「ある飛翔(その58) ── 黄昏の邂逅」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、禍々しく捻れて渦巻く黄昏の雲塊に、勇躍突入しようとしている(ように地上からは見えた)ヘリを望遠で撮ったカットだ。で、このヘリがどうなったのか、それは次回のお楽しみ・・・なんてもったいぶった話でもないので書いてしまうよ。あのね、貴方が期待するような、そったら面白い展開に...
空と雲の写真は記事内容に関係なくほぼ毎日更新しています。空のこと、雲のこと、大気光学現象のこと、気象のこと、写真のこと、酒のこと、北海道のこと、映画のこと、詩のこと、短歌のこと、本のこと、私のことなどなど、飲んだくれの酩酊雑記です。
少子化対策 ── 『一冊の小瓶』や『朝の詩』から磯貝裕美さんの詩を読んでみる 第18回
「VHFアンテナのある空景 (その67)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 昨日、松尾静子さんの第二詩集から一篇をご紹介させていただく記事を書きながら、何気なく「そろそろ磯貝裕美さんの新作を読みたいなあ・・・」なんてことを考えていた。今朝、新聞を取りに行って第一面上段の「朝の詩うた」をちらっとチェックしたら(選者が新川和江先生だった頃は毎朝楽しみにしていて必ず読...
「咆哮する巻雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight トップ画像に「飛行機雲は千変万化である」というシリーズを掲載しているんだが、少し考えてみると、そのレベルさえ問わなければ、あらゆる雲は例外なく千変万化なんだよね。もう何度も書いているが「十種雲形」などという、人間の人間による人間のための便宜的括りにだって当てはまらないのが普通だからね。この巻雲だってそう...
蒸けゆくキタアカリの夜 ── 新・残暑日記 令和五年十月二十九日(日)
「飛行機雲は千変万化する」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、飛行機雲から遷移した高積雲が氷晶系の尾流雲を生じ、その尾流雲が巻雲に転成していることろだ。いわば飛行機雲のなれの果ての最終形とでもいうべき姿なんだよね。「そもそも氷晶系の尾流雲と巻雲とは何が違うのか?」と問われれば返答に窮してしまうんだが、もしかしたらその後の余命の長さの違...
窓打つ嵐に夢も破れ ── 新・残暑日記 令和五年十月二十八日(土)
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第22便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、一応「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズと銘打っているんだが、実際にはまだ陽は落ちていないんだよね(笑)。まあ、日没直前なので、その辺は四捨五入して黄昏ということでご容赦願いたいと思う(笑)。で、どこに飛行機雲があるかというと、画像中央のやや上を左右に横切るダークグレー...
"From Day to Night #15" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/30s, ISO800, WB:Daylight奎爺さん:おい、ばあさん、た、大変だ。さわ婆さん:何ですか、おじいさん、騒々しい。奎爺さん:もう10月も終わりだってのに、かなとこ雲が出とるんだよ。天変地異の前触れかも知れんぞ。さわ婆さん:何をカルト爺さんみたいなこと言ってるんですか。どこに出てるんですか。奎爺さん:ほら、あそこだよ。電柱の...
「スーパー」だからといってよいことばかりとは限らない ── 新・残暑日記 令和五年十月二十六日(木)
「望郷の念に駆られる空と雲 (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は「シーラスストリーク(ジェット巻雲の一種)」から遷移した「巻積雲(うろこ雲)」だ。シーラスストリークにはよく見られるパターンなんだが、いつもフォトジェニックな姿を見せてくれるありがたい存在だ。世界気象機関(World Meteorological Organization; WMO)が定めた十種雲形にお...
【改訂版】 ばあちゃんは「キャベツ」のことを「カイベツ」と呼んでいた ── 新・残暑日記 令和五年十月二十五日(水)
「波状雲ってとりあえず撮っちゃうんだよね」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/2000sec., ISO100, WB:Daylight 過去記事で「え、それって白菜じゃないでしょう?── 道産子のキャベツ愛について語ってみる」なんていう記事を書いたんだが、その際にあることを書き忘れていたことを思い出したので、本日改めて記事にしてみたいと思う。 俺のばあちゃんは、キャベツのニシン漬けなどを漬けさせたら町内でも右に...
