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お題「我が家の本棚」 本棚にせっせと本を運んでいた頃、小僧は十代後半から二十歳だった。早稲田、渋谷、神保町などの古本屋を巡っては、安い本を数冊買って、自宅の本棚に並べていた。 前面にレールがついた、可動式の本箱付きの背の高い本箱を三本持っていた。その本棚は隙間なく本で埋まっていたので、数千冊あったと思う。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 七十才を迎える少し前にほとんどの本を処分した。本を買い集めていたころには存在しなかった「ブックオフ」にたくさん売った。洋書は神保町の田村書店に売った。どちらも二束三文だったが、おかげで狭い隠…