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人類は「一つ」ではないのだ Humanity is not "one"
突如写真に興味を持ち始め、どこへ行くにもカメラを携えていた若かりし頃、「これ読んでみなさい」と知人から渡されたのが、この本だった。 「写真論」スーザン・ソンタグ著 近藤耕人訳 晶文社 原書の刊行は1977年、今から46年も前のこと。 なのに時代遅れと感じるどころか、最初から最後まで、まるで今を語っているようで、時代を超えた名著である。 この本は写真について、だけじゃない。 著者スーザン・ソンタグは写真を通して、芸術を、文化を、アメリカを、現代社会を、世界を、見据え論じる。 対象には決して介入せず、外側から見つめ、考察し、その姿勢は熱心ながら冷めており、気遣いながらも突き放し、世界を俯瞰する彼女…
読書記録・写真の哲学にむけて①〜シャーカフスキー『『写真家の眼』序論』part1
皆様、鹿人(仮)です。最近、写真に凝っていて、ある種の理論的な探究心というか、作品作りのために、そして「写真の哲学」的なものを始めようと思い、こちらの本を選びました。しばらく、今回のような形で、読書記録を積み上げていこうと思っております。(もちろん、書き
藤原新也「新東京漂流」Vol.38「脳科学者・茂木健一郎氏とのダイアローグ」その4 藤原新也「新東京漂流」 SPINEAR(スピナー)世界と関係を持つこと/写真という表現、写真のチカラ/身体の矯正、心の矯正/本物のHugの力、愛情。藤原新也「新東京漂流」Vol.38「脳科学者・茂木健一郎氏とのダイアローグ」その4 藤原新也「新東京漂流」 SPINEAR(スピナー)「なるほど!」と唸り納得すること、数回。今年4月から始まっている藤原新也さんのポッドキャスト「新東京漂流」今回は脳科学者・茂木健一郎さんとの対談の最終回。藤原新也さんが主に人物写真を撮るときの話をされています。また、インスタグラムについても触れておられます。「10万の『いいね』より、ひとつの『Hug』」人見知りのある僕には正直耳の痛い部分もありましたが...「写真を撮る者にとって決して聞き逃してはならない」