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  • 教養とは「楽しく生きる」ためにある

    月に一度くらいの頻度で「教養なんて何の意味があるんだ?」と言った言説をインターネットで見かけます。見かける度に教養を話題とした記事を書いているため食傷かもしれませんが、また教養について考えを整理してみましょう。 教養とは「知識の種類や量」ではない 言葉の話をするときはまず辞書を引くのが一番です。 辞書によれば教養とは次のような意味を持っています。 学問、幅広い知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対する理解力。また、その手段としての学問・芸術・宗教などの精神活動。 学問・知識を(一定の文化理想のもとに)しっかり身につけることによって養われる、心の豊かさ。 「―のある…

  • 集団における意思統一の是非

    だから心の中では住み分けましょう。 意思統一の限界 集団において参加者全員の意志を統一できるか否かは規模に依存します。 サークルや部活動くらいの小集団であればまだ検討の余地もありますが、それですら時に軋轢を生じることもあるでしょう。それが企業や国家の規模ともなれば完全な意思統一は現実的に不可能です。 たしかに構成員の誰もが組織の意志に従うことを是とした状態となれば組織の目的達成に用いることのできるリソースは膨大となるのですから、集団の運営者としては構成員の意思統一を図りたいと思うのも自然なことです。 しかし数多の組織がそれに失敗して崩壊してきました。 その原因は比較的明白です。 第一に、参加者…

  • 「厳しさ」と「優しさ」、あるいは「甘さ」

    最近、自分の弱点にまた一つ気付きました。 それは「仕事で女性に攻撃的な態度を取られると脳がバグる」ことです。 というのも、脳内で以下の命題が衝突するためです。 女性には優しくしろと躾けられてきた結果、女性へ攻撃的な態度を取ることを禁忌としている 仕事で舐められると後々ロクな結果にならないため、仕事で喧嘩を売られたら言い値で買う これらの処理が衝突してクラッシュします。「お、舐めとるんか、やったろかい、あ、ちょっと待て相手は女性だやっちゃいかん、ん、いやしかし舐められるのは困る、え、あれ、どっちだ、どうすべきだ、うーん」ってな具合です。 昨年までは現場のおじさん集団に囲まれて仕事をしてきた経験上…

  • 快不快はクオリア(質感)として存在する

    ゆきにー (id:yuki_2021)さんが哲学的な着眼をされていたので、引用させていただき個人的に思うところを述べてみます。 うまく言語化できるか分からないけど、幸せって多分、こんな感じで自分の存在を周りの世界と相対化することで見つかることなんじゃないかと思う。僕らはいろんな知識や情報に毒されてしまっていて、幸せに条件を色々とつけたりするけど、本当はそういう幸せって自分の中にあるんだろうなーと思う。 快不快のセンサー 幸福や不幸、もう少し広範な表現を用いるのであれば快不快、これらは実感的な認識からすれば特定の物質・状況・状態に依存すると思い込んでしまいがちです。あれがあるから幸福、こんな状況…

  • ブログを身内に公表するのはどうなのか

    今のところ私がブログを書いていることは一人にしか教えていないのですが、最近、ふと、お袋にでも教えようかなと思い立ちました。 というのも、あまりにも帰省しない、あまりにも連絡を送ってこないし返信も遅い、そんな長男とのコミュニケーションが足りていない的な気配をお袋から感じているためです。 うちの雑記ブログは日々思ったことを雑語りしていますので、このブログを読んでもらえば夕食時の雑談程度の代替になるのではないかな、なんて思ってみたり。 まあ、もっと帰省すればいいだけの話ではございますが。その、とかく忙しいもので。(典型的な言い訳) たぶん大丈夫、たぶん 赤裸々に日々の思索を垂れ流しているとは言え、「…

