うららかなる春なのに なぜこんな夢を見たか 吹雪の中を歩いている 息ができず足が止まる 眠るようにうな垂れる 積雪は冷たいが温かい 私を迎い入れんとする 北国の雪景色が広がる そう言えば昨日の夕方 見事な雪やなぎに会う 空に伸びやかに揺れる 春風は冷たいが温かい 最後の同窓会の返事を 6月11日まで・・・ 術なしのまま苦悩する 春は益々麗らかなるに しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
白血病を患い、10年間程スプリセルを服用し、現在はボシュリフ投与3年目です。病も吾のものと受け入れ、普通に動いています。6つの畑で動物たちと野菜や果物作りを楽しんでいます。そんな生活の中での独り言を詩や写真に表現しています。
生まれて17年間は花泉町在住、遊び場は「あげっぱ」「はらっぱ」「老松橋付近の金流川」。夏は魚釣り、冬は氷の筏にのり楽しい子ども時代を過ごした。今は、学校が建ち昔の面影は無く、すべて思い出の中にある。現在は、千葉県の外房の温暖な地域に住み充実した生活を送っている。 Copyright(C) 2010 しゅん(TadashiSaitodaca). All rights reserved.
海洋の魚の胃袋は 大量プラスチック 情報化社会の巷は ディープフェイク 光を創造する者は 影をもできる事を 宇宙の隅々までに 責任担保をすべし 幸福を求める者は 不幸も伴うことを 宇宙の隅々までに 責任担保をすべし やがて分かること 責任の担保の限界 さすれば 修復可能を祈して 迷わず起点に帰る 自然との調和とは 自然との共存とは しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
地域タグ:千葉県
たぶん小学校四学年の頃 秋の遠足で分校に向かう 泣いてる稔君が隣を歩く そこには先生の顔がない こんなにも泣いてるのに 先生は気づこうとしない 私達は見はなされている 勉強は出来なかったけど 先生達の暴言や暴力等は 幼い脳裏に強く刻まれる 六十数年経ても消えない 学校教育法の施行後でも 指導力不足で心無い鬼が 幾度も夢に出て魘される 小学校の楽しい思い出は 三学年の及川&長崎先生 及川先生が病気になって 長崎先生は代替の女先生 両先生は人間性の豊かな とても優しい笑顔の先生 今でも心に残る先生たち ☆詩作メモより☆ 学校の究極的な役割は 心の豊かな人間の形成 登校するのが待ち遠し 早く朝が来てほしいと 思える学校でありたい しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
地域タグ:一関市
あぁぁ今日はなんといい 天気になったことだろう ズッキーニー畑に向かう 今思ったことをメモした メモ 露命にして大事な出会い 出会った事のないものを 目の前にして必ずいわく 何物が与に来たるのかと 今まで出会ったもの達を ひと時も忘れる事はない 雨日レインポンチョ姿で 多くの物達と語り合った 森羅万象よ何物与に来る 奥に潜むものに言葉かけ 地球の織りなす現象等を まなこに焼きつけておく このメモを書いた後に歌う ☆どこかで ほほ笑む人もありゃ どこかで 泣いてる 人もある ・・・・・ だけどだけどこれだけはいえる 人生とはいいものだいいものだ ☆ ☆~☆は参照「七人の孫」の主題歌 「森繁の人生讃歌」より しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
地域タグ:一関市
太陽から一光が届く 奇跡の地球の始まり 熱風が雲と雨を生み 水は山野河海を創る 全ての命の源になる ビバルディの四季に 野の花が咲きおどる 光と影も揺れている 遠い光が山際で翳る 数多ある奇跡の現象 人間が道具と言葉を 生み知恵を使いだす 便利な物をつくるが 欲望をも膨らませて 奇跡の地球を忘れる ☆ 間に合うか 間に合わせよ natural Balanceを意識して 知恵で 持続可能に 徹せよ しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
地域タグ:一関市
摩訶不思議な夢を見た 新聞の読み過ぎからか 畑の耕耘し過ぎからか 手を出さずに舌を出す 畑の向こうの森の中で すべてを呑み込もうと 事ある毎に巧みに企み 陰で手綱を引く魔物よ 鍬を持ち鋤を振るいて 山のあらゆる生き物と ともに立ち向かうぞよ 節分に身体を奮わせて 土に光と風を抄き込み 森の魔の物を追い払う しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
韮が好き芹が好き蕗が好き 人知れず、苦さの微動食感 老いては苦みの旨さに唸る 季節の変化が旨味を深める 寒さが野菜の甘さを増やし 苦みから甘さを微動させる 目の覚めた甘さが波動して 老いた舌を大きく頷かせる 寒い程グラデーションする 苦甘の波動食感、人知れず 老いて苦甘の深さに惚れる しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
寒波が近づいてきている 一波一波と乗り越えると 菜の花蕾み優曇華も近し 空を見上げては口ずさむ ♪冬だから雨は似合わない♪ ♪冬だから 君を思い出す♪ 白と黒の街を離れてから いろんな街で暮すごとに この時期に 口ずさむ歌 白と黒の街一関市NSP ☆ ♪ 頭の中をぐるぐると いろんなことが駆け回る 小さい時しかられたこと 仲間はずれにされたこと そんなことまで思い出し フフンとにやけてみせる 鏡の中の自分にネ 涙が こぼれているのに 冬だから雨は似合わない冬だから 君を思い出す ♪ ここだけの話だけどね おらの中ではこの君は 小さい頃のおらなのよ 雪というみんながいて 違う雨のおらがいるの だから 苦しいときは いつも歌を 口ずさむ それがなぁそれがなぁ 年取ったら楽しい時も 口ずさむようになった ※ ♪~♪は..