嗚呼、炭水化物よ ── 新・残暑日記 令和五年十月二十四日(火)
「図鑑的高積雲之図 (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、毎度おなじみの「高積雲(ひつじ雲)」だ。しかも図鑑級の典型的なヤツだ(笑)。これなら「もしかしたら巻積雲(うろこ雲)かも・・・」などと人指し指や小指をかざしてみる必要もないよね(笑)。細かいことをいえば「房状高積雲」に近いような感じもする。それにしても"ひつじ雲"と...
疾走するしかなかった僕の青春 ── 新・残暑日記 令和五年十月二十三日(月)
「ある飛翔 (その74)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は、ある日の昼下がり、太陽の近傍を通過する飛行機雲だ。あ、太陽の近傍といっても、それは地上から見た目的に近傍という意味だからね(笑)。飛行機が実際に太陽の近傍を飛んだら溶けちゃう・・・というか、ジェットエンジンではそったらところまで行けない(笑)。この時は、いわゆる「逆さダルマ」状態にはな...
【改訂版】 『Fiddler On The Roof / 屋根の上のバイオリン弾き』から『Sunrise, Sunset / サンライズ・サンセット』を訳してみる
「喜びと涙を携えて季節は巡って行く」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125sec., ISO100, WB:Daylight 先日、サラ・ティーズデールの詩を訳していたら "Years go, dreams go, and youth goes too" (歳月は行き、夢は消え、青春は去る・・・)という一節が出て来た。ああ、こういう台詞に弱いな・・・。字面を見ているだけで、目がうるうるとして来るじゃないか。切ない気分になって(ならなくても飲る...
木枯らし吹かず、出がらしの茶を飲む宵 ── 新・残暑日記 令和五年十月二十一日(土)
「朧なる光彩もいいものだ (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日も・トップ画像は「高積雲(ひつじ雲)」に出現した「光環」だ。「最近のあいつは光環しか載せる画像がないのか」などと巷間の噂になっていて、決して好感的には思われていないようだ(ウソです)。しかし、向寒の候、これといった大気光学現象も出現しないので、これと交換しようにも他によい画像がな...
リアル夏日の宵を愉しむ ── 新・残暑日記 令和五年十月二十日(金)
「朧な光彩もいいものだ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、巻積雲(うろこ雲)の波状雲に出現した「光環」だ。まあ少々微妙なところもあるので「彩雲」とする人もいるかも知れないが、まあ、これは光環でいいと思うよ。ところでこの巻積雲なんだが、高度の異なる波状雲が地上から見ると"X"字形に交差しているんだよね。このように"同じ類(基...
妄想特急を止めるもの ── 新・残暑日記 令和五年十月十九日(木)
「昼下がりの"You Sure?" ── VHFアンテナのある空景 (その66)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は、本日昼過ぎに撮影した「VHFアンテナのある空景」シリーズの一葉だ。一見したところ、昨日の「祝福の太陽」とよく似ているように思えるんだが、昨日のは「高層雲(おぼろ雲)」で今日のは「巻層雲(うす雲)」なんだよね。両方とも、はっきりとしたフォル...
「晩夏」の味覚来たる ── 新・残暑日記 令和五年十月十八日(水)
「VHFアンテナのある空景 (その65)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、本ブログでも滅多に登場しない「高層雲(おぼろ雲)」だ。なぜ登場しないかというと、ご覧いただいたようにお世辞にも「フォトジェニック」とは言えないからなんだよね(笑)。この画像だって、透けて見える太陽やVHFアンテナがなければ、単なるグレーの長方形を貼り付けたようにしか見...
夏日は続いたよ、今日の日も ── 新・残暑日記 令和五年十月十七日(火)
「大空のポンポン」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、巻雲(すじ雲)の雲種の一つである「房ぼう状じょう巻雲」だ。巻雲といえば、その典型的フォルムとして図鑑などに必ず載っているのが「鈎状巻雲」なんだが、実は巻雲の中でもこの雲種の出現頻度はそれほど多くはないんだよね。そして、この房状巻雲もあまり出現しない雲種だ。これ以外にも巻雲の雲種には...