  • 歯車の代替性と重要性

    今の所属部署は主業務ではないもののグローバルなお仕事も引き受けているため海外出張が多く、9月にも二度ほど海外へ行ってきます。 そのため、今はなんだかんだてんやわんやです。出張でやる仕事の準備、出張のための各種手続きや手配、居ない間にやらねばならない仕事の前倒し処理、その他海外へ行くために必要な細々とした準備、などなど諸々のやるべきことが目白押しです。 10月に予定されているドイツ出張は私以外がアサインされたので少し仕事のペースに余裕はできましたが、個人的にはむしろヨーロッパなら私が行きたかった気持ちも無きにしも非ずだったり・・・実はまだヨーロッパには行ったことが無いので興味津々です。 景気が良…

  • 毎日更新している雑記ブログは日常が反映されている

    一日のうちに3回も4回も会議があったら仕事なんて進まないよ!(忌憚のない意見) 失礼、本音が漏れました。 本音が駄々洩れる程度には疲れているので、どうでもいい雑談をしましょう。 定年後は陰謀論に注意? 先日のお盆休みに里帰りした際、定年して悠々自適に日々を過ごしている父とテレビを見ながら雑談していると、時節柄の日本航空123便墜落事故に関するニュースが流れてきました。 「この事故は謎が多いらしいな、自衛隊や米軍の関与があったという噂もあるそうだ」 「んー、まあ、もう40年近く昔の話だから物証は洗えないし実際のところは分からないけど、そういう可能性はあるかもね」 うーん、まだ残っていたのか、自衛…

  • 陰謀論者の特徴

    最近、陰謀論に関する記事を書き過ぎているような気がする。 学者先生は容赦がない 昨今世論を騒がせている・・・かは微妙なところですが、時々話題を目にする陰謀論。 そんな陰謀論にハマってしまうのはどんな人なのかと疑問を持ったところ、ちゃんとした学術的アプローチがいくつか見つかったので読んでみました。 以下のリンクはそのうちの一つです。 これによると、陰謀論を信奉する人は次の傾向を持つとのことです。 一般的信頼は負の相関 パラノイド傾向・権威主義的パーソナリティ・敵意とは正の相関 疎外感・アノミーは他の研究では相関有り(本研究では未検討) (補足) パラノイド傾向・・・被害者意識の強さ 権威主義的パ…

  • 慣れるまでは疲労に耐えるしかない

    4月に部署異動をして以降、どんどん疲労が溜まっていく。 意思決定による摩耗 仕事において最も気力を消費する行為は意思決定だと考えています。 何かしらを決断する行為は肉体的な労力を払っていないとしても精神的に疲れるものです。 気力を最も消費するのは意思決定、つまり物事を決断することです。時間的制約の中で手に入る限りの不完全な情報から組織や自らの未来に関わる判断を「決断」することは大変に気力を消費します。 意思決定による精神疲労の原因は、主にその意思決定に対する責任を負うこと、そして意思決定に必要な情報処理が複雑なことが挙げられます。 こんなのは温いレベルの話であって、もっと質が悪い話であれば「お…

  • 予防原則から見る、人の認知バイアス

    昨今、ニュースでPFASの話題をよく目にするようになりました。 PFASの一種であるPFOSやPFOAなどは製造業に勤める私も10年以上前からよく見聞きしていた物質です。というよりも法規制への対応で苦労させられた物質ですので、若干の恨みがある程度には熟知しています。 工業製品の材料を変えるのは、意外と大変なのです。 PFAS狂騒曲 ニュースで流れてくるPFASの話題を見ていると、どうにも反応が過剰ではないかと心配になります。 たしかにPFASの一種であるPFOS・PFOA・PFHxSなどは人体への悪影響が懸念されています。確定的な知見は未だ無く実際の健康被害も報告されてはいませんが、様々なリス…

