解禁釣行の時、相良を流れるこまい川でちょっと楽しい思いをしていたので今回はこの川から始めた。 藤、繚乱。いよいよフライの季節だ。 身支度し…
春はフライフィッシング、夏は鮎釣り、秋、冬にはキスめがけて投げたりしながら余生を凌いでいる喜寿ジイの釣り日記です。
現役を退いて、高校の同級生ら気の合うトモと釣りをしてきましたが、高齢で病を得るものも出て、今は独りで釣ることが多くなりました。 いきおい、記事も近場の釣りだったり思い出すことだったり。それでも読んで下さる方がいらして、そんな深い愛を励みに綴っています。
「ブログリーダー」を活用して、ポンデローサ牧場さんをフォローしませんか?
解禁釣行の時、相良を流れるこまい川でちょっと楽しい思いをしていたので今回はこの川から始めた。 藤、繚乱。いよいよフライの季節だ。 身支度し…
先日、師匠の家へ。 丹沢の一匹、こけてネットを傷めたこと、グリパラで掛けたことなどを報告した。 そうしたらやっぱりネット枠をくれた。もう使わないからといってハサミ、フォーセップもくれた。私のグリパラを見てちょっとメリハリが足りんといってグリズリーもくれた。手ぶらでは帰さんところが師匠らしい。
平成の中頃から高津川に通いだした。二百キロの高速を朝駆けして2時間、インターを降りてすぐの上流域からが釣り場である。 初めは放流魚、それがひとしきり釣り人を楽しませてくれた後、お盆過ぎから次の鮎が海からやって来る。時々山女魚も掛かってこの川が本物の清流であると気づかされる。
丹沢湖へ出かけた。タンザワ=フライという裏も表も一緒くたになって名所巡りのお上りさんを刺激する。 57もの橋が架かってい…
久しぶり新幹線に乗った。 途中大きなバッグを抱えた女の子が乗ってきたのだが、なんとその中に犬が、それも二匹。新幹線が動物同伴可とは知らなかった。犬だと後で気がついたくらい大人しい犬だった。 春休みですぐに席がいっぱいになった。東洋西洋入り乱れて、このまま海に漂えば国籍不明船として撃沈されるに違いない。
一昨年、昨年と解禁を日之影川で迎えた。昨年は結局一回ライズがあってそれを掛けたという僥倖の一瞬のみだった。
さて、三日目、最終日。 一日目と三日目は移動だけに当てているのだが、一日目は前夜から超睡してよい朝を迎えていたので老体もしっかり立ち上がって釣りに向かうことが出来た。一日目も二日目も宿でよく眠ることが出来た。晩飯食ってウダウダ酒を飲んでいるうちに寝てしまった。五木の温泉も効いた。ペンションでションベンにも起きなかった。ダハハ。 もう涅槃の準備に取り掛かっているのかもしれない、それで爽快に三日目…
二日目。 今季初めての遠征なので昨年ちょっとばかり楽しい釣りをしていた瀬を巡ることにしていた。この日は栴檀轟につながる瀬である。午前の早い時間に着いてしまいサブイ。 昨晩の雨が雪になっていて瀬は冷たい、水温8度、気温は1度、空も水も人も一緒に震えている。魚もそうなのか、ここは橋からのぞいて魚が見えたらフライを追って来るのだが、やっぱりいない。
一日目。 五木の道の駅で遊漁券を買う。 知事選の公示があったばかりで、ダムには反対と賛成、それに中立。中立とはどういうことだろうか。 五木の人は反対が多いと聞いているけれど、千年の自然より人一人の命と言われれば黙るしかない。
京二川の、解禁日に餌釣りに先を越されていた瀬に行く。 今日は独り占め。昼、瀬は平水、水温10度。時折陽が差して気分も軽快である。 今日のウェポンはミッジニンフ、虫も飛ばずライ…
あの、遊漁券の要らない、つまり漁協の無い釣り場の話は雨で流れた。それで一人で近場に行くことにした。実は師匠からの誘いがなかったら、ここに行くつもりでいた。ちょっといい噂を聞いていたのである。