残暑は続「け」よ、いつまでも ── 新・残暑日記 令和五年十月十六日(月)
「翩翻と翻る幻の雨」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は一見したところ「鈎状巻雲」に見えるかも知れないが、実は巻積雲の小雲塊に生じた尾流雲なんだよね。鈎状巻雲に似たフォルムをしているのは、どちらもウインドシア(水平あるいは垂直方向に風向や風速の差異がある、言うなれば「風の断層」とでもいうべき風の成分が不連続な状態)の影響を受けているから...
雲はあらゆる意味でボーダーレスである ── 続々・残暑日記 令和五年十月十五日(日)
「雲はあらゆる意味でボーダーレスである」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 過去記事で何度か「10種雲形は人間が便宜的に線引きをした区分に過ぎない」なんてことを書いて来たんだが、本日のトップ画像をご覧いただきたいと思う。大楠の上空にさしかかろうとしている雲は、一応「巻積雲(うろこ雲)」なんだが、これは左側に広がる「層積雲(うす雲)」から遷移したもので、さら...
「晴写雨読」の日々は来るのか ── 続々・残暑日記 令和五年十月十四日(土)
「ソラの神様、彩雲って本当に瑞兆なんですか?」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/2000s, ISO100, WB:Daylight 「光環」と「彩雲」はどちらも太陽光が雲を構成する水滴を通過する際の回折によって生じる現象だ。原理が同じなので、中には極めて中間的で紛らわしいものもあるし、光環の光彩がそのまま流れるように彩雲になっているケースもあるんだよね。ただ、本日のトップ画像は、どこから見ても非の打ち所...
「倦怠期のキジバト夫婦と一緒に ── VHFアンテナのある空景 (その64)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、恒例の「VHFアンテナのある空景」シリーズの一コマなんだが、顔なじみのキジバトさん夫婦が友情出演してくれている(笑)。あ、倦怠期云々というのはあくまでも言葉の綾だからね。、この夫婦はずっと仲睦まじいので、どうか誤解のなきよう(笑)。背景...
飲み過ぎた翌日はカレーが食べたい ── 続々・残暑日記 令和五年十月十二日(木)
「飛行機雲は千変万化する (その11)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、飛行機雲を構成する水滴が成長して垂れ下がり、いわゆる「逆さダルマ」になった状態だ。飛行機雲が変化して行くプロセスの始まりにおいてしばしば見られるパターンなので、一度はご覧になったことがあるんじゃないかと思う。 先日、某動画サイトを閲覧していたら、こんなほっこりする...
たどり来て、未だ山麓 ── 続々・残暑日記 令和五年十月十一日(水)
「捩れる尾流雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、飛行機雲由来の巻積雲に生じた尾流雲なんだが、激しく回転してところどころで捩れているのがお分かりいただけるだろうか。言うなれば「回転花火」のような状態になっているんだよね(花火ほど派手ではないが)。飛行機雲が高積雲や巻積雲に遷移して、そこに尾流雲を生じるというケースはしばしば見られるんだ...
一杯目から濃いめで飲りたくもなるよ ── 続々・残暑日記 令和五年十月十日(火)
"From Day to Night #14" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight ある日の日没直後、隣家のアンテナの上空に覆い被さるような触手状の雲が伸びて来た。もしかしたらソラの神様のペット兼非常用食料"Sky Octopus"かも知れないと思ったので、カメラを抱えてあわててバルコニーに飛び出した(笑)。というのはジョークだからね。まさか信じた人はいないと思うが、一応念...
