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  • 小林製薬「紅麹コレステヘルプ」成分解説

    小林製薬の機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」の摂取によって、健康被害が相次いでます。 厚生労働省は、「プベルル酸」という物質が意図せずに混入していたことを明らかにしました。 「プベルル酸」は青カビから発生する毒性が強い成分だとか。 果たして真相は? 以降は、 「Divergence of metabolites in three phylogenetically close Monascus species (M. pilosus, M. ruber, and M. purpureus) based on secondary metabolite biosynthetic gene clus…

  • 精神障害と犯罪②

    今回は「精神障害と犯罪」の第2弾です。 今回も初めに述べておきますが、 精神障害への偏見が助長されることを危惧しておりますので、あくまでも広い視野で物事を考えるきっかけになればと思います。 日本では、刑法犯全体に占める精神障害者の比率を見ると、1%以下で推移しています。(直近の令和3.4年は0.7%) yamiishasan.hatenablog.com 今回は、精神障害の関しては、「Rakel RE. Depression. Prim Care. 1999 Jun;26(2):211-24」を参考にしましたが、法曹界関係の論文は筆者の傾向もあるので、いくつかを参考にして、なるべく思考が偏らな…

  • 看護師のスキルアップ

    いよいよ新年度が始まりますね。 この時期になると異動の準備も概ね終わり、心機一転、新たな気持ちで仕事に臨む人が多いのではないでしょうか? さて、今回は、「看護師のスキルアップ」に関する記事になります。 新人さんもベテランさんも同僚がどのようなことをしているか気になりますよね。 日経メディカル調べによると、看護師の8割以上がスキルアップに取り組んだことがあるとのことです。 目的としては、 1. 自己成長 (83%) 2. 患者・利用者のため (53%) 3. キャリアプラン達成のため (48%) など、「給料」や「昇進」よりも自分の能力を社会に還元することを目的にする看護師さんが多いです。さすが…

  • 指関節の痛み(母指CM関節症)

    今回は「指関節の痛み」シリーズの第2弾です。 ↓第1弾はこちら yamiishasan.hatenablog.com 日常生活でこのような悩みはありませんか? ・指が痛くて物を掴むのがつらい ・ドアノブやペットボトルのフタを回すのがつらい 当てはまる人は、「母指CM関節症(母指手根中手関節症)」かもしれません。 「Eaton RG, Lane LB, Littler JW, Keyser JJ. Ligament reconstruction for the painful thumb carpometacarpal joint: a long-term assessment. J Hand …

  • 薬剤師国家試験

    本日、3月19日に薬剤師国家試験の合格発表が行われました。 今年合格したみなさんはおめでとうございます!! 以前、3月15日の医師国家試験の合格率について言及しました。 yamiishasan.hatenablog.com 今回は薬剤師verです。 毎年、大学の合格率が出るのですが、見るべきところはそこではありません。 厚生労働省「第109回薬剤師国家試験の合格発表について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000199343_00011.html 今年の合格基準は、 ①全問題の得点が420 / 688点以上 「1問2点」 ②必修問題は全問題への配点の70…

  • 医師国家試験の合格発表

    3月15日に医師国家試験の合格発表が行われました。 今年合格したみなさんはおめでとうございます。 毎年、大学の合格率が出るのですが、見るべきところはそこではありません。 厚生労働省「第118回医師国家試験の合格発表について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38722.html 今年の合格基準は、 ①必修問題:160 / 200点以上 「一般問題(1問1点), (臨床実地問題1問3点)」 ②必修問題を除いた一般問題および臨床問題:230 / 300点以上 「各1問1点」 ③禁忌肢問題選択数は3問以下 「これ以上間違えたら1発OUT」 試験問題は、「必修問題…

  • 救急隊員とのトラブル

    どんな仕事でも1人で全てが完結するものはないと思います。 様々な人材が力を合わせて、商品・サービスを提供しますよね。 もちろん、医療でも同じです。 今回は、救急医療の現場のお話です。 鳥取県の病院で医師から消防の救命救急士へのパワハラが発覚し、当時の救命救急センター長が解任される事態にまで発展してしまいました。 読売新聞の調査では、消防職員の2割超が医療機関でハラスメントを経験しています。 逆に、医療機関の2割が消防職員とトラブルを経験しています。 どっちもどっちな感じがしますね。 以下は、自分と同僚の経験をもとにした個人的な見解になります。 まず、医師側に立って言いたいことは、「消防署や消防…