  • レプティリアンとレプリコンはちょっと似ていると思った

    特に興味もないレプリコンワクチンの話題がぞくぞくと流れてくるのは、なんというか、困ります。 要するに、押し付けは駄目ですよ、というだけのこと 陰謀論に対する私個人の考えとしては、 「個人で楽しむ範囲であれば思想信条は自由です」 「人に押し付けるのは双方で止めましょう」 です。 陰謀論を強く咎めるつもりはありませんし、それは陰謀論だと批判する行為も押し付けに相当するので控えるべきだと考えています。 思うこと、考えることは自由です。社会の幻想に囚われないよう思索するのは決して悪いことではありませんし、必ずしも社会の幻想と自己の幻想を一致させる必要はありません。そこには乖離があってよいですし、あって…

  • 差別の解消に万能薬は存在しない

    差別の本質は”違う”ことにある。 貴方と私は”違う”から差別が生まれる。 これは一般論として妥当であり、納得感のある言葉だと思います。 自分や自分の所属する集団と異なることを理由に攻撃や排除の形で現れるものを差別と定義するのであれば、違うことこそが差別の根本原因だと考えるのは自然なことでしょう。 ただ、では私たちはどうすればいいのでしょう。 差別の解消を謳うこと自体は立派ですし必要なことですが、そのための方法論が無ければ真に差別を解消することはできません。 例えば差別の原因たる”違い”への根本対策として、”違い”を無くす、そういったことは現実的かつ効果的でしょうか? 違いを無くすことは不可能 …

  • 問題の切り分けでは着手の順序が重要となる

    昨日は久しぶりに自宅のネットワークでトラブルが起きました。 ネットワークトラブルは面倒なものだとメカ屋の私は思います。なにせメカと違って電子は故障や障害箇所が目に見えにくいためです。もちろんメカの故障箇所だって専門家以外からすれば分かり難いものでしょうが、何はともあれ電子は専門ではないので少し及び腰になります。 まあ仕方が無いのでちゃっちゃと解決しましょう。 着手の順序はとても大切 この手の問題を解決するためには問題の切り分けがとても重要です。問題を切り分ける思考を持たずガムシャラに手を出しても問題解決は遠のくばかりとなります。 問題の切り分けとは問題事象が生じた際に要素を分解していってどこに…

  • 朝から少し慌てているので著しくどうでもいい話をしたい

    常日頃の朝はストックしておいたブログ記事を投稿することを習慣にしています。朝にやることは一晩以上寝かした記事の誤字脱字チェック程度です。 しかし今週の後半はストックした記事ではなく毎朝記事を書いてそのままアップロードしていました。どれも作りたてホヤホヤのフリーライティングです。粗熱をちゃんと取らずに上げていたため文章や内容はふにゃふにゃだったかもしれません。 これは先日記事にも書いたように、連休中はアイデアを育てておらず記事ストックがないことも理由としてありますが、「連休中は生活習慣をあまり乱し過ぎないように朝起きる習慣を残しておきたい」という気持ちが無きにしも非ずだったりします。 記事を書か…

  • ギャンブルは向いてないからやらない

    そろそろまた堅苦しいテーマでも書こうかと「差別」やら「自由」やら「戦争」やらのことを考えていたのですが、やっぱり連休中にそういうヘヴィなテーマを取り扱うのは控えたい気持ちが沸々と沸き起こってきましたので、もっと軽いテーマについての私見を述べていきます。 今回は「ギャンブル」について語ってみましょう。 人によっては重いテーマかもしれませんが、私にとっては縁遠い軽めのテーマです。 向き不向きで言えば圧倒的に不向き 私は賭博・ギャンブルをやりません。パチンコやスロットは行ったこともなく、競馬や競艇のようなものにも手を出したらことはありません。それどころか宝くじすら買ったことがないです。 これらには意…

  • アイデアは頭の片隅ではなく目につくところへ置かねばならぬ

    連休中に難しい話を書かなくなる理由、あるいは言い訳。 思考体力とアイデアの萌芽 子どもの頃、「理科の勉強で疲れたら休憩として算数の勉強をすればいい」と言っていた父の言葉を「なに変なこと言っているんだ?」と思っていましたが、歳を取るにつれてその意味が分かるようになりました。今では完全に納得できる言葉です。 これは思考体力に関連します。 思考の持久力は肉体の体力と同様に鍛えることが可能な能力です。繰り返し使うことで体力が伸びるように、思考も繰り返し思考し続けることでその持続力を高めることができます。脳が慣れてくれば相当長い時間を思考し続けることも可能です。頭のいい人はこの思考体力が高いことが多いで…