一杯目から濃いめで飲りたくなる黄昏は忘れられたのか? ── 続々・残暑日記 令和五年十月九日(月)
「三杯目は濃いめで飲りたくなる黄昏」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 昨日の画像タイトル「二杯目は濃いめで飲りたくなる黄昏」をシリーズ化して、本日は「その2」にしようと思っていたんだが、ちょっと芸がないので「三・杯目は濃いめで飲りたくなる黄昏」として、新たに「○杯目は濃いめ」シリーズを立ち上げることにした(笑)。さて、本シリーズが果たして何杯目まで行くか、...
二杯目は濃いめで飲りたくなる黄昏 ── 続々・残暑日記 令和五年十月八日(日)
「二杯目は濃いめで飲りたくなる黄昏」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日の画像タイトルは「眼から汗が出そうな黄昏」シリーズの第二弾で行こうかと思っていたんだが、掲載直前に変更した(笑)。というのも、この写真を撮った時、ちょっと落ち込んでいたことを思い出したりしたからだ。まあ、そったらことはどうでもいいんだが、黄昏空って不思議だよね。様々な気象条件によっ...
これが私の土曜日の「おしごと」です ── 続々・残暑日記 令和五年十月七日(土)
"Bows and Flows of Angel Hair" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、澄んだ青空の天井を刷毛でなぞったような「毛状巻雲」・・・と断定したいところなんだが「毛状巻層雲」に見えないこともないんだよね(笑)。刷毛が下ろし立てだとシュッとした毛状巻雲になるが、使い古してくると一本一本の輪郭がぼやけて毛状巻層雲になると言えばその違いがお分かり...
極上の「晩夏」の愉しみ ── 続々・残暑日記 令和五年十月六日(金)
「ストレートでパーシャルな光彩 ── VHFアンテナのある空景 (その63)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、一見したところ「22度ハロ(内暈)」に思えるんだが「それにしてはずいぶんストレートだな・・・」と感じないだろうか。実はこれって巻層雲に出現した「外接ハロ」の一部、もう少し正確にいうと上部だけなんだよね。上空に漂う氷晶の条件さえ理想的であれ...
一気に晩秋、そして初冬へ ── 続々・残暑日記 令和五年十月五日(木)
「出たがりの太陽とシャイな彩雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 「出たがりの太陽」なんて書いてしまったんだが、もしかしたら引っ込むところだったのかも知れないね(笑)。別に「シャイな彩雲」の方を持ち上げようなどという気持ちはさらさらなく、もし仮に太陽がそうだったとしても、彩雲を生じさせている原動力なんだから、出たがっても当然のことなんだよね(笑)。えー...
滝の落差は大きい方が素敵なんだが ── 続々・残暑日記 令和五年十月四日(水)
「なれの果てか、出来損ないか」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、ソラ屋なら誰しもが一度は憧れた「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲」(以下「K-H不安定性の雲」と書く)・・・のなれの果て、あるいは出来損ないだと思われる(笑)。20分毎のソラのチェック時に、まず探すのは言うまでもなく大気光学現象なんだが、次がこの「K-H不安定性の雲」や「ベール雲...
「大人になったね」「そうなんです」 ── 続々・残暑日記 令和五年十月三日(火)
「光環は燃えているか」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/4000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、まるで皆既日食の時のコロナのように輝いて燃える「光環」だ。燃える火の玉のように見えた方もいるかも知れない(笑)。「コロナのように」などと書いたんだが、実は光環のことを英語では「コロナ/Corona」というんだよね(笑)。そう、皆既日食の際に太陽の周囲に出現するコロナと全く同じ意味合い...
侮れない穴を見つけてあな悲し ── 続々・残暑日記 令和五年十月二日(月)
「飛行機雲は千変万化する (その10)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、古くからのフォロワー・読者諸兄姉の皆様方なら一見して察しがついていると思うんだが、なかなかフォトジェニックな尾流雲のカットだ。実はこの尾流雲の元雲は飛行機雲のなれの果てだ。飛行機雲が巻積雲(うろこ雲)に遷移して、さらに尾流雲を生じ、その姿を消散しつつある現在進行形...