地域タグ:一関市
苦しんだが楽しんでいる 今もなお旅は続いている 骨髄性白血病の始まりは 白血球数が18500也 長いが短い13年間の旅 以下は、白の始まりの詩 夢の旅Ⅰ ※ 参照 いつもそうであるように 彼方に暮れゆく水平線は 穏やかに海を抱えている 床に寝ていてもベット毎 ふんわりと浮いては沈み 旅する気持ちに誘われる 車窓は静かに暮れていく どんなにも楽しい日でも 陽が落ち闇に覆われると もう朝は来ないのではと 不安になってしまうのだ 目覚めると移りゆく景色 幼年に見た景色が流れる 電車は海辺に沿って走る 景色も事も流れ行くまで 吾の晩年も夢の旅になる はじめはスプリセル投与 それからボシュリフ投与 13年後、 白の状態は 白血球数が 4500也 IS%MBCR-ABL1 0.0130 ※寛解には、未だ不到達 今は到達不到達に問わず ..
地域タグ:一関市
びっくりたまあげた 以下参照 ※ (貴司) おっちゃん 詩ぃ書くのって楽しい? (八木) しんどい こんなしんどい あれへんな (貴司) ほな 何で書くん (八木) 生きていると言うことはな 大勢で船に乗って旅している ようなもんや みんなが船の上でパーティー している時 おっちゃんは息 苦しくなる それで冷たい海に飛び込んで 底へ底へと潜っていって 底に咲いている花を必死につ かみ取って船に戻ってくる そしたら しばらくは息できんねん その花が詩ぃや ※ なるほどなるほど 全く そうだなあ 今日はたまげたぁ 心中 見られたし ※~※ 2022/10/19の朝ドラ「舞い上がれ」引用
地域タグ:一関市
紅葉するこそ 過去を顧みず 明日を夢見ず 今を生きてる 流れ行く雲も 揺れる銀杏も 染めゆく椛も 空に秋萌ゆる 落葉するこそ 過去を顧みず 明日を夢見ず 大地に染まる 初秋に鳴く蝉 宙舞う銀杏も 散りゆく椛も 地に秋萌ゆる 瞬とし生きる 後にも先にも 今を懸命なる 栗木を歩む蟻 暮れる夕陽も 伸びゆく影も やがて 汗が地に着き また命萌ゆる
毎年この景色が来たる 何者このように来たる 待っている生き物へも そうでない生き物へも 森羅万象へと出現する 暦のように数えずとも 天気予報なぞ見ずとも 誰彼からも聞かずとも 朝夕の気配が潜み来て 森羅万象へと出現する エノコログサの花穂が 秋の夕空に揺れている 夕日は昇る月を照らし 月光も生き物を照らす 森羅万象へと出現する 宵の月に眠れやはする ☆ 道元 辞世の句 ↓ また見むと 思ひし時の 秋だにも 今宵の月に 眠れやはする 今年の中秋の名月 9月10日である
頑張らなくなって 十年の時が流れる 太陽が東より昇り 月は西へとしずむ 頑張らなくなって 自然に身を任せる 雲が流れ山が現れ 青空が見えてくる 我執を捨て無我に 多比を捨て山水に 捨てた事も忘れて 宇宙の一部になる
目覚めると揺れていた 曲の流れに揺れている アナウンスが流れだし 次の停車はみどり台駅 今どこにいるのだろう 暗と明の狭間で揺れて 覚めると20代にいる campusに向かうのか 夢だと思うが気になる 気になるのはもう一つ 朝のキャベツの苗植え 夢と現の中でたゆたう 寝ても覚めても真直に 活きて充実しているは 我が人生は現成公案也 どっちつかずたゆたう
つい思ってしまう癖 うまく育たなかった なぜ発芽しなかった なぜ葉が黄になつた 次から次へと疑問が 湧き科学をしたがる なんとも浅ましい事 どんなに科学しても 自然の働きに叶わず 山水にある動植物は 山や海や空に時あり 身も心も委ねている 人間は何でも科学し 自然を方程式化して 不具合は定数で補い まるで自然を操るが 自然の摂理に叶わず 畢竟 破局に至る也 ☆ ノーベルは 何を考えて 遺言したか
2022年8月12日朝 北ニケンカヤソショウガ アレバ ツマラナイカラ ヤメロトイヒ・・・・・ 盆かざりを作っていたら 賢治の声が聞こえてくる どちらかへの後方支援は 苦しみ悲しみと憎しみを 増やすだけで賢治の言う つまらないものになろう迎盆の空はB29の飛ぶ 空に重なりあの悲しみは 二度と繰り返しはならん 争えば憎を生み悲に至る 賢治の声をもう一つ聞く ヒドリノトキハナミダヲ ナガシ・・・・・・・・ 皆の知恵で 先ずは停戦 停戦後は 皆の涙で復旧 宮澤賢治 作 雨ニモマケズ一部引用☆ 涙には 苦しみ 悲しみ 憎しみ そして 慈しみ がある
人里離れた山奥の 青い空に近い処の 涼風の流れる畑に 鍬を持つ農夫侍り 農夫の座右の銘は 毀誉褒貶水の如し ・群れず ・媚びず ・靡かず もう一つは不染汚 ・持たず(無所得) ・求めず(無所求) ・悟らず(無所悟) 山水に溶ける農夫 土と光と風に語り 囁き声と姿を待つ 不染汚へと至れば 囁く声と映える姿漸次に現れてくる ☆ 不染汚(Fuzenna) ↓ 正法眼蔵随聞記
