福岡エリア列車撮影記【その9】筑肥線303系 305系

この記事は【その8】の続きです。 nonte2geek.hateblo.jp 福岡エリアを走るJR九州、西鉄、福岡市地下鉄の列車を撮影しています。 今回の記事では、筑肥線姪浜駅〜筑前前原駅間で撮影した303系と305系を取り上げます。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 303系は1999年から導入された車両で、6両編成3本が在籍しています。 下山門駅 上りホーム 姪浜側から撮影 追加導入は次世代の305系に変更されたため、福岡市営地下鉄〜筑肥線の直通運転ではもっとも少数派の形式となっています。 下山門駅 下山門駅には福岡市営地下鉄の姪浜車両基地が隣接…

京成松戸線・千葉線撮影記 京成標準色 8800形

京成標準色に塗装変更された8800形などを京成松戸線と千葉線で撮影しています。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 習志野駅で到着を待っていたところ、8807編成が千葉中央行きで到着しました。 習志野駅 上りホーム 松戸側から撮影 京成標準色は思っていたよりも明るい印象で、8800形によく似合っていると思います。 習志野駅 上りホーム 松戸側から撮影 側面も違和感なくまとまっていて、車体下部の車両番号はピンクのままでしたが、遠目にはレッドのストライプと色味の違いをあまり感じません。 北初富駅 撮影日は京成千葉線直通色に復刻された8808編成も運用に入っ…

西武国分寺線撮影記【その2】 西武8000系 サステナ車両 恋ヶ窪駅〜国分寺駅

この記事は【その1】の続きです。 nonte2geek.hateblo.jp 5月末に国分寺線で運行を開始したサステナ車両、西武8000系を撮影しています。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 前回最後に撮影した東村山駅から恋ヶ窪駅まで戻り、まずは下りホームの東村山側から国分寺行きの列車を撮影しています。 恋ヶ窪駅 日中の恋ヶ窪駅は上下列車の行き違いがあるので、下のような写真は取りづらいのですが、上り列車にわずかな遅れがあったため、車体側面をきれいに収めることができました。 恋ヶ窪駅 恋ヶ窪駅で下車し、撮影場所を探しながら国分寺駅まで徒歩で戻ります。 …

西武国分寺線撮影記【その1】 西武8000系 サステナ車両 国分寺駅 小川駅 東村山駅

5月末に国分寺線で運行を開始したサステナ車両、西武8000系を撮影しています。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 今回の撮影は国分寺駅からスタートします。 日中の西武国分寺線は3本が運用されており、1/3の確率で8000系が到着します。 国分寺駅 中央線上りホームから撮影 イエローの2000系ばかりだった国分寺線で、ホワイトの8000系はとても新鮮です。 国分寺駅 中央線上りホームから撮影 西武に譲渡されてから運用開始まで約1年かかりましたが、床下の台車や機器は再塗装されておらず、最低限の改造に留められている印象です。 国分寺駅 中央線上りホームから…

伊予鉄道撮影記【その3】高浜線 松山市駅 古町駅 梅津寺駅

この記事は【その2】の続きです。 松山市駅を中心に3方向に伸びる路線を持つ伊予鉄道の車両を撮影しています。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 松山市駅 松山市駅は高浜線の終点になりますが、運行は横河原線と一体になっており、松山市駅止まりの列車は朝夕の数本しかありません。 松山市駅 3000系は郊外線の車両の最多数を占める車両で、京王井の頭線を引退した3000系を3両編成化と電装品のVVVF化を行ったうえで導入されています。 京王3000系は地方私鉄に多く譲渡されていますが、伊予鉄道の車両は軽量ステンレス車体で1980年代以降に製造された新しい車両ばか…

伊予鉄道撮影記【その2】高浜線 大手町駅 ダイヤモンドクロッシング

この記事は【その1】の続きです。 nonte2geek.hateblo.jp 松山市駅を中心に3方向に伸びる路線を持つ伊予鉄道の車両を撮影しています。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 伊予鉄道の郊外線と軌道線が交差するダイヤモンドクロッシングは大手町駅付近にあるので、松山市駅から1駅、高浜線の列車に乗車します。 松山市駅 大手町駅ホームの古町駅側にあるダイヤモンドクロッシングは、高浜線と路面電車の環状線（大手町線）が直角に交差しています。 大手町駅 かつては日本国内に数多く存在したダイヤモンドクロッシングは、大手町駅付近のほか名鉄名電築港駅と、とさ…

伊予鉄道撮影記【その1】郡中線 松山市駅 余戸駅 松前駅

松山市駅を中心に3方向に伸びる路線を持つ伊予鉄道の車両を撮影しています。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 松山市駅 松山市駅は高浜線、郡中線、横河原線の3路線が集まる伊予鉄道の中心駅です。 下の写真の右に向かっていく線路が高浜線、中央の建物の下をくぐる線路が郡中線、手前側方向が横河原線です（高浜線と直通）。 松山市駅 郡中線の列車として到着したのは、京王5000系を譲受した700系です。 松山市駅 700系の車内はシートモケットや化粧板の色など、京王時代の面影が残っていますが、3両編成時に先頭車と連結する部分は、貫通路が広福から狭い幅に改造されてい…