  • 「普段YouTubeで何を見てるの?」と聞かれた時に答えたことがあるチャンネルの紹介

    まだ連休中なので、まったりとブログを書いていきます。 かなり珍しいムーブ 過去にも記事で書いたことがありますが、何かをブログで紹介する行為が少し苦手です。 紹介したい、シェアしたい、そんな気持ちは人並みにあり、対面であればいくらでも紹介しています。ただ、ブログでそれをやるのはどうにも及び腰になります。 いくらこのブログが収益化していない趣味の雑記ブログと言えども、どうしてもブログやSNSはアクセス数やインプレ数、つまり表示回数がある程度念頭に置かれざるを得ない媒体であり、それを他者のコンテンツを持って得る類の行為は好みではありません。つまり人のふんどしを借りるような気分になるので、意識的に控え…

  • ダブルバインドが苦手です

    得意な人は居ないと思いますが。 もはや毎年恒例 実家が嫌いなわけではないのですが、どうにも実家に帰ると少しストレスを感じて疲れます。 といったことを少し吐露しようと思ったところ、ちょうど1年前の同時期にまったく同じ内容の記事を書いていたことを思い出しました。 実家が嫌いなわけではありませんし、親族を好んでいないわけでもないのですが、帰省をすると少しストレスが溜まります。 これは職場で日常的に接している技術者集団とはまったく異なるコミュニケーションを求められるためです。もう少し直接的に言えば、毎度ミスコミュニケーションで怒られるので少し疲れます。 何も成長していない。 ダブルバインド ダブルバイ…

  • 流されるがままでも意識はあるから困惑はする

    お盆です。 連休中は堅苦しい話を少なめにしていく所存です。 そんなわけで、先日の話の続きをします。 分かった、これは不得手な分野だ 職場の女性陣の剣幕に押し負けてマッチングアプリをインストールしたのはいいのですが、困ったことに何をどうすればいいのかサッパリです。 いや、一応「使い方がよく分からない」といった言い訳ムーブが許されない程度に登録方法や操作方法まで熱心に教示されているため、逃げ道は塞がれています。とりあえずアプリが紹介してくる人の写真を見て「いいね」的なものを送り、気になる人のプロフィールも読む、まずはそんな感じの入口のようです。 私はこれがとにかく苦手なようです。 別に綺麗事とかお…

  • 陰謀論とポピュリズムとエリーティズム

    似て非なるものか、何かしらの類似性はあるか。 ポピュリズムVSエリーティズムと陰謀論 ポピュリズムは陰謀論と並立的に語られることが多い政治的立場です。それは陰謀論の典型的な物語である「一部の支配者層・エリート集団による民衆の支配」といったストーリーラインとポピュリズムの相性が良いためかと思われます。 ただ、陰謀論者の多くがポピュリストであるかと言えば一概にそうとは言えないと私は思っています。 世の中には優越感や使命感を元にして陰謀論へハマる人もいます。 「愚かで無知な人々が知らない世界の裏を自分は知っている、自分は優れており、選ばれた人間であり、敵と戦わねばならない」 雑に言ってしまえばこのよ…

  • 流されるがまま

    新しいオモチャは遊びがいがある。 断らない人間の本領 人間の心の機微の真髄は恋や愛だと思っています。 しかし私はどうにもその手の事柄には疎いです。 このブログでその手の話題をさっぱり書かないのは、もちろんプライベートが過ぎることもあるとはいえ、そもそも日常的な思考の海にほとんど浮かんでこないためだと自己分析しています。 なにせこのブログは日々考えたことを形だけ整えて垂れ流しているようなものですので、そこに出力されないということは普段から考えていないことの証左です。 私はそんな人間なのですが、ここ最近は環境と事情が変わりつつあり戸惑っています。 まずは現状分析です。 4月から異動してきた今の部署…