山を登り切ると牧草地が見える 私たちの畑と果樹園から見える 静かに時間がゆったりと流れる 牧草の土は光と風を迎えている 入道雲が現れ驟雨も連れてくる 微妙なバランスに乗っていけば 暫し木陰でのコーヒータイムは 不染汚のクライマックスになる アイスミニトマトとアイス胡瓜 私の熱い身体を蘇生してくれる 身体中から染汚が流れ出ている ウッコの声が山裾から聞こえる はやく降りてきなよぉぉぉぉと ☆ とても暑い八月に私たちはいる 暑ければ暑いほど汚れが落ちる 夕涼み時には自然に溶けている
明日は雨かなぁとトットに尋ねる 空を見上げていると反応してくる 僕(ウッコ)は予測はしないんだよ 雨なる前、仲間をみて動くのだよ 仲間も自然変に応じて動くのだよ 明日は雨かなぁと友だちに尋ねる 空を見上げていると反応してくる 今朝の天気予報によると晴れだよ 晴れなら 洗濯をたくさんしよう 隣の家でも洗濯機が回りはじめる次の朝、トット達と菜園にいると 蛙が突然鳴き始めて空を見上げる トット達は自分の家に入り始める それ見て洗濯物をしまいはじめる 読書していると雨音が激しくなる
初老否中老否長老否中長老 初めてトマト山の茎を登る 初夏とは言え穂含月の日に 初鳴きの蝉の声を聞き乍ら 腰の手ぬぐいを揺らしては フーゥー フーゥーと登る 薄き緑の道は空に透き通り 実を結ぶ稲穂が揺れている ポッケからバーボンを出し ほんのちょぺっと口に含む 未知の世界に引き込まれて 四方の世界が身近に広がる いつでも全力で生きてきた 若いときの力はもう下り坂 老いたときの想像は上り坂 ここから見えるウッコの姿 2億3千万年前の恐竜だぁ お~ぃ 私は今7月にいる ☆ 穂含月(ほふみづき) ↓ 文 月(ふみづき) ↓ 7月
テコのテは テロのテ テコのコはコロナのコ テコは小さい力ながら 大きな影響をもたらす その力がプラスなのか マイナスに働くものか そもそも プラスとか そもそもマイナスとか 何に対して言うものか 人間中心に考えるのか いつの時代も人間中心 そもそもそこが問題だ 人間の冷暖自知たる力 素晴らしい力でもある が、同時に欲望も生む 欲望が人工の物を産む 人工物が複合しあって 宇宙調和を崩している 人の欲望がテコの力で 大きなうねりを起こし 神秘に満ちた宇宙にも 影響を与え始めている どうか 宇宙の構成物 希有な森羅万象を鑑み 宇宙の調和が崩れずに ナチュラルである事を せつにせつに願い祈る
やま桜の畑に向かう中腹に 海と空を一望する野がある 切株に腰を下ろして眺めて 「十年は一昔あぁ暑い夏」 と口ずさみ 遠い日を思う 夏になると思い出す遠い海 オーシャンブルー浄土ヶ浜 さっぱ船影が雲遊萍寄する 三陸の幻想の景色に重なる 涼風が急坂を昇りはじめる その涼風に乗って宙に浮き 翼を靡かせて海と空を飛ぶ 三陸の壮観な風景が広がる 大きく息を吸って抱え込み 遠い日の三陸岸を遊覧する
いつもそうであるように彼方に暮れゆく水平線は 穏やかに海を抱えている 床に寝ていてもベット毎 ふんわりと浮いては沈み 旅する気持ちに誘われる 車窓は静かに暮れていく どんなにも楽しい日でも 陽が落ち闇に覆われると もう朝は来ないのではと 不安になってしまうのだ 目覚めると移りゆく景色 幼年に見た景色が流れる 電車は海辺に沿って走る 景色も事も流れ行くまで 吾の晩年も夢の旅になる ※ 病床のドア いろんなドア 眠るとやはりドア ドアだからドキドキするのかな 眠ると今度はどこへ繋がるドアかな はじめは怖かったが徐々に楽しくなる スイカカードを握りながら寝ることとする 思い切って途中下車して改札口を出るのもよい
野菜の成長を眺めていると 時を遅らせることができる 畑に向かい描き続ける農夫 悠々湧き生まれる 夏の雲 磯かおる潮さわぐ 夏の風 蒼翠を照らしむる 夏の光 またもや戻ってきた暑い夏 またもや血が動きはじめる あの空を越えて海を越えて それから あの山も越えて 白い闇から色をより集めて 園芸は絵描きに似て楽しい ゆっくりと深呼吸をしてみる う~む・・じつにほろあまい う~む・・じつにすすっぱい う~む・・じつにしょつぱい う~む・・じつにほろにがい 久しぶり 雲も 風も 光も 皆調度いい味の元になってる 今日も私はキャンバスに臨む
「さよならをするために」 この歌はなかなか奥が深い この歌詩が鏡とするならば 若い私は鏡に映らなかった もし 私の姿が 曇りなく 鏡に 映るその朝には 降っている雨も 吹いている風も 鳴いている雛も 庭さきの草花も 流れ散る白雲も 寄せて引く波も 輝き溢れる光も 宇宙の森羅万象 みんな君であり はなしかけると こたえてくれる☆ 年を重ねると見えぬ物が 見えてくるとは本当だぁ
