金曜母の在宅日。夕方、そろそろ晩御飯の支度をしようかなっていう時間になって、ヘルパー責任者から電話がかかってきた。こんな時間に嫌な予感がする。「あの、夕方にケアマネさんから電話がかかってきまして、お母さんが便汚染でトイレも廊下も洋服もひどいことになってるとのことで、今、夕方のヘルパーが入ってるんですが、延長しますがよろしいですか?」あああ。そう言えば、私がサロンで仕事中に誰かが訪ねてきた気配がして...
しっかり者の母がレビー小体型認知症に?! 父が肺がんで要介護2? 突然始まったW介護の戸惑いをリアルタイムで吐き出します。
28年ぶりに地元に戻り、ゆったり平和な生活を…と思いきや、母がまさかの認知症に。誰にも言えない日常の変化、うつろいやすい母の記憶について記録していきます。
「電子レンジがおかしいのよ、壊れてるのよ、ちょっと見に来て!」と、母がチャイムを鳴らしに来て見に行くと、母はIHでお湯を沸かそうとしていて、ヤカンに水が入れられていた。IHオールロックは、電源を切っても有効なのだ。電源をつけても「ロックがかかっています」とアナウンスが流れ解除することはできない。鍵のマークが出るだけだ。以前にもヤカンでお茶を沸かそうとして、空焚きになりティーバッグが焦げて煙が出たことが...
デイのお迎え時に、母がIHヒーターを使って地獄鍋を煮ていたことは、送迎スタッフからデイの責任者→ヘルパー責任者・ケアマネへと報告が上がったそうだ。デイの連絡帳に書かれていた。あの、目が半開きになって下から見上げるような認知症顔になっているときは、何を言っても無駄だ。ただただ重苦しい気持ちになる。私は、気のせいか、この2日で顔に吹き出物が一気に現れた。ストレスとは怖いものだ。昨日は訪問看護師さんが1時間...
たった1日、母が帰ってたった1日なのに、魂を吸い取られたかのように疲れた…。帰って来た日の明るく元気な様子に安堵したのもつかの間、一晩ですっかり不穏顔。朝のヘルパーさんが来て、その後、デイのお迎えスタッフがやって来たのだけど、どうも騒がしい。なんだ?と思って降りて行くと、「娘さん、お母さんがIHヒーターで何か料理しておられて危ないんですけど!」と、おじさんが慌てた様子で言うので見に行くと、キッチンでグ...
朝からドタバタと買い物に走り、15時ごろに母の家の暖房をオンにして、湯沸かしポットの水を入れ替えてお湯を沸かす。買って来たパンをセッティングして、掃除機をかける。母がショートステイから帰ってくる日のルーティーンだ。誰もいなかった家の室温は3度だった。16時半過ぎに帰ってくる想定だったのに、16時10分に送迎のバンが止まった。早い! なんか損した気分(笑)。出迎えに行くと、母はとても元気そうで、笑顔だった。...
また大雪なのである。せっかくの母のいない連休も、雪で始まり雪で終わった。今日の夕方に母が帰ってくる。それまでにパンや食材を買って家を整え、雪かきをしてヘルパーさんが停められるようにしなければ。今日からまたドタンバタンと騒々しい日々が始まるのかと思うと、気持ちが重いのだが、夫が言った。「また、すぐ行くんでしょ?」そう。そうなのだ! あまりに参った私がショートの日数を単発で増やすことをお願いして、ケア...
溜まった新聞をまとめようと、母の家に入ると、留守電がチカチカ点滅していた。4コールほどで留守電になってしまい、母が電話を取れないため、普段は留守電にしていないけれど、ショートステイで留守にするときは留守電になるようにしている。セールスや買取などの怪しい電話がかかってきていた場合、着信履歴から信拒否設定しようと思ったからだ。留守電の主は、教会関係の母の友人だった。「毎日寒いですねー。元気ですか〜? ...
3連休の最後の日に、母が帰ってくる。昨日、ショッピングセンターであったかスリッパが半額になっていたので、母用に買って帰った。軽くて中はモフモフしていて、裏滑りもしない。今からじゃ遅いような気もするけど、こちらはまだまだ寒く外は雪で、外気温は2度とか。父と母はこんな寒い街でこれまで過ごしてきたんだなあ。私が高齢になったらあったかいところに住みたいな。雪の心配なんてしなくてよくて、灯油を運んだりしなく...