残暑は続くよ、どこまでも ── 続々・残暑日記 令和五年十月一日(日)
「現実的幻日之図」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight太陽はこの右幻日の左方向、角距離にして約22度離れた位置にある。画像の左端を少し外れたところだ。 本日のトップ画像は、先月撮影した右幻日なんだが、時刻的に日没の1時間半ほど前だから太陽はかなり低くなっている。高度は15度くらいだ。「現実的幻日之図」という画像タイトルは、このカットを標準ズームの50mm付近で撮った...
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「ある飛翔(その58) ── 黄昏の邂逅」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、禍々しく捻れて渦巻く黄昏の雲塊に、勇躍突入しようとしている(ように地上からは見えた)ヘリを望遠で撮ったカットだ。で、このヘリがどうなったのか、それは次回のお楽しみ・・・なんてもったいぶった話でもないので書いてしまうよ。あのね、貴方が期待するような、そったら面白い展開に...
「夏のチカラ (その16)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/60s, ISO200, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前の日没の頃、東天に見えた残照に映える「雄大積雲」だ。雲頂部があちこで反り返って尾流雲を生じたりしているので、もしかしたら「かなとこ雲」じゃないかと思ったりもしたんだが、いくらなんでもこれは違うよね(笑)。ただ、これからの季節、茨城県南部や千葉県北西部方面の残照に映え...
「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その28)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先月末の日没の頃、我が家のバルコニーから西天方面を撮ってみた一葉だ。別にどうということのないありふれた夕景なんだが、ちょいとよい感じの色合いに染まっていたんだよね。画像タイトルを久々に「A Turner-ish Evening Sky / なんとなくターナー風な夕景」...
「朧がイケてるのは月だけじゃありませんぜ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は皆様お馴染みのというか、もう見飽きたとブーイングが来るんじゃないかと思いながらおそるおそる掲載してみた巻層雲に出現した22度ハロ(内暈)だ。そうそう、22度ハロに直下から右上にかけてもやもやと見える細長い雲は、これまたお馴染みの飛行機雲のなれの果てだ(笑)。今年は・・・...
「夏のチカラ (その15)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像のシルエットになった雲は、数日前の日没の頃、西天の積雲に生じた「搭状雲」風の盛り上がりだ。搭状雲風・と書いたのは、搭状雲は巻雲・巻積雲・高積雲・層積雲に見られる雲種の一つで、このような突起状の盛り上がりというか塔のような垂直の立ち上りを有する雲のことなんだが、世界気象機関...
「光芒、天ヲ駆ケ抜ケテ (その11)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、ある日の夕刻の東天に出現した「反薄明光線」だ。過去記事でも書いているように、反薄明光線が出ている時は、反対側の方角に「薄明光線」が出現しているケースが多いんだよね。反対側というのは、日出時なら、東天側に薄明光線、西天側に反薄明光線が、日没時ならその逆というこ...
「折りたたまれる飛行機雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight この画像には2本の飛行機雲のなれの果てが写っているんだが、上の方はまだフレッシュで、いわゆる「逆さだるま」を生じている状態なんだが、問題は下の方だ。よくよく観察すると、広がりながら巻積雲(うろこ雲)へと遷移している途中で幾重にも折りたたまれているように見える。布じゃあるまいし、こったらことが...
「光環」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/4000sec., ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、以前ご紹介した「花粉光環」ではないノーマルな「光環」だ。光環は、太陽光が(雲を構成している)水滴を回折し散乱することによって出現する。壁の向こうの音が聞こえたり、ビルの陰でもラジオが受信できるのは、この回折現象によるものなんだよね。出現するのは太陽のわずか1度~5度ほどの範囲というご...
「VHFアンテナのある空景 (その104)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、元雲がちょっとはっきりしないんだが(おそらく高積雲か)、巻積雲(うろこ雲)を派生しつつある雲塊だ。上の方の雲塊の上端にはかすかに彩雲を生じているのがお分かりいただけるだろうか。もう何度も書いているんだが、十種雲形という分類は、あくまでも人間が自己の都合のた...