楽しいことの一つ菜園に雨が降ること 雨の中にいる私がこの上もなく好きだ 合羽ズボンは長靴の外に出すのがいい 合羽ズボンに長靴が抱かれるのがいい 合羽ズボンの長靴姿がたまらなくいい 合羽ズボンの長靴姿で菜園巡りがいい 合羽ズボンがいつも長靴を抱いている 履くときにはゆっくりと足を入れいく 腰の部分まで合羽ズボンを引き上げる スタートが実に簡単ですぐ畑に行ける 雨の中で生活している仲間達に会える 長靴抱っこ合羽を履くととても嬉しい 雨の日の仲間は晴れの日とはまた違う 合羽に当たる雨音も一雨一雨また違う しゃがんだり膝付いたり肘付いたりと 赤子のように雲遊萍寄の流れに浸かる 晴耕雨読というより晴耕雨歩であるが いずれにしても知らない世界にひたる ☆ 貧しかった幼年 お金は無いけど 自由があったぁ 自由と言っても 創意創造の自由 誘う友無しでも ..
今、養老渓谷を歩く 山々の端をかすめて 風と共に舞いながら 養老川に降りてきた 新緑の紅葉を眺める 川底をすべる紅葉は 去る秋に舞い降りて 時を経て流れている 声かけて爪先止まり 振り向けば頬染めて 戸惑い恥じらう紅葉 遠日の面影に重なる 光輝く水面に映える 愛おしく寄添う二人 行く人も 来る人も 未来永劫微笑み祈る
久しぶりに古都鎌倉を歩く コロナ禍が 漸う静まるか 行く人も来る人も皆微笑む 腹も空いたし喉も渇いたし うなぎ屋の前で足が止まる 煙美に誘われ暖簾をくぐる まずは熱燗を一気に飲乾す 禍の淀む気持ちが流れゆく 空きっ腹に流れ染みわたり 今 吾はどこにいるのかと 軽い目眩の中で問いかけて 見下ろすと足が消えかかる あらら あらら 左前かと 我が身を見れば 尋常なり 鰻を食する前にあの世では たまらんと店主に請い願う 吾の鰻 はよ来られたしと ふっと 窓下の流れを見る ああぁぁ 南無釈迦牟尼仏 鎌倉にて我煩悩 時を知り 滑川の流れの淀みに現れる
土のぬくもりは母なる優しさ 七色の光は父なるたくましさ 夏空にささやく風は優しさと たくましさを畑に運んでくる ナスの葉に ダイズの葉にジャガイモの葉に トウモロコシの葉に 梅雨の潤いは山から谷を下り 平野に出て緩やかなる大地で 優しさとたくましさに出会う ナスの根に ダイズの根に ジャガイモの根に トウモロコシの根に 今日も私は それらの奇跡に 包まれた畑で喜びの鍬を奮う
夏草と言えば芭蕉を思う また立原正秋も思い浮く 夏草は ほどよく離れて 見るのがもっとも生きる 近すぎると息苦しく思う 離れすぎると雑景になる 涼しむ山道の草となりは 透き通るほどに凜となる 朝の農園はすがすがしく フィラデルフィア染色体 あがいていても静かなり 夏草の凜々しきに乱れず 青空も白雲も透きる風も 揺れている木々の青葉も 光と影の中で躍る夏草も もはや我病まで忘れいる
薄明かりの中で薄がゆれている その夕べは風のない静かな岸辺 やはりここは金流川のほとりだ 幼き日に兄等と釣りをした川だ 兄が釣りに行くよと呼んでいる 朝起きると真っ白な雪道が続く その雪道を野ウサギと狐が歩く やはりここは僕たちの原っぱだ 幼い日に兄と朝が晩まで遊んだ あの兄が遊ぼうとわたしを呼ぶ 寂しい時も悲しい時も一緒いた 腹減る時も満ちる時も一緒いた 新聞配達も豆腐売りもなんでも 幼い頃からふたりでやり遂げた 疲れた父母の喜びを知っていた やはりそれは兄が教えてくれた その生き方が二人を支えている ※ どうしようも無い時 疲れて 眠れない時 兄と歩いた道ばたの 冬草を思い出すのだ
旅ゆく日も 仕事の日も 待ち続ける花が あるとするならば 太陽と月を頼りに 映える面影へ 話しかけたい 雨降る日も 風吹く日も 咲き続ける花が あるとするならば そのたび毎に お洒落して 会いに行きたい 陽が沈む夕方も 陽が昇る朝方も 寄り添い続ける花が あるとするならば 腕まくらをして 優しく抱きしめて 夢路の花としたい
いろいろあった今日が過ぎていく 遠い処からのたよりを待ちながら 今日という日が段々と離れていく 明日は今日とは違う時空を流れる 語り尽くせないことを残したまま 沈むゆく太陽にさようならと言う 段々とわたしの影が伸びていく 果たしてどこまで伸びるのかと その天辺を竹の棒で衝いてみる かぼそい音とともに折れそうな その影はもう精一杯な気がして 「休んでいいよ」と言いたくなる 諦めがちに瞬きをしたその時 その天辺の先が段々ぼやけて それから蝋燭が消えるように 薄明かりは闇に包まれていく 静寂なる闇が深まるにつれて 隠れていた星が輝きはじめる 星達の光は夜の原野を照らし 野花たちがわたしに寄り添う わたしを育ててくれた原っぱ 花泉袋の金流川へ続く原っぱ 星明かりに蘇りわたしも蘇る 原っぱを想い出して蘇生する ※ 原っぱ とは 「あげっぱ」に続く..
白雲の流れさえも一緒に 青空は地球を抱えている 立葵の種を 蒔いたのは 一ヶ月ほど前の晴天の日 苗が掌ほどになってきた 明日は雨と予報が流れる 南を仰ぐ土手に植える際 不覚にも後方に転倒する その場にしばしうずくむ 痛みが遠ざかると周りは すっかりと闇の中にある 「だいじようぶ?]との声 見回したが 誰もいない 烏骨鶏達の吾を呼ぶ声で はっと蘇ると明るくなる 果たして あの声は誰か 右手には移植ベラを持ち 左手には立葵の苗ひとつ 遠く南の空を眺めてから 「貴女なの」と立葵を見る 地球は宇宙の流れに乗り 宇宙は地球を抱えている林羅万象は流れ中にある