デイやショート、ヘルパーさんと過ごす時、訪問看護さんが一緒の時、それぞれの時間を母がどう過ごしているのか、本当のことを聞けただけでも、担当者会議は意味のあるものだった。皆が、全員一致で母の認知症の進行を感じていることも、わかってはいたけれどつらい事実ではあった。ただ、ショートステイの責任者が、「うちではいろんなお願い事を都度するんですけど、例えば、皆さんがお茶を飲んだ後のコップを洗ったりとか、洗濯...
さて、担当者会議の午後。夫が半休を取って参加してくれた。総勢8名。皆、それぞれのポジションの責任ある立場の人たちだ。5日間、誰も生活していなかった母の家はとても寒く、30分前から暖房を入れていたけど足元はとても冷たかった。母が1100wにしたくなる気持ちが少しわかった。ってか、外は1度。そりゃ寒いか。担当者会議は、ケアマネ司会のもと始まった。最近あった母のエピソード、不穏と徘徊で薬が増えた件、便汚染で部屋...
母がショートステイに行って5日。ちょうど折り返しになる後半戦の初日、今日は午後からサービス担当者会議が開催される。前回は去年の6月か7月か、母が脱水で倒れて入院して1日で退院させられた直後だった。何かあっても簡単に入院させられない母を、今後どうやってみていくか、がテーマだった。普通、担当者会議は、介護認定が出たあとや更新直後にやることが多い。事情が変わったときに、今後のことを話し合うものだ。どんなケア...
また雪が降ってきて、憂鬱。でも、寒い時期に母がいなくて良かった。電気代削減である。2月の電気代は、前月より18000円も安かった。私たちがエアコンを使わず、ストーブを導入したからだ。結局灯油代がかかってるんだけど、丸くてかわいいストーブの炎にほっこりできて、夜は灯りの代わりにもなる。電気代の主な消費は母の家であることは間違いない。3月はショートステイが半月なので、電気代が楽しみだ。例年なら4月までは5万円...
母がいない週末。寂しさは一切感じない! ごめん!ヘルパーも弁当屋も誰も来ない静けさが心地よい。友達のフェイスブックに、お母さんの83歳の誕生日だったと言う投稿が上がっていた。うちの母と同い年で、関東で一人暮らししている元気なお母さんが、美味しそうな食事の前で笑顔でピースしている写真は、これまで何度も何度も目にしてきた。お母さんに会うたびに、同じような写真を撮って友達は投稿する。この話、私、以前にも書...
ケアマネから電話がかかってきた。「4月の予定をお聞きしておきたいんですけど〜」って。4月! そうよ、もう4月の予定を決めねばならない。遅いくらいだった。大雪で大騒ぎして疲れ果てていたら、4月からゴールデンウイークまでの母の予定を決める時期になっていた。そうこうしてる間にも、母の骨折事件からもうすぐ1年が過ぎるのだから、時の流れを感じる。あの時は地獄だった。いや、あのとき地獄って言えるほど、今が平穏なわ...
母がショートステイに出かけた。お迎えの人が来て、私が保管していた大きな荷物を持って降りる。「お迎えに来ましたよー」と、声をかけられると、はーい!と明るい声がした。しかし部屋の真ん中でどうしていいか戸惑っている母。「はい、行くよー。テレビ消して、エアコン消して、ストーブ消して…」と、私が結局ささっと準備する。ここで時間を取るわけには行かない。何しろバンに乗せてしまえば、あとはオールオッケーなんだ!玄...
やっときた。今日から母は10日間のショートステイへ。朝のお迎えが早いので、それを乗り切ったら私に自由がやってくる。今回もショートまでの間が長かった。何事もなく過ぎることはないのだと痛感している。ある意味、私の中では色々あることへの諦めが生まれた。在宅介護って、こんな気持ちのアップダウンの繰り返しなのだ。だんだんとそのアップダウンがきつくなっていくんだな。ショートに入れると、前後の不穏が付き物。それを...
午前中に荷物が届いたので取りに1階のエントランスに降りていくと、母が出てきた。前日は、意識を失う寸前のフラフラ状態でデイのスタッフをあたふたさせた母だったが、今日はしっかり歩いている。目もぱっちり開いている。「お昼ごはんある?」と聞くと、「パンがあるわよ」と返ってきたのだけど、一応チェックをと思い家に入ると、テーブルの上には菓子パンが2つ並べて置いてあった。しかし、いつものパンをストックしているカ...