  • 美容医療診療指針まとめ(シワ・たるみ編)

    今回は、「美容医療診療指針まとめ」の第2弾になります。 表情ジワや顔のたるみが気になるお年頃になりまして、個人的にも興味が出てきました。 治療を検討されている方は、こちらの記事をお読み頂ければ幸いに存じます。 yamiishasan.hatenablog.com 見た目の年齢や外観に大きく影響するシワのような悩みを改善したいという要望は、はるか昔から存在します。 古代エジプト時代(紀元前1000年頃)から、シワ取り化粧品があったとされており、18世紀半ばのフランスではシワ取りの方法が書籍として販売されていました。 現代においては、30代以降の女性の約70%がシワに悩んでいると回答しています。 …

  • 残業規制「9割」守れず

    以前、医師の「働き方改革」について取り上げました。 当時も、これは厳しいでしょうねと締めくくりましたが、早速、不穏な雰囲気が漂っています。 yamiishasan.hatenablog.com 共同通信社が特定機能病院(57病院)を対象に調査した結果、「9割」が時間外業務を「基準内に収めるのは不可能」とし、上限を2倍近く引き上げる特例を申請すると分かりました。 下図は、時間外労働の上限規制の基準をまとめたものです。 「9割」の病院が、時間外労働上限の月960時間から月1860時間の特例の申請を行うということです。 「医師の働き方改革」 時間外労働の上限基準 2024年4月から始まる改革ですが、…

  • 医学科入学者、女性4割越え

    1日遅れですが、昨日は「世界女性デー」でしたね。 「国際女性の日」は1975年3月8日に国連で提唱され、その後、1977年の国連総会で議決されました。 日本では、黄色いミモザの花がシンボルとして親しまれています。 さて、医療業界には「医学科入学者、女性初めて4割超に」というニュースが飛び込んできました。 長年、「4割の壁」を越えられないところでしたが、一部の大学では、5割を超えるところもあるそうです。 これには、2018年に発覚した医学部入試不正問題が大きく関わっているでしょう。 入試でも雇用でも男女平等は当然ですが、このままではヤバいと思っているのは私でけではないと思います。 医療業界では、…

  • 膝関節痛にお困りのあなた

    以前、腰痛についてお話しさせて頂いたので、今回は「膝関節痛」について、変形性膝関節症ガイドラインを参考に調べてみました。 yamiishasan.hatenablog.com 以降は、「変形性膝関節症ガイドライン(2023年)」をもとに「保存加療」をメインに記述しています。 関節痛は外来診療で最も多い主訴の1つになります。 後述する「変形性膝関節症」の痛みと関連する因子は、「性別(女性)」「肥満」「大腿四頭筋(太もも)の筋力低下」「膝の外傷歴」です。 国内に700-1000万人の罹患患者がおり、年齢とともに増加します。 特に、日本人はO脚変形による膝内側部痛で発症することが多いです。 下図は、…

  • セルフメディケーション税制

    皆さんは確定申告はお済みでしょうか? 私は今週中に終わらせる予定です。 この時期になると、なるべく税金を払いたくないので、何か控除できないか、Youtubeやネット情報を眺めて、悪あがきをしてしまいます。 今回は、そんな控除の1つ「セルフメディケーション税制」について調べてみました。 セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度) 医療費控除の特例として、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として「一定の取組を行う個人」が、「 12,000円を超える」OTC医薬品(医療用から転用された医薬品)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。 ※購入費用…

  • 美容医療診療指針まとめ(しみ・くすみ編)

    美容医療診療指針をまとめました。 今回は「しみ・くすみ」編になります。 どんなに良い化粧品を使っても、日差しを避けても、いつの間にか顔に「しみ」ができてしまう。 昔は気になることなんかなかったのに泣 そんなことは男性である、私ですら思っているので、女性はもっと気にされているでしょう。 「しみ」と言っても、病名は様々あります。 今回取り上げる「日光黒子(老人性色素斑)」に加えて、「肝斑」・「雀卵斑(ソバカス)」・「遅発性両側性太田母斑様色素斑」などがあります。 下図を参照されて下さい。 老人性色素斑 「日光黒子(老人性色素斑)」は老人性とありますが、原因は年齢ではなく、紫外線による光老化です。 …

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