雨の中 薔薇の花が 微笑む 雨の中 かっぱ姿の長靴が 畑へ向かう 雨の中 山道の野蕗が 傘をもつ 雨の中 紫飾のメークインと すれ違う 雨の中 キューイーの枝が 蕾を膨らませる 雨の中 イチゴの葉が 実を見せる 雨の中 ミニトマトの蔓が 風と光を呼ぶ やがて 雲が晴れて 雨が上がって 青空が広がり 皆が笑う
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うららかなる春なのに なぜこんな夢を見たか 吹雪の中を歩いている 息ができず足が止まる 眠るようにうな垂れる 積雪は冷たいが温かい 私を迎い入れんとする 北国の雪景色が広がる そう言えば昨日の夕方 見事な雪やなぎに会う 空に伸びやかに揺れる 春風は冷たいが温かい 最後の同窓会の返事を 6月11日まで・・・ 術なしのまま苦悩する 春は益々麗らかなるに しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
やってみた あの頃を 昭和47年の学生時代 廃棄された家電を直す 瞬間湯沸器は真に重宝 奨学金は本代に消えて 腹ペコペコな貧乏学生 即席ラーメンが主食で 野菜は農家から貰った 図書館で聴いたバッハ 幻想曲ヴィヴァルディ 今蘇る 田園で食する 瞬間湯沸しのラーメン しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
海洋の魚の胃袋は 大量プラスチック 情報化社会の巷は ディープフェイク 光を創造する者は 影をもできる事を 宇宙の隅々までに 責任担保をすべし 幸福を求める者は 不幸も伴うことを 宇宙の隅々までに 責任担保をすべし やがて分かること 責任の担保の限界 さすれば 修復可能を祈して 迷わず起点に帰る 自然との調和とは 自然との共存とは しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
学生時代に感じた不安 雨のシュプレヒコール 不安は五十年前に遡り 今朝の新聞一面に蘇る 惨事の発端は戦争勃発 二度と起こさない宣誓 しかし憲法九条の反故 戦闘機を輸出するとは 大江健三郎、坂本龍一 の声と音楽が聴こえる 民意の届かぬところで 田池が嘆き迷っている しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
他人と競って得た力は 人を傷める凶ともなり 欲を増やす凶にもなる 頑張れ頑張れの言葉は 競へ競への言葉でなく 心豊かになれの言葉だ 他に誇らず自分に誇り 自己実現する能力こそ 心豊かな社会に生きる しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
桃の花咲く地平線へ 春風と共に旅をする 空の青さと海の碧さ 走る帆船は香を求む 旅心がワクワクする 海岸線が見えてくる 漁業をしている男姿 畑を耕している女姿 男と女の汗が光ってる 子たちの声が聴こえる 桃の花咲く陸の香りは この家族によく似合う しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
順なる風ょ吹かれん 祈願する年の始まり 天地がひっくり返り 国会も大きく揺れる 老若の更なる願いは 桜咲く弥生とともに 邪払の順風が到来し 国土の端まで潤えと 老若なる帆を揚げて 弥生の春の風に乗り 荒波を越えて行かん さすれば地平線見ゆ
清々しいなる気配とは 畑に向かう野道で起る 山が海が空が呼吸する 我が血も呼吸し始める 我の吐く息は風に乗り 冬春の空をかけめぐる 多くの植物と語り合い 多くの友が呼吸をする 蒲公英は我に問い掛ける 我も絶好調子と呼応する 山と海と空と風に滞らず 生まれゆく声が響き渡る
新年になってから疲れた あの日から枯渇した詩水 しばし彷徨っている間に 東京にも雪が降っている そっとカーテンを開ける どう原野原を歩いたのか 私の足の裏は血だらけだ 外はいつの間に雨になる 空はどんよりとしている ちょっとでも油断すると 政界に悪が蔓延るように 雪雲の陰に欺瞞が広がる
菩提寺の坊さんに会った 過去も未来も今もあまり 深く考えずに居るがいい ぼっーとしていればいい 昔からぼっーとするなぁ と気合を入れられて幾年 若きしは気が張っていて 老いし期にぼっーとする 周りをまじまじ見てみる そういえば山も海も空も ぼっーとして波長が合う 子供の頃感じていた波長 ※ 今の子供は感じるのかな 子供ども頃にあった波長 老人になって戻った波長 しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