昨日は私の車の車検を予約していて、雪道運転をしない私が一人でワタワタ。夫の車と2台で行って車を預けて、また取りに行き、その待ち時間にワンコを散歩させて、スーパーに買い出しに行って…と、休日を慌ただしく過ごしていた。母は朝、デイサービスに出かけて行き、帰りは16時半なので、それまでの自由時間を過ごしていたら、ケアマネから電話が…。「お母さんなんですけど、デイに来られた時からふらつきがあって、お昼ご飯も全...
母がチャイムを押してくる。「私、どうやって行けばいいのかわからないのよ。今トイレに行ったんだけど、そのあと家に帰るには、どうやって行けばいいのかしら?」はあ。またもや意味不明。今上がってきた階段を降りて、元いたところに戻ればいいんだよ、と言っても無駄。一緒に階段を降りて、相変わらず半開きになっている家の扉を開ける。「ここから入って! ここが家だよ。他に行くところはないの」と、言った私の視線の先には...
大雪のせいで、ヘルパーさんも時間通りにはなかなかならず、弁当屋も遅れ気味でバタバタ。日曜だったけれど教会のことは一切口にしなかったし、母から聞かれることもなかった。どちらにしてもこの大雪の中、送迎なんて無理だった。うちの近所は高齢者だけの世帯が多く、雪かきされていない細道がある。除雪車来てくれたらいいのに、なかなか生活道路までは手が回らない。少し雪が止んで、晴れ間が見えてくると、母が動き出す。外の...
土曜日、デイサービスの日。雪がほんの少しだけ少なくなったこともあって、時間通りにお迎えのバンがやってきた。無事に母を送り出して、私は午前も午後も仕事に入る。午後のお客様は近所の方で、歩いて来店された。着ていたコートを脱ぎながら、道路状況の話をしていたところ、「あのデイサービスとかの高齢者乗せる車も、狭い道塞いでいつまでも停まってて、こんな日ぐらい休みにしたらいいのに!」と、言われた。何気なく出た言...
日に日に、母の脳が衰えていくのを感じる。毎日接しているのに分かるぐらいなのだから、ここにきて加速してるのだろう。本当に怖い病気だ。私の地方は大雪で、4年ぶりのまとまった積雪、大寒波と言われている。その4年前の大雪のときに、都会育ちの夫が張り切って大きな雪だるまを作り、その雪だるまの前で家族揃って記念撮影をした。私と夫とワンコ2匹と、父と母。あの頃に、私は母の認知症を疑い始めた。まだ元気だった両親は...
もうすっかり雪疲れでヘトヘト。夫は朝早くでて、夜遅く帰る。何もかもワンオペ。ヘルパーさんとお客さん用に駐車場の雪かきを定期的にやり、身体が痛い!昨日は1日デイサービスの日だったけれど、大雪のためお迎え時間が大幅に遅れるとの連絡があり、さらに、帰りもいつもより1時間も早く出発することになったと電話が。まる1日預けられる日なのに、前後1時間短くなって何だか損した気分。「帰りは、1時間早く出ますが、ルミコ...
「こんにちはー!すいません!すいません!」朝7時半。ドアの外で声がする。出ていくと、母が立っていた。チャイムを鳴らすことを忘れたらしい。「あなた、どうしてるの? 学校に行く子ども達なんかはどうしてるの?」朝から頭がついていかない。こんな日に限って水曜日で、訪問看護師が来るのが9時と、いつもより遅い。そして、外は大雪よ。一晩で50センチ以上積もった。夫は4時起きで外の雪かきをしてなんとか家を出た。私の...
ケアマネから電話がかかってきた。「月曜日に節分イベントでデイに行かれて、今日もデイですよね。ヘルパーの責任者さんから報告があったんですけど、月曜日の時は、せっかく行かれたんですけど不穏な状態で、ずっとおぼんを持ったままウロウロされていたり、目つきも不穏な感じでお話もあまりされなかったそうです。月曜は急に予定変更になったので、気分を落ち着かせるお薬そのまま飲まれて行かれて、今日は飲まれてないと思うん...
