メインカテゴリーを選択しなおす
響灘の手が届く海にも越冬キスがいたのであの山陰でブン投げればその何倍もの釣果が手に入れられるのではないか、と勇んで出かけた。 目指すは油谷湾、この日は久しぶりの好い天気、それで日差しが清浄の海の底にしっかり当たって魚を喜ばしにかかる昼前を狙った。
ようやく風と波が和みだした。 それでちょっと遠出して油谷まで行ってみた。 軽く握りかけた右拳のような油谷半島の甲のあたりに大海原があって、壮大な日本海を相手に投げ釣りを楽しむことができる。
今日は、100キロ、油谷湾まで走った。特牛の倍である。 右手を軽く折り込んだ形の半島で、甲の辺りの日本海の偉観、そして、タナゴコロに抱かれたようにひっそり点在する港、どれも投げ釣りの味わいが尽きずそれぞれに楽しませてくれる。 薄明に家を出て朝8時には油谷の港に着いた。峠越では0度の気温が今は6度、今日は快晴で最高気温は11度の予報である。 ここは、投げを始めた頃、低温注意報が出ていた日、みぞ…
スカタンとも、♪今日でお別れね、と山陰へ走る。 山陰は堅い、約束の地である。 なんで九州より寒いはずの山陰にキスがいるかというと、たぶん海が澄明で陽光を透き映すからではなかろうか。温暖の直射を受けた魚は血をたぎらせる。 途中、ホウセングリに寄る。波止先端まで行ってみると竿を置いたまま若い二人がひっつきもっつきして離れない。 いくら野ざらしの自転車サドルくらい干からびてはいても、分別はまだちょ…