「ソラの神様は羊たちを放牧する」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 数日前の夕刻、刈り込みを終えてすっきりした大楠の向こうに、ゾロゾロとソラの羊さんたちが移動して行く姿が見えた。おそらく、ソラの神様の直営牧場で放牧されている羊さんたちだろう(笑)。というような妄想は置いておくとして「高積雲(ひつじ雲)」は「秋の雲」とされているんだが、一年を通じて...
「空は何もかもボーダーレスである」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/2000s, ISO100, WB:Daylight 数日前の午後、もしかしたら「レンズ状巻積雲」かも知れないと思うような雲塊を見つけた。しばらくすると、少々フォルムの崩れたそいつが太陽を覆って、今度は赤味が卓越した「彩雲」が出現した。上手い具合に太陽の輪郭が見えていてその視直径(約0.5度)から、雲片一つ一つの視直径が1度以下であり...
「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その27)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先月末のある日没の頃に撮影した「薄明光線」だ。過去記事でも書いているように、このような薄明光線が見えた時は東天側に「反薄明光線」が出現していることが多いパターンなんだが、残念ながらこの日はスカに終わった(笑)。まあでも、なかなかフォトジェニッ...
「×(ペケ)なのかX(エックス)なのか、それが問題だ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight 過去記事でも何度も書いているが、俺はちょっと前まで滝屋サン(「滝ばっかり」というか「滝しか撮らない」写真屋サンくらいの意味)専門にやっていた(今も卒業はしてないが・・・)。最近はもっぱらソラ屋サンに宗旨替えした訳じゃないが、サラリーマン辞めて在宅ワーク稼業になった理...
「VHFアンテナのある空景 (その103)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、すっかりお馴染みの「VHFアンテナのある空景」シリーズから「アンテナを挟んだ太陽と左幻日」をご紹介してみたいと思う。と言っても、そういう構図の幻日が出てくれたという訳ではなく、俺がバルコニーをちょかまかと動いて、そう写るようにフレーミングしたというだけの話な...
「気分はすっかりコロポックル」 ちょっと暗いが、上の画像の右下に収穫作業をする人が写っているので大きさを比較してみてほしい。高さが優に2mをオーバーしているのがおわかりいただけると思う。ちなみにこの方はコロポックルではない(笑)。子供の頃よく下の画像のような不思議な光と芳香に包まれたフキ林の中で遊んだものだ。出典(上):足寄観光協会 特設サイト出典(下):北海道 足寄町 公式サイト 今宵は、俺の故...
"Long Time No See ! #3" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/4000s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は、高積雲(ひつじ雲)の「蜂の巣状雲」に出現した「光環」だ。"高積雲に出る光環"も"高積雲が蜂の巣状雲に遷移する"こともそれほど珍しくはないことなんだが、"蜂の巣状雲に出る光環"はちょいとレアでもあり、なかなかフォトジェニックなので特に気に入っ...
「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その26)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、西の地平付近に見えた残照に映える「房状高積雲」だ。この時、たまたまバルコニーで仕事上がりの一杯を飲っていたんだが、あまりにも茜色の色合いが素晴らしかったので、思わずグラスを置いてカメラを取りに部屋に戻ったことをよく覚えている(笑)。 さて...
「夏のチカラ (その14)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日の日没前、西天にかなり鮮やかな左幻日が見えた。カメラを抱えて大慌てでバルコニーに跳び出たら、もうほとんど消えかかっていた・・・。汗がどっと噴き出したよ。うーん、ソラの神様、あまり俺をおちょくらんでおいてください(笑)。それでなくても、今年は大気光学現象に飢えているというのに・・・orz。という...
「黄昏発黄泉(こうせん)行を見送って (その10)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 久々に「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズの一葉をご紹介してみたい。で、どこに飛行機雲が出ているのかというと、画像中央のやや上辺りを左右に横切る、シルエットになった2本の並行するトレイルが見えると思う。上の方はいわゆる「逆さだるま」を生じていることもあって飛行機雲で間...
