週末、世田美で最終日の横尾忠則展を見る。横尾忠則といえばボクにとってはY字路の人である。ボクの写真も彼のY字路の思想から影響されているので道路の写真が多い。一枚の中にどれだけ色んな世界をおさめられるか、という事を考えると町の景色ほど面白いモノはない、特にY字路はそう思うのである。
2ストほどじゃないけれどロータリーの甲高い音はわくわくする。 装着してから一年以上、だいぶレモン色になってしまったイエローバルブを入れ替え。今度はハロゲンバルブに黄色キャップを被せる強烈黄色、さらに暗くなるけれどボクら世代はやっぱりコレです。ザ・'80ズ。消灯時でもライト内が黄色く反射しているのが良きかな。
エランS3は先輩が乗っていて、峠で後ろに付いた時の後ろ姿、軽快で豪快なコーナーリングは今でも脳裏に焼き付いている。当時ボクはトライアンフTR4だったからいつもどんどん離されていった。ボクが上京したのち、その先輩はエランを売ってポルシェ911を買ったと年賀状で知らされて、あの後ろ姿がさらに遠くなるような気がした。 さて、レーシングエラン26Rといえば浮谷東次郎が真っ先に浮かぶ。彼の著書「がむしゃら1500キロ」はやはりボクも同年代の頃に読んだ。もう内容は覚えていないけれど無性に二輪に乗りたかった頃なので影響されたような気がする。この本は引っ越しの際におそらく処分してしまったような覚えがある。 が…
出張中に泊まった古い旅館の座卓には古びた花柄の魔法瓶が置いてあった。翌朝にはすっかりぬるくなってしまったお湯でお茶を入れながら、安村崇の「日常らしさ」で表現されている居心地の悪そうな花柄魔法瓶を思い浮かべてみた。 「日常らしさ」というふわっとしたタイトルに相反するような英題の「Domestic Scandals」という毒のあるタイトルの付け方も安村さんらしいセンスである。 日常らしさ 作者:安村 崇 オシリス Amazon 花柄家電全盛期に生まれたボクはやはり花柄に囲まれて育った。魔法瓶やジャーはもちろん鍋やグラスやカップ、食器棚まで花柄だったのを覚えている。このように物心付いた頃から台所は花…
今の仕事は定年はないけれどそんな歳までこの仕事はしていられるだろうか。巨匠と呼ばれるようになればいくつになっても仕事はあるだろうけれど、自分ごときが60歳を超えて仕事がもらえるとは思えないし、代替わりした若いクライアントがわざわざフリーのジジイに仕事を頼もうとは思わない。以前、付き合いで60代のデザイナーに仕事を頼んだころがあるけれど、その発想とアイデアはかなり乏しいものだった。やはりクリエイティブな分野は確実に若い発想の市場であり、定年後もフリーで稼げるような仕事でもない。そう考えると因果な商売を選んでしまったなあと今になって少しだけ後悔している。近い将来は年金崩壊もあり得るだろうし何か食い…
地域タグ:横浜市
東京照片406
週末はガチ絞り込み仕事なのでセンサーの清掃でニコンまで。Zシリーズを使い出してからもレンズはほとんどGレンズを使っていた。最初は抵抗があったマウントアダプターのFTZが意外にいいのである。Zレンズいらないじゃんってくらいにいい。がしかしアダプターの分の出っ張りはどうしようもない。長玉を付けるとかなりバランスが悪くなる。とはいえレンズも一気にZにシステム替えするような財力はないからしばらくはこのままでオケ。 東京照片405
70年代ヨーロッパのF2で活躍し、その後日本人初のF1世界選手権に出場した桑島さんはボクのひとつ隣の席で焼酎を飲みながら「GTカーレースもいいけれど、やっぱりフォーミュラーは別物なんだよ」と言った。そして焼酎のおかわりが進みどんどん饒舌になった。確か1975年か76年、レースに参加するために自家用車で東京から鈴鹿に向かった。走り出してすぐ、一緒に出た高橋国光さんと競走になって東京から鈴鹿まで3時間かからなかったという。まだ新東名も伊勢湾岸道もない頃である。ボクの向かいに座っていた一昨年ミジェット1500をエンジンブローさせた清野さんは烏龍茶を飲みながら「俺は510ブルで渋谷から用賀まで5分とい…