今朝涙が凍りついた 何度も危機はあった 白血病になった時に ケンタロウが逝った 胆嚢炎になった時に ピッピー鯉が逝った 腹膜炎になった時に 一番のボスが逝った 昨朝腹痛を起こして 緊急病院へ向かった 今朝ウッコが逝った 痛みは点滴で収まる 悲しみの向こうには 仲間達が待っている 残りを懸命に生きて 涅槃路で落ち会おう 安心して涙が溶ける 寂しい時は夢で会う しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
一息をついて見上げる 紅葉の衣を脱いだ枝に 我が四肢も青空に放す 風は冷たく赤血が走る ミズナの中耕を終えて 落葉を拾い腰を伸ばす 紅い葉を光に透かすと 葉脈が喜び溢れている ☆ 道元のことば通り 放てば手に満てり我が心も紅葉する しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
世界で起っている事 ワールドニュースが 映像と音声で流れる 地球の気候の変動で 諸生命の危機が迫る 人間の争いどころか 今成す事は何なのか 各国のリーダーには 見えているかが問題 対策は人間の減欲望 自分たちの不祥事で 躍起になる日本内閣 もうすでに信頼低下 全くもって情けない 粛清相手は己の欲望 しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
山の家に向かうには 穴熊の家の前を通る 山芋の林を抜けると ようやく青空に会う 山奥で生きているが ここは青空だらけだ 選挙の時は下山して 必ず投票所に向かう 投票率が向上すれば 悪政の抑止力になる 私利私欲の候補者は リーダーの資質なし と耕す鍬に力入れる 再び青空を乱すなと 戦後の深い悲しみを 思い出して涙を絞る しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
自然薯を掘り続けて まもなく72分経つ 休んでは空を見上げ 風に舞う黄葉を追う 芽吹くイチョウの葉 葉散るイチョウの葉 春季の光で出現して 秋季の陰で銷融する 自ずとお経を唱える 峯の色渓の響は我心 放なせば手に満ちる 生死も気にならない しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
眠りから覚めた暁天 暖と寒の差は大きい 口一杯息を吸い込む 免疫は円にほほえむ 烏骨鶏たちの鳴き声 今日もみんな元気に 太陽は 東から登り 白い月は 西に沈む カリフラワーは蕾み キャベツが葉を纏う ダイコンは食べ頃に キューイが甘くなる しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
☆ このループから早く 抜けたいのに新聞を 読むたびにむかつく 穏やかに居たいのに ☆ 研澄ませと風に請う 際疾くなると逃げる 森の奥へと身を潜め 迸り覚めるのを待つ 人間の姿をした魔物 永田で悪さした魔物 善悪が麻痺した魔物 我らの森に近づくな 神清して引導を渡す 数々の損得の付けは 子孫末端まで負する 神判する風を受けよ しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
ひとは誰でも振り返る 老いた身体を横たえて 車窓に流れゆく光風を 若き日々に重ねている ポケットのバーボンを 取り出し一口を含んで ゆっくりと飲み下ろす 閉じた瞼に車窓が映る 海原と枯野が流れゆく 流行りの便利グッズを できるだけ遠くに置き 老い楽の旅は土と共に しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
オリンピック開催誘致 コロナウィルスまん延 何かにつけて欲を出す なんとも浅ましい限り 何かにつけて動くのは 票かせぎか金儲けだけ 我が国の舵取り者とは 何とも恥ずかしい限り 国民主権は空転となり 連日、失態が放映され 見る聴く子どもたちは 知らず知らず悪を学ぶ 子どもは大人の背中を 見ながら育つというが 悪の方に染まった背を 見る度に日本が危うい しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
空豆の定植をする 枯れ野に寝転がる 秋染む雲の動きを 眺めながら一眠り 随分と昔になるが フロチャートとは アルゴリズムとは サブルーチンとは 効率化を図るため0と1を組合せて プログラミングし 複雑な回路を作る 今思うと愚の骨頂 効率化を図る度に 失う事が多かったわたしは気づいた 今日も羊雲に乗る しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
ジェットストリームを 聴きながら眠りにつく 城達也さんの声と共に 夜間飛行しながら眠る 近頃は眠るのが楽しい 身から力が抜けるのが とっても気持ちがいい 畑での力が引いていく 今日のことを振り返り 明日のことを巡らして 意識が抜けていく瞬間 赤子にかえる無想極楽 しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