月曜は本当は在宅日なのだけど、デイサービスの担当者から連絡があって、「デイで節分のイベントをやるので、お母様も参加されませんか? お迎えはいつもの8時半ごろで伺いますよ!」と言われた。私は、行かせたいのはやまやまなんですが、介護保険の単位がもういっぱいだと思うんです…と答えた。単位がいっぱいになると自費になる。デイ1回を自費で行かせると、食事代なども含めだいたい1万円くらいかかる。なかなか高価だ。...
日曜日、教会の朝、10時ごろにエントランスのドアがバタンと音を立てたので、母が出て行ったかと思って外に出ていくと、お迎えの方と母が車の前で何か話していた。「教会、行かないって言ってますか?」と、私が声をかけると、「いえ、なんか、お父さんと税務署に行かなきゃ行けないって言っておられて…」と、困った様子。母の手にはバッグが持たれていたけど、中身はゴミみたいなチラシと、タオルが1枚、中身のない古い昔の財布...
子犬がね、やんちゃで手がかかって可愛いんですよ。重たいもので胸がズーンとしてたのに、同じ箇所がキューン。今までいたシニア犬も甘えてきて、より一層可愛いし、何もないときはホワーンと癒されてます。大変を大変で上書きする作戦、今のところ悪くなかったな。教会でお世話になっている女性から、メールが届いた。1月に2週続けて教会へ行かなかった時に、お伺いメールが届いた時には「病気が進行していて会話にもならない」...
ショートステイ明けの訪問診療で、ヘルパーさんが帰った少し後に先生と看護師さんが来たのだけど、母は寝室で寝ていた様子。看護師さんに「診察に来ましたよー」と起こされて、フラフラとリビングへやってきた。「おはようございます。どうですか? お身体の調子でどこか困ったところはありませんか?」先生はいつものように穏やかな口調で、母の目線に下がって話しかける。「先生のお顔を拝見したら、元気が出てきました」乙女の...
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金曜母の在宅日。夕方、そろそろ晩御飯の支度をしようかなっていう時間になって、ヘルパー責任者から電話がかかってきた。こんな時間に嫌な予感がする。「あの、夕方にケアマネさんから電話がかかってきまして、お母さんが便汚染でトイレも廊下も洋服もひどいことになってるとのことで、今、夕方のヘルパーが入ってるんですが、延長しますがよろしいですか?」あああ。そう言えば、私がサロンで仕事中に誰かが訪ねてきた気配がして...
母は朝からデイサービスに行き、連絡帳には母が塗った塗り絵が入っていた。これがまた大作で。髪の毛にも紫のメッシュ入ってるし、植物も美しいグラデーションになってて、認知症になっても母の絵心は失われてないのねって嬉しくなった。このブログが終わる日が来たら、母の作品をまとめてアップしておこうかな。以前、ショートステイの連絡帳に、他の利用者さんの塗り絵の作品が2枚紛れていたことがあって、それは人物を真っ赤に...
昨日の夕方のヘルパー連絡帳にこんなことが書いてあった。「娘さんの(帰省された)名前を忘れてしまって、どうしようもないとおっしゃっていました。一緒におはぎを食べに行ったと話しておられました」イエイ! 姉は姉なので、「お姉ちゃん」と呼んでおけば間違いない。まさかの名前が思い出せていなかったとは! ちょっとフフって思ってしまった。夫は「俺も忘れられてるのかなー。最近名前呼ばれてないし。こんなに一生懸命や...
母はデイサービスに出かけていき、書道教室に参加して「彦星」「織姫」を書いてきた。イレギュラーの翌日はデイサービスで日常のペースに戻す。これしか今のところ対策がない。今日は訪問看護師の日なので、ケア時間も1時間あるし、その後、出かけないかサロンで仕事をしながら見張りしようと思う。しかし、今さっき訪問看護師から電話があって、「緊急の訪問が入ってしまって、今日の訪問が10時半くらいになりますが大丈夫ですか...
姉たちが帰って行った…。土日、よっぽど疲れたのか、昨日の母はほとんど寝ていて、たまに起きて、また寝てを繰り返していた。姉たちはホテルをチェックアウトしたので行くところもなく、ずっと母の家のリビングに居たようだが、母が寝ているから特にやることもなくボケーっとしていたようだ。なんかさ、普段やらないところ掃除するとかさ、何かなかったかね? やる気がないんだから言うのも面倒くさい。昼ごはんも、母は食べたく...
