筑波のモツ煮が忘れられず自分でモツ煮(ドテ煮)を作ってみた。本来は相当煮込むらしいけれど圧力鍋を駆使して割と短時間で柔らかく煮込むことができた。味は赤味噌で愛知県仕様である。あまりにうまく出来て大量に作ってしまい3日間ドテ煮祭り。若い頃はこんなくせえモン食えるかと嫌いだった事を考えると随分トシを食ったんだなあと思う。
ネットの拾い物で恐縮、1973年ロンドン。当時の車が佳き味わい。最後尾オースチン1800に右にフォードコルチナ、右奥にトライアンフ2000、ジャガーMK2。ミニが2台にロンドンタクシー。向きを変えてる車がちょっとわかりずらいけれど。右にプリンス・オブ・ウェールズ劇場が見えるからコヴェントリーストリートだろうか、車のカラーも当時らしくコダックの色味と相まって70年代感がたまらない絶景感。
どうしても受け入れられないものがあるという話をした。僕の場合はなんちゃってSUVだと言った。四駆のカタチをしているのに2WDだというガッカリ感。いくらトレンドだとしてもどうにも受けいれられない。そんなこと言ったらお前のミジェットだってそうぢゃないか、スポーツカーのカタチしてるのにシングルキャブじゃないか。いや違うんだな、このカタチのミジェットは1961年当時は生粋のスポーツカーだったのだよ。最終型ではなんちゃってになっているけれどルーツはそこにあるのだよ、と話をした。なんなら運転してみなよ、エンジンこそドン亀だけれど軽いボディとクイックな操舵生は完全にスポーツカーだよと話をした。しかしそもそも…
雨のせいで結局今年は桜見物をしなかった。コロナ前は毎年、桜を見るために大岡川沿いを歩いた。日の出町から出発して弘明寺で折り返す往復8キロを歩く。道中、川沿いに黄色のミジェット1500が置いてあるお宅がある。ハードトップが被せてありバンパーレスでセンスよくクラブマンレーサー風にカスタマイズされている。川沿いを歩きながら桜見物とこの黄色のミジェットの生存確認をしてくるというのが毎年恒例となっていた。 目黒川は近いけれど混雑しすぎてなかなか足が向かない。先日は恵比寿まで行ったのだけれど雨が酷くてそのまま戻ってきた。恵比寿へは深瀬さんの展示を観にいった。深瀬さんの集大成というべき展示だったが、松原団地…
千駄ヶ谷の旧い下宿で、ギターを持って低い窓に腰掛けた大学生の頃の父親の白黒写真がある。目線は窓の外を向き、あきらかにカメラを意識して裕次郎ばりのポージングをしている。 高校生の頃、都心からちょっと外れた線路沿いの西日が差し込むアパート暮らしに妙に憧れた時期があった。なぜだろう、時はバブル景気の頃だからそういう世代じゃないけれどたぶん映画とかドラマとかの刷り込みだったのかもしれない。今でもイメージ通りの古びたアパートを見つけると以前そこに住んでいたかような、パラレルワールドで自分が居たような気がするのである。そしてなぜかかぐや姫の神田川が脳内再生される。そういう世代じゃないけれど。
サイズバッチリ、丁寧な良き仕事。
冬という過去 - Shovelog
一昨日の記事で「あのトラウトと」と書いた。この "あの" という言葉を仕事上でも結構使う。商品コピーや紹介テキストなどで「あの大谷翔平が絶賛した」などと表記すれば "メジャーリーグ2021年シーズンMVPで投打二刀流で有名な選手の” という説明をこのあのというたった二文字に凝縮できる。この場合のあのは"人物や事物の性格や評判などが一般によく知られていることを表す"というあので、離れた場所や物を差すあのや会話のきっかけを作るあのとも違い、"今日はあの日なので"とか"毎晩あの声がうるさくて"という隠語としてのあのもあったりして、考えてみればあのは大変便利な言葉のかもしれない。そういえば今はカフェを…
