今月も施設から外出許可をもらってKとお出掛けをした。自宅には帰らずにまた散歩と外食と日帰り温泉。見た目も内部もかなり様変わりした我が家を見せるのはもう少し後にしましょう、ということで。 ※どうなる、次回の帰省 今回も問題なく行動し、楽しそうで安心した。また、ちょっとした変化も見え…
最重度知的障害児育ての20年。大荒れ思春期からの記録になった「ドメスティックおたく日記」です。
昭和のインドアおたく女が、重度知的障害児を授かり意を決して外に出ました。障害児者の福祉や教育という未知の世界で嫌でも社交的になりつつ考えてきたいろいろなこと、そしてどーでもいいオタ話を続けています。
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今月も施設から外出許可をもらってKとお出掛けをした。自宅には帰らずにまた散歩と外食と日帰り温泉。見た目も内部もかなり様変わりした我が家を見せるのはもう少し後にしましょう、ということで。 ※どうなる、次回の帰省 今回も問題なく行動し、楽しそうで安心した。また、ちょっとした変化も見え…
今月も施設から外出許可をもらってKとお出掛けをした。自宅には帰らずにまた散歩と外食と日帰り温泉。見た目も内部もかなり様変わりした我が家を見せるのはもう少し後にしましょう、ということで。 ※どうなる、次回の帰省 今回も問題なく行動し、楽しそうで安心した。また、ちょっとした変化も見え…
我が家の大改革リフォームも終盤。最大の変化、というよりそれ自体が目的だった「私の私的倉庫・書庫」が完成した。 結婚してからずっと狭い部屋に押し込まれ、積み重ねられていた本やその他もろもろのコレクションがようやく日の目を見る。(それを大量に持ち込むことを許した夫や舅姑の懐の深さよ)これらをすぐ手に取れる場所に置いて過ごすこと、それが理想の余生だったがついに実現する。
前回の続き。 合法であれ非合法であれ、本当に辛い状況を終わりにしたいと思うことはある。少なくとも私の周囲の障害児保護者はかなり前向きな人でも一瞬くらいは考えたという。 自分が産んだ子なのだから当然。 いや、自分の子なのだから、というだけでこんなに辛い日々を送らねばならないのか。 …
ちょっと前、Xである医師の投稿が話題になった。あえて引用はしません。 「重度の障害があって生まれた子の安楽死が認められる社会である方が良いと思う。」 この一文だけ取り出せばかなり衝撃的だ。しかしよくある炎上案件とはちょっと違うように見える。 むしろ、ちょっとは考えたけれど言えない、という意見を暴言という隠れ蓑もなしではっきりと…
我が家が生まれ変わった。耐震耐火も今の基準で増強し、見た目も違う。 ここで考える。 Kは次に帰省した時にどんな反応を示すだろう。 「さあ、お家に帰ってきたよ」と誘った時に中に入ってくれるだろうか。 お風呂もトイレもきれいにしたよ。ちょっと寂しいけどあなたがあけた壁の穴も塞いだ。でも、残してあるあなたの服やおもちゃ、絵本、DVDは専用の場所に整頓したから。 少し戸惑…
今、我が家に革命が起こっている。 大リフォーム、というか。そういう感じ。 義父母が亡くなりKが入所し、弟君が自立。夫とも相談し、老朽化した家を生まれ変わらせて余生を快適にしようではないか、ということになった。 Kが剥がした壁紙、傷付けた床、何度も壊したトイレや水道。それらの設備がいつまでもつかわからない満身創痍の家を一新してすっきりした老後を過ごしたい。夢で終わると思…
ゴールデンウイーク。もともと出不精のインドア体質なので、混雑しているとわかっている観光地にわざわざ出かける気にはならない。しかし子育て真っ最中の頃なら「寝言は寝て言え」と一蹴されてしまう。子どものエネルギーを甘く見てはいけない。 子ども達が幼い頃はもうそれこそ必死で出かけた。混雑や渋滞をできる限り回避するためにあれこれシミュレーションし、さまざまな「もしも」に備えて準備する。その準備のほと…
入所施設を運営する法人の行事で、保護者の懇談会が開かれた。コロナ禍の後では初めてだそうだ。 入所・通所・グループホーム利用者の保護者が不安や心配事をお互いに打ち明けて話し合う。具体的に即解決、とならなくても同じような悩みを抱えている家庭もあると知り、情報交換するだけでも気持ちは軽くなるものだ。 今になってわかる。情報収集というのは「お付き合い」だ。 福祉の勉強会とか…
