文化の日にちなんで、各地では文化の香りのする催しでにぎわっています。私も以前は美術ネタをよく投稿していたのですが、最近はとんとご無沙汰。理由はとある事情でアート酔いから醒めたからですが、それはともかく。10代後半の高校生時代から20代前半の大学院時代まで、私は熱心な美術展観賞マニアでした。なにせ、作品をなるべく多く鑑賞して、観察眼を鍛えなさいと教えられていたからです。しかし、観たといいましても、MoMAやテートモダンなどの海外のミュージアムには縁遠かった人生。けっきょく、私の美術鑑賞眼は素人に毛が生えた程度だったのでしょうか。ひとくちに美術展といいましても、様々な見せ方があります。そして、その作品の展示法や集め方しだいでは、同じ作品でも輝いたり、曇ったりもするものです。特に絵となればなおさらそうです。今回...美術展にも良し悪しがある