  • 理解できないものを排除したくなる気持ちこそを恐れるべき

    私はインターネットに関しては若者の言に概ね従う派です。 私も一応は子どもの頃からネット環境のあった世代ですのでそこそこ慣れてはいるつもりですが、この手の変化著しい分野に関しては若者の知見には到底敵いません。 例を挙げると、以前ある若者に言われた「ネットに書いていいのは大きな声を出して駅のホームで言っても問題ないことだけにすべきだ」は常に心掛けています。 ネットは現実の延長線上であり、暴言や誹謗中傷、一線を超えた発言や世間に許容されない話題は控えることが望ましいとする考えはデジタルネイティブらしい現実的な発想ですし、昨今のネット情勢における殺伐とした訴訟事例などを考えれば実に妥当です。 そもそも…

  • 打ち水で涼しくなる理由をどこまで説明すればいいか

    技術系の人間が何かを説明する時、よく陥る問題があります。 それは、物事の原理を説明していこうとすると逆に専門性が高まっていって難しくなることです。 もちろん学術的に深掘りしていけば難しくなるのは当たり前ですし、深掘りしていけばいくほど厳密さが重要になってくるので専門用語が増えたりするのは仕方がないことではあります。 どこまで噛み砕いて説明できるか、それはある意味で技術者の腕の見せ所かもしれません。 と能書きを垂れつつ、説明が下手な技術者の一例をこれからお見せしましょう。 打ち水 今回は打ち水をテーマとします。 打ち水は私の生息している業界であるHVAC&Rでも時々耳にする言葉で、「エアコンや冷…

  • 絶対的平和主義は信念ではなく論理に頼るべきではなかろうか

    あまりにも重いテーマだが、この時期には向き合わねばならないと思う。 平和主義の類型 平和主義(Pacifism)には主に2つの形態があります。 一つはありとあらゆる暴力を否定する絶対的平和主義(absolute pacifism)、もう一つは防衛の範囲に限定して暴力の行使を認める条件付平和主義(conditional pacifism)です。 異なる表現を用いるならば、前者はリベラリズムに基づく非武装中立を理想とし、後者はリアリズムによる抑止や武装防衛を認めています。 私個人としてはどちらかと言えば後者寄りです。少なくとも前者のPacifismとは少し異なる見解を持っています。 私は仕組みやシ…

  • 争いを避けるための鏡返し戦略の有効性に関して

    今回の記事は漫画の一セリフから話を展開していく、そんな軽い感じです。 内容がそこそこヘヴィになりそうなため流れは軽くしておきましょう。 争いの”非”双方向性と、生起の抑止 最近、漫画『バンデット』の画像をやたら見かける機会がありました。たぶんオリンピックの影響かと思います。すでに完結済みの漫画ですが全6巻ならサラッと読んでみるかと大人買いしてみたところ、ちょっと血生臭い漫画で人様にはおススメしにくいですがなかなかに面白かったです。 で、この漫画で恐らく一番有名なセリフ、ネットミームと化している言葉はもちろんこれでしょう。 「侍の本懐とは ナメられたら殺す!!」 たいへんに物騒な台詞ではございま…

  • 責任感と給料の関係に関する考察

    「アルバイトは仕事に対して責任なんてない、休みたい時に休んでいいしサボってもいい。最低賃金で雇った労働者に多くを求めるな。仕事への意識を高めて欲しいならもっと給料を払え」的な言説を時々見かけます。 いや、まあ、気持ちは分かります。 要約すれば「もっとお金をくれ」であり、それは多くの人々が持つ素直な欲求です。 ただ、もっともらしく聞こえるもののちょっと論理の建付けが甘いような気がするので、少し自論を述べていきます。 責任感・給料・労働契約 拝金主義や資本主義に染まり過ぎると忘れがちなのですが、給料の多寡は仕事への意識とは無関係です。たくさんお給料をもらっていても責任感が全然無い人もいれば、少ない…