21日にジェネレーティヴAI、Adobe Fireflyのベータ版が公開された。デザインや画像処理、画像作成、映像編集などうまく使いこなせば大幅に仕事の効率がアップする。マンダロリアンに出てくる様な妄想の風景をゼロからAIが作り出すことも可能である。しかしいくらゼロからとはいえ視覚は美意識と同じようにある程度記憶の引き出しからパーツを組み立てて作り出さなければならないだろうし、できあがった風景の良し悪しを判断するのもこれまた美意識という記憶の中にあるものだったりする。結局のところ全く見たことのない新しい風景、視覚というのは人間同様で蓄積されたデータから作り出すAIにはまだ作れないのであろうか。
二つ並ぶモニタの右側は昨日はもちろんWBC。午前中はモニタにかぶりつきっぱなしの開店休業。今回はオオタニサンやトラウトをはじめ多くのスター的メジャーリーガーの出場もあって米国でも盛り上がったようだけれど、サッカーW杯と違ってWBCはMLBの傘下であるために次回決勝リーグが日本開催になることはない。なぜマイアミなのかという事をよく考えれば判る。ベースボールはあくまでも米国のスポーツであってどうあがいてもMLBが頂点なのである。米国民にしてみたらWBCはMLB選手の出身国対抗オールスターゲームのような余興的スタンスであろう。日本での国を上げての盛り上がりと比べるちと寂しいけれど、それでもあの最後の…
地域タグ:渋谷区
オルタネータなら安いリビルド品を買ってチョイチョイと替えればOKかと思うけれど、最近のリビルド品はまったく信用ならず、ルーカスの新品ですら結構な不具合率があるらしい。まあ英国ルーカス電装品の不評は近年よく耳にする。いや昔からか、、。だからこそ古いけれど長年安定している電装品はできるだけそのままにしておきたい所だけれどさすがに赤ランプの前には変えざるを得ない。さらにミジェット1500のオルタネータは純正のステーのままだとオルタが邪魔して1番プラグにアクセスし難いのでステーを変えたいと常日頃考えていた。ただ、あまり位置を下げすぎると今度はオイルフィルターへのアクセスがやり難くなる。このあたりはステ…
車のトラブルに関して言えば、路側帯のない首都高上で止まってしまう事ほど恐ろしい事はない。旧車にとっては最悪の事態である。しかもバッテリー切れともなればハザードランプすら点かないのである。それでも赤いチャージランプを光らせながら夜の雨の中を走ることになった旧い英国車。しかもまったく土地勘のない場所である。スマホのナビに頼って右往左往しながらなんとか四つ木ランプまでたどり着き、ヤケクソな思いで意を決して高速に乗った所で頭をフル回転して考えた。堀切ジャンクションから箱崎経由で帰るか、小菅ジャンクションまで行って板橋経由で帰るか、どちらが近いだろうか。後で調べてみたらC2ルートもC1ルートもほぼ一緒の…
地域タグ:杉並区
仕事を終えた23時、小雨の中を濡れながら駐車場まで歩いた。転がしてきたカメラキャリーをミジェットの小さなトランクに押し込みエンジンをかけた。春とはいえ夜はまだ冷えるので念のためチョークを引いて始動した。回転数が安定したところで半分までチョークを戻してゆっくりとミジェットを動かした。精算機のゲートを出たところの路上で暖気アイドリングをしながら濡れてしまった上着を脱ぎ車幅灯を点けワイパーのスイッチを動かした。この時、どうもワイパーの動きがおかしかった。ふとインパネを見ると赤いチャージランプが煌々と点きっぱなしになっていた。チョークを戻し何度かアクセルを煽ってやっても消えない。舌打ちしながらボンネッ…
地域タグ:渋谷区
撮った瞬間に過去になった風景を考えてみる。
金にては幸福は齎されぬといふならばその金をここに差し出し給へ(安立スハル)
日曜日の会合の続き。この日はエンジンがかからなくなった仲間のXL500の始動を手伝って鬼キック。久しぶりのキックで少し足がプルプルしたけれど、かかってしまえばビッグシングルの振動が何とも心地良い。そしてこちらも鬼クランキング! 車の総電気化もいいけれど、それでもある程度人間がコントロールできる余地を残しておいてほしいと思うのはおじさんの我儘だろうか。