岳南電車撮影記【その3】岳南富士岡駅の保存車両 夜景電車

この記事は【その2】の続きです。 nonte2geek.hateblo.jp 東海道線の吉原駅から岳南江尾駅までを結ぶ岳南電車の車両を撮影しています。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 車両基地などが隣接している岳南富士岡駅には、かつて貨物輸送が行われていた頃に使用されていた機関車などが保存・展示されています。 岳南富士岡駅 保存場所には電気の通っていない架線が張られており、一部の機関車はパンタグラフを上げた状態で展示されています。 ED50形1号機 ED50形1号機は1928年に製造された電気機関車で、当初は上田温泉電軌（現在の上田電鉄）で使用され…

岳南電車撮影記【その2】比奈駅〜神谷駅

この記事は【その1】の続きです。 nonte2geek.hateblo.jp 東海道線の吉原駅から岳南江尾駅までを結ぶ岳南電車の車両を撮影しています。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 前回記事の最後に撮影した踏切からいったん岳南原田駅に戻り、引き続き隣の比奈駅まで徒歩で移動します。 岳南原田駅 岳南電車の各駅からは富士山を望むことができ、ホームの床面にはビュースポットが明示されています。 岳南原田駅 岳南原田駅からも富士山が見えますが、手前の住宅が重なってしまうのが残念です。 岳南原田駅 比奈駅に入線する上りの9000形を踏切付近から撮影しています…

岳南電車撮影記【その1】吉原駅〜岳南原田駅

東海道線の吉原駅から岳南江尾駅までを結ぶ岳南電車の車両を撮影しています。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 過去記事で取り上げた大井川鐵道の再訪とあわせ、岳南電車を訪問し、一日乗車券と徒歩を組み合わせて列車を撮影しています。 nonte2geek.hateblo.jp 吉原駅に停車していたのは、もと京王5000系の9000形です。 吉原駅 9000形は京王から直接譲渡されたものではなく、グループ会社の富士急行線で使用されていた1000系を譲り受けたものです。 昨年末に引退した1001号編成と異なり、車内の座席配置がセミクロスシートのタイプで、富士急で…

京成「京成グループ中期経営計画 D2プラン」を読む

5月21日に京成グループの中期経営計画 D2プラン（2025〜2027年度）が発表されたので、その中から鉄道分野に関わりの深い項目を取り上げます。 D2プランの位置づけ 京成グループでは中期経営計画（中計）の上位にあたる「長期経営計画 Dプラン（2022〜2030年度）」を設定し、期間を3つに区切って中計を立てています。 そのうえで、前中計のD1プラン（2021〜2024年度）を「体制整備期」、今中計D2プラン（2025〜2027年度）を「体質変革期」、次期中計D3プランを「ビジョン実現期」と位置づけています。 今年の4月には京成電鉄と新京成電鉄が合併しましたが、これも前中計における体制整備の…

東急目黒線 都営三田線撮影記【その3】 新丸子駅 元住吉駅

この記事は【その2】の続きです。 nonte2geek.hateblo.jp 東急目黒線と都営三田線で都営地下鉄、東京メトロ、東急、相鉄などの列車を撮影しています。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 いったん多摩川駅で下車し、隣の新丸子駅まで徒歩で移動しながら橋梁を渡る列車を撮影しています。 撮影時はちょうど桜が満開でした。 多摩川橋梁 線路と並行する綱島街道の丸子橋を渡って、東京都から川崎市へ入ります。 多摩川橋梁 橋梁の北側には歩道橋があり、走行する列車とほぼ同じ高さで撮影することが可能です。 多摩川橋梁 新丸子駅 新丸子駅は急行列車は通過するも…

東急目黒線 都営三田線撮影記【その2】 奥沢駅 多摩川駅

この記事は【その1】の続きです。 nonte2geek.hateblo.jp 東急目黒線と都営三田線で都営地下鉄、東京メトロ、東急、相鉄などの列車を撮影しています。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 奥沢駅 奥沢駅は不動前駅とともに東急目黒線の地上駅の一つです。 奥沢駅 上りホーム 目黒側から撮影 不動前駅と同じく、日中時間帯は上下列車の発着時間が1分差程度なので、被りやすいのが残念です。 奥沢駅 上りホーム 目黒側から撮影 対向式ホームの中央に通過線を保つ構造で、上りホームが車両1両分程度目黒側にズレているので、下り列車の編成全体を収めやすくなって…

