価値

価値

寝たきり老人の女性。食事は家族が作ったものを歩行器を使って食卓に行き自分で食べる。トイレも歩行器を使って自分でする。自分の足で家の中を歩くことはままならない。夜中はおしめ。風呂は介護の人が手伝ってくれる。月に2度ほど。日常をベッドの上で過ごす。 あるとき胸が苦しくなった。ベッドわきの電話に手を伸ばし救急車を呼んだ。 救急入院することになった。病院ではうっ血性心不全と診断された。家族は1週間のうちにお別れになるかもしれない。といわれた。 幸い寝たきりの女性は病院で少しづつ元気を取り戻した。食事もできるようになって。 病院ではまた胸が苦しくならないように心臓ペースメーカーを入れる処置をした。 寝た…

2023/05/01 18:49