朝6時半東京発の新幹線に、普段寝るような時間に起きて出かけた。クソ重くデカいカメラキャリーが足枷で身軽に動けないけれど駅弁を買って少しだけワクワクしながらの電車旅。実に一年ぶりの新幹線は2時間揺られて豊橋へ。地元で仕事をするのも一年ぶりで現場では懐かしい顔ぶれがお出迎えしてくれた。 仕事を終え、最終の新幹線に乗ろうと駅に行くとコンコースでは撮影をやっていて近づけばかなり大掛かりなロケ。阿部寛、役所広司、堺雅人らが居た。おそらく日曜劇場のコレだろうか。そういえば以前「陸王」もこの地でロケをやっていた。なるほど演出は福澤克夫、面白そうだなあと想像しながら新幹線に乗った途端に爆睡した。翌日も早起きを…
地域タグ:渋谷区
80年代、ホテルの精算は対面せずにエアシューターに現金を入れるという画期的な近未来システムの登場に2001年宇宙の旅に近づいたと少し感動した。しかし同時にその複雑な屋内配管を想像して妙に萎えもした。2000年代にはすっかり見かけなくなったけれどあのシューというエアの音だけは強烈に耳に残っている。
八百八町に八百屋に嘘八百と八百万の神。そういえば神様だけ桁が違うことに今更気がついた。 自宅のミモザは満開である。
この日は厚木で仕事だった。少し走れば三角窓を開けるほどの春本番の暖かさだったけれど、東名下りは横浜青葉から海老名まで17キロ渋滞しているとラジオが言っていた。おそらく246も同じであろう、もはや逃げ道はない。私用だったら絶対に避けるけれどこの日は意を決して渋滞に飛び込むしかなかった。普段なら40分で行けるところ結局「高速」で走れたのは川崎までで、海老名までガッツリ1時間半も渋滞走行だった。この1時間半の間は喋る相手も居らずラジオを聴きながらひたすらモトリタステアリングのポリッシュの部分を磨いて気を紛らわした。おかげで厚木に到着する頃にはステアリングはピカピカになっていた。そしてやはり渋滞の先頭…
地域タグ:渋谷区
モノクロフィルムは100だろうが250だろうがフィルム感度に合わせて撮るのではなく、自分の感度にフィルムを合わせるという撮り方をしてきた。増感で多少荒くなろうが構わない、すべて概ね400の露出である。ということでシネマ用フィルム5222ダブルXの現像レシピはトライXの30秒押しで落ち着いた。トライとダブルの感度は一段も差がなくかなり近い。あくまでもボクのD76でのレシピだけれど。と、やっと落ち着いたところでコダックモーションピクチャーが3月1日受注分から映画用フィルムの値上げのインフォメーション。気がついたのが3月1日の0時半、ああ30分遅かった、、、。400ftのダブルXだと約5000円値上…
地域タグ:渋谷区
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筑波のモツ煮が忘れられず自分でモツ煮(ドテ煮)を作ってみた。本来は相当煮込むらしいけれど圧力鍋を駆使して割と短時間で柔らかく煮込むことができた。味は赤味噌で愛知県仕様である。あまりにうまく出来て大量に作ってしまい3日間ドテ煮祭り。若い頃はこんなくせえモン食えるかと嫌いだった事を考えると随分トシを食ったんだなあと思う。
週末、世田美で最終日の横尾忠則展を見る。横尾忠則といえばボクにとってはY字路の人である。ボクの写真も彼のY字路の思想から影響されているので道路の写真が多い。一枚の中にどれだけ色んな世界をおさめられるか、という事を考えると町の景色ほど面白いモノはない、特にY字路はそう思うのである。