東急目黒線 都営三田線撮影記【その1】 不動前駅 蓮根駅 新高島平駅

東急目黒線と都営三田線で都営地下鉄、東京メトロ、東急、相鉄などの列車を撮影しています。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 不動前駅 東急目黒線は東横線との複々線区間を除くと地下を走行する部分が多く、地上で撮影できる場所は限られます。 不動前駅の起点の目黒駅の隣にある駅で、貴重な地上駅の一つです。 不動前駅 下りホーム 日吉側から撮影 不動前駅の日吉側は武蔵小山駅、西小山駅を経て洗足駅付近まで続く地下区間の入口になっています。 不動前駅 下りホーム 日吉側から撮影 不動前駅の下りホームは車両1両分程度日吉側にズレているので、上り列車の編成全体を収めやす…

再訪 大井川鐵道撮影記【その2】抜里駅〜川根温泉笹間渡駅

先月訪問した大井川鐵道を再訪して、SL列車やトーマス号などを抜里駅、川根温泉笹間渡駅付近で撮影しています。 前回記事【その1】では抜里駅付近、今回記事【その2】では川根温泉笹間渡駅付近で撮影したものを中心に取り上げています。 nonte2geek.hateblo.jp 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 抜里駅から川根温泉笹間渡駅まで普通列車に乗車し、「道の駅 川根温泉」付近から大井川を渡る列車を撮影します。 まずは折返しの普通金谷行き7200系が発車します。 抜里駅〜川根温泉笹間渡駅 13:00ごろ、SL急行の2本目「かわね路1号」が到着しました。 …

再訪 大井川鐵道撮影記【その1】抜里駅付近

先月訪問した大井川鐵道を再訪して、SL列車やトーマス号などを抜里駅、川根温泉笹間渡駅付近で撮影しています。 nonte2geek.hateblo.jp 今回記事【その1】では抜里駅付近、次回記事【その2】では川根温泉笹間渡駅付近で撮影したものを中心に取り上げます。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 今回、大井川鐵道を再訪したのは、前回平日で撮影できなかった家山駅〜川根温泉笹間渡駅間でSLを撮影することが目的です。 抜里駅〜川根温泉笹間渡駅 前回訪問した平日に運行されるSLは、新金谷駅から途中の家山駅止まりのため、茶畑が広がる抜里駅付近や大井川を渡る川…

京王「2025年度鉄道事業設備投資」を読む

前回記事で京王グループの中期経営計画（2025〜2030年度）を取り上げたので、次は2025年度の「鉄道事業設備投資」を確認してみたいと思います。 nonte2geek.hateblo.jp 設備投資の総額 設備投資の総額は434億円で、2024年度の金額398億円からは10％ほど増加しています。 北野駅 ホームドアの整備 昨年の発表では「京王線は2030年代 前半、井の頭線は2020年代中頃の全駅の整備を目指す」とされており、永福町駅、久我山駅以外は具体的な計画は不明でしたが、今年度は2028年度までの計画が明らかになっています。 ワンマン運転が計画されている井の頭線が優先されていますが、京…

京王「京王グループ中期経営計画」を読む

5月12日に京王グループの中期経営計画（2025〜2030年度）が発表されたので、その中から鉄道分野に関わりの深い項目を取り上げます。 長期的に目指す京王沿線の姿 発表資料によると、2030年代に予定されている新宿駅西南口地区の再開発事業などの大規模投資に備え、今中計期間を「経営基盤を強化する時期」と位置づけています。 そのうえで、「長期的に目指す沿線の姿」として、エリアごとに開発などの方針が示されています。 現在進行中の笹塚駅〜仙川駅間の連続立体化事業や新宿駅西南口地区再開発事業に加えて、目新しいところでは調布エリアと橋本エリアの開発が挙げられています。 また、「第二の輸送主軸へ」として、相…

阪急電車撮影記【その2】今津線 5000系

阪急電車の古参車両5100系と5000系を撮影しています。 前回記事【その1】では宝塚線・箕面線で撮影した5100系、今回記事【その2】では今津線で撮影した5000系を取り上げています。 nonte2geek.hateblo.jp 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 阪急5000系は1969年から導入された神戸線用の車両で、47両が製造されました。 逆瀬川駅 上りホーム 西宮北口側から撮影 車齢は50年を超えていますが、2001年から実施された大規模なリニューアルを経て、6両編成6本36両が残存しています。 逆瀬川駅 上りホーム 西宮北口側から撮影 リ…

阪急電車撮影記【その1】宝塚線 箕面線 5100系

阪急電車の古参車両5100系と5000系を撮影しています。 今回記事【その1】では宝塚線・箕面線で撮影した5100系、次回記事【その2】では今津線で撮影した5000系を取り上げます。 今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。 ▼クリックして再生 阪急5100系は1971年から導入された宝塚線用の車両で、90両が製造されましたが、1000系などの導入により34両まで減少しています。 宝塚線本線に残っているのは8両編成3本のみとなっています。 中山観音駅 上りホーム 宝塚側から撮影 撮影日に運用に入っていたのは、2005年にリニューアル工事を受け、旅客ドアの窓が拡大された5128編…