オークションにて珍しくスタンダードクーパー(998ccクーパー)が出品されている。日本では今やクーパーSより少数の希少車である。そこへ遽知識の御仁たちが愚かな質問を投げかけている。 ▶︎説明ではクーパーと記載されていますが、クーパーであればツインタンクのはずなのにそうではないのでミニ1000だと思うのですが、ご確認お願いします。▷クーパーとクーパーSの違いを知らんがかや?もっと勉強してから意見せいや。 ▶︎本車両の足回りはハイドロでしょうか。▷エンジンルームの写真見てわからんかえ?ハイドロの配管見えとるじゃろ? と、出品者の苛立ちとココロの代弁をしてみた。まあ大抵こういう御仁は購入には至らない…
地域タグ:渋谷区
考えてみれば初めてトノカバーを付けて走ったかもしれない。100km/hを超えると風が中に入って浮き上がり先端のホックが外れてしまう。結局押さえながら走るという馬鹿馬鹿しさ。カニ目のトノカバーはしっかりしていたのでホック問題ありの改良必須。トノカバーは冬は暖かくて便利だけれど、滅多に幌は開けないし、開けても幌カバーで済ませてしまうからほとんど出番はない。セキュリティを考えればあると便利なグッズだけれど。帰庫後ああ面倒くさいなあと幌を戻しながら、ミジェットだとMK2までの組み立て式の幌が一番いいよなーと思う今日この頃。組み立て式とはいえ意外に素早く脱着できる。見た目も泥棒みたいに背中に幌を背負わな…
ステージのスチル撮影はスクワット数百回に匹敵する。撮影にはサポーターレギンスがいいぞ、と大先輩のミウラさんに教えてもらって僕もとうとう履くようになお年頃になった。三浦さんはとにかく撮りまくる。どこかの雑誌インタビューで「撮った写真を選んでると寝ちゃうんだよね」と言っていた。これあるある同じ、おおオレもやっと三浦さんに追い付いたか、ってウデじゃないよ、撮る量だけ。まだ彼は現場で撮り続けているだろう。
Beyond The Century - Shovelog
再撮行為 - Shovelog
屋根を開けて走るとまだ肌寒い。西の空に見えた金星がもすごいスピードで追いかけて来た。
オースチン・ヒーレー・スプライトの呼び名は英国ではバグアイ(昆虫の目)、米国ではフロッグアイ(カエルの目)、日本だとカニ目と、親しみを込めて擬人化ならぬ擬獣化?されているけれど、映画「カーズ」の擬人化車にすっと溶け込めるのはこのスピードウエル・スプライトだろうか。 これほど生き物の表情に近い車はあるだろうかというくらい可愛らしい。小さく開けたクチとハチワレ顔は女子受け抜群のようである。セブリング・スプライトも同じような顔になっているけれどクチの小ささでこの子に軍配があがる。ベースとなったオースチンヒーレースプライトMK1の当初のデザインはおそらくこの顔に近かったと思われる。諸外国の法規によりヘ…
地域タグ:浜松市
佇まいがいいという判断はどこでするのだろうか。個人の美意識での判断になるだろうけれど多数の意見が揃えばそれは佇まいがいいという事になるだろうか。住宅はもちろん街並みにも佇まいの良し悪しが気になったりする。自分の乗り物も佇まいを重視する。どんなにいい車であっても佇まいが悪ければそれは購入しない。旧車は特に佇まいに差異が出る。よくある話で、中古車を選びながら現車を見て、ひと目でピンと来たというのはおそらくその佇まいが良かったという事だと思う。自転車ももちろん佇まいがよくなるように組み上げる。たとえ街乗りチャリでも。フレームの大きさはもちろん三角形のバランスとホイールベース、ステムとシートピラーの出…
地域タグ:八王子市
黄昏てく 街よ。
「ブログリーダー」を活用して、hondayさんをフォローしませんか?