姉たちは、いつもの一番近くのホテルが予約できなかったとかで、駅前のホテルを取っていた。あんなに前からごちゃごちゃ言ってたのに取れないなんて、ほんとか? 要領の悪いアナログな人なので調べ方悪いんじゃないのって思ってしまう。で、ホテルが取れない時点で、家に泊まってお兄さんだけホテルっていう選択肢が生まれなかったこともモヤる。昨日は、「何時に来たらいいですか?」と聞かれ、朝のヘルパーさんが帰った時間を指...
来ました。いつものように、夕方16時ちょっと前に家に到着したポンコ夫婦。うちの子犬は、全く懐きませんでした(どうでも情報)。おやつも食べず、ソファーの角ギリギリのところでブルブル震えていました。姉には、母が食べたものを可能な限り把握しておくように言われているので、食事を配膳したら写真撮って送って! と言いました。ええ、特に言われていません(笑)。何を食べさせるのか不安と興味です。「今日のメニューなん...
昨日、ヘルパー責任者から電話がかかってきた。「土日月と、ご家族さんが服薬介助されるとのことですが…、そうなると排泄介助だけになってしまって、もったいないですね」言いたいことはわかる。ヘルパーも決められた時間、在宅しなければいけない。早く終わったからと言って5分で帰っていいわけでもなく、普段やらない仕事を探したりするのも面倒だろう。どうせやるなら、排泄介助も全部やってヘルパー休みにしてくれよ、って話...
いよいよ明日、9ヶ月ぶりに姉が来る。随分前から予定をごちゃごちゃ打診され、その間にも母は不穏になったり戻ったりを繰り返しながら、少しずつ進行している。何時に来るのかは知らないけど、きっと午後の遅めの時間だろう。明日はデイサービスの日なので、そもそも母は留守。デイで帰り際に夜用パッドに交換してもらい、夕方ヘルパーさんは来ない。姉が食事を作り、母と一緒に食事をして服薬介助する。前回はカレー、前々回はシ...
水曜日、訪問看護師さんの日。1時間いてくれるので、シモの世話から足の指のタコ除去までゆっくりケアしてもらえる。介護サービスの中で、介護ベッドの次に取り入れたのが訪問看護だった。肺がんの父の入浴と看取りのためだったけど、今では母にも欠かせない。私にもこの人の存在はなくてはならない。我が家が壊れていくのを最初から見ていた人…。夕方、玄関のドアがドタンバタンと開いたので、お弁当屋さんが来たのかなと思って...
ショートの翌日はデイサービス。書道教室の日だったので、それに合わせてショートの予定を組んでいた。不自由になった生活の中でも、少しでも昔と同じようにやりたいことができるうちはやって欲しい。そんな風にちゃんと思ってる。が、極力母と顔を合わせなくて済むように、音も立てずに静かに過ごしている…。耳が良い母は、ちょっとの物音でもなんだなんだと家から出てきてしまう。認知症も中度から重度になると、特徴的な顔つき...
16時ごろに母が帰ってくるため、2階で静かにスタンバイ。毎回ちゃんと送り届けてくれないので、今回は写真付きの案内を作って連絡帳に挟んだ。「本人は自分の家がわからないので、聞いても2階だと言いがちです」とか、書いて印刷した。書きながら、進んだなあと実感した。施設からのバンが止まった気配がしてモニターをチェックすると、夕方のヘルパーさんがすでに待機していて、母を出迎えて荷物を受け取っていた。娘かなーって...
今日の夕方には母が帰る。また「学校から連絡なかった?」とか言われるのかな。もう説明するのもいちいち否定するのも面倒くさい。「なかったよ」でいいかな。そんな話を夫としながら、昨日は最後ののんびり週末を買い物やワンコのトリミングなどで忙しく過ごした。車で移動中に姉からラインが届いた。「質問がいくつか。いよいよ今週土曜日、そちらに行きます。1.このことはいつお母さんに話したらいいですか? 2.土曜日お母さ...
明日、母が帰ってくる。エアコンのフィルター掃除もしたし、あとは今日パンを買いに行って帰宅準備を整えるルーティンに入る。はあ、これからが長い。長すぎる。でも、数えるとちゃんと月に15日間のマックスでショートステイの予約が入れられている。仕方ない。1週間ショートに行って、1週間帰ってきて、また1週間行くパターンがいいのか、10日間ショートに行って、17日間在宅する方がいいのか、どっちだろう…。週末2回留守っ...
