フィレンツェで画材を探す時にはゼッキへ行きます。大好きなお店です。今朝訪れると私以外のお客さんは皆、英語圏の方。でも従業員さん達が英語を流暢に話しながら対...
昨夜は雨の音に驚いて、思わず雨戸を開けて大雨を確認してしまいました。それなのに、朝は青空。こうやってフィレンツェは秋が深まっていきます。キノコがぐんぐん育...
フィレンツェの高校は、特に街中にある所は新しい校舎ではなくフィレンツェに昔からある建物をリユースしている場合が多いです。歴史的建造物がそのまま学生たちの学...
まさか自分で味噌を作る日が来ようとは…。感慨深く、少し感傷的にもなってしまった日曜日の昼。待ちに待った自家製味噌を味見しました。味噌の味を堪能するために、...
今日は行きつけの八百屋、マリアの店の最終日でした。これからキャベツをどこで買ったらよいのか途方に暮れながらも、最後のご挨拶をしに、我が家の中学生を連れて市...
心の余裕と読書量が連動している私にとって、小さな単行本一冊を読み終わるのに、今日まで時間がかかったことは、あまり宜しくないなと思いながら、心を静め(たつも...
我が家の中学生を通して、イタリアの教育制度について知ることができ、面白いなあと思っています。中学校最終学年の彼らは、これから来年一月中旬まで、自分の将来を...
最近は気持ちも身体もバタバタしていて、座っていても気持ちが落ち着くことがありません。そのような中、お茶のお稽古なんて出来るのかと心配でしたが、恐らくお稽古...
秋の展覧会、第二弾。メディチ・リッカルディ宮殿で未来派のデペロ展が開催中です。舞台衣装を得意としたデペロのデッサンやタピスリーとしてデザインされた色鮮やか...
あっと言う間に金曜日。フィレンツェも大分涼しくなりました。いつも秋がやって来るのが突然で、体調管理にも最大限に気を使います。今、我が家は風邪こそひいていま...
フィレンツェは、久しぶりに雨です。最近は気温も下がり始めていましたが、雨がシトシト降るとその寒さがより一層身に沁みます。まだ衣替えもしていませんが、そろそ...
我が家の朝は六時半に鳴る目覚ましで始まります。それなのに、今日は目覚ましの前に、ヘリコプターの爆音で起きてしまいました。ヘリコプターは通常、サッカーの試合...
二回目のカプーア展を観てから、ぶらぶらとサント・スピリト教会広場で開催されている日曜マーケットを訪れました。フィオルコラと呼ばれるこの市は、オーガニックの...
重箱の隅を突くようなマニアックなコレクションや趣味はあれども、広く大きな世界を知ろうとしてこなかったので、この歳になっても新しい発見が数多くあります。我が...
秋の展覧会、第一番目はストロッツィ宮殿のアニッシュ・カプーア展です。カプーア展は日本でも一度行ったことがあり、自然の中で宝探しをするように作品を見つける彼...
「50歳の誕生日だから」と招待されて我が家のイタリア人は同僚のパーティーへ出かけました。こちらではバースデー・ボーイ(ガール)が自らパーティーを開催し、友...
日々の生活でフィレンツェの悪口一つも言いたくなることは多々ありますが、でもやっぱりこの街で芸術を学ぶ学生は本当に恵まれているなと、感心させられる機会も多く...
国際陶器市にいつも店を出す友人は、新たな挑戦に挑む人で、物腰柔らかな彼女の人柄の中に潜む、炎色の魅力に惹かれます。最近個展も開催したという彼女の店は、茶碗...
柳宗悦の『蒐集物語』を読んでいます。夏休みに日本民芸館を訪れてから、彼の著作に関心を持ち読み進めていく中で、共感する事の多さに驚いています。特に『茶の美』...
毎年恒例の、国際陶器市。今年もまたサンタ・クローチェ教会で開催中です。(明日、日曜日まで。)いつものおじさんの所で、新しいお皿をみたり、人だかりがしている...
木工制作に専念している我が家の中学生には師匠がいます。まぁ、師匠はプロなので、糸鋸の使い方さえ知らなかった彼にとっては雲の上の存在ですが、なにか分からない...
中学生にもなると、プレゼントを考えるのが難しくなります。小さな頃は、ぬいぐるみや本などなど思いつくままにあげれていましたが、自分の趣味趣向がはっきりしてき...