週末、世田美で最終日の横尾忠則展を見る。横尾忠則といえばボクにとってはY字路の人である。ボクの写真も彼のY字路の思想から影響されているので道路の写真が多い。一枚の中にどれだけ色んな世界をおさめられるか、という事を考えると町の景色ほど面白いモノはない、特にY字路はそう思うのである。
気温34℃の午後14時。暑さに弱いカニ目を横浜から回送。首都高3号線の渋滞で水温計が100℃を示す中、ニードルとジェットを新品に取り替えたカニ目は実に安定してアイドリングをしていた。完璧なキャブ調整である。エンジンオイルもミジェットで酷暑を何度も乗り切った実績のあるオイルを入れてあるので油圧低下も酷くない。安いオイルだとこの過酷な状況下で粘り切れない。ヒロコーかアマリーの二択。このオイルなら夏でもオイルクーラーも必要ない。しかし東名高速の長い上り坂では走っていてもぐんぐん水温が上がっていくのは小排気量車の辛いところか。高速を走りながら電ファンのスイッチを入れる頓珍漢な事は避けたい。今年の夏は長…
絶景日本1021 - Shovelog
絶景車景34 - Shovelog
久しぶりに映画を観る。配信されたばかりのリーアム・ニーソンの「プロフェッショナル」。リーアムといえば96時間だけれど、本作はアクションメインではなくてもっと重たいもので、まさに北アイルランドの曇天のようなどんよりした映画だった。ボクもよく理解できていない複雑な事情を抱えた北アイルランドのお国模様。背景は1974年ということで、古い英国車がたくさん出てくるのがボクにとっては見所のひとつでもあった。主人公のトライアンフ・スタッグサルーン、相棒のフォード・カプリ、爆破されるローバーP6、アイルランド共和軍のローバーP5、町を横切るモーリス・マイナーや駐車してるウーズレーホーネットやミニなど。これらの…
絶景日本1020 - Shovelog
絶景東京763 - Shovelog
絶景新橋762 - Shovelog
筑波サーキットの食堂は人気がある。というか、とにかく近隣に食堂がないからレース開催日は相当ごった返してお昼時には長蛇の列となる。薄暗くてだだっ広く飾り気など一切無い室内に昔ながらのパイプ椅子とテーブルという空間は幼き頃の遊園地の食堂みたいで昭和レトロ感満点である。ボクはここのモツ煮定食がお気に入り。愛知県のモツ煮(ドテ煮)は赤味噌に少しだけ甘みを加えた濃厚な味付けだけど、ここのモツ煮は白味噌であっさりのシンプルな味付け。これが意外にツボでハマっている。ただしひとつ残念なのは、定食ゆえにモツ煮と同じ味の味噌汁がセットになっているのが微妙。味噌ラーメン定食に味噌汁が付いてくるようなものである。今度…
昨年は何度か車内で熱中症になりかけた。エアコンなしの車で4夏を過ごしてみてそろそろ泣きが入った。軽四でも買おうかとかねてから気になっていた車を調べて見る。しかし何故かその現車をほとんど見たことがない。発売から十年経っているのにまったく走っていない。そんなことないだろレア車じゃあるまいし、と思うかもしれないけれどマジで居ない。というか都内は軽四がほとんど走っていないのである。走ってたとしても貨物車か他県ナンバー車のみ。びっくりするくらい居ないのである。周りの月極駐車場を見渡してみてもどこにもケイは停まっていない。近くのディーラーにも展示車でケイは置いてないくらい徹底的決定的に需要がないのである。…
絶景新橋759 - Shovelog
取引会社の担当者が変わりましたとの連絡が来た。このあいだ元気にご挨拶してもらった新卒入社の子はふた月もたずに辞めてしまったらしい。近頃ニュースでよく目にする事態が身近にも。ったく最近の若いもんはとつい愚痴りたくなってしまう。もっと真剣に就活しなきゃダメだ。もっと真剣に企業研究しなきゃダメだ。もっと自己分析しなきゃダメだ。もっとOBOGや周りの大人の声を聞かなきゃダメだ。何より大枚はたいて大学に行かせた親の苦労も考えましょう、と、小一時間くらい説教してあげたい。
