メインカテゴリーを選択しなおす
撮影日時:2000-08 撮影場所:沖縄本島(砂辺) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン 上の写真で、ヒメダテハゼの背中についているのは、キヌハダスミゾメウミウシというウミウシである。 偶然ついたわけではなく、鰭に付着して、鰭条や鰭膜を食べる、寄生者である。 ヒメダテハゼのみならず、他のダテハゼ属や、シノビハゼ属にも寄生する。 ハゼの巣穴に潜り込み、巣穴の天井から落ちて、背鰭にくっつくという話を聞いたことがあり、ゾッとしたが、今にしてみれば、これは地上における蛭の行動からの類推に過ぎないのではないかと思えてくる。 というのは、背鰭だけではなく、あらゆる鰭 (尾鰭、胸…
【ヒメダテハゼ】(Amblyeleotris steinitzi)その1
撮影日時:2001-05-03 撮影場所:バリ島トランバン(沈船) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン 南西諸島から南方のサンゴ礁域では、ダテハゼ属の中では、最もよく見かける種である。 小石やがれ場などの、比較的水の綺麗な場所に多く棲み、泥地にも棲めないことはないが、数は少ない。 また、南西諸島以南以外に、高知県、和歌山県、伊豆大島、八丈島などからも報告があるようだが、これらの地には、形状や生態がよく似たダテハゼが多い。 四島やその周辺ではダテハゼ、南西諸島以南ではヒメダテハゼというように、棲み分けているようだ。 あくまでも私見だが、もしかすると、かつては同種だった…