マリアの八百屋は、スケジュールが合う時はなるべく水曜日に行こうと思っています。何となく、より新鮮、もぎたてな野菜や果物があるような気がするからです。今日の...
ウィスキーの世界は全く知りません。北海道余市でニッカを訪ねるまでは、ウィスキーと言う飲み物事態も、美味しいと思って飲んだこともないし、(大学時代の付き合い...
こちらは、ベルベデーレ要塞の階段。人は建築でも絵画でも、彫刻でも、好きな鑑賞ポイントがあるかと思いますが、私の場合、建物の階段につい目が留まってしまいます...
10月の初日が日曜にあたりました。天候良好。込み入った予定もなかったのでチェントロに出かけたら、セルヴィ通りにあまり見かけない人の列。この列はどこへ続いて...
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フィレンツェで画材を探す時にはゼッキへ行きます。大好きなお店です。今朝訪れると私以外のお客さんは皆、英語圏の方。でも従業員さん達が英語を流暢に話しながら対...
真冬のコートをクリーニングに出してしまいました。どうか寒さが戻りません様に…。再び暖かくなったフィレンツェ。暖かさに直ぐに騙されて、もう夏も間近!なんて思...
寒さと暑さが、雨と太陽が、交互にやってくる様なイタリアの四連休。最後の日曜日は、晴れでした。25日から一カ月間、開放されているアイリス庭園へ今年の花を観に...
木曜日が祝日でしたから、イタリアの学生は4連休。というか、今年は復活祭が早かったためか(3月末)、その後はもう夏休みに向かっている気さえしています。でも生...
当たり前のことですが、イタリアに住んでいると日本で普通に食べていた物が手に入らなくなります。とはいえ、寿司ブームがあったり、日本食がダイエット食と勘違いさ...
明日、明日と理由をつけながらクリーニング屋へ行くタイミングを先延ばしにして良かったです。やっぱり!予想した通り、寒さが戻ってきました。一日二日かと思ってい...
春のコンサート・シーズンに乗じて、今度は街中のヴェルディ劇場へやって来ました。ペルゴラ劇場より規模が大きいこの劇場では私はいつもプラテア席ではなく、ボック...
お金をもらって肖像画を描く画家は、依頼主の顔を、”現状より、少し良く”描くのがお決まりの常識です。ですからウフィツィ美術館に多数ある肖像画作品でも、それを...
土曜日は、銀行がプライベートに所有している絵画コレクションを見せてもらいました。メディチ家も銀行家ですから。今でも銀行が美術コレクションを持っていても、ち...
少し前にリニューアル・オープンの知らせは届いていたのですが、なかなか訪れる機会がなくようやく今日、スペーコラ博物館を訪れました。チケット売り場も新しくなっ...
この絵を初めて観た時、何が描かれているのか分かりませんでした。じっと眺めていると「ああ、フランス国旗か。」と理解出来てくるのですが、一見すると色の嵐が押し...
誰にでも、つい寄ってしまうような最寄りの寺社仏閣はあるのではないでしょうか。私にとってそんな身近な場所は、サンティッシマ・アヌンツィアータ教会です。いつも...
30度に近い気温が続いているフィレンツェ。サマータイムも相まって、何だか既に夏気分です。朝の空気だけは少し寒いけれど、直ぐに暑い空気に覆われます。そのため...
フィレンツェには幾つもの劇場があり、真夏以外はさまざまな演目で人々を楽しませてくれます。特に秋冬の季節はオペラが頻繁に上演され、日本からのお客様も当日チケ...
今年はアメリカの大統領選もありますが、実はフィレンツェの市長選もあります。その中でも去年からずっと紙面を賑わせてきたのが、一人の候補者。その方は政治家では...
最近、印象派について考えています。少し前までは中世からルネサンスの絵、しかも宗教画についてばかり考えていたのですが、一息ついたので、次の課題に。それにして...
春になると、気持ちが忙しくなります。「イタリアはいつもこうだから。」と、頭では分かっていても、時間に余裕がない状態で動くのが苦手な私は、勝手にドキドキして...
少し前の話ですが、カッラーラを訪れた際に昼食を取ったレストラン。中へ入っただけで、「ここは絶対美味しい」と確信できる場所でした。なぜそう感じるのか、と言え...