ああやっぱり、、、押したタイムカードは始業時間を4分過ぎてしまっていた。こういう日に限って朝一にボスからの電話がある。「またか。なんで始業時間に電話に出ないんだ?」こういう日は1日ブルーだ。いつもそうだ。私のタイムカードだけ、毎日のように始業時間を過ぎてしまっている。明日こそはと思っても、どうやってもあと3分、4分が間に合わない。あと5分早く起きればいいのかといえば違う。決して寝坊しているわけでもなく2時間前には起きているのだ。何を着ていくのか迷っているわけでもない。お洒落な方だけど、そんなに洋服選びに時間はかけていないつもりだ。お昼ご飯も買わずに寄り道無しでまっすぐ会社に向かっているのに。何…
空気が重たい梅雨空の日の夜は首都高の音がいつもより響いて聞こえる。その唸り声は少し怖いくらいに感じる午前2時。そろそろ寝ようか。
我が家からすぐの歩道橋。なぜか夜になると歩道橋の上にゲ▢があちこちにばらまかれている謎。先日、大学生のムスコと学生気分で焼き肉をオーバードーズした帰りしな、歩道橋を勢いよく登った途端に具合が悪くなってしまった。ああトシだなあと感じるとともになるほどこういう事かと妙に納得。歩道橋は繁華街が近く、近隣にはお酒を出すお店が沢山ある。アルコールをオーバードーズしてしまった人は歩道橋を登った苦しさでゲ▢してしまうのであろう。歩道橋を登ることがある年齢から重運動の部類になるようである。若い頃にはまったくわからなかった世界の謎が年齢を重ねてわかるようになってくる。
久しぶりにイコールでフレンチクルーラーを買う。相当な人気店なので平日の朝10時半でボクの前に14人も並んでいた。時間帯もあってかさすがにおじさんはボクだけで、西原・上原マダムに囲まれて肩身狭く並んでみる。あの事件を知っているボクらはよくここまで人気店に作り上げたなーと関心しつつ、あまりに長い行列にさすがに止めようかと思ったけれどそれでも20分ほど並んでフレンチクルーラーをゲットした。ミスドくらいしかフレンチクルーラーを食べたことが無いおじさんがエラそうに語るのも憚られるけれど、ここのフレンチクルーラーは日本一うまいと思う。このフレンチクルーラーとナタ・デ・クリスチアノのエッグタルトはこの世の終…
燃調沼。旧キャブ車は濃いめとは言うけれどさすがに濃すぎるだろうと丁度良い具合に薄くするとクソも走らなくなって、妥協点を探った濃いめだとやっぱりプラグが驚くほど真っ黒でオイルも真っ黒。とりあえずオイル交換。この状態でヒロコーオイルを入れるのは勿体ないけれど、車齢を考えてハードなオイルで。 スパルの電ファンはよく冷える。水温は下がるけれど狭いエンジンルーム内の排気熱まで下がるわけもなく相変わらず渋滞はボコつくターンフロー。GTスペシャルの70'sタイヤパターンは50年代車には合わないけれど、70年代に50年代車を乗っているというテイも良きかな。
色々大きな変化があった先週。たぶんおそらくきっと良い方向性なのだと前向きにとらえて新たな人生プランニングを立てる。
キャブ調整しながら平日夜ドラ。どうにも決まらない、涼しいはずなのにパーコレ気味。
絶景東京753 - Shovelog
絶景日本884 - Shovelog
ネット検索に長けていて、それらをさも自分の考えや記憶だったかのようにうまく立ち回る。時には曖昧な記憶をいいことに嘘を付いてみる。その虚像はだんだん膨れあがるが、人間とはいい加減なものでそれが正しい記憶として刷り込まれていく。そしてその人は出来上がった虚像をベースにさらに肉付けを繰り返し空っぽのハリボテとなっていく。
48億円と云われる事業を確かめに都庁までカブで出掛けた。10分もかからない距離だけれど初見。広場に寝っ転がるとビル風が吹き抜けて今の季節は大変気持ちいい。この気持ちよさだけなら4800円の価値はあるかもしれない。しかし果たして100万人がそう感じ取れるだろうか。
決して褒められるものではないし限りなく黒に近いグレーだけれど、選挙ポスターを広告代わりに使うという"発想"だけはなるほどと思ってしまった。まあこれは悪い例だけれど、ボクの仕事フィールドではこういう"発想"を狙っていたりもする。 兎角年寄りになると物事に寛容でなくなる傾向がある。さらにじゃないものに拒絶反応を示す。こんなの写真じゃない、こんなの音楽じゃない、こんなの映画じゃない、こんなの広告じゃない、こんなのありえない、みたいな。趣味嗜好の世界ではさらにその傾向が強くなり嫌悪感をむき出しにする。その気持ちはわからないでもないけれど、もっと脳みそを柔らかくして生きていきたい。新しいモノにフタをして…
夏至で梅雨入り、か。
