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  • 父の認知症を疑う⑩

    父から免許証を取り上げるための手続きは何とか進みそうだ。 でも、ここへきて、一時は免許返納させることに同意していたはずの弟2号と母が難色を示し始める。 ・やっぱり通院や買い物に困る(弟2号がいつでも来れるわけでないから) ・免許を取り上げることで母に八つ当たりされたら困る ・ただでさえ動かないのに車を取り上げたら認知症がさらに早く進むのではないか ・母の健康状態は万全とはいえないので一人で出かけてまた転倒しないか心配 ・生協の宅配システムが母に使いこなせるのかどうか(注文したものを忘れそう) 車必須の田舎に住む親を持つ人間なら当たり前に悩むことである。 でも、それ言ってたら何も進まないんだよ。…

  • 父の認知症を疑う⑨

    母からSMSが届いた。 昨日の診察で運転しないようにと医師から言われたのだが、そんなことはお構いなしに父は今朝から車でいそいそと出かけたようだ。 ……でしょうねっ。 車のキーも免許証も取り上げるのに失敗したので、こうなるのは分かっていたけど。 やっぱり免許取り消しにしてもらおう。 来年の免許更新は間違いなく引っかかるだろうから、放置してもいずれ運転はできなくなると思うけど、その間に事故られても困る。 そういえば公安委員会ってどこ? ググってみたら『安全運転相談窓口(#8080)』というのが出てきたので、とりあえず電話してみた。 掛けた人間が住んでいる地域の窓口(運転免許試験場とか)に繋がるシス…

  • 父の認知症を疑う⑧

    父は病院に着くまで自分の受診日だとは欠片も認識していなかった。 予約票を見せてようやく理解する始末。 日時の感覚が著しく衰えている。 MRI画像などを見せてもらいながら検査の結果を聞いたけど、今のところアルツハイマー型らしき所見はなく、脳血管型認知症との診断だった。 車の運転も一応できるし自分でできることも多いから程度としては軽度。 認知症の薬は基本的にアルツハイマー向けらしい。 意欲を高める薬とか興奮を抑える薬は血管型にも適応する場合があるみたいだけど、今の父の状態には向かなさそうなので投薬は見送った。 一年後にまた再検査とした。 「認知症であることには変わらないので、車の運転は控えるように…

  • 父の認知症を疑う⑦

    翌日いよいよ、父の検査結果が出る。 今回は前回とは別のルートで帰省してみることにして、特急列車1本と鈍行列車2本の乗り継ぎ。 昔はもう少し選択肢があったけど廃線が相次ぎ、移動時間的に特急2本と鈍行1本を乗り継ぐ前回のルートか、今回のルートしかない。 今回のルートは地図の上で見る分には特急2本の乗り継ぎよりも距離は短縮できているはず。 しかし、料金が3千円ほど安くなっただけで7時間コースなのは同じだった(笑) 同じ時間かかるなら特急2本乗ったほうが快適だったな~。 特急列車はリゾート型スキー場から帰る外国人客で混み合っていた。 台湾の人たちは旅慣れているのか静かで落ち着いているのが良い。 実家の…

  • 父の認知症を疑う⑥

    父は私たちにとって毒親でしかない。 昔から傍若無人に振る舞い、母にモラハラ、子供にはパワハラ、時には暴力も振るってくる人間だった。 私たち上の3人とは歳の離れた弟2号は、辛うじて父から暴力を受けていないのが幸いだ。 正直、父親に向き合うのは昔を思い出し、しんどい。 歳を食って弱くはなっただろうが人格だけは変わらない。 もういっそ誰かに丸投げしたい。 実家を放置してもいいけど、弟1号と妹は事情により戦力にはならない。 そうなると弟2号にこれまで以上の負担がいきそうなので、それは避けたいと思う。 現状でも何かあれば母はすぐ弟2号を頼る。 母の怪我の連絡がくるまで実家のことなんて大して考えずにきたく…