離ればなれになって 川の流れに身を委ね あの時の思いのまに 空を見ては雲と歩む 春水の流れを感じる 去年の秋のモミジが 淀みから覚めて浮く 吾と同じく遊雲して ゆるりと流れ始める 光の陰は速やかなり 身命は露よりも脆く 無に過ごすなと言う だが吾は淀みと遊ぶ ゆったりとするのも 時と遊ぶのも吾なり 地球も自然も山河も 全て吾とともにある しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
咲く咲くと言われ 咲いて満ちる先は 歩みのはじまり也 散る散ると言われ 舞いふりゆく先は 夢へのはじまり也 艶やか故に心象し現に舞い散るほど 夢にも咲き満ちる しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
春の長雨久し続く 傘をさして桜見る 土曜日曜が過ぎて 人目が離れる度に 薄紅に染まる花弁 もう間もなく晴天 風に媚びず靡かず 貪瞋痴の無い花弁 人不識摩尼珠如く 有為の青空に咲け ※ 有為(うい) →この世 しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
山の端にさくらが揺れる この景色はとても好きだ 東風にうまく乗りながら 春の陽差しとともに戯む いつの間にか薄紅づいて 目立たない洋装で優しく 笑っている貴女に会える 今日のコーヒーは美味い 山桜の思いを知っている 仲間達は次に来るものに 東風を呼び陽差しを求む 藤が山腹に色づき始める ☆ 穏やかの陽差しの中で 大江健三郎の本を読む 今から50年も前の事 我れ青春に其本を買う しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
十年はひと昔というが もう七回は回ったので 昔昔の大昔の昔になる 今の船のかじ取る者は 私の知らない人たちだ 何か言わん何も言えぬ 老いた眼に見えるのは 変わらない暁と夕焼け 光陰矢の如しと言うが 東京往き車内の情景は 老いた人を見る若い私 目を瞑り目を開けると 若い人を見る老いた私 同じ私でタイムが違う いつかはなるだろうが いつのまになっていた おおぉぉナイスタイム
来し方の夢の続きと櫻花 探しつつ歩く山道折返す 青空に微笑揺れる優曇華 現世で会えるのは何度か 光陰は留まること知らず 吉野山に咲く道 涅槃路 しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
今、地球が病んでいる あまりにも便利さ故に 人が生む英知の集まり 核兵器もその一つとは はっきりしている事は 銃撃され銃撃すること 被害が攻撃を生み 攻撃が被害を生む 連鎖を止めるのは誰か どんな理由があろうと 国のリーダーの資質は 争いを助長するでなく 争いを回避ことである あの時のように 国を護るため 家族を護るためと 詭弁をつかって地球を 路頭に迷わすこと莫れ ※ 地球=☆☆ ☆☆とは・ しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
いつから感じるのか 畑で齧る春ダイコン 野山に響き渡る食音 病弱な血道管が蘇る いつから感じるのか 手を伸ばし捥ぎ齧る 夏みかんの瑞々しさ 病弱な血道管が蘇る いつから感じるのか 畑で飲むplumwine 野山に溶けて染渡る 病弱な血道管が蘇る 紆余曲折しながらも ここまで生きている 病気のお陰で生死を 超える生き方を識る 見えないものを識る 聞こえないもの識る 知らない香りを識る 四方の味わいを識る ☆ 諸行無常 一切空也 応無所住 而生其心 しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
金流川を二人で歩く夢を見る 水の流れのように時も流れて もう情景もすっかりと暈けて 誰といたのか今では闇のまま 思い出をそんな風に都合よく 学校の黒板のようにいつでも 書き加えたり消したりできる 実にいい加減な幻想夢である 独り善がりになりがちな幻想 故に過去を遡るのは避けたい 我心に過去は無し、あるのは 過去から脱却する未来だけだ しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
陽が背伸びしててきた 雲船が緩りと帆走する どこへ行くのだろうか四方へ行くのだろうか我はこの地で旅をする 野山の生き物とともに 光と風と土に塗れ乍ら 雨が降れば天に謝する満面の笑みで耕作して 疲れたら原野に寝転ぶ 我が生き物達と微睡み 野の帆船で四方を知る しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