梅が咲いて、地酒研究会から案内が来た。 長男が学生時代に学んでいたサークルで、その仲間が卒業して地元に残ったのが年に一度、新酒が出来る時期を見計らって、まるで七人の侍の盗賊のように酒蔵荒らしにやって来る。学生時代にワタリをつけていた酒蔵に集まってやっているのだが、利き酒会という名目で同窓会もやっているのである。
師匠から電話があった。 解禁はどこか予定しているのか、熊本に行くが来るか、と聞くのでハイと答えた。遊漁券の要らないつまり漁協の無い川があるらしくてそこに行くという。大丈夫なのかあ。まあイエスがあってノーの無い世界だから仕方がない、ついていくしかない。
目が覚めると皿倉山が朝日に赫々と立ち上がっている。こらあ行かないかん、とそそくさ準備して走る。 前回荒れて出来なかった海だ。実績もある、といってもこの冬はせいぜい五匹なのだが。 …
夏のものとばかりと思っていた魚が、冬の鈍色の海からパッと輝きながら現れて、それを狙っているのに、やっぱり驚かされる。 それで、冬の海にキスを追うオッカケジイちゃん釣具屋でコケブを20g買う。餌を売っているくせに店員が、投げでキスですか、こんな寒い時に釣れるんですか、と聞いてくる。釣れるくさ、当たり前やないか。
全く釣れず岸辺に腰掛けてウスボンヤリ川を見ていると川舟が近づいてきた。私の座ったところが舫場らしい。腰を上げながら挨拶して言葉をかわした。そんなことがはじまりで親しくするようになった。 その日もK君の家に寄った。 いい時に来た。この前の雨で増水していたがやっと川も落ち着いてきた。それで鮎が動き出した。この二三日、誰も竿を出していない。今から夕バミが始まる。
夏のものとばかりと思っていた魚が、冬の鈍色の海からパッと輝きながら現れて、それを狙っているのに、やっぱり驚かされる。 それで、冬の海にキスを追うオッカケジイちゃん釣具屋でコケブを20g買う。餌を売っているくせに店員が、投げでキスですか、こんな寒い時に釣れるんですか、と聞いてくる。
漁協から寒中見舞い状が届いた。読んでみて漁協が店仕舞ということを知らされた。 ずいぶん前のことだが、鮎釣りを教えてくれた大先生で高校の同級生が佐賀で小さい川を見つけてきた。確かめようと地図を広げても指が迷ってしまう。 天山からの湧水があるらしく土用の頃でも水は冷たい。直接海からやって来た鮎が秋口でも若いまま瀬に差してくる。 合歓の木、カササギ、赤とんぼ、川は魚だけのものではない。赤トンボの…
久しぶり海に行った。 皆さんのお仕事が始まる頃に海に着く、気の毒なね、ダハハ。 風は南から東、それも強い。海を煽って波頭にウサギが跳び始め南でもコチでも冬だからやっぱり冷たい。
七尾に友達がいて、学校が夏休みになると家までついて行った。 窓の外には七尾湾、見ると大きなワタリガニが泳いでいる、それが夕飯になると湯気を立てながら山盛りで出てきた。母上はこんなものしかなくてと気の毒がっていられたが私一人で食い尽くすと毎日出てきた。 伝馬船で沖へ行く。竿は要らない、アサリを刺して透けた海に落とすとキス、アイナメが釣れた。タコも来た。糸を手繰って舟に放り上げる。みんなその日の晩飯…
梶原川はC&Rの川だから、魚は釣人にさんざん扱いまわされてタフに生まれ変わっている。これを掛けることはまことに至難であるが、もし掛けることが出来れば・・・・、とここまでで終わってしまう。 だが残念なことにこの日は増水して泥濁り。
久しぶり運河に行ってみることにした。 三月終わりにブン投げて二匹の運河伝を年金仲間には伝えていたけれど、二尾では不満なのだろうか、だーれもいない。 着いたのはようやく陽が射し出した頃、しかし風が強い、冷たい、サブイ。負けずに投げる。潮は速く東に流れている。