桜の季節を逃してしまったのは残念だったが、Kの外出許可を申請して外に連れ出した。 迎えに行くと変わらぬ表情でスタスタと出てくる。お出かけの時は職員さんがちょっとおしゃれな服を選んで着せてくれており、一応家に残してある服も用意していくのだがほとんど必要ない。 その他に家から持参するのは、万が一トイレの失敗をしたり食べこぼしたりした時に備えた着替えやタオル、ウェットティッシュ等。在宅の頃の…
Kが入所してから確実に増えた読書量。お昼時にきついホラー映画見ながらハンバーガー齧ってるだけでは決してない。 で、最近久々に充実した読書体験をしたので記録しておきたい。 余生まんが
映画「ロストケア」を見る。 主人公は高齢者の訪問介護センターの職員で、利用者や同僚から優しく熱心な介護者として慕われていた。しかし実は彼は多くの利用者の命を奪っていて・・・というお話。 高齢者の介護に振り回されて疲弊していく家族。自らの哀しい介護経験もあり、主人公は高齢者本人と家族を「救う」為に命を奪う。見応えがあり考えさせられるのは、彼の行為が発覚し逮捕されてからの担…
入所施設を運営する法人の保護者会に参加した。Kが入所するまでお世話になっていた通所施設の保護者や職員さんも来ていて久しぶりにご挨拶ができました。 Kよりかなり年上の人のお母さんが最近入所の申請をしたという。在宅の方が自由に過ごさせてやれるから、と思うとなかなか決心がつかなかったが、親の体力・気力的にはそういう生活を維持する限界が近づいていると。 聞けばその方と同年代(親 70代 子 40代 …
Kの入所施設で感染症対策のために制限されていた外出が緩和された。待ちに待った久々の「親子でお出かけ」だ。 入所前からよく連れて行った公園をのんびりと散歩する。以前と全く同じように、時々小石を拾ったり雑草をむしったりしながら歩くKの後ろ姿を見ているとなんだかこの2年離れて暮らしていたことが噓のようだ。全く変わっていないから。 その後和食レストランでお寿司を食べる。ここでもまた、以前と全く…
Kが入所して2回目の春は今のところ平和だ。どうでもいいあれこれを書いてみる。 ●CSのチャンネルで「春のホラー映画祭り」として放送された映画を数本立て続けに見る。今さら流血とか気にならないし特に不快にもならないが、直後に流れた桜の開花のニュースに柄にもなく見入ってしまう。人間、こうやって無意識に精神の均衡を保っているのね。 「ヘル・レイザー」三作連続鑑賞がちょっと効いたかな。若い頃は平気だっ…
前回の続き。 時々考えるのだけどこの「理解させたいこと」というのもあくまで健常者サイドの常識や理屈だ。双方が「理解し合う」ことで穏やかに暮らすための歩み寄り、は必要だが、どちらがどれくらい歩み寄ればいいのだろう。 しかし「説明しても理解できないから」「繰り返すから」といって有無…
ノンフィクション作家の織田淳太郎氏がとある知的障害者施設に入職し、その現状を知って障害福祉の現状に疑問を持ち問題提起している本です。新刊案内で見てすぐに購入しました。 まず、入職先のグループホームと作業所の利用者対応。これがそのまま真実だとしたら本当にこわい。 知的障障害者への対応の基本のようなものは親の方も子が療育や支援教育を受ける過程である程度教えられるが、この本の中に出てくる
久しぶりに映画のはしごをした。 「ウルトラマンアークTHE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク」と「仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS/ホッパー1のはるやすみ」の2本。公開日が同じで両方上映時間も短め、それなら出直さずに見てしまおう、ということで。 平日の午前中なので観客の多くは大きいおともだち。親子連れが1~2組いただろうか。上映スケジュールもちょうどよく…
Kの入所施設から、感染症対策で制限していた帰宅・外泊を再開するとのお知らせが届いた。 感染状況も一段落し春の気配も感じられるようになった今日この頃、連れ出してまた一緒にドライブや散歩をし、好物を食べさせて家でのんびりさせてやりたい。久しぶりなのであれこれとプランを立てるのも楽しみだ。 高齢の入所利用者の親御さんと話をする機会があった。 両親ともに80代、入所しているお子さんも50代。そろそ…