昨日、東京の友達からラインが入った。「お久しぶり! 突然なんだけど、9月28(日)前後にそっちに遊びに行ってもいい?」もうね、ライン通知の時点で、そういう話じゃないかと思ったよね。私がこっちに戻ってから2度ほど遊びに来たことがある友達で、2回とも3階に泊まってもらって、楽しい時間を過ごした。最後は令和元年だったから7年前か。2018年、まだ両親も元気で、母の異変にも気づくことなく、こちらの生活にも少しずつ...
ああ、木曜日か…。母のショートステイも折り返し、月曜日に帰ってきてしまう。今回のショートが終わると、暦の関係とショートの上限のやりくりもあって、2週間以上の在宅が続くのだ…。長い、長過ぎる…。17日間の連続在宅、しかもこの間にポンコツの帰省がある。滅多に来ない人が来て、張り切ってあれやこれやいつもと違うことをして、帰ったあとに混乱するのが予見できる。姉が帰ったあとの10日間のことを思うと憂鬱でしかない。...
ショートステイが長ければ長いほど、帰ってきた後のことを考えて心が沈んでしまう矛盾。行ったり来たりを選んだのは私なのだから、これは仕方がない。仕事が入ってないと、朝、夫の弁当を作って送り出した後、ワンコにご飯を食べさせて、そのあとは起きていられず横になる。かと言って眠れるわけでもなく、何もできないまま時間がずるずると過ぎていく。何でもかんでも介護のせいじゃないと思いつつ、日頃気を張っているから副作用...
姉から、母のパンは何個買えばいいのか? と、問い合わせがあった。母のパン……。前回電話で、「母の朝夕の食事と服薬介助は私がやります(キリッ)。炊飯器も包丁もなんならお米も(カリフォルニア米)持参しますので、迷惑はかけません!」みたいなこと言ってて。土日月と食事を姉が用意するなら、ストックのパンの買い置きが無駄にならないように、事前に調整しなければいけない。あったらあったで、姉が母から目を離したすきに...
週末が2回もある、今回のショートステイ。まだあと1週間以上あるんだ!と思うと、心穏やかになれる。ブログも休み休み、何か思いついたときだけ更新しようかな。もともと、認知症になった母のことを「怖い」と思った日から、抱えきれない思いを吐き出す場としてこのブログを選んだ。考えないで済むなら、書かなくてもいいってことだ。でも、ショートステイに入れたからと言って、母のことを考えなくなるわけでもなく、昨晩は初め...
静かな家。真っ暗な1階。寂しさ皆無。解放感しかない。母が居なくなってもやることはある。訪問診療とセットになっている訪問薬局が変更になったので、新たに契約を結ぶための書類にサインをして、口座振り替えの用紙に記入しなければならない。訪問薬局が変更になるのは、これで2回目。介護に関わる薬局も薬剤師不足でなかなか経営が大変らしい。うちに来ている訪問薬剤師さんが転職することになり、その転職先と新たに契約する...
昨日の姉に関するつぶやきですが、あれはあくまでこれまでの姉妹関係と、姉のポンコツ貯金があっての話なので、遠距離できょうだいに親の介護を任せているという方に向けてというわけではございません。仮に、姉がもっと近居だったとしても、元来の気の利かなさが炸裂して、何の役にも立たなかったことだろうと思います。なので、もはや居なくても良い。ただ、やりとりにイライラするという話でした。母は徐々に回復してきており、...
母は少しずつ固形物を食べ始め、処方されている栄養ドリンク「イノラス」も頑張って飲んでいる。昨日は訪問看護師の日だったので、再び点滴をしてもらい、看護師さんと入れ替わりに、訪問看護ステーションの責任者の男性がやってきて、点滴の見守りと抜針から昼食の促しまでやってくれた。父がいた頃からお世話になっている2人である。父が入浴せず家が悪臭に包まれて悩んでいる頃に最初に来てくれたのも、この人たちだった。父が...
