毎年この季節になると、ピンクの絨毯が恋しくなります。 昔は家の周りにも田畑がたくさんあって、レンゲ畑は春の野原そのものでした。レンゲ畑で寝そべると、草の香りと広い空と爽やかな風に抱かれて、芯からくつろげたもの。ただ最近は、化学肥料の普及や稲作の効率化などにより、その姿も随分少なくなりました。あたりまえのようにあった風景が、あたりまえでなくなるのは、なんとも淋しいかぎり! でもここは地元の振興会が、「子供たちをレンゲ畑で遊ばせたい」、「レンゲ栽培による有機農法の普及を図りたい」と、むしろ積極的に栽培されています。 あらためてレンゲの花を近くで見てみると、小さな花びら🌼が王冠のようになっています。…