前回の記事でKの幼少期の興味や反応がほぼ「映像と絵本の類」に対するものであり、創作とかゲーム、運動等の能動的・積極的な趣味に向かわない・・と書いた。 しばらく後(すぐに、ではないところがもう)に気が付く。私と同じじゃん。 自分は…
偶然、テレビで「働く障害者」についての番組を見た。障害者枠の雇用に定評のある企業で、定着率もよく就労者もいい表情だ。「ここで働いているのが楽しい」と笑う。 こういう様子や、就労でなくても趣味やスポーツを楽しむ知的障害者を見て昔からずっと思っていたこと。 Kはどうしてこの人達のようになれないのだろう。 とにかく、マスコミ等でよく紹介されるタイプの知的障害者はKとは全…
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今月も施設から外出許可をもらってKとお出掛けをした。自宅には帰らずにまた散歩と外食と日帰り温泉。見た目も内部もかなり様変わりした我が家を見せるのはもう少し後にしましょう、ということで。 ※どうなる、次回の帰省 今回も問題なく行動し、楽しそうで安心した。また、ちょっとした変化も見え…
我が家の大改革リフォームも終盤。最大の変化、というよりそれ自体が目的だった「私の私的倉庫・書庫」が完成した。 結婚してからずっと狭い部屋に押し込まれ、積み重ねられていた本やその他もろもろのコレクションがようやく日の目を見る。(それを大量に持ち込むことを許した夫や舅姑の懐の深さよ)これらをすぐ手に取れる場所に置いて過ごすこと、それが理想の余生だったがついに実現する。
前回の続き。 合法であれ非合法であれ、本当に辛い状況を終わりにしたいと思うことはある。少なくとも私の周囲の障害児保護者はかなり前向きな人でも一瞬くらいは考えたという。 自分が産んだ子なのだから当然。 いや、自分の子なのだから、というだけでこんなに辛い日々を送らねばならないのか。 …
ちょっと前、Xである医師の投稿が話題になった。あえて引用はしません。 「重度の障害があって生まれた子の安楽死が認められる社会である方が良いと思う。」 この一文だけ取り出せばかなり衝撃的だ。しかしよくある炎上案件とはちょっと違うように見える。 むしろ、ちょっとは考えたけれど言えない、という意見を暴言という隠れ蓑もなしではっきりと…
我が家が生まれ変わった。耐震耐火も今の基準で増強し、見た目も違う。 ここで考える。 Kは次に帰省した時にどんな反応を示すだろう。 「さあ、お家に帰ってきたよ」と誘った時に中に入ってくれるだろうか。 お風呂もトイレもきれいにしたよ。ちょっと寂しいけどあなたがあけた壁の穴も塞いだ。でも、残してあるあなたの服やおもちゃ、絵本、DVDは専用の場所に整頓したから。 少し戸惑…
今、我が家に革命が起こっている。 大リフォーム、というか。そういう感じ。 義父母が亡くなりKが入所し、弟君が自立。夫とも相談し、老朽化した家を生まれ変わらせて余生を快適にしようではないか、ということになった。 Kが剥がした壁紙、傷付けた床、何度も壊したトイレや水道。それらの設備がいつまでもつかわからない満身創痍の家を一新してすっきりした老後を過ごしたい。夢で終わると思…
ゴールデンウイーク。もともと出不精のインドア体質なので、混雑しているとわかっている観光地にわざわざ出かける気にはならない。しかし子育て真っ最中の頃なら「寝言は寝て言え」と一蹴されてしまう。子どものエネルギーを甘く見てはいけない。 子ども達が幼い頃はもうそれこそ必死で出かけた。混雑や渋滞をできる限り回避するためにあれこれシミュレーションし、さまざまな「もしも」に備えて準備する。その準備のほと…
入所施設を運営する法人の行事で、保護者の懇談会が開かれた。コロナ禍の後では初めてだそうだ。 入所・通所・グループホーム利用者の保護者が不安や心配事をお互いに打ち明けて話し合う。具体的に即解決、とならなくても同じような悩みを抱えている家庭もあると知り、情報交換するだけでも気持ちは軽くなるものだ。 今になってわかる。情報収集というのは「お付き合い」だ。 福祉の勉強会とか…