気温34℃の午後14時。暑さに弱いカニ目を横浜から回送。首都高3号線の渋滞で水温計が100℃を示す中、ニードルとジェットを新品に取り替えたカニ目は実に安定してアイドリングをしていた。完璧なキャブ調整である。エンジンオイルもミジェットで酷暑を何度も乗り切った実績のあるオイルを入れてあるので油圧低下も酷くない。安いオイルだとこの過酷な状況下で粘り切れない。ヒロコーかアマリーの二択。このオイルなら夏でもオイルクーラーも必要ない。しかし東名高速の長い上り坂では走っていてもぐんぐん水温が上がっていくのは小排気量車の辛いところか。高速を走りながら電ファンのスイッチを入れる頓珍漢な事は避けたい。今年の夏は長…
絶景日本1021 - Shovelog
絶景車景34 - Shovelog
久しぶりに映画を観る。配信されたばかりのリーアム・ニーソンの「プロフェッショナル」。リーアムといえば96時間だけれど、本作はアクションメインではなくてもっと重たいもので、まさに北アイルランドの曇天のようなどんよりした映画だった。ボクもよく理解できていない複雑な事情を抱えた北アイルランドのお国模様。背景は1974年ということで、古い英国車がたくさん出てくるのがボクにとっては見所のひとつでもあった。主人公のトライアンフ・スタッグサルーン、相棒のフォード・カプリ、爆破されるローバーP6、アイルランド共和軍のローバーP5、町を横切るモーリス・マイナーや駐車してるウーズレーホーネットやミニなど。これらの…
絶景日本1020 - Shovelog
絶景東京763 - Shovelog
絶景新橋762 - Shovelog
筑波サーキットの食堂は人気がある。というか、とにかく近隣に食堂がないからレース開催日は相当ごった返してお昼時には長蛇の列となる。薄暗くてだだっ広く飾り気など一切無い室内に昔ながらのパイプ椅子とテーブルという空間は幼き頃の遊園地の食堂みたいで昭和レトロ感満点である。ボクはここのモツ煮定食がお気に入り。愛知県のモツ煮(ドテ煮)は赤味噌に少しだけ甘みを加えた濃厚な味付けだけど、ここのモツ煮は白味噌であっさりのシンプルな味付け。これが意外にツボでハマっている。ただしひとつ残念なのは、定食ゆえにモツ煮と同じ味の味噌汁がセットになっているのが微妙。味噌ラーメン定食に味噌汁が付いてくるようなものである。今度…
昨年は何度か車内で熱中症になりかけた。エアコンなしの車で4夏を過ごしてみてそろそろ泣きが入った。軽四でも買おうかとかねてから気になっていた車を調べて見る。しかし何故かその現車をほとんど見たことがない。発売から十年経っているのにまったく走っていない。そんなことないだろレア車じゃあるまいし、と思うかもしれないけれどマジで居ない。というか都内は軽四がほとんど走っていないのである。走ってたとしても貨物車か他県ナンバー車のみ。びっくりするくらい居ないのである。周りの月極駐車場を見渡してみてもどこにもケイは停まっていない。近くのディーラーにも展示車でケイは置いてないくらい徹底的決定的に需要がないのである。…
絶景新橋759 - Shovelog
取引会社の担当者が変わりましたとの連絡が来た。このあいだ元気にご挨拶してもらった新卒入社の子はふた月もたずに辞めてしまったらしい。近頃ニュースでよく目にする事態が身近にも。ったく最近の若いもんはとつい愚痴りたくなってしまう。もっと真剣に就活しなきゃダメだ。もっと真剣に企業研究しなきゃダメだ。もっと自己分析しなきゃダメだ。もっとOBOGや周りの大人の声を聞かなきゃダメだ。何より大枚はたいて大学に行かせた親の苦労も考えましょう、と、小一時間くらい説教してあげたい。
ああやっぱり、、、押したタイムカードは始業時間を4分過ぎてしまっていた。こういう日に限って朝一にボスからの電話がある。「またか。なんで始業時間に電話に出ないんだ?」こういう日は1日ブルーだ。いつもそうだ。私のタイムカードだけ、毎日のように始業時間を過ぎてしまっている。明日こそはと思っても、どうやってもあと3分、4分が間に合わない。あと5分早く起きればいいのかといえば違う。決して寝坊しているわけでもなく2時間前には起きているのだ。何を着ていくのか迷っているわけでもない。お洒落な方だけど、そんなに洋服選びに時間はかけていないつもりだ。お昼ご飯も買わずに寄り道無しでまっすぐ会社に向かっているのに。何…
