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まず疑問に思ったのが、7)にあるように、「癌細胞の周囲の環境を、アルカリ性に変えることにより、癌の勢いを止めることができる」とは、限らないのではないかということだ。 3),4)にあるように、「癌細胞が低酸素状態でエネルギーを産生する能力を持っており」、「自身の内部をアルカリ性に、外部を酸性に保つ働き」を持っていたとしても、それは癌細胞の活動の結果であって、原因ではないからだ。 「癌細胞は、酸性だとますます元気になるが、アルカリ性だと元気を失う」という証拠が、本書のどこにも示されていないのである。 次に、もし、「癌細胞は、『周囲の環境』がアルカリ性だと元気を失う」というのが、真実だとしよう。 著…
2か月前ですがNHK「クローズアップ現代」で「腸内細菌の知られざるパワー」(2022年6月20日)を放送していました。腸内細菌の知られざる力体質改善からがん治療まで最新情報!-NHKクローズアップ現代全記録 ノーベル賞「オプジーボ」を始め第4の治療薬と言われる各種「がん免疫治療薬」では(残念ながら乳がんの場合、まだ標準治療に至った免疫治療薬はないけれど)効果があらわれる人は、2割前後だそうです。2割・・この割合をあげていくのが、今ホットな研究課題で効果を左右するとされているのが『腸内細菌』。最先端のがん免疫治療、腸内細菌が薬の効きを左右する(asahi.com) がん治療薬と腸内細菌との関係を調べる研究では「治療効果のあった患者の腸内細菌は、多様性に富んでいる」ことがわかっているそうです。国立がん研究セン...がん免疫治療と腸内環境