桜の季節を逃してしまったのは残念だったが、Kの外出許可を申請して外に連れ出した。 迎えに行くと変わらぬ表情でスタスタと出てくる。お出かけの時は職員さんがちょっとおしゃれな服を選んで着せてくれており、一応家に残してある服も用意していくのだがほとんど必要ない。 その他に家から持参するのは、万が一トイレの失敗をしたり食べこぼしたりした時に備えた着替えやタオル、ウェットティッシュ等。在宅の頃の…
Kが入所してから確実に増えた読書量。お昼時にきついホラー映画見ながらハンバーガー齧ってるだけでは決してない。 で、最近久々に充実した読書体験をしたので記録しておきたい。 余生まんが
映画「ロストケア」を見る。 主人公は高齢者の訪問介護センターの職員で、利用者や同僚から優しく熱心な介護者として慕われていた。しかし実は彼は多くの利用者の命を奪っていて・・・というお話。 高齢者の介護に振り回されて疲弊していく家族。自らの哀しい介護経験もあり、主人公は高齢者本人と家族を「救う」為に命を奪う。見応えがあり考えさせられるのは、彼の行為が発覚し逮捕されてからの担…
入所施設を運営する法人の保護者会に参加した。Kが入所するまでお世話になっていた通所施設の保護者や職員さんも来ていて久しぶりにご挨拶ができました。 Kよりかなり年上の人のお母さんが最近入所の申請をしたという。在宅の方が自由に過ごさせてやれるから、と思うとなかなか決心がつかなかったが、親の体力・気力的にはそういう生活を維持する限界が近づいていると。 聞けばその方と同年代(親 70代 子 40代 …
Kの入所施設で感染症対策のために制限されていた外出が緩和された。待ちに待った久々の「親子でお出かけ」だ。 入所前からよく連れて行った公園をのんびりと散歩する。以前と全く同じように、時々小石を拾ったり雑草をむしったりしながら歩くKの後ろ姿を見ているとなんだかこの2年離れて暮らしていたことが噓のようだ。全く変わっていないから。 その後和食レストランでお寿司を食べる。ここでもまた、以前と全く…
Kが入所して2回目の春は今のところ平和だ。どうでもいいあれこれを書いてみる。 ●CSのチャンネルで「春のホラー映画祭り」として放送された映画を数本立て続けに見る。今さら流血とか気にならないし特に不快にもならないが、直後に流れた桜の開花のニュースに柄にもなく見入ってしまう。人間、こうやって無意識に精神の均衡を保っているのね。 「ヘル・レイザー」三作連続鑑賞がちょっと効いたかな。若い頃は平気だっ…
前回の続き。 時々考えるのだけどこの「理解させたいこと」というのもあくまで健常者サイドの常識や理屈だ。双方が「理解し合う」ことで穏やかに暮らすための歩み寄り、は必要だが、どちらがどれくらい歩み寄ればいいのだろう。 しかし「説明しても理解できないから」「繰り返すから」といって有無…
ノンフィクション作家の織田淳太郎氏がとある知的障害者施設に入職し、その現状を知って障害福祉の現状に疑問を持ち問題提起している本です。新刊案内で見てすぐに購入しました。 まず、入職先のグループホームと作業所の利用者対応。これがそのまま真実だとしたら本当にこわい。 知的障障害者への対応の基本のようなものは親の方も子が療育や支援教育を受ける過程である程度教えられるが、この本の中に出てくる
久しぶりに映画のはしごをした。 「ウルトラマンアークTHE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク」と「仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS/ホッパー1のはるやすみ」の2本。公開日が同じで両方上映時間も短め、それなら出直さずに見てしまおう、ということで。 平日の午前中なので観客の多くは大きいおともだち。親子連れが1~2組いただろうか。上映スケジュールもちょうどよく…
Kの入所施設から、感染症対策で制限していた帰宅・外泊を再開するとのお知らせが届いた。 感染状況も一段落し春の気配も感じられるようになった今日この頃、連れ出してまた一緒にドライブや散歩をし、好物を食べさせて家でのんびりさせてやりたい。久しぶりなのであれこれとプランを立てるのも楽しみだ。 高齢の入所利用者の親御さんと話をする機会があった。 両親ともに80代、入所しているお子さんも50代。そろそ…