空気が重たい梅雨空の日の夜は首都高の音がいつもより響いて聞こえる。その唸り声は少し怖いくらいに感じる午前2時。そろそろ寝ようか。
我が家からすぐの歩道橋。なぜか夜になると歩道橋の上にゲ▢があちこちにばらまかれている謎。先日、大学生のムスコと学生気分で焼き肉をオーバードーズした帰りしな、歩道橋を勢いよく登った途端に具合が悪くなってしまった。ああトシだなあと感じるとともになるほどこういう事かと妙に納得。歩道橋は繁華街が近く、近隣にはお酒を出すお店が沢山ある。アルコールをオーバードーズしてしまった人は歩道橋を登った苦しさでゲ▢してしまうのであろう。歩道橋を登ることがある年齢から重運動の部類になるようである。若い頃にはまったくわからなかった世界の謎が年齢を重ねてわかるようになってくる。
久しぶりにイコールでフレンチクルーラーを買う。相当な人気店なので平日の朝10時半でボクの前に14人も並んでいた。時間帯もあってかさすがにおじさんはボクだけで、西原・上原マダムに囲まれて肩身狭く並んでみる。あの事件を知っているボクらはよくここまで人気店に作り上げたなーと関心しつつ、あまりに長い行列にさすがに止めようかと思ったけれどそれでも20分ほど並んでフレンチクルーラーをゲットした。ミスドくらいしかフレンチクルーラーを食べたことが無いおじさんがエラそうに語るのも憚られるけれど、ここのフレンチクルーラーは日本一うまいと思う。このフレンチクルーラーとナタ・デ・クリスチアノのエッグタルトはこの世の終…
燃調沼。旧キャブ車は濃いめとは言うけれどさすがに濃すぎるだろうと丁度良い具合に薄くするとクソも走らなくなって、妥協点を探った濃いめだとやっぱりプラグが驚くほど真っ黒でオイルも真っ黒。とりあえずオイル交換。この状態でヒロコーオイルを入れるのは勿体ないけれど、車齢を考えてハードなオイルで。 スパルの電ファンはよく冷える。水温は下がるけれど狭いエンジンルーム内の排気熱まで下がるわけもなく相変わらず渋滞はボコつくターンフロー。GTスペシャルの70'sタイヤパターンは50年代車には合わないけれど、70年代に50年代車を乗っているというテイも良きかな。
色々大きな変化があった先週。たぶんおそらくきっと良い方向性なのだと前向きにとらえて新たな人生プランニングを立てる。
キャブ調整しながら平日夜ドラ。どうにも決まらない、涼しいはずなのにパーコレ気味。
職場の同僚がコロナウイルスに罹った。一方、ボスはカブウイルスに罹った。駐車場は新聞屋のようになっている。
絶景日本884 - Shovelog
ネット検索に長けていて、それらをさも自分の考えや記憶だったかのようにうまく立ち回る。時には曖昧な記憶をいいことに嘘を付いてみる。その虚像はだんだん膨れあがるが、人間とはいい加減なものでそれが正しい記憶として刷り込まれていく。そしてその人は出来上がった虚像をベースにさらに肉付けを繰り返し空っぽのハリボテとなっていく。
48億円と云われる事業を確かめに都庁までカブで出掛けた。10分もかからない距離だけれど初見。広場に寝っ転がるとビル風が吹き抜けて今の季節は大変気持ちいい。この気持ちよさだけなら4800円の価値はあるかもしれない。しかし果たして100万人がそう感じ取れるだろうか。
決して褒められるものではないし限りなく黒に近いグレーだけれど、選挙ポスターを広告代わりに使うという"発想"だけはなるほどと思ってしまった。まあこれは悪い例だけれど、ボクの仕事フィールドではこういう"発想"を狙っていたりもする。 兎角年寄りになると物事に寛容でなくなる傾向がある。さらにじゃないものに拒絶反応を示す。こんなの写真じゃない、こんなの音楽じゃない、こんなの映画じゃない、こんなの広告じゃない、こんなのありえない、みたいな。趣味嗜好の世界ではさらにその傾向が強くなり嫌悪感をむき出しにする。その気持ちはわからないでもないけれど、もっと脳みそを柔らかくして生きていきたい。新しいモノにフタをして…
