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  • 相撲好きな貴人の正体 民部稲荷 <川越の伝説>第4話

    川越の賑やかな商店街、クレアモールにある大きなデパートといえば、丸広百貨店にゃ。 その屋上に神社が祀られてるにゃ。「民部稲荷」だにゃ。 いまの社殿をこしらえた際に、近くからご遷座いただいたとのことで、屋上までは誰でも行けるから、お参りも自由にできるにゃ。 そして、もう一箇所。 同じ民部稲荷様が、丸広百貨店の南東の裏手にある川越八幡宮にも祀られてるにゃ。境内社だにゃ。こちらは分祀にゃろうか? ともあれ、この2つの民部稲荷にゃけど、面白い伝説があるにゃ。 昔々のこと。武蔵国多摩郡の八王子に、ひとりの小坊主さんがいたにゃ。 この小坊主さん、時折、夜になると、周りが寝静まった頃を見計らい、そっとどこか…

    地域タグ:川越市

  • 魚屋を救ったお稲荷さん 川越・出世稲荷神社 <川越の伝説>第3話

    川越の賑やかで長~い商店街・クレアモールを北上していくと、そろそろ熊野神社の参道も近づく右手に「小江戸蔵里」が見えてくる。古い酒蔵なんかを改装した観光施設だにゃ。白壁が眩しくてきれいなところにゃ。 でもって、この蔵里を越えて少し行ったところを右折するにゃ。細い通りを進んでいくと、間もなく左手に神社が現れる。 「出世稲荷神社」だにゃ。 ものすご~く太くて高い2本のイチョウの木が目印で、樹高はどちらも26.5mくらいにゃ。樹齢は650年程と見られているにゃ。 そこで、この出世稲荷なんにゃけど、古くは「くぼ稲荷」と呼ばれていたらしいにゃ。 たしかに、クレアモール側から見ると、神社のある土地はわずかに…

    地域タグ:川越市

  • 仙人とうっかり龍神 龍池弁財天 <川越の伝説>第2話

    観光の人はだ~れも来ない、川越の地味なスポットのお話にゃ。 川越で一番大きなお寺「喜多院」の門前から、15分くらい歩いた小仙波町の西の端っこに、祠がひとつあるんよ。 「龍池弁財天」という小さな祠にゃ。ちなみに「龍池」の読み方は、正しくないかもしれにゃいけど、「りゅうのいけ」だと一応聞いてるにゃ。 さて、はるか大昔のこと。 当時、小仙波の地は一面の広い海に面していたんだそうにゃ。 そこに、あるとき仙芳仙人という人がやってきた。仙人は、辺りの様子が気に入って、「ここにお寺を建てようか」と、考えたそうにゃ。 そこで、土地を探していると、白髪の老人が現れた。 この老人に、「お寺の土地を探している」と、…

    地域タグ:川越市

  • 連れてっての鐘 川越・時の鐘にまつわる伝説 <川越の伝説>第1話

    川越のシンボルといえば、もうなんといっても「時の鐘」なんにゃけど、この時の鐘にまつわるあまり知られていない面白い昔ばなしがあるので、紹介するにゃ。 名付けて「連れてっての鐘」伝説にゃ。 時は、江戸時代の半ば。川越藩主に秋元喬知(あきもとたかとも)という人がいたにゃ。 佐倉藩戸田家から甲州谷村(やむら)藩秋元家に養子に入った人で、のちには老中に上り詰めるにゃ。当時、かなり仕事のできる優秀なエリートだった人にゃ。 その秋元喬知が、甲州から川越に国替えになることが決まったとき、谷村城内に「長久の音(ね)」と呼ばれる鐘があったそうにゃ。 にゃけど、その鐘、すご~く重いんよ。 なもんで、藩ではこれを大事…

    地域タグ:川越市

  • バンコク 日本を驚かせた微笑みの仏教 <トラキチ旅のエッセイ>第32話

    明治維新後、それまでのいわゆる鎖国をやめ、海外諸国と広くつきあうこととなった日本。 社会のさまざまな人びと、集団、階層、いずれも問わず、海外からもたらされる新しい情報に驚いた。 仏教界も例外ではない。大いに驚いた。 ただし、彼らの驚きは、ほかとはちょっと違う。 彼らは、純・外来たるキリスト教やイスラム教の教えに驚いたわけではない。 自らがよく知る仏教について、驚きに見舞われた。 もっとも、そのことを噂には聞いていた。しかも、昨日今日聞いた噂ではない。 おそらくは、はるか6世紀、仏教伝来以来のウワサである。 内容はこうだ。 遠い異国の仏教徒には、「小乗」と呼ばれる教えを信じる人々がいる。 小乗と…

    地域タグ:タイ

  • バンコク 帝釈天の造りたる街 <トラキチ旅のエッセイ>第31話

    タイの首都、バンコク。 しかし、その呼び名は主に外国人が使う。 現地では、この都を「バンコク」とは言わない。そのことは、メディアの紹介もあって最近はよく知られている。 バンコクの本当の名は―――、とても長い。 クルンテープ・マハーナコーン―――云々、云々と、延々続く正式名は、とてもではないが一度に覚え切れるものではない。 その「云々、云々」の中に、まことに象徴的なくだりがある。 「帝釈天が建築神をして造りたるまち」 すなわち、現在、成長著しい東南アジアの中心を成すこの繁華な街は、帝釈天の設計によるものとここでは語られている。 「帝釈天」―――インド生まれの神となる。 なお、この神は、われわれ日…

    地域タグ:タイ

  • 川越駅前・あじさいポスト 2024年もきれいに色付く

    川越駅前に「あじさいポスト」があるんよ。 トラキチが勝手にそう呼んでいるだけなんにゃけどな(笑) 昨年もここで紹介したんにゃけど、今年もいつもどおり5月末、押し詰まってから色付いてきて、いまピークに向かっているところだにゃ。 真っ赤な郵便ポストの周りをあじさいがくるりと囲んでいて、初夏の美しい風景をかたちづくってるにゃ。 トラキチは2~3日に1ぺんくらいはここを通るにゃ。 なかなかきれいにゃぞ。 なお、川越の市街地には大きな駅が2つあるんにゃけど、あじさいポストのある駅は東武鉄道とJR東日本の駅が一緒になった「川越駅」だにゃ。 ちなみに、もうひとつは西武本川越駅。見に来るのなら間違えないように…

    地域タグ:川越市

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