前回の記事でKの幼少期の興味や反応がほぼ「映像と絵本の類」に対するものであり、創作とかゲーム、運動等の能動的・積極的な趣味に向かわない・・と書いた。 しばらく後(すぐに、ではないところがもう)に気が付く。私と同じじゃん。 自分は…
偶然、テレビで「働く障害者」についての番組を見た。障害者枠の雇用に定評のある企業で、定着率もよく就労者もいい表情だ。「ここで働いているのが楽しい」と笑う。 こういう様子や、就労でなくても趣味やスポーツを楽しむ知的障害者を見て昔からずっと思っていたこと。 Kはどうしてこの人達のようになれないのだろう。 とにかく、マスコミ等でよく紹介されるタイプの知的障害者はKとは全…
同じくらいの時期に入所しやはり久々の帰省をした人のお母さんと話していて一致した意見は。 「30年なんて1年でリセットされてしまう」 出産からずっと心も体も全力疾走、神経を尖らせて休む間もなかった生活。子が学校や放課後デイサービスに行っている間も帰宅後に備えた家事や突然の緊急電話でのんびりなんかしていられない。 それが自分達の普通…
突然ですが。 私はオカルトコンテンツが好きです。CSのファミリー劇場で逸見太郎氏がMCを務めるそっち系番組とか怪談語りとか、もう絶対録画。 UMAにUFO、怪談に怪村、都市伝説、たまりませんな。 最近のこの手の番組は昔とはかなり違う。そういうものが本当にあるのか、それを信じるか否かについてはどうでもよくて、それをどう楽しむか、が目的のようだ。オカルト研究家やコレクター、サブカル…
とうとう実現しました、K君初めての帰省! 一年振りですよ! 職員さんの「いってらっしゃい」の声に送られて車に乗る。この時点から表情が明るい。我が家に到着して車を降りるとまず私と夫が庭で写真をパシャパシャ撮りまくる。室内に入ってまたパシャパシャ。 お昼ご飯は大奮発のお寿司。先にネタを食べてあとからシャリをつつく、という習慣は相変わ…
書棚の整理をしていると、障害や福祉の関連書籍が山ほど出てきた。 このブログで紹介したものも多い。そういうものを読み漁って参考にしたり子どもの行く末を考えたり福祉に関する知識を深めたり・・・ということはもちろん期待したし実際勉強にもなりました。 マニュアル頼みの世代、まず出産間もない頃は「医学的育児書」をあれこれ探した、 障害など夢にも思わない頃。有名人の子育て体…
Kの初めての帰省の日が近づいている。彼が1年以上不在だった我が家の時間を戻さねばならない。 それほど大きな変化はないと思う。しかし壊されないように補強していたものをはずしたり、残しておいた絵本やDVDの置き場所が変わっていたりする。 半日程度とはいえ油断はできない。完全に、というのは無理だとしてもある程度の現場回復は必須なのだがこれが意外と難しい。 勝手に窓を開けないようにし…
Kが入所して二度目のゴールデンウィークは、淡々と過ごしながらもそれなりに充実していた。 弟君の帰省、そして一緒にKの施設訪問と面会、夫と日帰りドライブ。遠出してもKが同行しないので各種割引はもうないが、高速料金節約のルートを工夫し奇跡的に渋滞回避、混雑を避けた地味なコースで快適なドライブ旅行でした。 そして私的にはこれがメイン、の映画鑑賞。カレンダーでは平日にあたる日を選んでシネコンに…
ゴールデンウィークが盛り上がるさなか、Kの面会に行った。帰省していた弟君を連れて。 弟君が兄が暮らす施設の中に入るのは初めてだ。案内されて個室の前に立ち軽くノックしてからドアを開ける。いない。 トイレでした。 職員さんと共に現れたKが弟君をチラッと見た。特に変化も動揺もないように見えたけど、どうだったのだろう。 「K君、久しぶりだね。」と声をかける…
家の整理をしていた時、普段ほとんど開けることのない収納棚で裁縫箱をみつけた。丈夫な木製で引き出しがたくさんついている。引っ張り出して開けてみると、基本的な裁縫用具の他にさまざまな太さの編針、手縫いの針、ミシン針、端切れ、ボタン、チャコペン、しつけ糸、・・・なんだかよくわからないくらいカオスなものが出てくる出てくる。 棚のさらに奥に手を伸ばす。積まれていたのは手芸本。棒針、鍵針、レース編み、…