画像上:「空(ソラ)のクロス」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight画像下:「渓(たに)のクロス」 Canon EOS-1N, EF28-70mm F2.8L USM, f11, 4sec., Ektachrome E100VSこの2葉の写真は、文字どおり「天」と「地」の光景でもあり、撮影日には十数年の隔たりがある。しかし、時空のスケールを少し拡げて見た時、両者の間に隔たりは全く感じられない。どちらも果てしなく遠く小さ...
「顔で笑って心で泣いて」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight 最近、何故か殺伐とした記事が続いているような気がする。「続いている」んじゃなくて「続けている」んだろ? なんて突っ込みは・・・そのとおりです(笑)。それと、歳のせいか、何かにつけて涙もろくなって困っているんだよね。あの詩、あの歌、あの映画と止め処なく思いだしちまって、昔の歌集なんぞを引っ張り出して...
「梅雨時の愉しみ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は空でもなければ雲でもない。我が家の庭の山茶花のあちこちにクサグモが巣をこさえ、そこに出現した水玉群なのである(笑)。まあ、雲とクモだし、雲も多くは水滴で出来ている存在なので、広義にはこの水玉群は雲であると言っても過言ではないと思うよ(笑)。ということで、この一つ一つの水玉魚眼レンズに...
「石楠花色に黄昏れる(その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 夕焼けと言えば茜色やオレンジ色を思い浮かべるだろうが、時として本画像のように石楠花色やピンク色に染まることある。そう、江間章子作詞・中田喜直作曲のあの有名な唱歌に 〽石楠花色にたそがれる・・・ と歌われているあの石楠花色の黄昏は、別に尾瀬の専売特許という訳ではない。専門家によると、空に薄い巻層雲...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第56便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は日没の10分程前、太陽高度約3度の頃の夕景だ。ただ、このカットの主役は夕陽ではない。夕陽のずっと上方の飛行機雲のすぐ下辺りにぼうっとした光彩が見えると思う。よく目を凝らすと ︶ の形に湾曲しているのがお分かりいただけるだろうか。実はこれは「上部タンジェントアーク」な...
「巻層雲の午後」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、ぼうっとした「巻層雲(うす雲)」が広がったある日の午後に出現したぼうっとした「22度ハロ(内暈)」だ。勇躍卵子に一番乗りを果たした精子の顕微鏡写真ではないので、誤解の無きよう(笑)。実は、22度ハロの内側にへろへろ見えるトレイルは飛行機雲のなれの果てだ。かすかに「飛行機雲の影」を生じてい...
「波頭の彼方に」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日は、蔵出し画像から「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲」をご紹介してみたいと思う。この雲は、2017年に世界気象機関/WMO(World Meteorological Organization)の定める国際雲図帳/ICA(International Cloud Atlas)に「波状雲」の副変種(部分的に特徴のある雲)として正式に学術名"Fluctaus"(フラクタス、...
「尾流雲は何故いつもツインで出現するのか (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 日没も間近な西天にツインな尾流雲を見つけたので望遠ズームで撮ってみた。以前「尾流雲は何故いつもツインで出現するのか」などというタイトルの記事を書いたこともあるんだが、そったらことがあるはずがない(笑)。「単独で出る」こともあれば「群れを成して出る」ことだってある。そもそも...
「私あんたのことずっと待ってたさ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight夕刻、きれいな巻積雲が出ているのに気がついた。おそらく波状から粒状になった直後なのか、消散も近そうなのでこのタイミングは天の采配かも知れない。巻雲を漢字で表すとしたら「孤高」「憧憬」「思慕」などを思い浮かべる。対して巻積雲は「望郷」「郷愁」「追憶」と言ったところだろうか。無性に酒が飲み...
"The Legend of Contrails" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は「太陽まで飛べぶことができれば竜になれる」というソラの伝説を信じて、ひたすら太陽を目指して飛んでいた飛行機雲が、ついに力尽きたところを捉えた貴重なカットだ。よくよく見ると少し竜になりかかっているようにも見えるんだが、この飛行機雲はさぞかし無念だったろうね・・・というのは...