  • 記事が無いから記事が無い話をする

    困りました。 土日はブログを書けなかったのでストック記事が残っていない。 書きかけの記事はどれもヘヴィなテーマばかりで今は書きたい気分ではない。 最近睡眠の質が悪く毎日4時間程度しか寝れていないうえに昨晩は寝るタイミングを間違えたせいでほぼ徹夜気味。 そんな朝、今がその朝です。ジャスト、ナウ。 今は通勤しながら記事を書いています。普段であればストック記事を投稿している時間に新しい記事を書いている緊急事態です。 やることは先にやってから いや、まあ、別に朝のうちに投稿しなければならないなんて掟はありませんので、脳が働いていない今ではなく夜にゆっくり書いて投稿すればいいのですが、個人的な経験則とし…

  • デマゴギーや流言飛語を訂正することの注意事項

    古くは対面や匿名掲示板、現代ではSNSで繰り広げられている口論・レスバトルは非生産的な行為であるとの認識は世間一般的なものかと思われます。 しかしそれでも日々様々な場所でバトルが繰り広げられている、その欲求の意味と原動力は奈辺にあるのでしょう? 正義の武器を振るう悪人は、悪に他ならない レスバトルが生じる流れは様々ですが、一つの典型例として「誰かの誤情報を厳しい論調で指摘すること」を起因に着火する状況をよく見かけます。 これの難しい点として、指摘自体は正当です。デマゴギーや流言飛語は正しい情報へ訂正される必要があり、訂正を行う行為自体は強い正当性、極言してしまえば正義を持っていると言えます。 …

  • ステレオタイプ的認知との付き合い方

    「何を言ったか」が一番重要ではあるものの「誰が言ったか」「どう言ったか」も留意はしないといけない、とした考えを私は度々述べてきました。 それに関連して先ほど思い付いた小話をします。 子どもが「大好きなのはヒマワリの種」と言うのと、おじさんが「大好きなのはヒマワリの種」と言うのでは、明らかに周囲の受け取り方は変わると思います。 そう考えると「誰が言ったか」はやはりどうにも無視できない程度に大きなファクターでしょう。前者であれば「ああ、とっとこハム太郎が好きなのかな?」と思うでしょうが、後者は「なに言ってんだこのおじさん」と周囲がドン引きするかと思います。 いや、まあ、先程頭の中でとっとこハム太郎…

  • 取っ散らかった雑談

    1記事1テーマが理想的なものの、時には雑多な話をしたいときもあるものです。 よって今回は軽めの話題を詰め込んでいきましょう。 時にはどころか頻繁にやっているような気はしますが、それは気のせいです。 はてなブログに関する見方 海外出張前後はやたらと忙しくなるのが常ではあります。それは仕方がありません。ここ数日はようやく落ち着いてきてブログを巡回する程度の余裕が出てきました。 コメントをする時間が無くとも「貴方の記事を読みましたよ」といった意思を示すことができるシステムとそれによって形成される緩やかなコミュニティが『はてなブログ』にはあり、無理をしない範囲で、しかしせっかくなのでその緩やかなコミュ…

  • 理想とは「夢幻の如き」を徹底的に踏み潰すものなり

    世の中には「理想の為ならば犠牲は致し方ない」と考える方がいらっしゃいます。 厭味ったらしい話をしてみますが、そういった人は五族協和や大東亜共栄圏のことはどう思っているのでしょう?あれも民族の協調や国家間の助け合いなどなどお題目として言っていることは理想的で綺麗だったと思います。現実はさておき。 「理想の為ならば犠牲は致し方ない」と考える人があれを肯定するとその理想の末路についても思いを馳せなければならないでしょうし、あれを否定すると「理想の為ならば犠牲は致し方ない」とした理念も同時に否定せねばならないでしょう。あっちは駄目だがこっちの理想は正しいと跳ね除けるのであればダブルスタンダードです。 …

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