母の不調は、思い返すと先週の木曜日あたりから始まっていた。ショートステイから帰ってきてから、差し入れているパンもあまり減らずに、買っては消費期限が切れて廃棄し、また買ってを繰り返していた。食欲あまりないのかなと思っていた。急に暑くなり、梅雨に入ってムシムシし始めた。なのに、夜になると寒いのが嫌だとセーターを漫然と着込んでいたり、体温調節がうまくいっておらず、私たちが気づいて着替えさせたりしていたけ...
急性期病院を秒速で退院させられた母は、病室で着替えをして、看護師はなんと車椅子を持ってきた。もともと歩ける状態で入院し、めまいやふらつきがあるため移動には安全のため車椅子を使っていた。退院で帰るときにはもちろんそんなものはいらなくなっているはずで、そうでなければ家に車椅子があるわけでもなく、母は独居なのだ。「車椅子はいりません。歩けるんですよね?」私は言った。食事もして元気にしており、徘徊していた...
あーーーーーもう!! 先に現状から。土曜日の14時に病院に連れて行き、21時に入院の手続きを終えて、1週間ほどの入院と言われ母を引き渡し、家を往復して洋服や薬などを届けてホッとしていたところ、日曜の朝9時に病院から電話が。徘徊がひどくどれだけ注意してもウロウロと歩き回り、一晩中看護師さんのステーションに居続け業務の邪魔をして、自分の点滴もいらないと針を勝手に抜き、拒否したためこれ以上治療的なものはでき...
昨日、母が急遽入院しました…。搬送から手続き完了まで7時間。ごはんも食べそびれて、延々と病院で待たされ、いつかのデジャヴかな。↓もう疲れ果てました…。にほんブログ村#親の介護...
昨日母は、1日中寝ていたようでとても静かだった。何度かサロンと2階を行き来したけれど、出てくることもなく家の中も静かだった。寝不足や中途覚醒でろくでもないことになるので、起きてこないように極力そーっと過ごした。私が何もしなくても、15時半には弁当屋さんが家に入ってきて安否確認をし、夕方17時にはヘルパーさんが来る。連絡がないということは無事ということだ。木曜日はヘルパー責任者が1時間入るのだけど、ノー...
訪問診療からのデイサービスと言う忙しい木曜日。朝のヘルパーさんがデイの準備をして、バッグを家の外の定位置に置いてくれた。母がお迎えまでの短い時間で中身を出してしまわないように対策している。ゴミの日だったのでドタバタしていると、ふとそのバッグが見当たらないことに気づいた。母の家の玄関が全開になっていたので顔を出すと、バッグは玄関に置かれていて、その近くに母が教会に行く時に持っていくリュックサックも置...
母の訪問美容の日だった。その前に、久しぶりに看護師さんの訪問があり、丁寧に全身チェックしてもらった。身長は150センチちょっとはありそうな母の体重が36kgに減っており、ほとんど骨と皮である。ちょっと押したらポキっと折れそうだ。って、ポキっと折れたばっかりだったか!!(笑)母は人生で太っていた時期がないと思う。お腹が出ているとか、二の腕がとか、ズボンのチャックが上がらないとか、そういうこととは無縁だった...
母が1日デイサービスに行った火曜日、奇跡的に仕事が入らなかったので、自分の美容院を予約して行ってきた。美容院とネイルサロンは、おそらく暇になる曜日が被っていて、私が休みだ!時間ある!って言う時は、美容院も定休日なことが多い。いつでも行けると思っていたけど、ここまで母が目が離せない状態でいると、母の在宅日は避けなければいけない。そうなると、火曜・木曜・土曜しか私が自由になれる日がない。土曜はもともと...
ショートから戻ってきて日曜、月曜と在宅が続き、緊張感が漂う。日曜日は、「仕事がある。仕事をしなければいけない。患者さんが来る」の一点張りで、ずっとそわそわしていた母。夕方に私たちが外出先から戻ってくると、「ルミちゃん!ルミちゃん!」と言いながら玄関から飛び出してきて、何を言うのかと思ったら、「あなた、夜ご飯は何を食べる? どうする?」と聞かれた。どうするも何も、母には関係ない話だった。「お弁当屋さ...
あー、もう疲れた。週の頭からぐったり。母と全然話が通じなくて、話していると嫌になる。ショートステイで覚醒されて、家に戻って混乱して、いろいろやらなければとか無駄に張り切って空回りって言うんですかね。今から始まる在宅デーが不安すぎる。昨日は日曜で、土曜もびっしり仕事だった私にとっては唯一ゆっくり眠れる朝で。6時半にチャイムが鳴る…。ああ…無視してみる。しかし鳴り続ける。ワンコもスヤスヤ寝ているのに、私...