  • 父の認知症を疑う⑤

    認知症の検査の仕方は病院によって違うと思うが、今回受診する認知症疾患医療センターでは、1回目は精神科の医師による診察・MRI検査、2回目は心理テスト・脳血管検査、3回目で診断の結果が出るということだった。 1回目は診察があるので私・弟2号・母の3人で付き添った。 父の運転の状態を見たかったので行きは実家から後部座席に乗ったんだけど、私がスピード出すなってうるさく騒いだので速度はそれほど出さなかったが、注意力が落ちているというか、よそ見が多い感じがした。 おっかないので帰りは私が運転した。 診察では、やっぱり日付の感覚がおかしいのがはっきりと露呈していた。 認知症患者に多いという関節の可動域なん…

  • 父の認知症を疑う④

    父は何度か心筋梗塞になっては、その度に一命を取り留めるというしぶとい人間だ。 もちろん救急の先生たちの頑張りのおかげだけど。 父が定期的に受診している隣町の総合病院には認知症疾患医療センターという専門科があったのを思い出し、電話してみた。 看護師さんあたりが話を聞いてくれるのかと思いきや、認知症専門医の先生自らが電話を受けていたのでちょっと面食らった。 父の普段の様子や、認知症を疑っているが本人に病識がないのと、性格的に もの忘れ外来(精神科)を受診させるのが難しいであろうこと。 そちらの循環器科を定期的に受診していて近々受診の予定があるので、循環器科の先生からそれとなく認知症検査を促すような…

  • 父の認知症を疑う③

    母の退院が間近に迫った連休に再び面会へ行った。 顔の腫れは若干残っているものの、わりと元気そうではあった。 医師の診断によると、断定はできないが最近判明した病気のために別の病院で処方されていた薬の影響でふらつきが出たのが転倒の原因かもしれないとのことだった。 のちに薬の量が減ると、ふらつきも落ち着いてきたようなので安心した。 その日は役場に入っている地域包括支援センターに予約を入れていた。 今年亡くなった舅も認知症であったが、舅の時は病院のソーシャルワーカーさんに相談していたので、地域包括支援センターを利用するのは初めてだった。 弟2号も休みなのにわざわざ付き合ってくれた。 職員さんの目には親…

  • 父の認知症を疑う②

    母の面会を終え、とりあえず実家へ寄ってみた。 父の様子を見るためだ。 実家のおじいにゃん(老猫)はとりあえず元気そうで良かった。 父は気の抜けた顔でボーッとテレビを見ていた。 久しぶりに顔を合わせたら60代半ばでで亡くなった祖父と同じ顔をしていて驚いた。 全然似てなかったのに着地点は同じなのかと妙に感心したのを覚えている。 父は母が入院していても特に気にも留めていないようだった。 でも何か妙にヘラヘラしているし違和感を感じる。 最近の様子について、近居でたまに家の様子を見てくれている弟2号と話をしたら、母が救急車で運ばれた際に父が母の財布から金を抜き取っていたことも判明した。 ほんとに救いよう…

  • 父の認知症を疑う①

    先日、仕事中に珍しく弟2号から電話がきたと思ったら、母が怪我で入院したとの連絡だった。 その週末に面会予約が取れたので夫と入院先へ駆けつけたのだが、どんな転び方をしたんだか顔の腫れがひどく、弟2号も妹も私も全員が転倒ではなく父の暴力を疑うほどだった。 父は、アイツならやりかねないと思わせる人物だが母が頑なに否定するので、とりあえずその場は収めた。 母が玄関先で転倒した時、別室にいた父は気づくこともなく、どれだけ時間が過ぎたのか分からないけど、目が醒めた母がなんとか近居の伯母に携帯で助けを求めて救急車で運ばれたらしい。 しかし、歳で耳が多少遠くなったとはいえ、妻が転倒したのに全く気づかないという…

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