「牧神あるいは巨大ナメクジが飛翔するソラ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight これは梅雨入り前のある昼下がり、積雲(わた雲)何かの切れっ端が、ギリシア神話の牧神か巨大ナメクジの頭のように見えたので撮ってみたカットだ。いえ、ただそれだけのことです。他に深い意味も思惑もございません(笑)。面白いフォルムの雲を見つけるのって、子供の頃からすごく楽しみなんだよね...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第55便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像も・、毎度お馴染みの「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズでございます(笑)。我が家は首都圏とは名ばかりの田舎街にあるんだが、原野や田圃の真ん中にある訳じゃないので、家のバルコニーから見て地平線らしき(あくまでも「らしき」だからね)ところに陽が落ちるのは夏至の前後のわずかな期...
「夏への扉 ── シャンパンゴールドな光芒」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先週の日没間近な頃に撮影したシャンパンゴールドな「薄明光線」だ。もう耳タコだと思うが、薄明光線は「天使の階段」「ヤコブの梯子」「光芒」「レンブラント光線」などの異名を取る大気光学現象なんだが、その認知度の高さにおいては「虹」の次くらいによく知られた存在じゃない...
「嗚呼、巻雲の日々 (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日は朝から巻雲がバンバン飛んでいた。外が35度超の猛暑日であろうがカンカン照りであろうが、少しでも見目麗しい巻雲が見えると慌ててバルコニーに飛び出してしまうのがソラ屋の習性なんだよね(笑)。そんな中から、本日のトップ画像としてご紹介するのは、昼過ぎに南からやって来た鈎状巻雲を随伴した「放射...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第54便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、毎度お馴染みというか、性懲りもなくというか、それしかネタがないというか、とにかく「黄昏発黄泉こうせん行」の一葉をご紹介してみたい(笑)。よくよく目を凝らして見ると全部で5便くらい運行して・・・・いるようだ。そうだよ。そろそろ新盆(「初盆」ではなく「新暦の盆」の方の意味...
「VHFアンテナのある空景 (その19) ── 気は心の大気光学現象」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 過去記事で「本が水濡れすることほど嫌いなことはない」ということを書いたら、イオママさんから大切にしていた「カクテルの本」を友人に貸したら、水濡れでぶわぶわに波打った状態で返されたという悲しいコメントが投稿されていたことがある。俺にも経験があるんだが、その本...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第53便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、お馴染み「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズなんだが、飛行機雲がクロスする寸前のカットではない。左上から右下へと向かうトレイルが途切れているそのずっと先を見てほしい。そう、ちゃんと飛行機が写っているよね(笑)。つまり、本来であれば見事にクロスしているはず二本のうち一本の...
「幻日と真日 (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 昨日は大楠を鋏んで幻日げんじつと真日しんじつが両側に配置する構図だったんだが、本日は大楠の左側に並んだ幻日と真日をご紹介したいと思う。但し、昨日の画像の幻日は左幻日だったんだが、本日は右幻日だ。昨日の記事でも触れたように、"真日"は正しくは「まひ」と読むんだが、本記事においては「げんじつ...
「幻日と真日」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、大楠を鋏んで左右に鎮座する幻日(左)と真日しんじつ(右)だ。お気づきの方もおられると思うんだが、"真日"は正しくは「まひ」と読む。しかし、本記事においては「幻日」との語呂の関係上あえて「しんじつ」と読んでほしい(笑)。まあ、大した幻日じゃないんだが、ちょうど大楠を鋏んでシンメト...
「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その6)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、夏至の日、そう俺のところではこの日は朝からずっと雨が降っていたんだが、夕方になってようやく雨も上がって日没の光景を撮ることができたという次第だ。この3日前、ほとんど同じ状況、同じ時刻に「赤虹」が出現したので、この時も大いに期待していたんだが、柳の下に泥...
「天空からのメッセージ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先月撮影した波状巻積雲(うろこ雲)が樹枝状のフォルムや「蜂の巣状雲」に遷移しているところだ。蜂の巣状雲は巻積雲や高積雲(ひつじ雲)の変種の一つで、下降気流によって一つ一つの雲片が中心部から消散して縁だけが枠状に残って