エアロバイクで挑むリハビリ:右脚の挑戦
ある日の理学療法リハビリ中、珍しく担当医師の江田島オジが視察に訪れた。江田島オジはリハビリメニューを一瞥し、くわっと目を見開くと一言。 「メニュー内容がぬるい! リハビリ病院名物、獲阿呂倍苦を追加するがよかろう!!」 僕は凄く嫌な予感がした。 -- 獲阿呂倍苦とは古代中国、春秋戦国時代における奴隷使役の代表的手段である。奴隷に平駄留と呼ばれる器具を足で漕がせ、巨大な臼を回す。その臼で穀物を挽き、日々の食事に彩を加えたという。 ちなみに現代のエアロバイクが獲阿呂倍苦を語源としていることは言うまでもない。 民明書房刊『春秋戦国時代の驚くべき食文化』より -- 獲阿呂倍苦ならぬエアロバイクを漕ぐ 左…
2025/01/07 07:30