前回の続き。 たったひと月で3割の職員が退職、まずこれが尋常ではない。KSB瀬戸内海放送の方の詳しい記事ではパワハラがあったとか運営に関して内部告発があったとか書かれているが、そういったことの蓄積の結果なのだろう。 労働環境に不満が出やすい、でも辞…
「知的障害者支援施設 入所の継続求める保護者らが提訴」(NHK香川 NEWS WEB) このニュースの見出しを最初に見た時すぐには内容を把握できなかった。以下、リンク先記事の要点のみ引用です。 去年6月から7月にかけて職員のおよそ3割…
いつのまにか新年度になっていた。半リタイアの夫婦だけの生活になると季節も時間も単なる繰り返しになりがちだ。積極的に潤いを求めましょう。 ということで日常使いの食器を変えてみた。 …
前回の続き。 保護者会役員の改選、ということで進行役の役員さんが出席者に個別に問いかける。 「自分も高齢で」「持病があって」などの理由で辞退する人が2⁓3人続いた後で。 「そちらの方は・・・」と、なんだか私がいる方向に役員さん…
入所施設の保護者会に参加した。Kが入所してほぼ1年、コロナ対策緩和後は少しずつこういう会合が再開されている。 保護者、といっても既にご両親共に他界している入所者も多く、ご兄弟かと思われるような年代の人も見かけた。入所者の中でKはかなりの若手なのだ。 で、最重要議題。「役員改選」。 これはもう子育てをしていれば小学校の頃から何度も直面する問題で、全無視して逃亡という手…
私が映画を観に行くのは大抵公開翌週の平日朝イチだ。田舎のシネコン、人気作品であってもチケット購入や物販で行列に並ぶことはほぼないし、早朝は観客も10人前後でディスタンスも十分。そんな環境に慣れ切っていた。 しかし「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」が公開された時はどうしても翌週の都合がつかず、それより後に回すと上映時間が限定されるかもしれないので仕方なく公開初日…
以前ここで大江氏が障害児を授かった経験を小説にした「個人的な体験」を読み感想を書いた。(過去記事 出生直後の障害受容と純文学・・「個人的な体験」を読む ) 「個人的な体験」は初めて授かった子が重度の障害を持っていたと知った時の混乱とその後のお話。 …
Kの面会に行く。今回は本人が生活しているユニットや個室まで行って様子を見ることができた。 室内は以前見た時とあまり変わらず整頓されている。事前にいつもより念入りに清掃しているのだろうな、とは思うがそれでもしっかり管理が行き届いているように見える。 担当の職員さんに最近の様子を聞く。特に変化はなく、食事も入浴も排泄も順調とのことで基本的な部分はひと安心。 Kはベッドに座って「おかあさんと…
支援学校の頃から保護者会やPTA活動で交流があったお母さん数人とよくカラオケやランチに行っていた。さすがにコロナ禍では控えていたが、最近少しずつ再始動しつつある。 この3年くらいでメンバー4⁓5人(固定していない)の子のうちKを含めて3人が施設入所した。施設や他の利用者に影響はほぼない、ということで入所保護者組はランチ交流再開。通所保護者も以前ほどの警戒は要求されなくなったものの油断はできな…
自宅から少し離れた規模の大きい書店で書類整理用のファイル等を買い込み、ついでに新刊や雑貨をあれこれ眺めてきた。その時に思ったどうでもいいことあれこれ。 ◎「ザ・ファブル The second contact」の完結巻を買う。帰宅して読もうとしたらページの間から「カイジ」…
最近、書類整理に燃えている。 弟君や夫(私が先立つとして)が後で困らないようにと、市販のエンディングノートに預金や保険のことなとをぽちぽちと書き込んでいた。Kが入所してあちこち整理整頓している時にただひとまとめにしてあるだけの保険やら年金やらの書類を見て「これではいかん」「ここも整理しなければエンディングノートだけではわからないかも」と感じて一念発起。 クリアファイルやクリアホル…
ハートネットTV 能登半島地震 障害者の避難生活はいま を見た。 障害者の入所施設も被災して建物も壊れ、断水でまともな食事もとれない。 利用者は安全のため個室から体育館へ集められる。いつもと違う、環境変化に敏感な人達はそれだけで不安定になる…