どうせ帰り道、阿蘇の白川に行ってみることにした。五ヶ瀬から30キロ、遠い道のりではない。 川の近くに蕎麦屋があって大将はフライマンらしい、蕎麦食って川の話でもと思いながら着くと休みだった。 漁協に教えてもらっていた釣場へ行ってみると泥濁り、ここも工事をしている。
日之影の水は深く澄んで空気は濃い、だが魚はいない。詳しくいえばワタシのフライを追うのはいない、と言うべきなのだろうけれど、そんな魚はいなかった。
響灘のつらい投げ釣りのことを忘れかけていたら風の噂が届いて来た。 ついこの前、運河でキスを掛けた年金仲間がいて20センチくらいのが何匹か来たらしい。 フライを巻くのにも飽いていたのでちょっと行ってみることにした。
高津川の師に近況を報告した。 苦戦しているというと、様々諭されることがあって、やっぱりまたキャスティングに連れ戻されそうになった。しかしもう走り出していたので聞く耳なんか持つわけないジイちゃんは、今の気分に合うものだけを耳に挟むことにした。
昼前に野峠越えで山国川に着いた。 ほころび始めた岸辺の梅も、それはそれで美しい。 …
フライはあげな風だったから四月まで待つことにして、それで投げに走った。
三月の末くらいまで待たなくては、と分かってはいるのだけれど、やっぱり出かけてしまうのは、陽気のせいである。日中、二十度を超せば魚だって浮かれてきっとフライを追うはずである。 今度は日田。 ダム上の、ちょっとした集落があるあたりでフライを飛ばせるところまで上る。テンカラでいくらか楽しい思いをしていた瀬だ。
五ヶ瀬の遊漁券は年券だが日田と山国は年度券でもう少し楽しめる。 それで耶馬渓に今季初釣行となったのである。 槻木までの瀬が広くて好きである。…
最終日、やっぱりあのウジャウジャの瀬に行ってみた。 いる、まだ溜まっている。
さて三日目。この日は解禁前日にした川見の後をたどってみることにした。全部初めての川や瀬だ。 まず行ってみたのは桑野内ダム上流。ここから馬見原までは熊本県なので蘇陽漁協が仕切っていて別の遊漁券がいる、ということを初めて知った。
解禁日。 まずは天岩戸神社で必釣祈願。 なんと、前日の川見ではからず…
響灘で遇った年金仲間が言うには、運河でカレイを狙っていたらキスが掛かった、一匹だったけれどいい型だった、と。 時はついこないだと聞いたので、運河にも残っていたのだと嬉しくなって早速行ってみることにした。ただ場所までは聞き及ばなかったので、たぶんしばしば一緒になった運河公園と思いきめて行った。
二回続けて超絶スカタンを喰らっていてすっかりめげていたけれど、あっという間に立ち直ってしまい、それでまた響灘に行った。 …
響灘で年金仲間が一匹だけれど型のいいのを掛けていたので、そのおこぼれを頂戴してやろうかとも思ったけれどちょっと頑張って長門まで出かけてみた。 青海島の海峡には冬でもキスが潜んでいて数は出ないけれど丸々と脂が詰まったのが掛かって喜ばせてくれる。
朝早く目覚めてこづきながらションベンに起きる。窓から皿倉山を眺めているとウスボンヤリの脳みそに血が通い始め、今日は快晴釣り日和、昨夜から準備にかかっていたではないかということに気づき始める。
当分のフライを巻き終えた。10番から20番までの色や形違いを含めていろいろ巻いてみた。 雑な巻きようでアップに堪えない。 以下、…
響灘の手が届く海にも越冬キスがいたのであの山陰でブン投げればその何倍もの釣果が手に入れられるのではないか、と勇んで出かけた。 目指すは油谷湾、この日は久しぶりの好い天気、それで日差しが清浄の海の底にしっかり当たって魚を喜ばしにかかる昼前を狙った。
正月の投げ始めに真冬の運河だったらここしかいない由利徹筋でスカタンをくらっていた。ここがダメなら響灘にはキスはいないとあきらめかけたけれど、やっぱり往生際が悪くて、ひょっとしたら他の深い海にひっそり暮らしているのではないかと探してみることにした。