先月の終わりに約30年ぶりくらいに熱川を訪れた。当然温泉街も撮り歩いたのだけれど現像を上げてみれば「撮らされた写真」が多くてがっかりする。撮らされたというのは "ここフォトジェニックだね、撮りたくなるよね" という風景であり、"これじゃあ観光客のインスタの写真と変わんない"という写真になってしまっていた。古い町並みやそのような場所に行くとどうしてもノスタルジーに振れて妙な美意識が働いてしまう。別にそれでもいいんだろうけれど、撮りたかったものとは何かが違うのは自分でも解っている。わかっているけれど、それが見つけられなくてもう十何年も探している。そんな事を考えていると決まって「まだまだ修行が足りな…
昼間は真夏の暑さだけれど夕方は気持ちの良い風が入って来た10F。エアコンを止め、バルコニーに出て夕陽に照らされる小さな東京タワーを見る。夏がこんな気候なら悪くないと思うけれど、今がまだ梅雨入り前だと思うと少し憂鬱になる。 さて昨日写真機界隈を賑わせた新しいペンタックスのフィルムカメラがハーフだったというのはよく考えたなと思う。どうせスマホで見るのだからタテ写真でいいんじゃないって。カリカリの高解像度は見飽きたしハーフの画の方が一層エモいよって。フィルムは高くなったけれど72枚も撮れるよって。そういえば昔フィルムカメラについてのアンケートがペンタリコーから来てたっけか、確かボクは一眼レフじゃなく…
6月15日晴れ30℃。ゆっくり起きてカブC50の錆びだらけのキャブのオーバーホールに取りかかる。あまりに暑かったのでダラダラとやっていたら夏至に近いはずの空が暗くなってしまい土曜日があっという間に終わる。6月16日晴れ29℃。所用でメグロにカブで出掛ける。帰路はメグロ川を遡り、代官山と渋谷を抜け原宿へ。ルイスレザーを横目で見ながら、ホノラリーで小物を物色。C50は快調になったけれど40km/hでほぼ全開状態の謎。次はクラッチ。ちょっとづつ調整しながら少しづつ原因を探していく。
古びた少年雑誌の着色挿画のように滲んだ水平線が夏をいざなう。
絶景日本875 - Shovelog
絶景日本874 - Shovelog
ミジェットのクラッチが治って調子に乗ってプチ・チューニングを施す。HIFキャブのニードルをBDRに、ダッシュポットスプリングをレッドに交換してみた。BDRに替えてみたらアイドル時の燃調はかなり絞る特性だけれど、中速からの伸びが明らかに変わり4000回転まで実に軽々と回るようになった。久々に効果を体感できるチューニング、作業時間15分、ニードルとスプリングでしめて5千円也。
いつもの旧車ミーティングで一緒になったMG乗りカメラマンは珍しくニコン党だった。聞けばメインはPCレンズを使う仕事と聞いて納得。この日の彼のレンズはライカAPO MACRO ELMARIT-R 100/2.8だった。彼は強烈にこのレンズを推すけれど、中古のRレンズとはいえ結構ないいお値段がするのでホイホイとは買えない。ボクにはピンの決まらないニッコール85/1.4Dがお似合いである。
もう夏、早くも夏。
夜鴉、何を思う 朝ドラなんて観るのは10年ぶりくらいだろうか、別段、法曹界に興味があるわけでもなく、出演者の薄い繋がりから見出した「虎に翼」は気づけば全1/3話に差し掛かっている。そして当然というかいつの間にか主題歌が口ずさめるようになっていた。今度カラオケに行ってみようか、10年ぶりくらいに。
昭和日本代表、高島屋パブリカ。
絶景東京541 - Shovelog
絶景東京540 - Shovelog
絶景東京539 - Shovelog
そういえば2年ほど前だろうか、自宅斜め裏の公衆トイレで何やらロケをやっていた。かなり大掛かりだったのでドラマとは違うんだろうなとは思ったけれどやはりコレだった、ヴィム・ベンダースの「PERFECT DAYS」。上映はすっかり見逃していたけれど、昨日からU-NEXTで配信がスタートしたので早速観る。ベンダースにしては生々しい映像だけれどヨンサンの画角が安定感を出している。何より役所広司力とベンダースの日本愛。ほとんどボクの生活圏が舞台の見慣れた風景がベンダースにはこんなに美しく見えているのかと感慨深く観る。そう、主人公がいつも昼食を食べていた代々木八幡の森はこの季節は本当に気持ちいい。今日の弁当…