摩訶不思議な夢を見た 新聞の読み過ぎからか 畑の耕耘し過ぎからか 手を出さずに舌を出す 畑の向こうの森の中で すべてを呑み込もうと 事ある毎に巧みに企み 陰で手綱を引く魔物よ 鍬を持ち鋤を振るいて 山のあらゆる生き物と ともに立ち向かうぞよ 節分に身体を奮わせて 土に光と風を抄き込み 森の魔の物を追い払う しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
韮が好き芹が好き蕗が好き 人知れず、苦さの微動食感 老いては苦みの旨さに唸る 季節の変化が旨味を深める 寒さが野菜の甘さを増やし 苦みから甘さを微動させる 目の覚めた甘さが波動して 老いた舌を大きく頷かせる 寒い程グラデーションする 苦甘の波動食感、人知れず 老いて苦甘の深さに惚れる しゅんの写真集しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
寒波が近づいてきている 一波一波と乗り越えると 菜の花蕾み優曇華も近し 空を見上げては口ずさむ ♪冬だから雨は似合わない♪ ♪冬だから 君を思い出す♪ 白と黒の街を離れてから いろんな街で暮すごとに この時期に 口ずさむ歌 白と黒の街一関市NSP ☆ ♪ 頭の中をぐるぐると いろんなことが駆け回る 小さい時しかられたこと 仲間はずれにされたこと そんなことまで思い出し フフンとにやけてみせる 鏡の中の自分にネ 涙が こぼれているのに 冬だから雨は似合わない冬だから 君を思い出す ♪ ここだけの話だけどね おらの中ではこの君は 小さい頃のおらなのよ 雪というみんながいて 違う雨のおらがいるの だから 苦しいときは いつも歌を 口ずさむ それがなぁそれがなぁ 年取ったら楽しい時も 口ずさむようになった ※ ♪~♪は..
いつの間にかしみついた クラッチは左足ではずし ブレーキは右足でとめる フットブレーキで戸惑う 高齢者運転事故が起きた ニュースが広がっている またかぁと話題にあがる 年寄りの話題は流言する いつの間にかしみついた 買い物はレジで金を払う 金種は財布から拾い払う ポイントクーポン夢物語 今に話題に載るよきっと キャッシュレスに戸惑う ポイント活用など程遠く 免許返上する買い物難民 ★ やはり吾は山の畑で 自給自足率あげるか しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
寒い夜に子どもの頃を想う 梟の鳴き声はとても優しい おさな子の眠りの母である 雪の降る夜には音が消える 黒い闇の雪は音を吸い込む 今夜は梟の声は聞こえない 胸騒ぎして眠りにつけない オレンジジュースの入った ビニル瓶を雪の中に入れた 逃げ場のない梟の鳴き声は おそらくジュースに溶ける 朝になると氷キャンディに なっているのが待ち遠しい 母の話で胸さわぎが消えて 明日を夢みて深く眠り入る 雪の降る夜は怖いが楽しい 母は亡き人 梟は元気かな もう一度鳴き声を聞きたい しゅんの詩と写真 全体像 にほんブログ村
透き通る青い空が広がる シャクソンは大きく頷き 晩餐会を開くことにした 地球(HoShi) の酵母菌は コッペパンとブランデー 納豆とミルクが合う事を たいへんよく知っている 地球(HoShi)上 の生物は 陽が昇る彼方の青空と海 眠りから覚める夜と昼に 境がないこと知っている 自然原人は様々な生物が 複雑にからみ合いながら 緑の地球(HoShi) を創っ ていることを知っている 多くの生物へ声かけよう ここまで考えてから悩む 新人類(いわゆる人間)を 招待するべきか否か・・ にほんブログ村
今日は 20221222ページ あのページは何ページか 夢か現かと思うほど遠い 今もやっているだろうか 今日は 20221222ページ 何回目かの冬至を迎える 風とともに遅れ舞う落葉 斜め右上から左下へ流る 忘れていた爪痛い冬の街 流れとともに消え去らず いつまでも残像するのは 少年の凍りつく新聞配達 ★ 新聞は三時半頃から配達 誰もがまだ寝ているころ 雪踏む音が吾を励ますが 手の爪が痛く鼻も捥げる 小学校四年生の爪は痛い にほんブログ村
どんよりとくもる雪の空 空と山の稜線から光消う 朝刊の一面に防衛費増額 安保・戦争反対の時の声 雨に濡れた日比谷音楽堂 デモをした学生と労働者 修羅の場を凝視した人達 戦争を知らない子ども達 戻せぬ過ちを背負う人達 平和を希求する日の本に 七十七年経て頭を擡げる 暗雲が垂れて低迷する也 にほんブログ村
慚愧を躊躇すること莫れ 生きとして生けるもの達 知恵ある故に夢のある物 夢ある故に欲望のある物 慚愧を躊躇すること莫れ 生きとして生ける物の内 知恵ある故に欲を抱く物 欲がある故に争いする物 慚愧を躊躇すること莫れ 生きとして生ける物の内 知恵ある故に未来を思い 未来ある故に争いする物 慚愧を躊躇すること莫れ 生きとして生ける物の内 知恵ある故に過去を思い 過去ある故に争いする物 ☆ 慚愧の 慚とは内に恥じること 愧とは外にその恥を公すること 戦争を起こしたもの 敗者も勝者も そして 見ているものも 慚愧を躊躇すること莫れ生きとして生けるものへ にほんブログ村