ドカベンの親戚(その02)ドカベンの続編
野球部の練習が終わり、通学路を歩いていると後ろから、知っている声がした。 あの金木という関西弁の奴に声をかけられた。 「よぉ。ワレもこっちか。帰る道まで一緒とは奇遇やな。」 「確か、金木君だよね」 「せや」 「金木君もどっかで野球やってたの?」 金木と呼ばれた男は意気揚々に答えた。 「おっちゃんの仕事の影響で関西に行って、リトルとリトルシニアと野球をやってきて、こっちにきたんや」 「へぇ、じゃあ。どこかで対戦してるかもな」 「オノレはこっちのリトルとかでやっとったんやろか?」 「ずっとこっちだね。リトルのときには世界大会に出たよ」 「ごっついな」 金木は凄い驚いた顔をしている。 残念ながら豊の…
2024/12/20 19:47