやっぱりいつの間にか飽いてしまって、好みのものしか見なくなった。投げ釣りか鮎釣りかフライフィッシングである。 それ以外となるとエド君あたりになるか。でもエド君、神社を参拝するときに帽子を脱がないんだ。飯を食う時もそうだ。 だいたいコンテンポラリーなら、そうしたことはわりと小うるさく言われていただろうに…
なんとなく眠れずにいて遠出は無理、では、と去年初めて出かけてちょっとばかり楽しかった大分川の小さな支流に行った。喜寿アングラー向きの優しい小河川である。 途中、コンテンポラリーなジイちゃんペアーと会った。餌釣りだった。二人が助け合って渓に降りる様子は好ましいものだった。 鮎釣りを教えてくれた同級生は今は病に倒れリハビリに励んでいる。熊野、四万十、仁淀、球磨川、一緒に遠征したことは楽しい思い出の…
疾風のように現われて疾風のように去って行った孫たちにとり残されたジイちゃん、孫と行く予定だった海釣りもサーカスやら資さんうどんやらで結局行けずじまい。積んだままの道具を連れて運河にブン投げに行った。フライにうつつを抜かしていたので久しぶりである。
熊本に赴任して結婚、次の年に阿蘇へ転勤となった。運良く新築したばかりの社宅に入ることが出来て生活は快適だった。夏は掛布団がいるくらい涼しいし冬は温泉があった。すぐに子供が出来た。 男だったので義父が鯉のぼりを送って来た。吹流しに真鯉緋鯉、子供の鯉が青と赤も付いて一揃いあった。だが、社宅だから敷地内に柱を立てるわけにはいかない、それで社宅を囲むフェンスに柱をくくりつけて、とりあえず真鯉だけ泳がせる…
初めは筑後の予定だった。矢部川で掛け損ないがいくつもあって次は根絶やしにキャッチしてすっからかんにリリースしてやろうと思っていた。 そのうちGWに突入。家族が集まると、生ビールを樽ごと買ってセットになっているレンタルのビールサーバーに繋いでジョッキで飲る、樽からサーバーに繋いで飲る味はビアホールに決して負けない。だが楽しくて限度を超えたか、酒が腰に響いて長距離はきつい。それで豊前に方向転換して…
島根県の高津川から帰って福岡の渓に行ってみた。高津では、小さかったけれどツ抜けくらい掛けることが出来ていたので、福岡ならもっといけるに違いないと思った。 福岡では桜が散ったと思…
匹見川の下流のどのあたりまで山女魚はいるのか漁協に尋ねてみた。思う存分フライ竿を振ってみたかったからである。 結論から言うと魚影濃く放流された所で釣りをした方が、いるかいないか分からない所で釣るよりいいです、ということだった。もっともなことで、それで教えられた川を漁ってみることにした。
大海原で投げてみたくなって三里松原に行った。久しぶりである。 早朝、雨雲に覆われて浜は空も砂も湿って重い。鬱々とした天に向かってブン投げるのである。 …
先に大雨が続き、次は強風、川はまだ落ち着かない。川が荒れりゃあ海、ということでまた運河に行った。 岩屋から三里松原、新松原、さつき松原、勝浦、と響灘から玄海灘にかけて良い釣り場があるのだけれどこの日も安近短の運河なのである。
豪雨は豊前を避けたか、清浄の水はやや嵩を増しただけでたっぷりと瀬を覆っていた。
梅雨空の下、たっぷり水を含んだ空気が垂れ込めて手でグルグルかき回したらしとど雨になって落ちそうな気配であった。 またまた運河。ちょっと具合がいいと、繰り返しの向こうに未来がある、なんてうそぶいて通い詰める、山国もそうだった。淫するともう情熱ではなく病である、けれどちょっと明るい病気ではある。
マジ、渓に行くというと熊本五木あたりになってしまう。 宮崎の五ヶ瀬川も案外近いと分かってここにも何度か通った。だがそれも昨年までで、日之影川で一度きりのライズを掛けただけで終わっている。
またまた山国に出かけた。 釣行が重なると、どこからどこまでが病でどこからどこまでが情熱なのかよくわからなくなってしまう。 本流にも鮎。 この日は本流で…
解禁を迎えた山国川に行った。山国川の解禁日は他よりちょっと遅れて10日である。だが本流の、馴染みの瀬で去年の夢をたどってみたけれど超絶スカタンの憂き目にあった。どこにも魚がいないのである。