少し汗ばむような太陽で週末が始まりました。ところで、三十年以上前から続くシャツ屋が近所にあり、我が家のイタリア人がいつもお世話になっていますが、今日、店の...
チンクエテッレの街を巡るのに最適な方法は列車。どの本にもそう書いてあって、実際に乗ると本当にそうだな、と思います。勿論、これから暖かくなれば海から五つの街...
連休を利用した一泊二日のペルジーノの旅は、テンペラ画、油絵の作品もさまざま鑑賞しましたが、最も心が揺り動かされた作品はフレスコ画でした。保存状態が良い事が...
(ちょっと曲がった写真で申し訳ありません…。)週末を利用してウンブリアまで足を延ばしました。次回開催予定の、オンライン講座で取り上げる画家ペルジーノの足跡...
フィレンツェにも春到来。もう流石に冬の様な寒さは戻らないのではないかしら、と思っています。今は暫しの日常が戻っていますが、明日から再び連休。我が家の中学生...
最近、連休がつづくイタリア。そのお陰もあってフィレンツェは大賑わいです。そんな混雑を避けながらも、春を感じられる場所へ行きました。アイリス庭園です。毎年一...
お茶の稽古に伺う時、事前に何をやるかは知らされていないので、何カ月もやっていない内容を朝提示されると、たじろぐ事があります。先日も久しぶりに長緒の稽古のた...
洗礼堂へ行きました。少し前から、天井のモザイク画修復が始まっていて、幕が張られています。実は、特別な訪問プランでこの足場を登り、幕の上まで行く限定十名のイ...
ピッティ宮殿で開催されていたエレオノーラの展覧会を訪れました。メディチ家の宮廷の中でも陰の立役者として知られているコジモ・デ・メディチの妻、エレオノーラに...
小物を詰め込んだ棚の整理をしていたら、昔々ベネツィアで購入したものが出てきました。左側のアトマイザーを手に入れたのは、確か学生の頃だったと思います。その頃...
最近、健康志向のイタリアではお洒落な店のアペリティフやレストランのメニューにも上るようになった、フムス。一番最初に食べたのは、確か6,7年前に招待された、...
「普通の植物画とは違って、画家の気持ちが入っている良い作品が多かったよ。」と友人に推薦された展覧会を観に、ダンテの家に行きました。沢山の植物画は水彩で描か...
フィレンツェでは復活祭の日にその年の豊穣を占う、有名な聖霊の鳩が収められている教会として知られるサンティ・アポストリ教会を久しぶりに訪れました。今は開いて...
春から夏にかけては、フィレンツェの様々な美術館で展覧会が開催されます。チケット代金が少し割り増しになるデメリットはありますが、普段目に出来ない作品を鑑賞す...
今年は従来の復活祭が戻り、パスクワ当日は、以前と同じように多くのイタリア人が家族で集まり、昼食のテーブルを囲んだのではないかしら、と思います。そしてイタリ...
旅のスタイルは人それぞれで、素敵なホテルに泊まるもよし、台所付きのアパートで生活する様に滞在するもよし。因みに食いしん坊な私は、二泊以上の場合は後者を選ぶ...
少し肌寒いですが、日向は暖かなフィレンツェの復活祭です。友人は大聖堂まで聖霊の鳩の行方をを観に行ったようでビデオを送ってくれました。ご加護がありそう!あま...
もうすぐイースターです。街はウサギや卵型チョコ、鳩型ケーキで溢れかえり、春色の可愛いデコレーションが何処彼処で見られます。街を歩きながら、それらを目にし、...
昨日から、今は亡き私の友人の画家ジャンフランコ・メッロ氏の展覧会がヴェッキオ宮殿で始まりました。久しぶりに観るメッロさんの絵。色鮮やかなフィレンツェの姿を...
日本で美術館を訪れる度にミュージアムショップの充実度に感服していますが、(大好きなのは東博!)最近は、イタリアも負けていません。欲しい物があるか、ないかは...
時々、突然甘いものが食べたくなる時があります。先週末も、鼻の奥が痛くなる程甘いお菓子が食べたくなりジャム入りクッキーを作りました。私にとってMAXの甘さで...
第一日曜日の今日は、市立国立の美術館が無料なので沢山の人が列していたら嫌だなー、と思いながら駅へ向かいました。ノヴェチェント美術館に到着すると、開館したば...