夏至で梅雨入り、か。
先月の終わりに約30年ぶりくらいに熱川を訪れた。当然温泉街も撮り歩いたのだけれど現像を上げてみれば「撮らされた写真」が多くてがっかりする。撮らされたというのは "ここフォトジェニックだね、撮りたくなるよね" という風景であり、"これじゃあ観光客のインスタの写真と変わんない"という写真になってしまっていた。古い町並みやそのような場所に行くとどうしてもノスタルジーに振れて妙な美意識が働いてしまう。別にそれでもいいんだろうけれど、撮りたかったものとは何かが違うのは自分でも解っている。わかっているけれど、それが見つけられなくてもう十何年も探している。そんな事を考えていると決まって「まだまだ修行が足りな…
昼間は真夏の暑さだけれど夕方は気持ちの良い風が入って来た10F。エアコンを止め、バルコニーに出て夕陽に照らされる小さな東京タワーを見る。夏がこんな気候なら悪くないと思うけれど、今がまだ梅雨入り前だと思うと少し憂鬱になる。 さて昨日写真機界隈を賑わせた新しいペンタックスのフィルムカメラがハーフだったというのはよく考えたなと思う。どうせスマホで見るのだからタテ写真でいいんじゃないって。カリカリの高解像度は見飽きたしハーフの画の方が一層エモいよって。フィルムは高くなったけれど72枚も撮れるよって。そういえば昔フィルムカメラについてのアンケートがペンタリコーから来てたっけか、確かボクは一眼レフじゃなく…
6月15日晴れ30℃。ゆっくり起きてカブC50の錆びだらけのキャブのオーバーホールに取りかかる。あまりに暑かったのでダラダラとやっていたら夏至に近いはずの空が暗くなってしまい土曜日があっという間に終わる。6月16日晴れ29℃。所用でメグロにカブで出掛ける。帰路はメグロ川を遡り、代官山と渋谷を抜け原宿へ。ルイスレザーを横目で見ながら、ホノラリーで小物を物色。C50は快調になったけれど40km/hでほぼ全開状態の謎。次はクラッチ。ちょっとづつ調整しながら少しづつ原因を探していく。
古びた少年雑誌の着色挿画のように滲んだ水平線が夏をいざなう。
絶景日本875 - Shovelog
絶景日本874 - Shovelog
ミジェットのクラッチが治って調子に乗ってプチ・チューニングを施す。HIFキャブのニードルをBDRに、ダッシュポットスプリングをレッドに交換してみた。BDRに替えてみたらアイドル時の燃調はかなり絞る特性だけれど、中速からの伸びが明らかに変わり4000回転まで実に軽々と回るようになった。久々に効果を体感できるチューニング、作業時間15分、ニードルとスプリングでしめて5千円也。
いつもの旧車ミーティングで一緒になったMG乗りカメラマンは珍しくニコン党だった。聞けばメインはPCレンズを使う仕事と聞いて納得。この日の彼のレンズはライカAPO MACRO ELMARIT-R 100/2.8だった。彼は強烈にこのレンズを推すけれど、中古のRレンズとはいえ結構ないいお値段がするのでホイホイとは買えない。ボクにはピンの決まらないニッコール85/1.4Dがお似合いである。
もう夏、早くも夏。
夜鴉、何を思う 朝ドラなんて観るのは10年ぶりくらいだろうか、別段、法曹界に興味があるわけでもなく、出演者の薄い繋がりから見出した「虎に翼」は気づけば全1/3話に差し掛かっている。そして当然というかいつの間にか主題歌が口ずさめるようになっていた。今度カラオケに行ってみようか、10年ぶりくらいに。
昭和日本代表、高島屋パブリカ。
絶景東京541 - Shovelog
絶景東京540 - Shovelog
絶景東京539 - Shovelog