テレビじゃ猫も杓子も出てくるたびに顔貌が激変して、これは誰だ、と思ってしまう。整形外科のことをプラスティックなんとかと言うので、ははあ、鼻にプラスティックを詰め込んだりするので、そう言うのかと思っていたけれど、美容整形ではコスメティックというのだった。
同じことの繰り返しのうちにちょっと未来が顔をのぞかせることがあるそうで、それならとまたまた運河に行ってみる。 いい季節になって運河にははや二人の投げ師、二人とも還暦くらいの若造で…
ほぼ全国で鮎釣り解禁、で豊前四川の祓川に行った。一番近い鮎の川である。九州では無名河川と言ってよい。 8mの竿でも向こう岸に届いてしまう川幅だが、他に争うような釣り人もいず、ゆったり瀬を占めることが出来る。魚はただ小さいというだけで、わが縄張りを侵した鮎には相応の反撃を見舞って、ミニマム王者重岡並みの戦いぶりである。それに美味い。
川辺川は球磨川の支流であるが、その川辺の支流の五木小川の、そのまた支流に行った。大通峠から湧く川で、ちょっと秘境めいたところだ。 昨年終盤、極豆ヤマメが釣れた瀬である。1年経てばもう一尺ほどに育くまれておるぞ、とワクワクしながら瀬に降りたけれどやっぱり釣れたのは極豆ヤマメばかり。昨年の夢を今日も見る。
いい映画を観た。 イーサンホークとルトガーハウアーが二人並んで釣りをしている。ルトガーが言う。魚は人の内から光るモノがわかる。それがお前には無い、だから釣れないのだ。それは俺のような老人にしかないモノだ。なんていうところがあってたまたま観たので文脈は知れないけれど、ちょっと嬉しがらせてくれた。
「亡国のスパイ」というテレビドラマがあった。 内容は退屈だったが終話まで見てしまった。何が面白かったかというと、スパイが飲むウヰスキーグラスがどれも丹精のこもった逸品に思えて楽しませてくれた。これも演出なのだろうけれど、グラス一つ一つがこっそり伏線になっていたりして、グラスが登場するたびに立ち止まってしまう。 そういう小道具の細部には何か深い考証が極められていてようでドラマの展開以上に楽しませ…
日本中がGWで沸き立っているので古希ジイも人波の坩堝の中で沸騰してみたいと海へ行った。もちのろん、ブン投げに行くのである。 目指すは山陰の砂浜、毎年この頃からシロギスがウジャウジャ押し寄せてもう魚だらけというありさまで、ウホウホ、の予定だったけれどどっこも人もいなければ魚もいない。
テレビを視ていると、釣り人が「バカかお前」と呼ばわった。バカ呼ばわりを聞いたのはこれが二度目で、これだと他にもあったかもしれない。同行の釣り人にもスタッフにも言った。 一緒にいた孫娘、言った方もそうだが言われた方もニコニコ笑って、なんか好かん、と言う。 バカと言われたってテレビに出たい、出てちやほやされたいという人がいて、それだとニコニコしていられるかもしれない。もしかしたら彼らには深くて強…
見ましたよ、タイガージェットシン、馬之助と一緒にね。 プロレスには全く興味がなかったけれど、まあ面白いからと会社の後輩たちに連れ去られタクシーに乗せられて若戸大橋を渡って、今は区役所になっている若松体育館へ行きました。 もう40年も前のこと。
五木は藤の真っ盛り、そして豊前四川でもそうだった。魚は催促されたようにフライを追って来た。数は少なかったり小さかったりするけれど、自身の腕と運のことを考えると文句はない。 登山道…
五木から帰って薄ぼんやり追憶に耽っていると、皿倉山が海に行ってみないかとささやく。そうだった、ジイちゃんには海もあった。投げ釣りの身軽さ、パッと海へ、それでカーティスシーの運河へ行った。
解禁釣行の時、相良を流れるこまい川でちょっと楽しい思いをしていたので今回はこの川から始めた。 藤、繚乱。いよいよフライの季節だ。 身支度し…
先日、師匠の家へ。 丹沢の一匹、こけてネットを傷めたこと、グリパラで掛けたことなどを報告した。 そうしたらやっぱりネット枠をくれた。もう使わないからといってハサミ、フォーセップもくれた。私のグリパラを見てちょっとメリハリが足りんといってグリズリーもくれた。手ぶらでは帰さんところが師匠らしい。