朝からとても忙しかった。いつも通りに弁当を作って夫を送り出し、午前中にスーパーが開店すると同時に駆け込んで、母の食材を買い込んだ。パンの消費期限を何度も確認してカゴに入れる。世間では食品ロスを無くそうってことで、「てまえどり」がマナーだったりするけれど、認知症用の食材はその逆を行く。どれだけ消費期限が長いかが基準で選んでいる。ほんと、すみません、消費期限がわからない人が食べるので、と心で思いながら...
今日の夕方には母が帰宅する。あっという間の1週間だった。ショートステイ前の不穏に付き合うのがしんどく、それも含めて「ショートステイ」と考えると、2週間くらい気持ちのアップダウンがあるということになる。この、母が不在の1週間で、母が例えば施設に入ったらこんな感じの毎日なのかなと考える。おそらく、家を出て行くときは胸が痛むだろう。「どうして?どうして行かなきゃいけないの?」と、なんども聞かれたらつらい...
夫が出勤前に、「木金!あと2日で休みだ!がんばろ!」と、言いながら出て行った。木金…。金曜の夕方に母が帰ってくる。あっという間の1週間だった。自分が旅行とか外泊するなら、せいぜい2泊3日とか、長くても3泊4日くらいよね。母は今日で6泊7日なのに、もう帰ってくるの? って思ってしまう(笑)。ひどい話だ〜。今の施設は、一度行ってしまったら途中の連絡がない。ありがたい。以前行っていたショートの施設は、母...
あーあ、もう週の真ん中か。時間は刻々と進んでいき、もうすぐ母がショートステイから帰ってくる日だ。行った直後は開放感でウキウキしているけれど、折り返すとわかりやすくため息が出る。母が好きとか嫌いとかそういう問題じゃなくて、荷が重い。ただただ荷が重い。そんな感覚だ。胸の奥がグッと詰まっているような閉塞感に苦しくなる。なんなんだろうね、これって。先日、サロンに91歳のお客様をお迎えした。継続して通われてい...
昨日は、仕事の合間に母の家の汚れたリビングの床を拭き掃除して、冬物のニットやアウターをオシャレ着洗いで洗濯。部屋干しして乾いたら、母帰宅前に収納してしまおうと思う。うっかりすると、この暑さの中、ニットを着て就寝しようとしてしまう。そう言う習慣なんだろう。「寝るとき寒いのが嫌なのよ〜」と言うものの、夜なかなか眠れないのは暑さのせいもあると思う。高齢になると暑さには鈍くなり、寒さには敏感…。寒いのはど...
母のいない週末が終わった。申し訳ないが、とても気楽で快適である。食事はあるか、部屋は暑くないか、そもそもちゃんと家にいるのか、ドタンバタンとヘルパーさんやお弁当屋さんが出入りして落ち着かない日々がどれだけストレスだったのかと思う。母のことを案じなくて良い日々は本当に快適で(2度目)、年々その気持ちは大きくなる気がする。どんどん大変になって行っているということだろう。降り積もったストレスと疲れが1週...
昨日は、終始不安そうな顔をしている母を見送り、なんだかんだでお迎えの人に丁寧にお礼を言いながら、素直にバンに乗っていくので少し安心した。バンの中の母に、できるだけの笑顔で手を振ると、母もなんども振り返してくれた。一週間したらまた帰ってくるのに、そんな永遠の別れみたいな顔しないでよ。施設に入れることになったら、どんなふうに見送ればいいのかわからないよ。もう家に帰れないってどんな感情なのかな。その時、...
あ〜もう大変だった! あと1日でショートステイ!の、その「あと1日」が、こんなにハラハラと大変だなんてさ。昨日は第二木曜だったので、朝から訪問診療だった。先生はいつも通り穏やかで、手首に丸く傷跡になっているヤケドの箇所も丁寧に診察してくれた。母は直前まで蒸し暑い寝室で寝ていたようで、そのせいもあるのか血圧は2桁になる程低く、まあなんとなくいつもより元気はなかった。けど、連日の昼夜逆転のせいだろうと...